2016年10月29日

◆ 高齢の運転不適格者

 高齢の運転不適格者を排除するには、どうすればいいか? 認知症チェックなんかより、まともな方法はないか? 

 ──




 横浜の集団登校事故では、運転していたのは高齢の運転不適格者だったようだ。
 合田容疑者(87)は前日の27日朝に軽トラックで出かけたとみられ、「どこを走ったか覚えていない」と話しているという。
 知り合いの60代女性は合田容疑者について、「最近は約束事を忘れてしまうことがあり、心配していた」と話した。
( → 朝日新聞 2016-10-29

 ここでは明らかに認知症の症状が見られる。
  ・ 前日に出発して、丸一日も走り続けている。
  ・ どこを走ったか覚えていない。
  ・ 約束事を忘れてしまう。

 ひどいものだ。こんな認知症の運転手が街中を走っているとしたら、「気違いに刃物」よりもっと怖い。(刃物なら一人を殺すだけだが、自動車ならば複数を一挙に殺す。)


kourei_jiko_car.png

 ──

 前項のコメント欄には、次のような話もあった。
 「……「赤信号無視」の人だけだ。そんな人はいないだろう。交差点で信号無視の事故を起こして、とっくに絶滅しているはずだ。」
 とお考えのようですが、恐るべきことに「みんなが速度をゆるめて止まるからそれにあわせて止まる」(信号だけだったら完全に無視)という高齢運転者は相当多くいます。
( → 高速道の逆進防止・コメント欄

 「赤信号を無視して、危険な交差点に突っ込む」という高齢運転手が相当多くいる、という趣旨だ。
 さすがに都会ではそんなことはないだろうが、田舎ではそういう運転手もいるらしい。
( ※ 都会ならば、すぐに事故を起こして、さっさと絶滅するはずだ。田舎ならば、生き延びるかもしれない。)
 こんなのは、交差点で爆弾を爆発させるようなもので、ほとんどテロだ。こんなテロリストが放置されているらしい。

 ──

 そこで、高齢の認知症の人の運転免許を制限するべきだが、現状ではどうなっているか? こうだ。
 「講習予備検査という名前の痴呆チェックでパスすること」
 具体的な例は下記にある。
  → 動画
  → 試験用紙(PDF)

 これを見てわかるのは、こうだ。
 「この検査でパスしないのは、相当、痴呆が進んだ人である」


認知症

 もはや重症化して手遅れ、という感じの人だけだ。あまりにもひどい人だけがパスしない。
 換言すれば、痴呆が少し進んだだけで、自動車運転には適さないような人々は、みんな試験をパスしてしまう。そして、その実例が、冒頭の容疑者だ。こういう危険な運転手は、現状では、みんなパスしてしまうのだ。
 つまり、現状の検査方法は、まったく役立っていない。

 ──

 では、どうする? ここで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。

 まずは、基本方針を示そう。こうだ。
 「認知症であるかを決めるには、医学的な方法に頼らない

 
 これが重要だ。
 現状では、医学的な方法に頼っている。だから、医学的な認知症患者(重症化した人)ばかりが検出される。しかし、検出したいのは、重症化した人ではないのだ。

 では、何か? いったい何を検出したいのか? こうだ。
 「運転に適さない人」
 これを検出したい。

 では、これを検出するには、どうすればいいか? もちろん、運転させればいい。運転させることで、運転能力のない人を排除すればいい。

 では、その方法は? こうだ。
 「自動車教習所みたいなコースを設定して、そこで自分の自動車を運転させる。そのコースでは、さまざまな交通標識を用意する。その交通標識に従うかどうかをチェックする」

 具体的には、次のようなものだ。(例示。)
  ・ 赤信号、黄色信号
  ・ 右折禁止
  ・ 進入禁止
  ・ 一方通行
  ・ 狭い道で対向車両とのすれ違い
  ・ 狭い道の急カーブをきちんと曲がる。
  ・ ブレーキで衝突しないこと
  ・ 急に子供が現れたときの急ブレーキ
  ・ 交差点で横から自動車が急に現れたときのブレーキ
   (広視野のテスト)



自動運転


 これらについて、40代の運転者ならば全員がパスする程度の難易度で、検査する。
 そのあと、上記の検査項目でパスしなかった点について、交通委は切符で何カ月分の免停になるかを教えた上で、免停または免許取り上げという処分にする。
 
 減点が少ない場合には、3カ月間の限定免許で、3カ月後にまた試験を受けさせる。
 そのあと何度か試験をするうちに、高齢化が進んで、減点が多くなって、完全に免停となる。

 ──

 以上が、私の提案だ。これに従えば、冒頭の容疑者は、とっくに免停になっていたはずだ。
 免停になった人には、「電動自転車がいいですよ」とお薦めすればいい。(電動自転車も乗れないような人だったら、四輪自動車はまして駄目だ。)

 ともあれ、私の提案は、
 「自動車の運転能力をチェックするには、自動車の運転で検査すればいい」
 ということだ。
 一方、現状は、
 「自動車の運転能力をチェックするには、医学的に検査すればいい」
 というものだ。こんな方式は、あまりにも非本質的である。この非本質的な難点を指摘するのが、本項の意図だ。

posted by 管理人 at 20:02| Comment(4) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
加えて歩行者適性も組み入れれば
より正確になると思います

対車両への危険意識とか運動能力の測定は
社会性運転に不可欠だからです
Posted by 先生 at 2016年10月29日 21:05
南堂ちゃんが「認知症」なんて言葉を使うとは・・・。
「アルツハイマー」または「痴呆症」でしょ。

世間の波に負けるとは南堂ちゃんも歳を取ったのぅ。うはは。
Posted by 名無しさん at 2016年10月29日 23:55
> 認知症

 私は「不認知症」を提言していたんですけどね。
  → http://www005.upp.so-net.ne.jp/greentree/koizumi/99e_news.htm

 しかし、自分の考えをいかに主張したくても、言葉は自己流では通らない。言葉は世間に合わせなくてはならない。
 意見ならば、世間に合わせる必要はないが、言葉の使い方は、世間に合わせる必要がある。自己流の言葉は意味が通らない。
 ま、コミュ力の問題です。わかりましたか?
Posted by 管理人 at 2016年10月30日 00:26
変なペーパーテストより、断然良いですね。
費用と手間がかかるけど、高齢者にかぎらず更新時にやったら良さそうです。
若くたって中年だって、ヒドいの居ますもん。

いろんな免許について言えますね。
Posted by けろ at 2016年10月31日 21:37
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