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まず、三者に基本として言えることは、次のことだ。
・ サイトはできている
・ スマホ対応もできている
・ スマホ対応は、専用ではなく、PCと共通
(「レスポンシブ・ウェブデザイン」)
以上については、「OKだ」ということで、話を終える。さらに言及はしない。
さらに調べると、次の差がある。
・ デザインでは、一部に難がある。
・ 操作性では、一部に難がある。
・ 政策は似ているが、若干の差もある。
これらについて詳説しよう。候補者別。
小池百合子
都知事選オッズで1番人気。本命馬。
しかしながら、サイトを見ると、一番出来が悪い。
(1) PC版では、画像がデカすぎて、表示しきれない。右の方がちょん切れてしまう。そのあと、サイズがリサイズされて、ちゃんと表示されるようになるが、ユーザーは戸惑う。
特にひどいのは、(大サイズでは)政策を知るためのリンクが右端にあることだ。そのせいで、政策を知るためのリンクを、すぐにクリックできない。
(2) 政策を表示するページは、別ページ仕立てであり、しかも、HTML ではなく PDF だ。呆れる。まるで官庁だ。官庁ならば国民無視が常道だろうが、政治家のサイトが国民無視でどうする。「 PDF 以外では政策を表示しません」なんて、あまりにもIT音痴すぎる。
この候補はたぶん、自分のサイトをスマホで見ることもしていないのだろう。最悪だ。(部下も無能ぞろいかな。)
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政策は? だいたい、普通だが、おかしな点もある。
(1) 保育所問題の解決のために「規制緩和」を唱えているが、これでは、「量の拡大のために、質の低下を認める」ということだ。安倍首相の方針と同じ。こんなことでは、育児の手抜きにより、幼児に事故死者が出るだろう。政策としては、愚策だ。小泉・安倍流の規制緩和が、いかに安全性の手抜きをもたらすかについては、別項でも述べた通り。
→ タンクローリー横転事故
このことからして、参考の中では、最も危険思想の持ち主と言える。
(2) 下らない政策が多すぎる。
・ 都立高校跡地を韓国人学校に貸与する方針を撤回する。
・ 2階建て通勤電車の導入を促進する
・ ペット殺処分をなくす
いずれも下らない。都知事の訴えるメインメニューにするべきではない。
・ 韓国人学校の問題は、些末だ。こだわりはネトウヨか。
・ 2階建て通勤電車なんて、些末だ。こだわりはオタクか。
(乗り降りが頻繁なので、2階建て車両は普通なら無理。)
・ ペット殺処分なんて、些末だ。こだわりは動物愛好家か。
こんな下らないことを公約にするより、まともな都政について論じられないのか。呆れる。無能すぎる。
総合評価すれば、「市場原理主義の右翼候補」というところ。小泉・安倍路線の継承者。
増田ひろや
都知事選オッズで3番人気。穴馬。
せっかく自民党公認なのに、不人気で、穴馬扱いだ。みっともない。
テレビでは、「下の名前を知っていますか?」と有権者に質問しても、有権者は誰も答えられない。「知りません。増田さんとしか覚えていません」だって。まるで、はてな匿名候補みたいな扱いだ。
本人も漢字を「寛也」とせずに「ひろや」で登録している。それでいて、サイトでは「寛也」と書く。いったい、どっちだ? 統一するべし。せめて、併記すべき。別々にするなんて、頭、おかしいんじゃないの?
あと、PCサイトでは、フォントを指定しているが、そのせいで、読みにくくなっている。勝手にフォントを指定するな。ユーザーの指定を解除するなんて、「俺様優先」の度合いが高すぎる。「ユーザーの意向・設定を無視します」という態度がありありだ。唯我独尊を、PCサイトでも表明してるわけだ。
それ以外では、見やすさの点では、三者の中では最善だと言える。(ただし、配色はひどい出来だ。色彩音痴か。)
とはいえ、スマホ表示では違う。OL タグを使いすぎるので、箇条書きの箇所では、1行あたりの文字数が少なくなりすぎる。スマホ表示では見にくくなる、という難点がある。PC版優先すぎる。……この点も、ユーザー無視と言えるね。
サイトの出来としては、無能な素人( or 老人)が作ったサイト、という感じ。三候補の中では、部下が最も無能かもね。
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政策は? 三候補の中で、最も無難か。
特に言うと、「待機児童解消・緊急プログラムを策定し、8000人の待機児童を早期解消」……というのは、数値目標を掲げている点で、好ましい。
あとは、可もなく不可もなく、というところ。特にめぼしいところはない。悪くはないが、積極的に支持するところはないね。
総合評価すれば、「官僚出身で無難な事務主義」というところ。官僚出身者にありがち。無能とは言えないが、特に良くもない。
鳥越俊太郎
都知事選オッズで2番人気。対抗馬。
ネットでは「ボケ老人」というふうに言われて、すこぶる評判が悪い。とはいえ、都知事なんて、馬鹿でも勤まる。瞬発的な事務能力はどうでもいい。大局的な方向さえしっかりしていればいい。部下がしっかりしていればいい。では、部下は?
とりあえず、サイトを見る。
フォントが黒でなく灰色になっている。そこがまずい。
ただし、それ以外は、特に難点はない。スマホ対応も十分だ。三候補の中では、サイトは最もしっかりしていると言える。文章もちゃんとしている。部下の出来がいいのかもね。
サイトの評価を見る限り、鳥越のサイトが圧勝と言えるだろう。本人は馬鹿でも、支える人がしっかりしていれば、サイトはきちんとできる、という見本か。
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政策は?
