( ※ おっぱいの画像 あり。)
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小林麻央(フリーアナウンサー)が乳がんを患っていることが話題になった。
これを受けて、「わたしも注意しなくちゃ」と思う女性が多いそうだ。
→ 妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(33)が、乳がんを患っていること
しかし、である。これとは無関係の話題(ただの医学・健康情報)になるが、「乳がん検診は当てにならない」というニュースが出た。
まず、マンモグラフィーとは何かについて、Wikipedia から画像を借りよう。

Wikipedia :マンモグラフィーの画像
(左:正常、右:乳癌)
乳がん検診では、マンモグラフィーの画像を撮る。これについて、次のニュースが出た。
《 マンモグラフィーで乳がん判別困難例、自治体の7割が伝えず 》
自治体の乳がん検診で行われるマンモグラフィーで乳房のタイプによっては異常が見えにくいにもかかわらず、「異常なし」と受診者に通知されるケースが多いことが分かった。
受診者に、異常が全くないと誤解させる心配がある。専門家は「見えない場合に受診者が超音波検査などを受けられるよう通知をルール化すべきだ」と指摘している。
マンモグラフィーでは、がんの疑いがある白い影の有無を医師が判定する。検診結果について国は自治体に「要精密検査」「異常なし」のいずれかで結果を伝えるよう指針で定めている。
しかし乳腺の密度が濃い「高濃度乳腺」ではマンモグラフィーの画像で乳房全体が白く写り、異常の有無がわかりにくい。判別が困難でも「異常なし」と判定されてしまう。
93自治体は高濃度乳腺を通知する仕組みがないと答えた。
国内では毎年、新たに約9万人が乳がんと診断される。専門家によると、日本の女性の半数以上が乳腺の密度が濃く、マンモグラフィーだけでは異常を見つけにくいタイプだという。
( → 読売新聞 2016-06-12 )
ここでは大きな問題が指摘されている。
判別が困難でも「異常なし」と判定されてしまう。
ということだ。本当は、わからないので、「不明」であるにすぎないのに、「異常が見つかりませんでした」と正直に知らせる代わりに、「異常はありません」というふうに虚偽を知らせる。
これは、三菱の偽装と同様で、一種の誤報・捏造だ。こういうことを、国家レベルで大々的に推進しているのだから、呆れる。
ひょっとしたら、小林麻央は、この制度の犠牲者かもしれない。本当は「異常が見つかりませんでした」というだけだったのに、「異常なし」と通知されたせいで、異常を調べる機会を奪われて、そのせいで乳がんが「手遅れ」に近い状態になったのかもしれない。
ひどいものだ。国家的な犯罪とも言える。
さらに詳しい事情を見よう。
《 自分の型知り、乳がん検診…マンモグラフィー弱点も 》
自治体が行う乳がん検診のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)で、異常が見えにくい「高濃度乳腺」について、読売新聞の調査に答えた自治体の7割で受診者に知らせていないことがわかった。
検診で行われるマンモグラフィー、超音波検査、視触診には、それぞれに利点と弱点がある。受診者は年齢や乳房のタイプごとに適した検査を選んで受けることが大切だ。
ただし、マンモグラフィーには弱点もある。
乳房は〈1〉高濃度〈2〉不均一高濃度〈3〉乳腺散在〈4〉脂肪性の4タイプがあり、順番に乳腺組織の密度が薄くなる。乳腺の密度が濃いタイプの乳房を持つ人は、乳房全体が白く写ってしまうため、マンモグラフィー単独では、異常の有無を完全に判定するのが難しい。
マンモグラフィーの弱点をカバーするのが超音波検査だ。乳腺の組織が白っぽく写り、がんのしこりを黒く写し出すため、乳腺密度が濃い乳房にも適している。放射線 被曝 もない。マンモグラフィーとの併用で40歳代の早期がんの発見率が1.5倍に高まることが国の大規模研究で分かっている。
( → 読売新聞 2016-06-14 )
「マンモグラフィー」と「乳腺エコー検査」の2種類があるわけだ。詳しいことは、上記記事にあるので、じっくり読むといいだろう。
なお、次の記事もある。
《 検診はマンモと乳腺エコー、どっちを受けるべき? 》
日本人女性の14人に1人が発症するという乳がん。その検診には、「マンモグラフィー」と「乳腺エコー検査」の2種類がありますが、どちらを受けたらいいのでしょうか?
