・ 棋譜による分析
・ 将棋連盟の対処
──
前項では多大なアクセスが来た。1日で 3万6千を越えた。本サイト始まって以来の大量アクセスだ。( 豊洲市場の項目 は、このアクセス数になるまで、数日かかった。)
そこで、読者の要望に答える形で、足りない情報を補足しよう。
※ 前半は、将棋マニア向けの棋譜分析。
後半は、一般人向けの社会論。
棋譜の分析
棋譜の分析が足りないという声があったので、解説しよう。「上級者ならば見ればわかる」と思ったので、解説しなかったが、初心者にはわからないようだ。そこで、初心者向けに、解説する。
(1) 三浦・久保戦
まず、三浦・久保戦だが、これは、初心者でもすぐにわかるはずだ。
→ 久保利明九段 対 三浦弘行九段

62手目 △6七歩成の局面。
先手は強力な美濃囲い。後手は王様が裸で、近くには金銀がいない状態。敵の金と味方の金がにらめっこしているが、差し引きすると、王様が一人で孤立している状態だ。裸の王様だね。寒そうだ。こんな状態で、開戦して、コマのやりとりをすれば、あっという間に後手は負けそうだ。特に、先手の角が王様を睨んでいることを思うと、とても開戦には踏み切れまい。まずは防御を固めるのが常識だ。
ところがこの状態で、「△6七歩成」を選択した。こういうことは、人間では、まずありえない。あるとしたら、ずっと先まで見通している場合だけだ。ずっと先の分岐まですべて読み切っているのでなければ、人間ならば開戦には踏み切るまい。
ところが、後手はそれをやった。これはつまり、ずっと先の詰みのあたりの局面まで、この時点ですべて読み切っていたということになる。(そうでなければこんな危険なギャンブルはしない。)
ここで、「△6七歩成」という手を思い浮かべること自体は、人間でも容易だ。しかし、この時点で最後の詰みまで、すべての分岐を読み切るということは、コンピュータ以外ではまずできまい。
このようなとてつもなく危険な道に、あえて踏み込んだということは、三浦九段の頭脳は「1秒間に数千万手の分岐を読み切る」という能力を持っていたことだ。そんなことが本当にあるのだろうか?
《 訂正 》
「ずっと先の分岐まですべて読み切っているのでなければ、人間ならば開戦には踏み切るまい」
と述べたが、これはちょっと書きすぎだったようだ。もっと正確に言えば、
「ずっと先の分岐まで、自玉の安全性について確信を持てるほど読み切っているのでなければ、開戦には踏み切るまい」
というのが正しい。そして、「ずっと先の分岐まで、自玉の安全性について確信を持てる」というのは、コンピュータには得意だが、人間はすごく不得意なのだ。この件は、後述の[ 付記1 ] で解説したので、そちらを読んでほしい。
( ※ 結論としては、「ずっと先の分岐まで、自玉の安全性について確信を持てる」ということが、人間にはなしにくいので、△6七歩成は、いかにもコンピュータっぽい手である、と言える。人間は、指すだけなら指すこともできるが、大金がかかっていると、安全策をとるのが普通だ。)
( ※ ただしこれは「絶対に」というほどではない。「なしにくい」というのと「絶対になさない」というのとは違う。三浦・久保戦は、決定的な根拠というよりは、傍証の一つだ。三浦・渡辺 戦の方が決定的だ。だからこそ、三浦・渡辺 戦の方を大きく取り上げている。)
(2) 三浦・渡辺 戦
三浦・渡辺 戦の棋譜は、下記にある。
→ ▲三浦弘行九段 × △渡辺明竜王
これについて分析している人がいた。
→ 三浦 x 渡辺の対局を本当に「ソフト指し」と断定してもいいのか
この解説とは異なるが、ともかく本サイトでも一般人向けに解説しよう。
棋譜を見てわかるのは、次のことだ。
「コマをポイと捨てることで、どんどん優位になっていく」
ま、こういうことは、普通の将棋でもときどきある。たいていは「妙手だ」と感心される。しかし、そういうことは、ちょいちょいあるものではない。だから妙手なのだ。
ところが、この棋戦では、妙手が次々と連発される。以下、見てみよう。

これは、▲4五桂と跳ねたあとで、△4四歩によって、「桂の高跳び歩の餌食」となった局面だ。▲4五桂と跳ねるのは、一つの作戦だが、それがさっそく、駒損となって現れる形だ。ここでは明らかに駒損となっている。
ところが、7手進んでみると、次の局面となる。

この時点で、先手は桂損だが、馬ができて、歩を3枚もっている。一方、後手は桂得だが、歩を2枚失って、防御が傷だらけであるのが痛い。
驚くべきことに、この時点で、先手が圧倒的に有利となっている。このあと、先・後ともにコンピュータ同士で戦えば、まず、先手が
こんなにうまいことをやるなんて、めったにないことだ。将棋の定跡として定着しそうなものだ。三浦九段はものすごく創造性があることになる。これはまるでコンピュータみたいな斬新さだ。
しかしまあ、妙手が一つあるだけなら、人間でもときどきあるから、あまり気にしないでおこう。
その後、次の局面となる。
51手目、▲7五歩。

これはちょっととぼけた手に見える。何を狙っているのか? ちょっと見ると、「同歩」と取られたあとで、▲7四歩で桂を取ろうとしているように見える。それで7四歩という拠点を作られるのはまずい。そこで、後手は △6五桂 と跳ぶことになる。これが7七の銀当たりになるから、うまい手だ。後手は桂得から銀得になるチャンスだ。
逆に言えば、先手の▲7五歩は、あとで銀損をもたらすから、とても有利な手には思えない。普通ならば、まず指さないだろう。ところが、先手はその手を指した。そして、その後にまさしく銀桂交換が発生した。最初の桂損が銀損に化けた。損得計算は、後手が圧倒的に得だ。
これを見ても、先手の▲7五歩は悪手だと見える。

さて。この△7七桂成のあとで、このコマを取った先手の桂は、さらに▲8五桂と跳ねる。これは桂のタダ捨てだ! すでに銀損をしているのに、さらに桂損をしようとする。

ところが、これが妙手なのである。この桂を飛車で取れば、▲7四歩から、飛車交換が発生する。(それを免れようとすると、▲7三歩成となって、さらにまずいことになる。)そして、仮に飛車交換が発生すれば、後手は陣地内に飛車を打たれて、たちまち崩壊しそうだ。
それがわかっているので、後手はこのタダ捨ての桂を取れない。つまり、このタダ捨ての桂は、妙手なのだ。損することで、得をする。しかも、ここでは、先の▲7五歩の効果が生じている。
ともあれ、後手は妙手を避けて、桂を取らずにおいた。すると、4手後に、先手はとんでもない手を打つ。▲5五桂だ。

これは、見た直後には、理解しにくいだろう。しかし、4手後に、その意味がわかる。銀が逃げたあとの空白に桂を成るのだ。つまり、桂のタダ捨てである。

何とも呆れる手だ。せっかく5五に打った桂が、4手後にはタダ捨てとなる。ところがこれが妙手なのである。この成桂を放置すれば、この成桂が角を取った手が王手となるので、後手はこの成桂を取るしかない。しかし、後手がそうすれば、先手は飛車で8五の銀を取る。そうなったら、後手は飛車交換を受け入れるしかない。(抵抗しようにも、歩切れが痛い。) そして、飛車交換になったら、後手は飛車を打たれて崩壊する。
ということは、上の局面(桂のタダ捨てをした局面)で、将棋はすでに完全に終わっているのだ。ソフトの評価値を見ても、この時点でもはや「後手は詰んだ」と判定しているのも同然だ。
渡辺竜王(後手)もまた、この時点で「負けた」と判断したはずだ。
と同時に、唖然としたはずだ。「桂のタダ捨てで勝負が終わるだと? 何だこれ?」
結局、最初から最後まで、先手は途方もない妙手の連発である。4五の桂のタダ捨て。銀桂交換による銀の丸損。8五の桂のタダ捨て。6三の桂のタダ捨てによる終局。
