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この件は、次項の後半に記した。
→ 保育所を高架下に の 【 補説 】
保育所を高架下に置くと、高架からの電磁波の影響を受けて、小児が健康被害を受ける……という話がある。その真偽を調べてみた。
詳しくは、上記を読んでほしいが、一部抜粋する形で、簡単に示しておこう。
( ※ 以下、一部抜粋・要約)
2ミリガウス(mG)以上では 2.7倍、3ミリガウス以上で 3.8倍小児白血病になりやすい。
こういうふうに電磁波の影響は無視できない。
しかしながら、鉄道における電磁波はそれを圧倒的に上回る量だ。
電車内の床上で最大80000mG(=8000μT)、交流車両内で最大1000mG以上、直流最大100mG
さらには、身のまわりの家電製品も、多大な電磁波を発生している。
電子レンジ、携帯電話、掃除機は、いずれも 200ミリガウスを発生する。
こういうふうにどこもかしこも電磁波だらけのときに、ことさら高架下だけを避けても、あまり意味がない。
なお、どうせなら、最も効果的に電磁波を避けることが可能だ。それは? 「電車の中で席を立つ」ことだ。これによって、電車の床下から来る、圧倒的に強力な電磁波から遠ざかることができる。だから、電磁波を気にするならば、「電車の中では坐らない」という方針を取るのがベストだ。
それ以外は……やってもやらなくても、あまり意味がない。どうせ電車に乗るのなら、その影響の方が圧倒的に大きい。
ともあれ、以上は一部抜粋だ。詳しくは、上記のリンク先を参照。
上からも来るし、下からも来る。
下から来るのはたぶんモーターから。モーターの電磁力はすごい。コイルがいっぱい巻いてある。
上から来るのは、フレミングの法則で。1本か2本の架線なら、そんなに大きくなさそう。
・架線には電車全体のモータに流れる分がすべて流れる。
・架線は裸電線。
・モータのコイルは金属フレームで覆われており、フレームは車体アースに繋がっている。つまちモータで発生した分は方向性が無くなる。
であれば、車両のインバータが付いている部分を避けるのがよさそうですね。床面が一律80000mGという訳ではないでしょう。
それに、3mGくらいで影響があるのなら、1000mGも80000mGもあまり関係なさそう。
いっそのこと電車に乗らなければ良いのでは?