このように、マンモグラフィー検査と乳腺エコー検査には、検出できるもの、術者の技量への依存度、年齢による有効性の違いなどが見られる。どちらかが優れているとは言い切れないため、ケースに応じて使い分ける必要がある。
両方とも受けることが好ましいが、1年おきに違う検査を受けるなど工夫をしたい。
( → 小林麻央の乳がん発覚で気になる… | 女子SPA! )
これも、一部抜粋だ。詳しくは、引用元の記事を読むといいだろう。
[ 付記1 ]
本項では、特に私の意見は示さず、重要な情報を紹介するに留めておく。詳しくは、引用元の記事を読むといいだろう。
本項で私の指摘があるとすれば、事実関係ではなくて、三菱の事件との類似性だ。三菱みたいな捏造が、国家レベルで放置されて、しかも、それがちっとも問題視されない。
三菱の燃費偽装では、せいぜい数十万円程度の金銭的な損失が生じるだけだが、乳癌検診の医療報告偽装では、人の命がどんどん奪われていく。
どちらが重要な問題であるかは、言うまでもない。フロリダでは 50人程度が銃で射殺されたが、それよりずっと多くの人が、日本では医療報告偽装のせいで死んでいると思える。小林麻央は、そういう偽装の犠牲者であるかもしれない。
( ※ 死んだわけではないが、重病になったので。将来の生死は不明という状況だ。)
[ 付記2 ]
本項では「国家的な制度」とか「国家レベル」とかの表現で、責任が国や自治体にあると指摘している。
これは決して、私の個人的な批判ではない。乳癌検診が、国や自治体によって運用されているということは、引用した記事に書いてある。つまり、責任はまさしく、国や自治体にあるのだ。個別の病院レベルの責任ではない。お間違えなく。
[ 付記3 ]
「乳がんなんて男には関係ないや」
と思う人も多いだろうが、さにあらず。
乳がんで、妻が乳房を失えば、その最大の被害者は、夫である。経産婦なら、乳房があろうとなかろうと、本人にとってはたいして違いはなさそうだ。むしろ、「巨乳がなくなって、肩凝りから解放された」と喜ぶ女性も出てくるかもしれない。
しかし、男にとっては、被害甚大であろう。特に、おっぱいフェチである男にとっては、壊滅的な被害となりそうだ。
( ※ 特に、本項冒頭の「おっぱい画像 あり」という文句で興味を持った男性には、当てはまる。)
【 後日記 】
Wikipedia の「小林麻央」の記述から。
2014年2月に人間ドックを受けた際、乳房にしこりが発見された。しかし当初は人間ドックの担当医が「癌の可能性は五分五分である」と診断を下し、乳腺専門医の知人2人が「オーバーな担当医だ」との見方を示し、更に再検査時の担当医も「癌ではない」と診断を下し、更に、麻央は長女の授乳時から2年以上の間、乳腺の状態を良くするための母乳マッサージに通いケアしていたため、本人も癌の可能性を疑わなかった。しかし同年10月にも同じ箇所にしこりが確認され、脇への転移も発見され、ここで初めて癌であるという確定的な診断が下された。
真面目に説明すればするほど、「なんでもいいからあるのかないのか言え!!」的なクレームを受けてしまうこともしばしば。面倒になって「異常なし!」といってしまうこともままあるでしょう。それを国家レベルでやってしまったということですね。乳癌に限った問題ではありませんが、地道に啓蒙していくしかないでしょうね。
乳癌については、「余命一ヶ月の花嫁」でにわかに注目が集まってしまい現場がバタバタとしたという印象があります。今はかなりおだやかな表現になっていますが、放映当時は「年齢によらず、とにかくマンモグラフィを受けよう!」的な運動がTBSを中心になって行われてしまいました。
ちなみに小林真央の年齢(40歳以下)を考えるとマンモグラフィを積極的に勧められたとは考えにくいですね。セレブですから自主的に受けた可能性はありますが。そういう場合、おそらく懇切丁寧な説明があったうえで、エコー検査もしているのではないでしょうか。
誤読がひどい。
・ 対象は、一般人ではなく、自治体や病院。これらの方針が間違っている。
・ 伝え方が問題なのではない。伝えなかったことが問題だ。
> 啓蒙していくしかない
無知な一般人を啓蒙する(教えてやる)、という立場だが、一般人は無知なんじゃなくて、情報を与えられていなかっただけだ。
愚かなのは、まともに情報伝達をしない専門家の方だ。正すのは、専門家の方。これは、「啓蒙する」というのではなく、「矯正する」と言うべき。無知なのでなく、無能。
ただ一般の方にその意味が十分に伝わっていないおそれは多分にあります。そういった意味で啓蒙が重要なわけです。
「異常なし」という結果も「(limitationが多い本検査の限りでは)異常なし」ということで、それ自体は別段おかしい表現ではありません。「不明」という表現が適切ではないでしょう。まtかりに「異常が見つかりませんでした」と書かれても普通の方にその意図が伝わるかどうか。