これほどにも妙手を連発するなんて、人間業ではない。しかも、である。これほどの妙手を連発するということを、先手は 51手目の ▲七五歩 の時点で読み切っていたはずなのだ。だからこそ、▲七五歩 という、一見とぼけた手を選んだのだ。(ちょっと後の銀損を含みに。)
滅茶苦茶な妙手を次々と乱発していながら、そのすべてを用意したのは、一見してとんでもなく平凡な凡手と見える手なのである。
以上のことから、何がわかるか? 「先手が後手に最終的に圧勝した」ということか? 違う。そんなことなら、人間同士の手でもときどき起こる。大事なのは、次のことだ。
・ とてつもない妙手をいくつも連発する。
・ その妙手を用意したのは、ひどく凡庸に見える手である。
・ 最終的に、先手陣はまったく手つかずで、後手陣は完全崩壊。
《 加筆 》
さらに重要なことがある。「妙手がある」ということなら、普通の将棋でもしばしばある。ただし、そのような妙手は、人間ならば双方が見出していることが多い。「王手飛車取りになるので妙手だろう」と思えることはしばしばあるのだが、「よく読んだら、王手飛車をした方が詰んでいる」というのが通常だ。
要するに、通常ならば、「妙手は両者(先後)がともがともに見出している」というふうになる。片方だけが見出すということ(真の妙手である)ことは滅多にない。
ところが、この対局では、そういうことが何度も起こっている。つまり、「三浦だけが妙手を見出して、渡辺の方は妙手を見落としている」ということが何度も起こっている。まったく不思議なことに。
なお、この私の見解を見て、文句を言う人がいる。
「おまえは素人だから、妙手に見えるんだよ。おまえの棋力が低いことを意味しているだけだよ」
しかし、残念でした。これを妙手だと見ているのは、私ではなく、渡辺竜王だ。換言すれば、こうだ。
「いくつかの妙手があった。それらは決定的に大きな影響をもたらすものだったが、気づきにくいものであった。だから、渡辺竜王が見落とした。それも、1回だけでなく何度も」
私が素人だから気づかないのではない。プロ中のプロである渡辺竜王が見通せなかったのだ。そういうケースだったのだ。
(加筆、終り。)
ここから結論できるのは、次のことだ。
「先手は後手に対して、圧倒的に棋力が上である。レーティングで、400〜500ぐらい(あるいはもっと)上である」
このことが判明する。つまり、三浦九段は、渡辺竜王を奨励会扱いしてしまうほどに、圧倒的に高い能力を持っている、ということだ。要するに、彼の指した手は、人間レベルの手ではない、ということだ。個別の一つ一つの手だけなら、人間でも指せるかもしれない。しかし、上記の妙手のすべてを体系的に指せるとしたら、三浦九段は人間離れした(ほとんど機械のごとき)能力の持ち主だ、ということになる。
※ 比喩で言えば、人間同士のボクシングに、鋼鉄で殴るようなもの。
これを見れば、判断は次の二者択一だ。
・ 三浦九段は、渡辺竜王を圧倒する超人的な能力を持つ
・ 三浦九段は、コンピュータから不正に教わった。
このどちらを採るかは、各人の勝手だ。とはいえ、このどちらかしかないということは、プロならば一目瞭然なのだ。
橋本 崇載 @shogibar84
ファンには酷な知らせと思うが、個人的にも1億%クロだと思っている。奴が除名になるかどうかは知らないけど、俺は二度と戦う気しない。以前からソフト指し、モラル、カンニング、再三警鐘を鳴らしてきたつもりだが、最悪の形になりただただ残念だ。これでも潔白を信じるという人はどうぞご自由に。
10月13日(木) 14:18:57
橋本・八段は、こう語った。彼にとっては、上の二者択一しかないということは、明々白々だった。
その上で、「三浦九段は、コンピュータに教わった」ということを否定したいのであれば、「三浦九段は、渡辺竜王を圧倒する超人的な能力を持つ」ということを受け入れるしかない、と結論した。
そして、そのこと(三浦九段が超人であること)が事実であるかどうかは、日頃に対局をしているプロ棋士ならばはっきりとわかる。だから彼は、
「これでも潔白を信じるという人はどうぞご自由に」
と言ったのだ。無知な人には何を言っても無駄だ、と思ったのだろう。

[ 付記1 ]
さらに重要な点がある。プロ棋士の指摘だ。22歳の千田翔太五段が語っている。
千田:ソフトとあれこれやってわかったのは、人間はやはり終盤力に問題があるということです。自玉がそれだけ安全か危険かを把握する能力が、ソフトに比べて著しく低い。以前からある程度わかっていることでしたが、あまりにも度が過ぎます。今後は終盤力の強化をとりあえず真っ先にやります。そのためには、ソフトの棋譜で「自玉がこの形でこうやったら大丈夫、こうやったら危ない」というのを評価値を見ながら抽出する。玉形を少しずつ変えてサンプルを増やす。それをたくさんやることで自玉の安全度を正確に把握する力がつき、終盤力が向上する。つまり人間的なミスが減るのではないかと期待しています。2016年の初めから3カ月くらい使って終盤を特化しようと考えています。
( → いつか電池がきれるまで )
この文章の出典は、「不屈の棋士 (講談社現代新書)」という本だ。
「自玉がそれだけ安全か危険かを把握する能力が、ソフトに比べて著しく低い」
と記してある。(「それだけ」というのは、「どれだけ」の誤植かも。)
ともあれ、△6七歩成の局面では、「自玉がどれだけ安全か危険かを把握する」ことが、是非とも必要だ。最終的に「後手の王は詰まない」と見極めるのでなければ、攻め合いには踏み切りにくい。
なのに、後手は攻め合いに踏み切った。ということは、「後手の王は詰まない」と見極めたということだ。つまり、後手は「自玉の安全度」を測る能力において、人間離れした能力を持っている、ということだ。
これが何を意味するかは、明らかだろう。
( ※ コンピュータ将棋をやった人ならば、すぐにわかるはずだ。)
なお、時間を見ると、さらに疑いは強まる。
彼は△6七歩成を指すために、たったの 24分間しか使っていない。 24分間で最後まで読み切る(自玉の安全を確信する)というのは、不自然だ。
ま、それでもとにかく、読み切ったとしよう。ならば、そのあとは最後まで一直線に短時間で済むはずだ。なのに彼は、このあといろいろと時間を使っている。全部で 58分間も使っている。読み切ったはずなのに、読み切る時間の 24分間の倍以上もの時間をかけて読んでいる。これは矛盾だ。
一方、「ソフトで方針を知ったあとで、そのあとの細かな手は自分で思い出しながら考えた」とすれば、この時間は不思議ではない。「自玉は安全だ」とすでにソフトに知らされているのだから、自玉の危険度についてはろくに考慮しないで、攻め方だけを考えていればいい。これなら、A級棋士なら十分に可能だ。また、かかる時間も、ごく普通だ。
というわけで、時間消費を見る限り、「ソフトに教わったあとで、他は自分でいちいち思い出しながら考えた」と見なすのが妥当だろう。
[ 付記2 ]
別の対局の棋譜もある。
→ 竜王戦挑戦者決定三番勝負 第3局
やはり、似た印象を受ける。8筋を受けないというのは、はるか先まで完全に読み切っていたからだ、と推察される。
このような指し方も、「ずっと先まですべて読み切る」というコンピュータに特有の指し方だ。
( ※ 人間ならば、自分の見落としの可能性を考えて、こんな危険な最短距離を選ぶはずがない。「完全に読み切っている」という自信がなければ、指せない指し方だ。)
将棋連盟の対処
将棋連盟の対処については、苦言が多い。
「あいまいな根拠で処分するな」
というものだ。
初めのあたりで紹介したブログもそうだし、前項のコメント欄でもそうだ。白黒をはっきりとさせないまま処分を下したことを、非難する声が多い。
しかし私は、将棋連盟の措置は妥当だ、と思う。
