2016年07月25日

◆ 利根川の遊水地

 あまり知られていないが、利根川にも遊水地がある。かなり巨大なものだ。

 ──

 私はこれまで遊水地として、次の二つを紹介した。
  ・ 渡良瀬遊水池
  ・ 新横浜の遊水地(鶴見川多目的遊水地)

 主な遊水地はこのくらいだろう、と思っていた。ちなみに、Wikipedia には、渡良瀬遊水池ぐらいしか紹介されていない。
  → 遊水池 - Wikipedia
 その関連サイトには、次のページが紹介されている。
   → 遊水地事例一覧
 ここでも、規模が大きいものは渡良瀬遊水池しか紹介されていない。
 また、ネットで「遊水地」「遊水池」をググっても、たいした事例は見つからない。
  → 遊水地 - Google 検索
  → 遊水池 - Google 検索
 見つかるとしたら、せいぜい、神奈川県の境川遊水地ぐらいだ。





 しかし、これは、たいした規模ではない。いちいち取り上げるほどのものではない。
 というわけで、首都圏にはろくに遊水地はないものだと思ってきた。そこで、これまでは「遊水池を作れ」というふうに述べてきた。
  → 堤防よりも遊水池

 ──

 しかしながら、よく調べると、関東にも大規模な遊水地があることがわかった。これは、私の調べ方がまずかったのではなく、もともとろくに知られていないのだ。非常に大規模であり、かつ、ものすごく有効であるにもかかわらず、ちっとも有名ではない。そこで、私が本項で紹介しよう。

 この遊水地は、鬼怒川と利根川の合流点にあるもので、その規模は非常に大きい。渡良瀬遊水池や、八ツ場ダムと比べても、もっと大きい。「巨大」と言ってもいいほどだ。……ひとまとまりでなく、三つぐらいに分割して造られているが。
 また、名称は、「遊水池」でなく「調節池」というふうになっている。このことからも、検索で見つかりにくくなっている。
 それでもともかく、情報は下記にある。(国交省)
  → 調節池の役割としくみについて(PDF)

 これは PDF で見にくいので、情報を一部抜粋して紹介しよう。(以下、転載。)




tonega1.gif


tonega2.gif


tonega3.jpg


tonega4.jpg


 ──

 Google マップでも示せる。





 その一部の静止画像。(北は真上ではないので注意。)

tonega5.jpg
(クリックして拡大)



 北岸の越流堤。




 南岸の越流堤




 ──

 もっと詳しい現地画像(写真)や、文字情報は、下記にある。
  → 治水対策はダムではなく遊水地で 〜田中調節池を見学〜
  → 利根川の遊水地を見学 〜八ッ場ダムはいらない〜




 上に二つのページを紹介したが、前者には次の記述がある。
 田中調節池は、周辺にある「稲戸井調節池」「菅生調節池」と一体となって洪水を調節することにより、利根川の下流部における治水安全度の向上を図る施設と位置づけられています。現況の治水容量は、田中6100万立方メートル、稲戸井1890万立方メートル、菅生2850万立方メートルで、計1億840万立方メートルにおよびます。これは、八ッ場ダムの洪水調節容量6500万立方メートル(計画)をはるかに上回っています。しかも、八ッ場ダムの事業費4600億円(起債の利息を含めた総事業費は8800億円)に比べれば、調節池への公費投入はわずかです。たとえば田中調節池は、共済組合の補償金支出に対して公費が一部だけ補助されているそうですが、八ッ場ダムの事業費とくらべると微々たるものです。
( → 治水対策はダムではなく遊水地で

 この記述を読むと、謎が解決する。謎とは、次のことだった。
 「この巨大な遊水池(調節池)が、どうして有名ではないのか? どうしてほとんど知られていないのか?」

 その理由は、こうだ。
 「この巨大な遊水池があることがわかると、八ツ場ダムやスーパー堤防の、必要性がないことが判明してしまう。すると、これらの巨大な工事が不要となってしまう。それだと、国交省の省益や自民党の利権に反する」


 この巨大な遊水池(調節池)は、非常に有効である。これがあるがゆえに、利根川の下流域での洪水は大幅に抑止される。仮に不十分だとしたら、さらにもっと調節池を増やすだけで足りる。(下流域には同様の農地がたっぷりとあるので、いくらでも調節池を作れる。)
 こうして「最小のコストで最大の効果を得る」という方法があって、すでに実現済みだとわかる。
 そして、そのことが世に知られれば、八ツ場ダムやスーパー堤防の必要性がなくなる。八ツ場ダムには初期計画で 4000億円、最終的には1兆円程度の投入が見込まれる。スーパー堤防はもっと上で、400年がかりで40兆円ぐらいかかるかもしれない。そして、これほどの巨大な工事が、一切無用である、という真相が、バレてしまうのだ。利根川の調節池のせいで。

 利根川の調節池は、1兆円または 40兆円もの無駄をなくすことができる。それも、ほとんど費用をかけないで。
 そんな真相が世に知られたら、国交省の省益と自民党の利権は、大幅にそがれてしまう。それは何としても阻止したい、というのが、官僚と自民党の狙いだろう。
 だからこそ、「利根川には遊水池(調節池)がある」という真相は、秘せられているのだ。

( ※ 例によって、Open ブログが真相を白日の下にさらす。しかし例によって、世間はちっとも騒がない。「王様は裸だ」と私が言っても、世間は「そんなことを言うのは馬鹿だけだよ」とうそぶいている。……かくて世間は、真実に目をふさがれ、虚偽を信じて、自分の財布からいつのまにか巨額の金を盗まれる。)
 
posted by 管理人 at 21:52| Comment(0) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
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