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現状の天皇の皇位継承者の数を考えるに、将来的には、天皇の皇位継承者の数がゼロになることは十分に考えられる。
現状では、こうだ。(出典:Wikipedia )
順位 | 皇位継承資格者 | 生年月日 | 現年齢 |
1位 | 皇太子徳仁親王 | 1960年2月23日(昭和35年) | 56歳 |
2位 | 秋篠宮文仁親王 | 1965年11月30日(昭和40年) | 50歳 |
3位 | 悠仁親王 | 2006年9月6日(平成18年) | 9歳 |
4位 | 常陸宮正仁親王 | 1935年11月28日(昭和10年) | 80歳 |
5位 | 三笠宮崇仁親王 | 1915年12月2日(大正4年) | 100歳 |
皇太子と秋篠宮はいるが、年齢的にはあとせいぜい 40年ぐらいしか持たない。そのあとは 悠仁親王 しかいない。たった一人だ。そして、たった一人となったからには、万一の事態ということも考えられる。
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これに対しては、まともな対策がある。「女性天皇」「女系天皇」を導入する、ということだ。私としては、これを推奨した。
→ 天皇断絶と男系維持:
その理由は、「男系維持」というのは、単に「Y染色体を継承する」ということだけであって、生物学的には無意味だからだ。
→ Y染色体の継承 【 重要 】
さらに、細かな理由もいくつかある。
→ 天皇断絶と男系維持
→ 天皇制は廃止へ?
→ 皇位継承は男子優先?
これらの理由によって、「女性天皇」「女系天皇」を導入するしかないはずだ。
にもかかわらず、自民党の保守派の反対ゆえに、「女性天皇」「女系天皇」を導入することを拒否する動きが多い。
そして、「女性天皇」「女系天皇」を導入することを拒否するというのは、男子の継承者がいない状況では、「天皇不在」を意味する。
とすれば、「天皇不在」つまり「天皇制の廃止」を、議論の俎上に載せるべきだろう。「女性天皇」「女系天皇」を導入することを拒否するというのは、そういうことなのだから。
[ 付記 ]
はるか昔(室町時代)に分岐した、伏見宮の子孫から、男子天皇を迎える、という案もある。しかし、これは駄目だ。
→ 伏見宮で男系維持は不可能
なぜか? 伏見宮系の男子は、間男系の男子である疑いが非常に強いからだ。天皇の子孫ではなく、間男の子孫である。そのことは、天皇直系の子孫と、伏見宮系の子孫とで、Y染色体の DNA を調べればわかる。たぶん、まったく違う DNA になっていると判明するはずだ。
また、仮にそうでないとしても、竹田何とかという、滅茶苦茶な人物(またはその子孫)が天皇になるとしたら、国民は天皇に総スカンとなるだろう。国民の支持を失った虚構の天皇制になる。
結局、女性・女系天皇を(制度的に)受け入れるか、天皇制を廃止するか、という二者択一になる。そして、前者を受け入れられないのであれば、天皇制を廃止するしかあるまい。私としては心苦しいのだが、自民党がどうしても女性・女系天皇に反対するのであれば、日本は天皇制を捨てるしかあるまい。
その日は、遠くない。今からでも、準備するべきだ。
保守派は狂信者なので女性が天皇になるより、試験管ベイビーの男を天皇にすべきだと考えるのです。