多くの人は、「あいまいな根拠で処分を下すと、無実の人が処罰されることになり、かわいそうだ」と思うのだろう。そういう正義感があるのだろう。
しかし、残念ながら、三浦九段は真っ黒だ。プロならば誰でもそれが理解できる。
とすれば、「あいまいな根拠で処分しない」としたら、次の二者択一しかない。
・ 何も処分しない。(事件はなかったことにする。)
・ 白黒の決着を付ける。(はっきりと決める。)
多くの人は、「後者が妥当だ」と思う。白でも黒でもはっきりと決着と付けるべきだ、と思う。しかしそれは、素人考えだ。
プロの目で見れば、三浦九段は真っ黒なのである。とすれば、「白黒をはっきりさせる」ということは、「真っ黒だ」と決めつけることになる。その場合は、こうなる。
・ 三浦九段は完全に黒だと断定されて、追放される。
・ 将棋連盟は、不正を放置していたとして、大批判される。
つまり、三浦九段も将棋連盟も、大きな傷を負う。また、竜王戦は、不正をなした人が戦うことで、とてつもない不名誉を負う。
一方、あいまいな処分にすれば、こうなる。
・ 三浦九段は、やや黒なので、短期間の出場停止だけ。
・ 将棋連盟は、世間から大きく批判を受けることもない。
こうして、あいまいなまま、どちらも深く傷つかずに済む。
──
ひるがえって、「白黒の決着を付けろ」というのは、素人にとっては面白いショーになるだろうが、三浦九段も将棋連盟もひどく傷を負う。
最悪の場合、三浦九段が自殺してしまう可能性もある。それは十分に考えられる。何しろ、笹井さんという前例がある。
世間というものは、やたらと騒ぎ立てるものだ。STAP細胞騒動を思い浮かべるといい。「誰かが不正をした」となると、人が自殺するまで攻撃をやめないのである。いや、一人が自殺しても、まだ攻撃をやめなかった。最後まで小保方さんを攻撃し続けた。

こういう例があるからには、今回もまた同様だろう。つまり、「白黒をはっきりさせた」場合には、世間はずっと攻撃の手をやめないだろう。たぶん、「黒だ」となった人が自殺するまで。
そのことは、はてなブックマークのコメントを見てもわかる。彼らは、STAP細胞騒動のときにも、正義感を振り回し続けたし、今回もやたらと正義感を振り回している。「将棋連盟はけしからん」というふうに非難している。
で、このあと、「不正はあった」と判明したら、その攻撃は、特定個人に襲いかかるに決まっている。
こういう馬鹿げた騒動はやめるべきだ、と思う。

──
実は、私が前項を書いた目的も、そのことにある。世間がやたらと過熱すれば、「白黒を決着させろ」と言うだろう。また、三浦九段は「私は潔白だ」と言い張って、法廷闘争に持ち込むだろう。全面対決。そのすえに待っているのは、一人の命の犠牲かもしれない。
そういう事態を何としても避けたい、というのが、私の願いだ。
だからこそ、三浦九段には、「法廷闘争なんかはやめた方がいい」と忠告したい。「黙って処分を受けてから、あとで復帰すればいい」と忠告したい。
そして、現時点で、三浦九段は完全に沈黙を守っている。仮に彼が不正をしていないのであれば、大々的に「私は潔白です」と訴えて、記者会見を開いただろう。一方、彼が不正をしたのであれば、大々的に「私は潔白です」と訴えて、記者会見を開いたあとには、身の破滅しか残っていない。そういう道を選ぶことだけは避けてほしい、というのが私の願いだ。
そして、その私の願いは、かなり実現しつつあるようだ。というのは、三浦九段は、「私は潔白です」と訴える記者会見を開いていないからだ。
結論。
このまま穏やかに事件が収束することを私は願う。
「白黒をはっきりとさせよ」というふうに事件を拡大させること(炎上騒動を起こすこと)には、反対する。
三浦九段については、私は推測したが、すべては推測だけだ。このまま、「推測だけがあり、証拠は何もないまま、穏やかに収束する」という決着を望む。
( ※ ただしこういう態度は、2ちゃんねらーと、はてなーには、大不評となるだろう。彼らの目的は、炎上だけだ。放火魔みたいなものですね。)
[ 余談 ]
地獄への道は善意で舗装されている。
これは、サミュエル・ジョンソンの言葉 であるが、今回にも当てはまるだろう。人々は善意ゆえの正義感によって、真相の解明をめざす。しかし、それによってもたらされるのは、炎上と地獄なのである。
( ※ たとえて言うと、「平和がもたらされること」を願って、広島と長崎に原爆を落とすようなものだ。これは本当の地獄だった。)

[ 補足 ]
反論があった。
このブログには納得できない 角換わりの桂跳ねは研究手だし、歩成りも持ち駒と渡す駒を考えればプロ棋士なら踏み込めると判断できるはず 三浦は不正をやったのだろうが、当然あり得る手をソフトだとするのもどうかと思うhttps://t.co/A5XaLyTyie
— ブラッド (@solbloods) 2016年10月14日
これに答えておこう。
(1)
「角換わりの桂跳ねは研究手だ」
その可能性はあるが、自分で考えたというよりは、「事前にコンピュータと戦うことで、コンピュータが教えてくれた手だ」と見なす方が妥当だ。「自分で発見した研究手だ」というよりは、「コンピュータに教えてもらった研究手だ」と見なす方が妥当だ。
ただしこれは、「ルール違反」ではない。他にもやっている人はいるだろう。実は、おおっぴらに「コンピュータに教えてもらった手です」というのを指した棋士もいる。(電王戦で現れた新手。)
ともあれ、「研究手だ」というのはその通りかもしれないが、「コンピュータに教えてもらった手ではない」とは言えない。
ただ、現実的には、「対局中にソフトを見て教えてもらった手だ」と考える方が妥当だろう。(個人的見解)
なお、「角換わりの桂跳ね」自体は、特別な手ではない。そこから馬成に至るまでの手が、特別な手だ。(新定跡?)
これは、三浦九段らしい手ではないね。そこに不自然さを感じるプロ棋士が多かったのだろう。
《 加筆 》
コメント欄で教えてもらったが、下記の情報がある。
45桂の仕掛けは新手ではなく谷川会長の定跡書で既に解説されているとの事です。(9筋の歩の交換が入っていますが)
新定跡かと思ったが、すでに定跡にあるそうだ。(上記の通り。)
なお、これに似た局面が、最新の対局で現れた。
→ 第29期竜王戦七番勝負 第1局
先手の丸山が▲4五桂と跳ねる。横歩取りの定石(▲3二飛成)になるので、局面は同じではないのだが、ちょっと似たところがある。この将棋では、後手の渡辺が(研究手で)▲3七歩を打ったのがうまく、後手優勢となって後手が勝利した。
戻って、三浦九段が▲4五桂を、あらかじめ研究したのか、その場で教わったのかは、たいして違いはないので、どっちでもいい。この件は、今回の問題では、どうでもいいことだ。(重箱の隅を突つきたい人だけが争えばいい。私としては「どっちでもいい」という立場だ。枝葉末節は気にしない。)
(2)
「歩成りも持ち駒と渡す駒を考えればプロ棋士なら踏み込めると判断できるはず」
6七歩成ですね。
そりゃ、「判断できる」ぐらいのことはそうでしょう。研究室でも上がっていた手だし。ただし、「踏み込める」と「踏み込む」とには、大きな違いがある。「踏み込める」のは、可能性を信じるだけでいい。五分五分の見通しならば、踏み込める。しかし、実際に踏み込むのには、五分五分では足りない。「最も勝利の確実性が高い」となる必要がある。リスクを減らす必要がある。このリスクを減らすには、「ずっと先まできちんと漏れなく読み通す」だけの棋力が必要だ。
ま、羽生がやったのなら、誰も不思議には思わないだろう。しかし、B級相手に負け続けているような三浦九段がやったのなら、信じる人は少ない。「ずっと先まできちんと漏れなく読み通す」だけの棋力のある人が、どうしてB級相手に負け続けているんだ?
