2016年07月30日

◆ ベンツの自動運転車

 ベンツの自動運転車が発売された。これは圧倒的な技術水準を達成している。日産セレナとは、月とスッポンだ。

 ──

 ベンツの自動運転車が発売された。Eクラスの新型車が、自動運転技術を搭載しているのだ。
 メルセデス・ベンツ日本が7月27日に発売した新型『Eクラス』は、新たな自動運転技術が数多く盛り込まれている。
( → レスポンス(Response.jp)
 メルセデス・ベンツ日本は、 新型「E クラス」を東京・迎賓館で発表し、注文受付を開始した。
( → Autoblog 日本版

 この自動運転技術は、どのようなものか? 日産セレナみたいに、単眼カメラだけがあって、ミリ波レーダーは搭載していないのか?
 調べてみたら、ビックリした。至れり尽くせりだ。
 具体的には、こうだ。
  ・ ステレオカメラを搭載。
  ・ 360度カメラも搭載。
  ・ ミリ波レーダーは、2台も搭載。
   (短距離用途、中・長距離用)


 くちあんぐり。まるで、シン・ゴジラみたいな怪物だ。日産セレナがオモチャに見えてくる。

 ──

 公式サイトは、あちこちあるが、簡単な解説はこちら。
  → Mercedes-Benz Intelligent Drive|メルセデス・ベンツ日本
  → セーフティテクノロジー|メルセデス・ベンツ日本

 画像がいっぱいあって、スマホ対応でスクロールするようになっているので、一覧性が悪い。どこに何があるのかもわからない。スクロールして調べてくれ、というスマホサイトの見本だ。
 そこで、テキストサイトを見る。こちらは一覧性が良い。
  → Google キャッシュ

 ここから重要な情報を抜粋しよう。
 レーダーセーフティパッケージとは? ミリ波レーダーステレオマルチパーパスカメラの高精度な検知システム、高度な自動制御システムを組み合わせた先進の安全運転支援システムです。
 2種類のレーダーセンサーにより、先行車を認識して速度に応じた車間距離を維持します。
 レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラにより前方を広範囲に監視。
 新しいPRE-SAFERブレーキは衝突回避能力が大幅に向上。車両速度が約50km/h以下の場合には、警告ブレーキのみで衝突を回避するのに十分な制動力が得られます。
 さらに前走車のみならず、自車前方の歩行者を検知することができるため、飛躍的に衝突予防安全性が高まっています。

 ミリ波レーダーとステレオカメラが使われている、とわかる。
 また、レーダーは2種類搭載されている、とわかる。

 これらについては、動画もある。2014年の動画だが、今回の技術と同様だとわかる。画像になっている分、わかりやすい。





 なお、ついでだが、360度カメラについては、下記ページ(前出)にある。
  → http://intelligent-drive.jp/technology/

 ──

 というわけで、至れり尽くせりで、現段階の最高水準を達成していると言えるようだ。金を掛けて、たっぷりと安全性を達成している。
(金を掛けるといっても、たいして金がかかるわけじゃない。ミリ波レーダーとステレオカメラを搭載しても、20万円にもならない。他のどうでもいい装備に比べれば、重要性はずっと高い。)

 さすがベンツ、と言える。



 【 関連項目 】

 ひるがえって、情けないほど貧弱なのが、単眼カメラだけを搭載する日産セレナだ。
  → 日産セレナの自動運転は欠陥品
  → 単眼カメラ方式の限界(自動運転)
  → マツダ・アクセラの自動ブレーキ

 単眼カメラだけでも、ある程度は何とかなりそうだが、この程度の装備で自動運転をやろうというのは、無謀に近い。命を預けるギャンブルみたいなものだ。テスラみたいに死亡事故を起こすことも、十分に考えられる。
( ※ テスラにはミリ波レーダーがあったが、セレナにはそれさえもない。ある意味、テスラ以下とも言えそうだ。)

