2016年08月02日

◆ 飛行機にも自動ブレーキ

 飛行機が急降下して、地面または海面に衝突しそうになることがある。そのために、自動ブレーキを装着するとよさそうだ。

 ──

 自動車が衝突するのを自動回避する装置が、自動ブレーキだ。最近は、これを話題にしてきた。
 一方、飛行機が衝突するのを自動回避する装置も、あるといいだろう。これは「飛行機の自動ブレーキ」とも言うべきものだ。
 構造は、同じか? 似たところと、似ていないところがある。
 似たところは、レーダーなどで距離を測定して、接近したら警告が出るところだ。
 似ていないところは、ブレーキの構造だ。自動車ならば、自動車用のブレーキを作動させて、アクセルを止めるだけでいい。飛行機ならば、逆だ。地面に衝突しないためには、エンジンをふかす必要がある。加速を止めるどころか、加速を増やす必要がある。
 こういうふうに、構造は異なる。とはいえ、「自動的に衝突を避ける」という点では、設計思想は共通する。

 ──

 なお、現状では、自動ブレーキがかかるかわりに、警報が発されるようだ。
 EGPWS(強化型対置接近警報装置)

同機には、GPWS(対地接近警報装置)にEnhanced function(強化機能)が加えられたEGPWSが装備されていた。
EGPWSは、地形データを有しており、自機の位置情報と比較することにより、前方の地形等に対する注意報や警報を、NDへの表示と音声の鳴動により効果的に発することができる。
( → 説明資料(PDF)

 ただし、警報が発されても、人がそれを理解しないと(または無視すると)、飛行機は地面または海面に衝突することになる。
 実際、そうなりかかったことがある。それは、次項に示す「那覇空港の重大インシデント」だ。

 → 那覇空港の重大インシデント (次項)

posted by 管理人 at 22:08| Comment(2) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
地面に近づくのは普通着陸時ですし、それが作動してると着陸できないのであっても作動させないので意味がないのでは。実際に、中華航空140便墜落事故は地面に接近させまいとする機体と着陸したいという人間の操縦がかちあって墜落してますしね。
Posted by RFT at 2016年08月04日 07:12
> それが作動してると着陸できないのであっても作動させない

 これについては、本文中に説明があります。

> EGPWSは、地形データを有しており、自機の位置情報と比較することにより、前方の地形等に対する注意報や警報を、NDへの表示と音声の鳴動により効果的に発することができる。

 位置と高さを勘案して、警報が出ます。位置にかかわらず一定の低さになると警報が出るのとは違います。
Posted by 管理人 at 2016年08月04日 11:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

過去ログ