この二つの点を合わせて考えるといい。この局面だけを取りだしても駄目なんだよ。(この局面だけなら、羽生ならば歩成は成立する。しかし、三浦九段には成立しない。)
【 関連項目 】
ついでだが、笹井さんの死が何をもたらしたかについては、次の項目に記した。
→ 人工透析より iPS の腎臓(しかし……)
人工透析の費用がかかるとか、腎臓の移植が望ましいのに実現しないとか、いろいろな議論が出ている。しかし、笹井さんの研究が実を結んでいれば、iPS細胞から人工腎臓を作ることができて、問題はすべて解決されたはずなのだ。
人工透析も、腎臓の移植も、必要ない。iPS細胞からつくった人工腎臓で解決するのだ。
なのに、人類は、そのための方法を失った。笹井さんという天才を死なせたからだ。人類は、一人の天才を死なせることで、圧倒的多数の犠牲者を出すことになったのだ。そしてまた、人工透析のために、圧倒的に多額の費用を出す必要にも迫られたのだ。
世間の人々が STAP細胞騒動でもたらした結果が、これである。むやみやたらと「正義」を唱えた結果は、多数の生命と金を奪うことになったのだ。
申し訳ないけど、ブログを読む限り棋力の高い人の文章とは思えない。
良くて24レート1000くらい?
自分は24レート2500前後の者だけど
久保三浦戦は歩成りの局面自分なら三浦持ちです
人それぞれ大局観に種類も差もあるけれど
貴方が言う様な明らかに人間には指せない手なんてのは殆どないよ
間違っても素人が憶測で首を突っ込んではいけない
自分は正直クロかシロかは全く判断できないが貴方が書かれてる様な簡単な問題ではない
何万人もの人が見ているんだ
貴方に責任はもてるのか?
全く判断できないなら、口突っ込むのも辞めたらどうでしょうか。
一手ごとに10数分離席、その後に妙手連発、真っ白にも関わらず、濡れ衣で休む宣言。告発した5人の思惑。どう受け取ってるんですかね
三浦が白なら、告発した5人が黒。三浦が黒なら告発した5人が白。どっちかしかないんですよ。どっちも白だといいねなんていうタマムシ色みたいな立場の回答はいらない
> 久保三浦戦は歩成りの局面自分なら三浦持ちです
だったらあなたは久保さんよりも大幅に棋力が上回っているということになる。それだけの自信があったら、コンピュータを使って対戦してみたら?
その局面で、あなたが後手、先手がコンピュータ(久保さんのかわり)。それで試してご覧。たぶんボロ負けするから。強いコンピュータ将棋ぐらいもっているでしょ?
なお、言っておくけど、「待ったなし」の完全な真剣勝負だよ。一発でもミスしたら負けだ。また、その戦いには百万円がかかっていることお忘れなく。遊びじゃないんだ。
これが賭け事だったら、あなたの勝ちに賭ける人はいないでしょうね。たいていの人がコンピュータの勝ちに賭けるはず。
久保三浦戦の局面だけの話ではないのよね
前々からの流れ(離席、棋士からの疑惑その他)
が元々あっての今回の話だからね
間違っても素人が憶測で首を突っ込んではいけない
のはもちろんそうだけど
今回の発端は当事者のプロ棋士だからねぇ
少なくとも今の時点では三浦を擁護できないわ
後もちろん連盟も最善手ではなかったけど
日本人特有の曖昧にすることで全員(三浦、連盟、読売)を守ろうとしてんでしょう?
今回の結論も仕方ないと思うな
初心者はプロ(あるいは上級)の将棋に誤解を招くかも。序・中盤の捨て駒はプロ(ましてやA級ですよ!)なら常にアンテナを張り巡らせているでしょうし、「妙手を用意したひどく凡庸な手」を「ためる手」といい強い人の将棋には必ず出てきます。
棋譜解説以前の記事で留めていただければ結構すっきりしていたのですが。
渡辺戦は61玉の位置が最悪だから75歩も不自然ではないし、とにかく駒を走らせればよいという局面であって、63桂成が手抜けないのも51玉のせいだから、とくに不自然さは感じませんでした。
後、佐藤9段が以前、終盤に読み疲れて1手指すごとに窓際や隣室で寝転がって休んでいたとかいった記述を読んだことがあるので、三浦9段の言い分にもおかしくないような印象。
けっきょくスマホ持ってうろついていたら、音がしたりポケットなどの膨らみや雰囲気で判りそうなものですが、そのような物理的な目撃証拠はないのかしらん?
竜王だったらソフトでも何でも束になってかかってこいというくらい強いのかと思っていました。
だからもう異種複合格闘技の電竜王戦やってほしい。
連盟にしても誤解を受ける行動は慎むように以上の話はできなかったはず
とすれば何事も無く
「疑惑の噂」のまま12月まで平常運転すればよかったのではないかと思う
「疑惑」に格上げしてしまったのは三浦と連盟のやり取りが原因
連盟にどうしても不正に関する決着しなければいけない何か
たとえば週刊誌の不正の黒い噂的な記事への対処
これが理由ならば急な展開も頷けるところなのだが
真実は?
最悪は5人から突き上げ食らったにも関わらず、放置して、かつ三浦が黒のケースで、さらに竜王戦優勝してしまい、その直後や現場で、さらに週刊誌などの主導で不正発覚するケース
これはもう、最悪中の最悪で、悪夢としかいいようがなく、最高級タイトルである竜王戦優勝後の不正発覚なんて絶対にあってはならないし、もしあったら一発で将棋界の伝統も威厳も何もかも即死するレベル。
証拠がないだけで状況的に恐らく黒、となった段階で、証拠不十分でも今みたいな状況にさせただろうね。
最悪の辞退だけは防ぐためにな。
決勝だけスマホ使わせなきゃ良いとかそういう問題じゃねえから。経過が黒ならもう打たせるわけにいかないんだよ。
まずここが勘違いです。それも甚だしいレベルで。真逆と言ってもいい。良さそうな筋をずっと先までどんどん読んでいけるのはむしろ人間の特性で、現在のコンピュータ将棋ではそんな処理はしていません。「2〜3手先くらいまでで勝率の高いように思われるコマの配置を総ざらいしていく」のが今のコンピュータ将棋の基本で、そこから有力そうな手筋をどんどん読んでいく、もしくは深く読んだときのようになるように調整する。というのは現在各開発者が取り組んでいる最中の課題です。
(だからこそ人間が見落としがちな思いもよらない様な手が出てくるし、阿久津vsAWAKE戦のようなハメ手のようなものも出てくる)
そこを勘違いして御説を展開しているものだからどうも説得力を感じません。今のソフトの特性を鑑みて、もう一度検討し直していただけることを願っています。
それだけだったら、何億通りにもならないでしょ。あなたの言っているのは、現在のコンピュータではなくて、16bit 時代の話だな。
そんなに司法って甘いものなの?
痴漢冤罪裁判と同レベルって事かな?