不妊治療なら、浩宮もやっていると思えます。(推定)
それでも、男子はできなかった。
そもそも、大正天皇の時代から、男子はできずに、女子ばかりだった。
天皇の系統の Y染色体は非常に弱まっており、遠からず絶滅するのは必然です。だいたい、Y染色体にこだわる必要はまったくない。ただの文化的な迷信みたいなものだ。
そもそも、万世一系というのが虚構であることは科学的に判明している。虚構の妄想に従うのは、神話を信じる阿呆だけ。
なお、試験管ベイビーの男系にこだわると、そのうち、ダウン症みたいな遺伝病の患者に委ねることになりかねない。
女系天皇に反対する理由や、
欧州の王室と同じように考えるななど
意見が述べられております。
いちいち読まなくても、とっくに考慮済みです。すでに論破済み。
リンクした別項に書いてある通り。
それとは別に、本項では、「女系天皇に反対する」ことを認めています。認めているからこそ、「天皇制廃止」という結論になります。
チャンネル桜の人々は、「女系天皇に反対すれば、男系天皇になる」と思い込んでいるのだろうが、それは論理的に成立しません。次の二者択一。
・ 天皇制の廃止
・ 間男系に天皇を乗っ取られる
でなければ、クローン技術か iPS技術で、人工人間を作るしかないですね。
まあ、「女系天皇に反対する」という人々は、天皇制廃止論者であるわけです。本項では、そのことを指摘しています。
彼らの主張に反対しているのではありません。彼らの主張を認めた上で、その意味を教えて上げているだけです。
天皇制廃止は日本のアイデンティティ保持のためにもするべきではないしょう。
今回のお気持ちの件でいろんな人が自分に有利なように解釈しようと必死なのを見るとみんな少し天皇に関心持ちすぎじゃないかと思います。歴史的に見るとこれからは天皇がまた人々に忘れ去られる位相に入っていくはずなので。
その場合も天皇制廃止ということになるのでしょうか。
現在の内親王(3名)、女王(4名)が、伏見宮系の旧皇族男系男子と結婚するときのみ、女性宮家を認めるというのはどうなのでしょうか。明文化は難しいでしょうが(平等でない)、皇族の結婚は皇族会議で決めるのでなんとかなるのではと思います。
もちろん、継承順位としては、悠仁親王の子孫が第一優先で、それが絶えたときに備えるということで。
その案は前にも出ましたが、猛反発を食らっていますよ。個人の結婚の自由を束縛するから。
何だったらあなたの娘を「伏見宮系のクソ男子と強制的に結婚させられる」と想像してごらんなさい。娘を人身御供にして、娘の結婚の自由を奪えるか?
あと、あなたは理解していないが、伏見宮系の旧皇族男系は、天皇の血筋を引いておらず、間男の系列です。(前出)
つまり、間男の系列が、室町時代以降の天皇の本系を否定するわけです。室町時代から平成までの天皇の本系を全否定して、間男系を本流にするなんて、正気の沙汰じゃないですね。天皇を盗まれるに等しい。
まずは、本サイトの話(リンク先)を読んでからにしましょう。
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女性天皇については、本日の読売の記事で、世論調査が示されています。女性天皇を認めるのに賛成は 72%。圧倒的な支持率です。
出典:読売・朝刊 2016-08-11
別に強制するわけではありません。それに、今だって皇族の結婚は個人の自由が認められているわけではないでしょう?
