2016年11月06日

◆ アフリカで豆を栽培 → 加工

 アフリカで豆を栽培しているそうだ。それは良いが、ついでに豆の加工をするといい。日本の技術で。

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サヘル地域



 アフリカでは近年、豆を栽培しているそうだ。朝日の記事にあった。
 《 マメの力で世界救え 豊富な栄養、飢餓地帯でも育つ 》
 マメは栄養が豊富なだけでなく、環境負荷が低く土壌も豊かにする持続可能な食料生産が可能だ。食料問題の解決策としてマメの力が注目されている。
 アフリカ大陸のサハラ砂漠の南側には、サヘルと呼ばれる半乾燥地帯が東西に帯状に広がる。短い雨期や栄養に乏しい土壌は、農作物が育つ環境とは言いがたい。人々は慢性的な食料不足に苦しんでおり、一帯は「飢餓ベルト」とも呼ばれる。
 この地域の人々を支えているのが、アズキの仲間で日本でも赤飯などに利用されるササゲだ。アフリカ原産で、世界の総生産量の9割以上がアフリカに集中する。
 換金作物としても重要で、代金は肥料や医薬品の購入、子どもの学費にあてているという。
 日本の農林水産省が2010年から資金支援を始め、生育が早く収量の高い品種が開発された。対象となった農村のササゲの生産量は2.6倍になった。農家の所得も5.6倍になったという。
 マメは低脂肪だが、たんぱく質は小麦の2倍、コメの3倍。ビタミンBやミネラルも豊富だ。長期保存できることもあり、発展途上国ではマメが通常の食事の75%を占める。
( → 朝日新聞 2016-11-06

 記事の後半では「日本の援助で品種改良が進んでいる」という話もある。いろいろと好ましいことだ。

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 さて。これに似た話は、前にも述べた。豆のなかでも特に「大豆」に限ってだが、アフリカで普及させるべしという話。
  → アフリカ農業:コメより大豆で(2013年05月19日)

 上の記事で紹介しているように、2013年の時点では、日本政府はアフリカ援助で、米の生産を支援しようとしていた。特に、ネリカ米の生産を推進していた。

 この方針については、私は反対していた。
  → ネリカ米だけで足りるか? (2008年06月03日)
 ネリカ米は確かに収量が多いが、肥料が必要だという難点があるし、しょせんは米なのでタンパク質が不足気味だ。その点、大豆ならば、タンパク質も多いので、大豆の方が好ましい。また、大豆から、豆腐・味噌・醤油(その他)を作ることができる。だから(ネリカ米のかわりに)大豆の生産を普及せよ……という趣旨。
 これが 2008年の記事だった。

 その後、2013年にも同趣旨の話を書いたが、この時点でも、政府はネリカ米を推進しようとしていた。

 ところが、今回(2016年)の記事だと、政府は豆の生産を支援しているそうだ。特に、ササゲだ。
 これは、「大豆ではない」という店では私の提唱とは違うが、「豆だ」という点では私の提唱と同様だ。「似て非なる」 or 「いくらか似ている」と言っていいだろう。
 あと、アフリカでこれらが生産されているのは、日本が推進したからではなくて、もともとこれらが生産されていたのだ。日本が関与したのは、「高収量・高品質」の新種を提供したことだけだ。それはそれなりに有効なことだが、一種の農業援助・技術援助であって、大規模な経済援助とはちょっと違いますね。(ま、悪くはないが。)

 ──

 さて。以上のことはとも書くとして、私が本項で特に強調したいことがある。それは、こうだ。
 「ササゲの品種改良をするのもいいが、日本のアンコの技術も教えるべきだ」
 簡単に言えば、「アンコと和菓子の技術を伝えよ」ということだ。



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 単に豆を栽培するだけでなく、それを加工した食品を作れるようになれば、付加価値を付けることで、所得も増す。そういう方向性を与えるべきだろう。
 「栽培だけでなく加工も」
 というのが、本項の結論だ。