分野は今回の件とは違うが、
http://www.atmarkit.co.jp/ait/series/1507/
を読んで、日本の裁判所が民事裁判でどのような点を重視して判断するかよくよく勉強してから管理人さんに突っかかってね
それってさ、コンピュータの次の手だけ聞いて帰った場合の話だよね?
コンピュータ使ってたら次の手の次の手も見れるよ。つまりなんても先まで何度もシミュレーションできるの。
私のいうこと間違ってるかな? 間違ってたら教えてください。
一通り読むだけで頭の中がとてもクリアになりますね。
特に、連盟も三浦氏側もこれ以上ソフト指し疑惑の件を大事にしてくれるなという
主さんの主張には大賛成です。
「連盟が悪い!」とか「主さんは棋力が低い!」どうのこうのと難癖付けるようなクレーマーは、
いつの時代も鬱屈した暇人か、IQが低いために0か100かでしか物事を考えられないような
底辺層だと相場が決まっているようです。相手は政治家でも有名人でも
そこらの一般人でも誰だっていいのです。
とにかく落ち度のある人間を責め立てたいだけの連中にウンザリさせられることはしょっちゅうです。
橋本八段も、こうした連中と関わると貧しい波動が伝染することを察知されているのでしょうねw
問題提起後、少し間をおいてのツイート全消しは好判断だったと思います。
ただし、小さなことを大袈裟に騒ぎ立てるのが大好きな(自分の抱えている苦しみを怒りに転じて
他人にぶつけるしか快楽を感じられない不感症の)連中に対して喧嘩を売ると、
不毛な展開になりかねないので、橋本八段に限らず有名人がSNSを使う時のリスクも
検討されるべきだなと感じました。
それはさておき、三浦氏については、もう少し騒動が落ち着いた時にひょいと表舞台へ出てもらって、
潔くソフト指しをしていた事を認めて謝罪して頂きたいですね。
度量の狭い人間以外は、それで三浦氏の復帰を許すと思います。
プロ棋士とはいえ誰しも母の子ですから、気の迷いで大きな間違いを犯してしまうことも
あるでしょうが、プロ野球や大相撲の事件とは違い賭博行為や八百長などの犯罪行為は
していないわけです。警察が介入する余地もなければ、両者ともに裁判沙汰にする
メリットもないはずですよね。
むしろ今回の件を機に将棋界全体がコンピュータとの付き合い方を学ぶ
いいきっかけになったのではないでしょうか。
初動として連盟は最善を尽くしました。それに対して三浦氏は、
確かにタイトル戦出場放棄の手続きで若干対応を誤ったかもしれません。
ソフト指しを会長に指摘された瞬間の彼の気持ちは、痛いくらい察するに余るものがあります。
これまで積み上げてきたものがありますし、おいおいと自白することは難しかったのでしょう。
今は冷静さを取り戻しつつあると思いますから、弁護士の方とよく相談し、
次こそはベストの一手を刺してほしいと思います。
良記事をありがとうございました(・ω・)ノ
その癖に対してソフトが出した妙手を1個1個自分の身につけたんなら、
一致率も高い、圧倒的な将棋は打てるんじゃない?
もともと記憶力も一般人と比較にならないプロ棋士なんだし、
自分の我をかなぐり捨てれば、特定の相手に対して、
全てを「コンピュータに教えてもらった研究手だ」で押し切る事が出来た可能性の方が深刻だと思うけど
長い将棋人生のなかでも、印象に残る一手と中原名人は述べています。プロが感嘆するような手は、多々出ないものだと思います。
まして、何手か進んでから「さっきのは名手だった」と思われる手が、2つ3つあったら人知の世界では驚異でしょう。世界は違うが、アルファ碁ではずいぶんと手が進んでから「オー」と感嘆する手が多々あり、セドルさんは降参した。
また後手が4四歩をついた時点で4四角成りまでは変化の余地無しの手順なんでソフトなんて使う必要なんかないです。またその局面がソフト同しだと先手が確実に勝つなら後手の渡辺さんが大悪手を指したってことですよね。そりゃ先手の完勝になりますわ。
6八玉型の桂跳ね速攻は似たような形なら三浦郷田戦で見たことあったし、序盤は全く違和感ないです。中盤はまあ、人智を超えかけてますが。
真っ黒ですね。あからさま過ぎて言葉がでないというのが率直な感想です。
ましてやプロの人ならすぐに分かるでしょうね。
しかも、後半戦の勝負どころで相手が指すごとに退席
しているのだから言い訳のしようがないでしょう。
もうプロ棋士としての活動は無理でしょうね
自分はそう思いません。
使用されたとされるスマホソフトは序盤が比較的弱いとされているからです。
その上、作業させる時間も少ないですし。
馬を作るまではスマホソフトによるものではなく、PCソフトでの事前研究だったのかなと思います。
管理人さんはどのような理由で妥当と判断するのでしょうか?
この局面を単独で見るなら、「PCで見たのだろう」と判定するでしょう。理由はそちらのおっしゃる通り。
しかし、他の局面のことがある。あちこちで不正をしているという事実(?)がある。そういう人であれば、「序盤だけはPCを使った」というよりは、「序盤からずっと不正をしていた」と見なす方が、蓋然性が高い。
だいたい、序盤で優位に立てるようにPCで研究するような研究熱心な人が、中盤以降でスマホ不正をするはずがない。もともと超優秀で序盤から優位を楽々と構築できるような人が、どうして中盤以降で不正をする必要があるんだ? 意味がないでしょう。
あとは、背理法で。または、対偶で。
最後のあたりに [ 余談 ] を加筆しました。
ワタクシなりのポイントとしては、@三浦九段は本当にクロなのか、A三浦九段を司法の場で裁くことができるのか、B連盟に対応は適切だったか、の三つに集約できるのではと思いますが、@についてはワタクシの棋力では間に合わないので、知り合いの旧帝大将棋部主将に聞いているところです。
Aについては、刑法における名誉毀損罪で争う展開になれば有名な「疑わしきは罰せず」となるはずですが、民事訴訟であれば管理人さんの云われるとおり、状況証拠でクロ判断が大いにあるかも知れません。ただし、対戦相手の証言だけではいかにも弱く、客観性が担保されないとキツイかなと。
最後にBについては、大まかには悪くなかったと思うものの、もっと工夫の余地があったかなと。連盟は三浦九段と対話する機会があり、しかもその前から準備する期間があったんだから、三浦九段の選択肢をすべて抑え込むことができたのではないかと
三浦先生の実戦集を並べていませんが、もともと順位戦でも横歩取りとかの戦形を多用していらっしゃる印象なので、今回のような手順もあっておかしくないような気がします。
また、三浦さんは朴訥な方のような感じなので、いきなり査問されてうまく弁明できなくても仕方ないと思いました。
いずれにせよ、将棋ソフトの方が人間竜王よりも強いということを連盟が公式に認めてしまったので、せっかくの叡王戦も意義が半減してしまいましたし、今回の措置でプロ棋士制度の寿命を数年ほど前倒ししてしまったように思います。
おそらく政界などもインチキばかりなので10数年後くらいには全会一致で電脳化されるでしょう。ただし、一番トップと行政の窓口などは温かい血の通った人間の方がよいので、天皇制と第一線の職種は残るでしょう。
あいまいにしたが故に、将棋界も棋士の信用も奈落の底の手前まで失墜しているんですよ。
世の中では「疑わしい人が他にもいる」って認識です。
羽生だってやっているかもしれないし、橋本八段はかなり怪しい。お前の無実を証明してから「奴」を批判すべきでは。
世の中は自動車の燃費不正にしても、全調査がセオリーです。
あいまいがよい、なんて判断はすでに昭和の考えで通用しませんよ。
ひょっとしてそれを代理する気持ちもあったとか…。
それは考えすぎか。
