2016年07月13日

◆ 土地を自治体に寄付するには?

 金持ちが固定資産税を払えないので、土地を自治体に寄付したがることがある。ところが、自治体が「イヤだ」と拒否することがある。どうすればいい?

 ──

 金持ちが固定資産税を払えないので、大変だ、という事例がある。
 《 実は大変なんです……東京都内で600坪以上の大豪邸に住む人たちの「暮らし」と「苦悩」 》
── 森林のような2000m2の敷地。庭の手入れだけで月100万円以上かかり、防犯費用も莫大、最大の悩みは相続と税金対策 ──
 23区内の高級住宅地を歩いていると、たまに出くわす森のような豪邸。いったい誰が住んでいるのか、どんな金持ちなのか、どんな生活をしているのか。豪邸の主たちが赤裸々な「本音」を語り明かす。
 「いまでも、固定資産税は年間1000万円近い額を支払っています」
( → 現代ビジネス [講談社]

 こんなに固定資産税を払うのなら、土地を自治体に寄付すればいい。そう思うだろう。そこで実際、土地を自治体に寄付しようとすることがある。
 ところが、自治体がこれを拒否することがある。住民は固定資産税の支払いを免れて得するが、自治体は固定資産税の収入がなくなって減収になるからだ。
 寄付の相手として最初に考えられるのは、その土地の地域の自治体です。第三者に寄付をするなら、公益になるように使って欲しいと考えるのは自然でしょう。
 ところが、自治体は使用する目的がなければ、土地や空き家の寄付を受け入れません。
 § 自治体が寄付を受け入れない理由

 地方の自主財源のうち住民税と固定資産税はほぼ半々の割合 です。
 そして、寄付により市町村の資産になってしまうと、自らの資産に課税して徴収しても意味がなく、固定資産税が非課税になります。
 さらには、寄付された土地や空き家を管理するコストが増えるので、寄付前の税収に対して寄付後は支出しか残らず、財政を悪化させるような寄付は受け入れないのです。
( → 売れない土地や空き家の寄付先と相続放棄による処分方法
 土地活用しないのであれば、所有している限り永遠に固定資産税が発生し続けます。いらない土地は自治体に寄付できるのでは? そう思われた方もいらっしゃると思います。
 いらない土地=売れない土地=自治体も必要ありません。現金の寄付でしたら受け付けてもらえますが、不動産の寄付は大半のケースで拒否されるでしょう。
 理由といたしましては自治体は、土地に固定資産税を課税して税収を得ているからです。
 中には、東京都内の超都心や誰もが欲しがる土地であれば、寄付を受け付けてくれるケースもあるでしょうが・・・
 利用価値もない土地など税収は下がりますし管理コストはかかりますので、寄付は絶望的だと考えてください。
( → 売れない土地を何とか処分する方法。 | 家を高く売る.com

 田舎の土地ならば、自治体が拒否するのはわかる。しかし、都心部でも自治体が拒否することもありそうだ。特に、(商業地でなく)住宅地の森林だと、そのまま公園にするぐらいしか用途がないので、自治体は厭がりそうだ。(売却してマンションにするとよさそうだが、それは、寄付する本人が寄付の契約条件で駄目だと規定しているはずだ。)
 こういう場合、どうすればいいか? 

 ──

 そこで、困ったときの Openブログ。名案を出そう。
 「あらかじめ、小道などを作って、公園として整備する。公園として、地元に開放して、利用してもらう。地元の利用者に必要だと思わせた上で、地元民の署名を添えて、自治体に寄付を申し出る」

 自治体としては、地元民の署名があるので、無下にはできない。大量の住民が、「これは地元の公園なので、つぶさないでください」と訴えている。ならば、自治体としては、寄付を受け入れるしかないだろう。
 無料で住民福祉ができるのなら、固定資産税がなくなることぐらいは我慢ができる。自治体の財産も増えるし、そう悪いことではない。

 なお、隅のあたりだけ(一部だけ)は、売却する方がいいだろう。そうすれば、そこは、「足元に緑の多い公園のあるマンション」として、高値で売ることができる。
 例としては、旧古河庭園のそばにあるマンションが似ている。旧古河庭園が大好きだから、そのそばにあるマンションにどうしても住みたい、と思った人もいる。
 歩いたのが北区西ケ原の旧古河庭園だった。緑豊かで、とにかく静か。バラが美しく、池には白鳥。「すてきだ」と思いながら歩くと、近くに白いマンションが見えた。一目ぼれだった。「あそこに住みたい」と無邪気に思った。……二年待って空いた部屋を買った。
( → 東京新聞:一目ぼれして38年同じ部屋:ドナルド・キーン

 ここにマンションがあれば、土地所有者は売却収入を得るし、自治体はマンションの住民から高額の住民税を得る。だから、どちらにとっても悪い話ではない。
 マンションは、部屋面積の広い超高級物件にすることが好ましい。そうすれば、高所得者が増えて、自治体の住民税が増えるからだ。足元に公園のある優良物件なら、それも可能だ。(駅からの距離しだいだが。)

 結論。

 都心の土地が寄付できないこともあるが、知恵を働かせれば、十分に寄付できる。宝を寄付することが阻害されているとしたら、何らかの阻害物があるのだから、その阻害物をうまく除去すればいい。それだけの知恵があれば、物事は自然に解決する。
 


 [ 付記1 ]
 地元民の署名が集まらないときは、どうするか? 
 そのときは、誰もその公園を望んでいないということなのだから、あらかじめ告知しておいたとおり、さっさと公園をつぶしてマンションか宅地にすればいい。
 その意味で、署名を集めるときには、「署名が集まらないときにはマンションか宅地にします」と注記しておくといい。

 [ 付記2 ]
 杉並区などが公園を保育所にするのは、好ましくない。こんな風潮が増えたら、誰も土地を寄付したくなくなる。寄付するくらいなら、森をつぶして保育所か宅地にする方がマシだ。
 したがって、杉並区などが公園を保育所にするという方針を出すと、杉並区は今後、住民から公園用地の無償提供を受けられなくなり、次の二者択一となる。
  ・ 税金で公園用地を買収する
  ・ 公園のない粗悪な住環境にする。(スラム化ふう?) 

 杉並区などが公園を保育所にすればするほど、高所得者は来なくなり、低収入の年金所得者や生活保護者ばかりが集まるようになるだろう。
 「公園をつぶす」なんていうスラム化政策を進めれば、自分で自分の首を絞めるのも同然だ。高所得者は、さっさと杉並区から逃げ出した方がいい。そのうち、低所得者ばかりとなって、犯罪都市になるかもしれない。自らクズ都市をめざすような自治体からは、さっさと逃げ出すのが賢明だ。かわりに、公園を整備しようとする場所に移住するべきだ。



 【 関連サイト 】

 → はてなブックマーク - 実は大変なんです。東京都内で600坪以上の大豪邸に……
 
 【 関連項目 】

 → 旧古河庭園に行こう
posted by 管理人 at 23:14| Comment(0) | 一般(雑学)4 | 更新情報をチェックする
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