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 《 注記 》

 「アンコの豆はアズキであり、ササゲではないぞ!」
 という批判が来そうだが、これは勘違いだ。
 第1に、ササゲでも、アンコはできる。ググればすぐにわかる。(ササゲだと、粘りが少し足りないらしい。しかしそれは、コーンスターチを少し混ぜれば、解決しそうだ。)
 第2に、アンコの豆には、アズキ以外にも、いろいろある。だから、「白あん」や「うぐいすあん」もあるのだ。千波に、私が大好きなのは、うぐいすあんだ。


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 うぐいすあんの豆は、青エンドウ(日本の品種のグリーンピース)だ。(下図)

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 ただし、日本の青エンドウは、アフリカにあるエンドウ豆とは、品種が違う。どっちの方が、うぐいすあんに適しているかは、試してみないとわからない。
 ただ、現地の人の好みは、日本人とは違うかもしれないから、どっちがいいかは現地の人に聞くしかないね。(好みの問題だ。)



 [ 付記 ]
 さらには、アンコの食べ方も、新たに教えて上げるといい。
 あんこは、それ単独で食べるのは、若い人にはあまり人気がない。しかし、洋風のお菓子と組み合わせて食べると、絶品となる。
 
 (1) あずきアイス

 アイスクリームと粒あんを混ぜる形で、あずきアイスを作ると、とてもおいしい。
 また、クリームなしで「あずきバー」みたいな評価にしてもおいしい。

 (2) あずきアイスクリーム + プリン

 アイスクリームとプリンを組み合わせる。これは、西洋でも普通にあるが、特においしくなるわけではない。
 しかし、である。ここにアンコを加える形で、「あずきアイスクリーム + プリン」にすると、これはもう、絶品だ。素晴らしい味だ。
 手っ取り早く試すには、森永の MOW の あずきアイスクリーム を使う。



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 これに組み合わせるプリンは、安物でもいい。お好みで、好きなものを選ぶといい。
 で、両者を組み合わせて食べると、素晴らしい味だ。想像していたレベルを、ずっと超える。似たようなアイスクリームの仲間と比べても、ずっといい。ハーゲンダッツよりもおいしいぐらいだ。特に、「想像を超える感じ」が、何とも言えないすばらしさだ。ハーゲンダッツは、どれにしたって、みんな想像の範囲内だけどね。

 というわけで……
 洋菓子にアンコを組み合わせると、素晴らしい味になることがある。こういうレシピを用意することで、アンコをアフリカで普及させることができるだろう。そのことで、アフリカに高所得化をもたらすことが可能となる。

( ※ そうすれば、天然資源にばかり依存することがなくなり、天然資源争奪戦みたいな内戦を減らすこともできるだろう。……自衛隊の派遣なんかより、ずっと有益になりそうだ。)
 
posted by 管理人 at 22:35| Comment(2) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アフリカ文化で甘い豆へどう受け止めるのか、不勉強のためわからないのですが、西洋人は甘い豆というのが許せないそうなので、甘くないもの、豆腐(水がないか)、納豆、味噌など、どちらかというと塩辛い系も加工食品として伝授してあげたいですね。
私も大豆が最良だと思うんですが、案外乾燥に弱いのかもしれませんね。他はピーナッツ、三度豆とかさやえんどうもよろしいでしょうね。三度豆なんかアフリカだと年がら年中のいつでも豆になるかもしれません。
Posted by 京都の人 at 2016年11月06日 23:29
 アンコは、甘い豆というより、もはや原形を留めていない甘味食品ですね。(粒あん などを除く。)
 
 西洋人は、最初の一口で「慣れない違和感」を感じる人もいるそうだ。だが、生クリームなどとセットにして食べたり、パンケーキなどとセット(つまりどら焼き)にして食べたりすると、大好きになる人もいっぱいいるそうだ。
 下記に実例報告。(「あん」で検索)

http://asnyaro.blog129.fc2.com/blog-entry-709.html
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51869794.html
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-1460.html
http://honyakusitem.blogspot.jp/2015/04/245.html
http://www.all-nationz.com/archives/1006847715.html
Posted by 管理人 at 2016年11月06日 23:47
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