いずれにせよ、もう電王戦とかナントカ戦とか悪趣味なものはやめてしまえばいいのにと個人的には思います。
F1マシンと人間がサーキットで走って競争しても、それはロマンのかけらもない悪趣味な見世物です。
8ビットや16ビットコンピュータの時代、あの頃のような演算パワーの時代ならアルゴリズムの研究という意味はありましたが、今はもう開発者個人の後ろ暗い感情や野次馬を満足させる以外の存在価値はありません。
ただ記事にある根拠とされている将棋の解説?に関してお粗末過ぎるので補足させて頂きます。
久保戦に関して言及されているような、玉が薄いからと言った条件は着手する上で1つの条件でしかありません。△6七歩成に▲5六角以下読みを入れて一手負けで際どく踏み切れないと読むからこそ人間には指せないと考えるべきですね。
ある程度棋力のある人間なら、大差でないことは一目ではないでしょうか。
次に渡辺戦ですが、▲4四馬の局面までは、事前に検討がなされた事がある、ほぼノータイムで指されている事から事前研究の範囲内でしょう。
またこの手におけるコンピュータ評価値は300前後で(技巧)この数値はコンピュータ同士対戦での勝率6割程度です。管理人さんの「確実に勝つ」とはどこから根拠を引っ張ってきたのでしょうか。
また、次の▲3四馬が実にコンピュータっぽい手で元記事ではうまく書かれていました。
それ以降の指し手に関してはほぼ同意ですね。
折角の記事が枝葉末節によって反論をされるのは管理人さんの本意ではないでしょうし、将棋には詳しくは無いが、と言う前提で将棋の指し手に関しては引用記事を中心に書かれてはいかがでしょうか。
>それ以降の指し手に関してはほぼ同意ですね。
ほぼ同意というのが、どっちの記事に同意しているのかわからないけれど、仮に、私の記事に同意しているのなら、「お粗末すぎる」記事に同意していることになりますよ。自己矛盾。
また、はてなの記事に同意しているなら、もっとひどいことになる。後述。
> △6七歩成に▲5六角以下読みを入れて一手負けで際どく踏み切れないと読むからこそ人間には指せないと考えるべきですね。
私の言っていることとそっくりでしょ。正確には、
「自王の安全度を測って、一手勝ちできわどく踏み切れると読むからこそ機械には指せる」
というのが真相です。あなたは、似ているが少し間違ったことを書いている。
>ある程度棋力のある人間なら、大差でないことは一目ではないでしょうか。
当り前でしょう。久保戦では「大差だ」なんて、誰も言っていないし。どう見たって、ギリギリの勝負だった。これについて「大差だ」と発言した人がいると思うようでは、あなたの棋力がどうこう言う前に、あなたの日本語読解力が問題だな。
> ▲3四馬が実にコンピュータっぽい手で元記事ではうまく書かれていました。
元記事では下手に書かれていたね。「コンピュータだから歩を取るのが大事だ」なんて。馬鹿馬鹿しい。昔のソフトならそういうこともあるが、今のソフトはそんなことはしません。最も評価値が上がる方法を取る。
▲3四馬の意味は、歩を取ってコマを稼ぐことじゃない。相手が歩切れであるという状況を利用して、相手の防御網をズタズタにすることだ。2〜5筋で、歩の屋根がなくなって、後手陣の防御網はズタズタにされてしまった。つまり、相手の防護力を大幅に引き下げることで、自分の評価値を上げている。
するとどうなったか? 防御陣を剥がされた後手は、守りの要である5二の金を上げて、5四まで持ち上げた。3枚ぐらいの歩のかわりを、5四の金が果たす羽目になった。(比喩で言えば、前線の見張りが3人殺されたので、強力な副将が前線に上がった。)
しかし、そのせいで、王将のそばはすっかり手薄になった。かくて、飛車打ちには非常に弱くなった。それを知った先手は飛車交換を挑んだ。
つまり、戦いの決め手である飛車交換を導くことが、3四馬の効果だった。これほどにも重要性がある手の意味も理解できずに、「歩を取って1点の駒得を稼ぐのが目的だった」なんて、見当違いも甚だしい。
そんな弱い棋力の相手に同意するようでは困る。
> 将棋の指し手に関しては引用記事を中心に書かれてはいかがでしょうか。
どこにそんな引用すべき記事があるの? 私の記事以外には、先の記事(はてな)しか見当たらないんだが。しかも、先の記事はとんだ見当違いの記事だ。私は上品だから、いちいち他人の記事の欠点を(本文中で)あげつらうことはしないけどね。ま、理解できない人向けに、コメント欄で教えて上げることはある。
ま、先の記事(はてな)にせよ、あなたにせよ、コンピュータの指し手を理解するだけの水準に達していない。だから、3四馬なんかを見て、感心してしまう。その真意を見抜けない。
言っておくけどね。コンピュータ将棋の核心は、駒得を重視「しない」ことだ。では何を重視「する」か? コマの効率だ。この核心を理解できないようでは、あなたはコンピュータの指し手を見ても、何も読み取れないだろう。
実を言うと、コマの効率というもをちっとも理解できないのが、三浦九段だった。だから、電王戦ではボロ負けした。このことは、電王戦の三浦九段の対局の解説で、詳しく記しておいたから、そちらを読むといい。
→ http://openblog.seesaa.net/article/435849912.html
あとね。最後に一つ教えて上げる。棋力の高い人は、他人に向かって決して、「きみの棋力は低い」なんて言わない。プロがそんなことをアマに言うことは絶対にない。アマ高段者も同様。
> またこの手におけるコンピュータ評価値は300前後で
あ、そうだったのか。グラフを見間違えた。700ぐらいあるのだと即断してしまった。ちゃんと見るべきでしたね。これは私の間違いだったので、本文を書き直しました。ご指摘ありがとうございました。
こういう反論をするということは「角換わりの桂跳ねは研究手」という指摘の意味をわかっていない。
研究手を指すということはその後の展開も当然考えているということで、馬ができるまでの手順も事前に想定されていて不思議ではないという指摘である。だから45桂のあとの手順が特別であっても
>現実的には、「対局中にソフトを見て教えてもらった手だ」と考える方が妥当
とはならないのである。
(もちろん事前の研究にコンピュータを使った可能性は大いにあるが、あなたも言う通りそれは問題ない)
さらに
>「最も勝利の確実性が高い」となる必要がある。
これは確かだが(とはいえ厳密にはもっとも勝利する確率が高いと「判断する」だけであって実際にそうであるかは別)
>リスクを減らす必要がある。このリスクを減らすには、「ずっと先まできちんと漏れなく読み通す」だけの棋力が必要だ。
そんなことはない。他の手で負ける可能性が高いことを判断すれば踏み込む理由として十分だからだ。
あなたは勘違いしているけど、私が「妥当だ」というのは、「どっちかと言えばそう思う」という個人的な主観であって、「こちらが正しい」という絶対的な価値判断ではありません。私の言っていることが合っているかもしれないし、間違っているかもしれない。確証はないが、こっちよりだ、という程度。
「私はこう感じる」という程度のことに、いちいち論証を求めるのは、筋違い。あなただって自分の感じ方を言っているだけで、客観的な論証にはなっていない。
私の感じ方を知りたいらしいから、私の感じ方を書いただけだ。それを頭ごなしに否定したりするのでは、もう、将棋を楽しむ資格がないですよ。将棋はあくまで楽しむゲームだということを理解しないで、自説ばかりを押しつけるようでは、将棋をやる資格がないですね。
もうちょっと、他人とのコミュ能力を磨いて下さい。ネットに引きこもってばかりいては駄目ですよ。
本当にやってないなら、俺のスマホを徹底的に調べろ。俺がやってない事が証明されたら、てめえらどう責任取るのか?
