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赤信号を予測するには、どうすればいいか?
青信号ならば、直交する車線の黄色信号で予測できる。一方、赤信号は?
車道の左脇にある歩道の信号で予測できる。歩道の方で、青信号が点滅して、赤信号になったら、しばらくして車道でも赤信号になると予測できる。
こう気づいたあとで、ネットでググってみると、賛否両論がある。
反対論は、こうだ。
「タイミングにズレがあるので、正確な予測はできない。車道の信号だけ見ていればいい」
というもの。
→ 知恵袋
しかし、いつも走っている同じ道ならば、学習によってだいたい予測が付くはずだ。
また、いきなり黄信号になると、前進するか急ブレーキをかけるか、判断に迷うことがある。これは危険だ。
→ 信号の予測の仕方(黄色信号)|車を上手く運転しちゃおう!
やはり、情報はないよりはあった方がいい。どう処理するかは本人しだいだが、情報はあればある方がいいに決まっているだろう。
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ただ、私としては、別の意味でこのことを薦めたい。それは、安全性の意味だ。
一般に、自動車は前方を見ることが大事だ、と言われる。歩道の信号なんかを見ていたら、脇見運転になるので、危険性が高まる、という認識だ。
しかし、私は違うと思う。自動車は前方を見ることが大事ではない。前方よりも少し左右を見るべきだ。
具体的には、普通なら前方 50メートルの車道上を見るだろうが、むしろ、視野を広くする感じで、前方30メートルの左右を見る(注意を向ける)べきだ。特定の一点に焦点を合わせるのではなく、かなり広い視野に注意をまんべんなく向けるべきだ。
そうすると、どうなる? 車道の左右からいきなり歩行者や自転車が飛び出す、というような事態に、十分に対処できる。
実際、自動車の運転で一番大切なのは、このことだと思う。高速道路ならば、車道上の先行車を見てれば十分だが、市街地(特に歩車道分離がなされていない道路)では、歩行者や自転車の飛び出しこそがもっとも注意するべきことだと思う。
それゆえ、「常に前方の視野を広く注意する」ということが大事なのだ。そのために、「歩行者の信号に留意する」というような態勢が役立つのだ。
実際、そういう感じで運転していると、常に神経がぴんぴんと張りつめている感じになる。「前方の先行車だけを見ている」というのは、ほとんど気を抜いている感じだが、視野を広く取ると、広い視野の変化や予測に神経を取られる。かなり疲れやすい。だが、それゆえに、安全性は高まる。
自動車を運転するならば、こういうふうに常に神経を張りつめさせておくことが必要だと思う。「走る凶器」を運転するからには、そのくらいの覚悟が必要だ。
だから、「歩道の交通信号を見ること」それ自体が重要なのではない。「常に広い視野を見て、注意深くして、将来を予測する」ということの一環で、「そうすれば、黄色信号・赤信号を予測することも出来る」というふうになるわけだ。
[ 付記 ]
これをやると、対向車線で追い越しをかけた車が、こちらの車線上に飛び出す、というような場合にも対処できる。他人の命を守るだけでなく、自分の命も守る。
運転する人は、自分が「走る凶器」に乗っているだけでなく、「走る棺桶」にも乗っているのだ、と留意しよう。

基本的には前方に注意を置きつつ,周辺視を使って危険を察知すると.
何か動きのある物を察知するには,中央視よりも周辺視の方が反応速度が速いとか聞いた事があります.
青の点滅だから速く走り去ろうと思う人もいたでしょう。私が注意しているのは、スピードの出し過ぎです。
信号がある場合、走行中に自然に歩行者用信号も視野に
入ってきますので、その点滅具合を見ながら走り具合を
加減するのは運転者なら誰でもやっていますけどね。
免許更新時のビデオ研修でも、そうした状況把握は必ず
注意されますし、普通の運転者なら常識のレベルではな
いですかね?
燃費が良くなっています。アイドリングストップはブレークを強く踏むと作動し、信号が青信号に変わりそうな時はアイドリングストップしないように出来ます。
 ̄ ̄
スポーツの熟達化を研究する慶応大の加藤貴昭准教授は、トップアスリートの視線に注目している。加藤さんらが眼球の動きを計測する装置を使って調べると、熟練者と初心者で視線の向け方に違いがあることが分かってきた。
例えば、初心者は対象の動きに集中してしまう傾向があり、ボールを見続けたり、動くものに視線が釣られて散漫になったりしがちだという。ところがプロや大学のトップ選手らは、打者で言えば相手投手のひじ、サッカー選手なら相手のひざ、剣道なら相手の目など、相手全体を捉えられる部分に視線を固定していた。
視覚には対象を直視して詳細に見る「中心視」と、あいまいに広く対象を捉える「周辺視」がある。周辺視は解像度は低く、本人に見えているという意識はなくても、無意識に体が反応できるといわれる。加藤さんは「熟練者は『周辺視』で相手の動きを幅広く捉えている」と話す。
こうした視線の向け方は、剣道では「遠山(えんざん)の目付」と呼ばれる。相手の動きに惑わされずに遠くの山全体を望むように相対することが大切だ、という教えだ。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12476406.html