女性皇族本人が、皇統を残すべきと考え、この方ならいいと思った伏見宮系の旧皇族男系男子がいるなら、そうすればいいということです。したくなければしなくていい。あとは「皇統を残す」ことにどの程度の責任感があるかということだと思います。
(私は、皇族にとって最重要の仕事は、次の世代を残す=皇統を絶やさないようにすること、だと思っています。)
> 何だったらあなたの娘を「伏見宮系のクソ男子と強制的に結婚させられる」と想像してごらんなさい。
私は皇太子殿下でも秋篠宮殿下でもありませんので女性皇族の父親の気持ちは想像できません。でも、上記責任感は、あの年になって3人目(=悠仁親王)をなした秋篠宮殿下は、お持ちではないかと推定します。
> あと、あなたは理解していないが、伏見宮系の旧皇族男系は、天皇の血筋を引いておらず、間男の系列です。
その記事は当時読んでいますが、たとえそうであったとしても、証拠が出てこなければ別にいいと思います。
たとえば、豊臣秀頼は本当に秀吉の子かどうか。継体天皇は本当に応神天皇の子孫なのかどうか。どちらも怪しいと言われていますが、そういうことになっていますよね。
伏見宮系の旧皇族男系男子も同様に、そういうことになっている。すでに本人たちですら検証できないでしょう。
それに、上記の案を受ける旧皇族男系男子がもしいるとしたら、旧皇族男系男子であること・皇統を維持することに責任感を持っているからだと思います。
また、それが納得できない人は、「単に女系天皇になっただけ」と思えばいいじゃないですか。だから折衷案なんです。
なお、当たり前だと思いますが、旧皇族男系男子が女性皇族と結婚して皇族になったとしても、天皇になることはできないようにすべきです。女性皇族の方とその夫婦の男の子は継承順位に入れてもいいと思いますけどね。
私がいいたいのは、
1) 伏見宮系の旧皇族男系男子を女性皇族の婿養子に迎える
2) 女性皇族が女性天皇になる。婿養子は天皇にならない
3) 前記夫婦の子がその次の天皇になる
女系でもいいと言う人には、女系天皇になったように見える
男系維持を主張する人には、男系が維持されたように見える
ということです。
実際には、悠仁親王が子だくさんにならない限り、悠仁親王が高齢になる前に今いる女性皇族はゼロになる可能性があるので、上記の2)以降は
2) 女性皇族が女系宮家当主になる。婿養子は当主にならない
3) 前記夫婦の子がその次の宮家当主になる
という形で宮家を維持していき、悠仁親王系が万一途絶えたときに備える、ということかと。
論理がおかしい。
伏見宮系はもはやまったくの他人も同様であり、ことさら「皇統を残す」ことの意味合いはありません。
また、「皇統を残す」ことならば、女性天皇を認めることで、100%成立します。伏見宮系が入るかどうかは、まったく関係ない。
だいたい、「男子限定の万世一系」なんていう発想が、馬鹿げた男女差別に基づく。男女差別をなくせば、単に「子孫である」というだけで、女性天皇・女系天皇によって完璧に達成されます。
この件は、例のY染色体の話で述べた通り。
「皇統を残すことに責任感があるなら、伏見宮系の男子と結婚するべきだ」
なんてのは、ほとんどマッドサイエンティストのトンデモ発想だ。現在の女性親王が、そういう馬鹿げた発想に染まらないことを祈ります。そういうのはホメオパシーとかEM菌とかと同じで、エセ科学。どうせなら、エコ・キャップの方が、まだしも害悪が少ない。
議論は先送りして管理人さんが心配している状況より未婚の女性皇族が何人か残る状況になるのかな。
結婚の自由と言えば、旧寛仁親王家のお家騒動で、皇籍離脱になる結婚は出来ないというのもあるみたいですね。
たぶん無理でしょう。天皇家のY染色体の方に問題が生じているからです。卵子が不健康なのではなく、Y染色体が不健康になっている。ごく稀にまともなY染色体もあるようだ。
もっとも有効なのは、側室を大量に用意して、50人ぐらい子供を産ませること。そうすれば、そのうちの1人ぐらいは、女性でなく男性になっているかもしれない。
(他のすべては流産。Y染色体が弱いので。)
もう、Y染色体にこだわるべきではない、というのが、生物学的な結論だ。
もはや、家系とか血筋のように、生まれで人を区別する道具でしかなく、その根拠も、突き詰めようとするなら、Y染色だとか、ちゃんちゃらおかしい。
Y染色?多分、真面目にそれを語っている人も、普段日常で使ってないような専門用語を使っていて、まさに「空っぽの天皇」です。一体こんな事続けて何になる?テレビも間抜けな問答を繰り返し、一般の人も目を下に向け、本音もいえず、いつまでこんなくだらない事、続けるのですかね?
そんなことを言ったら右翼に襲われそうだし、私はそんなことは言っていませんよ。
「〜を検討せよ」です。お間違えなく。
それはさておき、大奥のような制度でもないと男子を複数安定して生み続けるのは難しいですね