このように言います。
離席後に妙手を指し、ソフトとほぼ一致するのは、カンニングしてるとしか考えられません。
管理人さんの指摘を裏付ける証拠がもう一つあります。
棋士のタイトル獲得数です。
ほぼ羽生三冠とタイトルを争った棋士だけ記載します。
羽生三冠 97期
渡辺竜王 17期
佐藤九段 13期
森内九段 12期
郷田九段 6期
久保九段 5期
藤井九段 3期
丸山九段 3期
三浦九段 1期
今列挙した方は、羽生からタイトル防衛や奪取した方です。
三浦は、七冠時代の羽生から棋聖を奪取した。それなのにタイトル獲得はそれ以降なし。
その男が、これだけの妙手を指すのは明らかに黒だから。これだけの妙手を指すのが実力であるなら、タイトル獲得は渡辺ぐらいはありますよ。
竜王戦のギャラは、勝てば4200万。負けても1500万。
A級とB級のギャラがどれだけ違うか?知らないが、かなり違うと思います。
だから、竜王戦とA級だけやったのでは?
A級3連敗してた三浦。渡辺に負けて4連敗になれば降級の可能性が高くなります。
バレなければ、残り5局のうち数局不正し、ギリギリ残留するつもりだったと思います。
現実的には、「対局中にソフトを見て教えてもらった手だ」と考える方が妥当だろう。という根拠が、あちこちで不正をしているという事実(?)がある。そういう人であれば、「序盤だけはPCを使った」というよりは、「序盤からずっと不正をしていた」と見なす方が、蓋然性が高い。ではちょっとお粗末すぎませんかね
「角換わりの桂跳ねは研究手だ」に対する反証になってないですね。
あと、元記事からわかるように夏ごろから離席が多くなったのが疑われた原因であり、勝ち星が偏ってたから疑われたわけではないです。勝ち星の偏りからの疑いは管理人さんの推測であり、3割名人の話とかを知ってれば疑う根拠にしない人は多いです。
本記事を読んでいて、尚更そう感じました。
やはり、ソフトの使用が不可能な時に三浦九段がこれまで同様に戦果を上げていく事こそが疑惑を晴らす唯一の方法なのかなと思います。
これは彼らしい将棋に見えませんし、らしさを求めていたファンは首をひねる。
渡辺竜王戦もそうです。
「三浦九段なら▲6八玉のまま開戦はしないだろう。」「自玉を薄くする△7七桂成は嫌うだろう。」
そんな予想が外れるのですから、見ている側は狐につままれた気分になりますね。
私はクロかシロかの是非はどうでもよくて。
たしかに最近の違和感に説明がつき納得はしましたが、「三浦九段の棋譜」が数局失われたかもしれない。それが残念でならないのです。
三浦九段には、休場中の期間を法的なあれこれでなく、将棋の勉強に費やしていただきたい。一ファンとしてこう思っている次第であります。
三浦九段の7月以降の勝った局で、しかも重要な対局だけを引き抜いて「あーだこーだ」言うのは駄目でしょう。
そもそも対戦相手の5人前後から疑惑が上がった局は公開されてません。三浦九段が負けた局で相手から物言いがあった可能性もあります。
それでも素人が調べるなら、個人的には
今期4月から三浦九段の対局全部を調べ
cpuとの一致・棋譜をみて○分以上掛けて指した手・棋譜コメに離籍したか書いてあるか調べたりして
それを4-6月・7-10月において変った所があるかで初めて言えると思います。
念を押すなら、羽生三冠・渡辺竜王・佐藤名人・豊島七段と現在Rの高い人も同じ事をして三浦九段と見比べてるも必要かと思います。
自分のスマホの通信記録を開示して離席してた時にアプリを起動してないことを証明すればいい。
そもそもこんな不名誉な疑惑かけられて連盟に訴訟起こすとかの行動もせず、処罰を受け入れて風化を待ってるようにしか見えずほぼ黒と見られてもしょうがない。
仮に復帰したとしてももう世間の目を冷たいだろう。
久保戦の6七歩成が読みにくいのは先手の5六角が味が良すぎるからです。同歩だと王が取られるので取れなく飛車が逃げても5五角が王手飛車です。なので後手は飛車を見捨てて5八から4九とと飛車を取らせる間に攻め合います(66手目)。
この局面で先手玉は銀か角を渡さなければ詰まないので、一目5五角や3二飛車という有効な王手や6三金と駒が補充できる先手が指せそうに見えます。しかし感想戦の結果、この局面では既に先手に勝ち筋はなかったと判明します。なので6七歩成り時点で66手目の局面の有力手の5五角からの詰めろや3二飛車からの攻めをしのげると読んでたのが(人間を超えてるかもしれないぐらい)すごすぎるということです。
ちなみにアマでも同局面で数割は6七歩成りと特攻する人はいると思いますが、読み切れる人はトッププロだけでしょうね。
Posted by 管理人 at 2016年10月15日 16:21
Posted by 管理人 at 2016年10月15日 16:23
なんで正義感のあるやつが悪人なんだ?
お前みたいなクズがいるから不正がなくならないんだろ?
悪人かばううくせに正義感のあるやつは戦争犯罪者扱いかw
三浦が一言認めれば終わりじゃねーかw
学生のカンニングだって犯罪、万引きだって犯罪だ。
三浦は何千万取ろうとしたんだぞ?
お前が代わりに出してから言えよクズ!
連盟の決定は妥当性あるし、英断。
竜王戦がドタキャンで不成立なんて事態、起こすわけにはいかないからね。
わかりました。
しかし「現実的には〜と考える方が妥当だろう」という表現は、そういった形の価値判断の場合に使う表現ではありません。
「私には〜な気がする」といった表現に書き直されることをおすすめします
あと読みきらずに67歩成に踏み込んだ可能性は無いといまだにお考えですかね?
◇---記事---◇
ここで、「△6七歩成」という手を思い浮かべること自体は、人間でも容易だ。
しかし、この時点で最後の詰みまで、すべての分岐を読み切るということは、コンピュータ以外ではまずできまい。
◇----------◇
この局面はコンピューターでも読み切れません。
[ソフト] 浮かむ瀬(Apery) 第4回将棋電王トーナメントで準優勝したバージョン
31億局面程度の探索結果です。
そもそもコンピューターが詰みまで読み切ると評価値が振り切れます(9999になる)。
上記の通り、私がコンピューターにかけたときの評価値は後手が+500(優勢)程度でした。
(歩成の前の後手番でも同程度です)
◇---コメント---◇
> またこの手におけるコンピュータ評価値は300前後で
あ、そうだったのか。グラフを見間違えた。
700ぐらいあるのだと即断してしまった。
ちゃんと見るべきでしたね。
これは私の間違いだったので、本文を書き直しました。
ご指摘ありがとうございました。
Posted by 管理人 at 2016年10月15日 16:21
◇----------◇
上記コメントの元のコメントでは技巧というソフトだと300程度のようですね。
つまり、「コンピューターでも読み切れないよ」と言う指摘なのですが記事が直っていないように見えます。
また、コンピューターは「後手が優勢」と評価しているので
◇---コメント---◇
> 久保三浦戦は歩成りの局面自分なら三浦持ちです
だったらあなたは久保さんよりも大幅に棋力が上回っているということになる。
Posted by 管理人 at 2016年10月15日 04:04
◇----------◇
この理屈はおかしいと思います。
管理人さんが「700ぐらいあるのだと即断してしまった。」くらい後手優勢なら
普通に後手持ちなのでは?