 ま、セレナの最初の死亡事故の被害者として、あなたが記録されないように、十分注意しましょう。



 関連する記事は

  → カテゴリ一覧
 
posted by 管理人 at 23:41| Comment(8) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハードで20万円アップだけではなく、ソフト開発にも十分なお金をかけたんでしょうね。
日本のメーカーは伝統的にソフトが弱いから、多層ハードになると統合できないという笑えない冗談では無いことをいのります。。
Posted by 京都の人 at 2016年07月31日 00:15
 日立のステレオカメラは、日立がソフトをいっしょに開発したようですよ。スズキはそれを購入しただけで、一挙に自動ブレーキを搭載した。
 ベンツもたぶん、ボッシュの技術に大幅に依存しているはず。ま、独自技術もありそうだが、多くは、コストを払えるという高級車路線であることが理由であるようだ。

 http://j.mp/2aGmXEo
Posted by 管理人 at 2016年07月31日 00:31
で、そいつは本当の意味の自動運転になっているのですか?それとも単なる運転支援なのですか?
http://news.infoseek.co.jp/article/president_18562
Posted by のぐー at 2016年07月31日 01:45
↑ 自動運転は時速 10キロまで、という法的規制があるので、その法的規制をどうするか、という問題になっているようです。
 国際法制や国内法制の規制がかかっているので、そちらが技術レベルよりも優先されています。法的規制の解除がいつになるか、という問題。
 テスラは、規制前に発売したので、規制を逃れていた。

> 単なる運転支援

 「単なる」という表現は不適。実質的にはどちらも自動運転です。ただ、自動運転の最中に、ハンドルに手を添えることが必要なだけ。
 運転支援 = 自動運転 + 手をついていることのセンサー

 運転支援は、自動運転よりも機能が落ちているのではなく、むしろ機能を足しています。レベルは上です。
 ただ、日産の場合は、高速道路に限られるようです。

 ──

 質問に戻ると、自動運転かどうかは、本サイトでは議論の対象になっていません。私はこれまで、自動ブレーキの話題を語っただけ。自動運転については話題にしていません。知りたければ、自分で調べてください。
Posted by 管理人 at 2016年07月31日 09:07
>運転支援 = 自動運転 + 手をついていることのセンサー
>運転支援は、自動運転よりも機能が落ちているのではなく、むしろ機能を足しています。レベルは上です。

形式上はそうかもしれません。しかし、それが安全に寄与するのでしょうか?
たとえばですね。アメリカはどうか知りませんが、日本やドイツの高速道路は、眠気防止のために直線で済む所でもわざとカーブを造っているという話があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%81%93%E8%B7%AF#.E9.AB.98.E9.80.9F.E9.81.93.E8.B7.AF.E3.81.AE.E4.BA.8B.E6.95.85
しかしハンドル操作を自動化すると、この効果をキャンセルすることになります。
「ハンドルに手を置いて」いても、実質操作しなくていい(緊急自体が発生するまでは機械がなんとかしてくれる)わけですから注意散漫・脇見・居眠りが起きやすくなります。
「中途半端な自動化はかえって危険」という発想があるかどうかです。

>私はこれまで、自動ブレーキの話題を語っただけ。自動運転については話題にしていません。

自分の記事の検索もできないのですか?すぐ上にも
>この程度の装備で自動運転をやろうというのは、無謀に近い。
などと書いてるようですが?
Posted by のぐー at 2016年07月31日 15:23
↑ 日本語読めないの? 自動運転の話じゃなくて、 
 「自動運転をするな」
 という話でしょ。
Posted by 管理人 at 2016年07月31日 15:40
じゃあ、「ベンツの自動運転車」について書いてる部分は?
なんかベタ褒めみたいですが、自動運転車の自動ブレーキ部分だけ取り出して褒めているのですか?そうは読めないなあ。
Posted by のぐー at 2016年07月31日 16:02
> 自動運転車の自動ブレーキ部分だけ取り出して褒めているのですか?

 そうですよ。ミリ波レーダーとステレオカメラの同時装着を褒めている。いずれも自動ブレーキのため。

 ハンドル操作やアクセル操作は、言及外です。論じたこともない。

 実を言うと、ハンドル操作やアクセル操作のためには、単眼カメラだけがあれば十分。ミリ波レーダーもステレオカメラも特に必要ない。だから私が何かを批判するようなところもない。特に問題点はないので、口出しもしない。
Posted by 管理人 at 2016年07月31日 16:09
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