本人の政策があるわけではなく、民進党の政策を並べただけだろう。それでも、出来映えとしては、三候補の中で最もまともだ。
どこがまともか? きちんと数値を出している点だ。
「東京都のがん検診受診率は現在50%にも達していません。これをまずは50%、最終的には100%を目指します」
「宅耐震化率83.8%から100%を、再生可能エネルギー割合8.7%から30%を目指します」
最後の「再生可能エネルギー」の箇所は眉唾だが、逸れ医がの点では、数値を出しているのが好ましい。
また、「宅耐震化率」に着目しているのも好ましい。都知事が最も重視するべきは、この点だ、と私は思う。来るべき地震に備えることが必要だ。そして、耐震化率を高めないと、被害が急激に悪化して、そのあとの対処が大変なこととなる。そのことは、熊本地震を見てもわかるだろう。
なお、熊本地震から教訓を得た政策を出しているのは、鳥越候補と増田候補だ。小池候補は言及していない。その意味で、小池候補は最悪だ、と言えるだろう。彼女は、ゴミみたいな些末な政策ばかりがあって、肝心の政策が抜けている。都知事の器じゃないね。
あと、鳥越候補は、労働環境や福祉環境について改善を公約しているが、これは、単に右派か左派かの違いであって、有権者の好みで決めるべきことだ。この点については、読者が自分で評価してほしい。本項では特に何とも評価しない。
総評
サイトを見ても、公約を見ても、鳥越候補が最も優れている。これは、本人が優れているからではなく、部下(スタッフ)が優れているからだ。そのことがわかる。
小池候補は、個人でやっているせいか、サイトも公約もひどいものだ。部下(スタッフ)が無能ぞろいということもあるが、本人の無能さも覆いがたい。
増田候補は、単に無難だ。可もなく不可もなく。サイトを見ても、公約を見ても、そう言える。
全体を見ての感想は、「鳥越がマシだが、舛添の方がもっとマシだった。さらには、猪瀬の方がもっとマシだった」ということだね。
知事が交代するたびに、どんどん劣化する。このあと、小池候補が都知事になったら、もう、目も当てられない状況だ。ひどいね。都民に残されたのは、東京都知事というより、DQN 知事か。
それこそ、役所のサイトならいざ知らず、では?
PDFや画像の利点は作成したとおりに相手に表示されることだと思います。
相手の環境に依存しないということが利点といえる。
その変わり、検索性が劣悪。
デザイン性を維持しつつ、検索性も良くしたい。
そういう問題を解決するために生まれたのがWebフォントだと思いますが、いかがでしょうか?
増田ひろやさんのホームページがWebフォントなのかどうかは確認していないので知りませんが、検索できなくなるから画像は使うな、PDFは使うな、でもフォントは勝手に指定するなでは納得する人はいないと思われますが、これら全てを解決する別の解決策があるならば伺いたいです。
一般に、Webフォントを使ったページでは、まずは通常のフォントで表示され、次に、時間をかけて、Webフォントのフォントへと変更されます。
一方、PC内蔵のフォントを使えば、何もダウンロードしません。表示も一瞬です。
なお、Webフォントというのは、たとえばこういうページです。
→ http://nanpatalk.hatenablog.com/
勝手に手書きフォントを表示する。読みにくくて仕方ない。こういうユーザー無視の、独りよがりなデザインだらけになるのが、あなたのお好みか?
都知事も、独りよがりな趣味を押し通して、都民の一人一人の希望を押しつぶすのがおじ好みか? だとしたら、独裁者好みなんでしょうね。各人の意思を無視するのが好きなんだから。
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どうすればいいかというと、「フォント指定をしない」というだけです。たいていの HTML ページがそうです。本サイトもそうです。
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> 作成したとおりに相手に表示される
> デザイン性を維持しつつ
そんなことは必要ない。利点であるどころか、難点です。邪魔なだけ。
ホームページの目的は、文字情報を伝えることだけです。フォント指定というデザイン性は、余計なだけ。邪魔なだけ。
> これら全てを解決する別の解決策
ユーザーが自分でフォントを指定すればいい。そのためには、サイトの側は何もしなければいい。
世の中の 99%ぐらいのサイトは、そうしていますよ。本サイトもそうです。
個人的には小池氏が当選し、都連とのバトルを見てみたい。
フォント指定をする意図は、「フォントのデザインを指定したい」ということです。
これが印刷物なら、特に問題ありません。しかし電子機器だと、解像度の問題にぶつかります。結果的に、フォント指定をすると、文字がにじむことになる場合が大半です。
実際、増田ひろや のサイトがそうです。文字がにじんで、読みにくくて仕方ない。
こういうふうに「文字がにじむ」というのが、Webフォントの難点です。
※ Windows では差が顕著だが、Mac では差はほとんどないらしい。Mac はもともとすべてのフォントで文字が にじむ仕様になっている。
うちは通常フォントでの表示はなく、一瞬で読み辛いページになりました。それはさておき、あのページはダメですね。
増田候補のページも別に違和感なく(すみません)表示されました。だけど「活動一覧」でFacebookに飛ぶのは投票権が無いこととは別に、ちょっと違和感を感じました。
小池候補の公式ページ。使用環境のちがいでしょうか。ご指摘の内容は確認できませんでした。
鳥越候補のページ、違和感はなく優位性も感じませんでした。動画の貼付とそれを見ろ。ってのが嫌かな?というところですね。
あのページは例外的に文字数が少ないからでしょう。通常は文字数がずっと多くなり、反応が遅くなる。
> 小池候補の公式ページ。使用環境のちがいでしょうか。ご指摘の内容は確認できませんでした。
ブラウザをリサイズしてみてください。ブラウザの右端の枠を左右に動かして、ブラウザのサイズを変更します。すると、レスポンシブ・ウェブデザインのレスポンスの遅れがわかります。