先手を700とするソフトは無いと思いますが、
もしあるのでしたらソフト名を記載されると良いかと思います。
まあ、先手の詰みまではそうでしょう。だけど、自王の詰みがないことは、ほぼ読み切っていたはずです。さもなくば、こんな危険なコースを取るはずがない。
自王の詰みがないことが大事だということは、あとで加筆した [ 付記1 ] に詳しく説明してあるので、そっちを読んで補正して下さい。本文はいちいち書き直しませんが、 [ 付記1 ] を読んで頭のなかで修正して下さい。
別に、ただの1個人の感想ぐらいのブログなんだから、学術文書みたいに厳密な正確さは必要ない。他の箇所だって、間違いが含まれている可能性はある。有料版の百科事典とは違います。過剰なサービスはしません。
p.s.
過剰なサービスをすることにしました。本文中で、 《 訂正 》 という箇所を加筆しました。そこを読んでください。
電王戦ファイナルの永瀬Selene戦で、Seleneが自玉に必死がかかる場面を読みミスして攻めて(実際は角成らずでバグったけど)負けた将棋があったはず。
・三浦九段の棋風としてはありえない手を指している
・こんなところで踏み込めるのはコンピュータだけ
・プロもそう言っているから不正をやっているのは間違いない
だいたいこういう感じで三浦九段は不正をやっていると言いたいわけですね。
主張したいことは分かるとして、これを将棋のしの字も知らない裁判官が判断する材料として採用しますかね?
それお前らが三浦九段を陥れるために言ってるだけじゃね?って判断されませんかね。
一致率が高い、だけでは証拠になりません。
だってプロが対局して片方の一致率が100%になる可能性はゼロではないわけですから。
だからこそ三浦九段のクロが確実になる揺るぎない証拠が必要なんですが、これがまだ出てきていない。
もしかしたらこのブログの内容も名誉毀損として訴えられてしまうかもしれない。
そういう可能性も踏まえて、三浦をクロと断定する証拠は十分に足りていると管理人さんはお考えですか?
それともまだなにかが足りていないと思われますか?
私はそんなことは言っていませんからね。私が何を言っているかは、「続々・〜」という項目の後半を読んでください。次項。
ツール使用の白黒なんて問題ではありませんよ。
問題は竜王戦という一大タイトルを不成立にしかけ、運営に迷惑をかけたことですよ。
下のように書けば分かりやすいか?
「おれっちもう仕事なんてしてやんないからね! 明日の大事な取引先との会議もボイコットしてやるからね!! せいぜい困ればいいよ。言っておくけどおれっち今回の呼び出しについては激おこだかんね!」
「あん?(マジギレ)」
「上等だ! 貴様なんか首にしてやるわ!! …… いや、まあ俺も悪いところはあった、しばらく謹慎しなさい。」
さぁ、この状況でおれっちのこの先に待ってるのはどういう人生?
2手先まで読める棋力があれば次の営業日に会社に謝罪に行くのが最善手だって分かるよね?
>>別に、ただの1個人の感想ぐらいのブログなんだから、学術文書みたいに厳密な正確さは必要ない。他の箇所だって、間違いが含まれている可能性はある。
もっとも↑の記述を見る限り自分の棋力を示す必要性なんて微塵も感じていらっしゃらないでしょうけど。
もう示していますよ。アマレベルです。決してプロレベルではありません。
したがって、私の棋力によって説得力を上げることは不可能です。そんなことができるのはプロ棋士だけです。その件は、橋本八段にお任せしています。
以上、すでに記述済み。ちゃんと読みましょう。
なお、一部に R2000 程度だと示して、説得力を上げているつもりの人がいるが、意味ないですね。橋本八段よりは大幅に劣るんだから、棋力だけで、橋本八段にノックアウトされる。
次項にも書いたが、私は独自の見解を示しているわけじゃない。プロがそういう結論を出すのに至った理由は何か……を解説しているだけだ。それを読んで、プロの判断を理解できるかどうか、という問題にすぎない。それを読んだあとも、プロの判断を理解できないのであれば、それは仕方ない。棋力がプロに及ばないのは、仕方ないことだ。
説明が足りなくて申し訳ございません。アマレベルのさらに具体的なところを聞きたかったんですよ。
ただ、棋力や肩書がプロレベルでないとそれだけで記述の説得力を増すことはない、というのが管理人さんの考えでしょうから答えてもらってもしょうがないんでしょう。
こういう、白だったら上の対応絶対おかしいよねっていうとこに何も解説してくれないよね。
いくらでもスマホ調べてください。通信記録みてください。アプリの起動記録見てください。そして竜王戦は絶対でるので邪魔すんな。そういえばいいだけじゃないか。
嫌な気分なので、竜王休みます、こんな奴が今までいたか?バレたから休みをおしつけられたんだろ?
そして何よりおかしいのが連盟の対応。黒だろうが白だろうがタイトル出たくないなんて言い出したら即引退勧告だわ。休場3か月の処分というのがこの件で一番おかしいところ。そこの部分が白でも黒でも強引に解釈できるから判断つけにくいの。
今度開かれる一大イベントに向けた先日の企画会議でも先方の好感触を得、部内の評判もうなぎ登りだ。後は次の会議の時に契約書にサインをしてもらえば取引成立。晴れて俺も重役の仲間入りに王手ってところだ。
そんな感じの金曜日。
部長「新海くん、社長がお呼びだ。至急役員室に来いとのことだ。」
おれっち「はい。わかりました。(社長が?)」
役員室にて
おれっち「おれっち、参上いたしました。」
社長「ああ、急に呼び出してすまなかったね。まあ、かけてくれ。」
おれっち「失礼します。それで、おれっちに何のご用でしょうか?」
社長「うん、実は君が頻繁に空出張を行っているとの疑惑が上がっていてね。その確認のために君を呼んだんだよ。」
おれっち「空出張の疑惑ですって!?」
社長「君はこの間の○月×日に東北に出張に行ったことになっているね。その日、秋葉原で君を見たという者がいてね。」
おれっち「その日はちゃんと東北にいきました! 間違いありません。」
社長「それだけじゃない。△月○日の中国出張の時も銀座のバーで君を見たという人もいる。」
おれっち「キャバクラなんて行っていません! ちゃんと出張していました。」
社長「うん、それでね。クレジットカードの使用履歴を見せてくれないかね?」
おれっち「は? 何でですか。」
社長「それを見せてくれれば一目瞭然だからね。」
おれっち「嫌ですよ。おれっちは出張に行きました! どうせ俺の活躍をねたんでる人が嫉妬して嘘情報を流したんでしょ!」
社長「疑惑が複数の人物からあがれば会社も確認をしないわけにはいかない。組織とはそういうものだ。」
おれっち「嫌です! おれっちは潔白です。そんな嘘情報で私の心根を疑うなんて! そうか、庵野常務。あなたの仕業ですね? 今度の案件、あなたのお気に入りの半沢君もコンペに参加してましたもんね。それを優秀な俺が契約をまとめそうだから、嫉妬したわけだ!!」
庵野常務「失礼だぞ!」
おれっち「もういいです。わかりました。結構です。明後日の先方との会議、ボイコットさせていただきます! どうぞご勝手に!」
社長「今度の先方との契約は我が社にとってもとても大切なものだ。それをボイコットなど許されると思うのか!」
おれっち「許してももらわなくて結構。今回の呼び出しについてはおれっち激おこだかんね! こっちも弁護士呼ばせてもらうからね! とにかく、明後日の会議はボイコットさせていただきます!」
社長「もういい。その会議は半沢君に代わりに行ってもらう。君は当面謹慎処分だ! 自分の態度を反省しろ!!」
問題:この後おれっちはどうすべきでしょうか?
A:路頭に迷おうが知ったことか! 会社と徹底的にやり合ってやる。
B:月曜日、いの一番に社長のところに行き、土下座謝罪。
かわりに、下記項目のコメント欄にお書きください。(本項の続きです。)
→ http://openblog.seesaa.net/article/442835104.html