行うべきは「(すでになされていはいるが)limitationの説明をより丁寧に行うこと」です。
なおリンク先にもあるように、エコー検査は術者の技量に依存するところが多分にあるためなかなか大規模な健康診断に採用しにくいのが現状です。
マンモグラフィは術者の技量に依存する部分が少ないため大規模な健康診断に採用しやすいわけです。
胃の検査で多々見落としがあるものの胃バリウム検査がいまだに用いられているのと同じ理屈です。(もっともようやく胃カメラが大規模な健康診断で採用されそうになっているようですが)
>経産婦なら、乳房があろうとなかろうと、本人にとってはたいして違いはなさそうだ。むしろ、「巨乳がなくなって、肩凝りから解放された」と喜ぶ女性も出てくるかもしれない。
乳房は女性にとってアイデンティティの拠り所になっている面も多々ありますから、そのあたり配慮された方がよいと思いますよ、ネット上で多くの人の目に触れるわけですから。
また両乳房とも切除よりも片方切除という場合が多いので、体のバランスが崩れて苦労している方も多くいらっしゃいます。
乳癌手術でもリンパ節への転移を丁寧に見極めてなるべく乳房温存を目指すのが主流です。(もっとも治療成績から細菌はふたたび乳房全摘が増えはじめているようですが)
審美的な観点や体のバランスという観点から乳房再建も形成外科領域のホットトピックのひとつのようですよ。
伝えているか否かは、私の見解ではなくて、新聞記事なのですから、新聞社に文句を言うといいでしょう。「読売新聞の調査に答えた自治体の7割で受診者に知らせていないことがわかった」と書いてある。
> エコー検査は……大規模な健康診断に採用しにくいのが現状です。
エコー検査は、一次でなく二次的に用いよ、というのが記事の趣旨です。大規模な健康診断ではありません。不明の人だけが対象です。「受診者は年齢や乳房のタイプごとに適した検査を選んで受けることが大切だ」と書いてあるでしょ。
記事をちゃんと読みましょう。
> まあ軽い冗談のつもりなのでしょうが
別に、健常な人に「乳房は邪魔だから切除してしまえ」と言っているわけではないので、お間違えなく。「乳房を切除してしまった人」に対して、「どうってことないさ」と勇気づけるか、あるいは、「大変なものを失ったから後悔しろ」と言うか、という問題。心の持ち方の問題であって、乳房切除をするか否かの問題ではない。
> 乳房温存 乳房再建
それは医療レベルの問題であって、心の持ちようの問題とは異なる。話題が全然別。
あなた、誤読しすぎるのでは?
ただ現在大規模な検証がすすんでいるのでその結果を見極めて行政もなんらかの対応をとるでしょう。
2015年現在、癌を癌とみきわめる「感度」はマンモグラフィ+エコー検査がマンモグラフィ単独に大きく勝る一方、癌ではないものを癌ではないと見極める「特異度」はマンモグラフィ+エコー検査がマンモグラフィ単独に劣るという結果が出ています。誤診や過剰医療、それに伴う医療コストの問題を考えると、精密検査としてもエコー検査を導入すべきかはなお議論の余地ありというところでしょう。
http://www.j-start.org/topics/2015-11-09.html
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201202/523681.html
誰もそんなことは申し上げておりませんので、お間違いなく。あくまで乳房を切除した方を対象にしていますよ。
>切除してしまった人」に対して、「どうってことないさ」と勇気づけるか、あるいは、「大変なものを失ったから後悔しろ」と言うか、という問題。心の持ち方の問題であって、
「どうってことないさ」とまわりからいわれることで患者が極めて傷つく可能性が高いと申し上げているのです。
もちろん最終的に本人自身が乳房を失ったことを受容できるようになれば、精神的には一歩前進といえるでしょう。そうなるために周りができることは可能な限り寄り添ってあげることです。具体的には本人の愚痴なりなんなりを否定せず傾聴するということです。決して「どうってことないさ」とかましてや「後悔しろ」と価値判断することではありません。
万が一管理人さんの親しい女性が不幸にも乳癌になってしまった場合、どうか「どうってことないさ」などと価値判断をすることなく、相手の気持ちに寄り添ってあげてください。一人でも多くの女性に笑顔でいて欲しいと願う者からのお願いです。
心のもちようも立派な医療の領域で精神科でも臨床心理士のカウンセリングが行われています。
サイコオンコロジーということばもあります。
もちろん生命の不安が大きいわけですが、乳房、子宮など女性特有の臓器に癌ができ切除せざるを得なくなった患者の精神的苦痛ははかりしれないものがあるわけです。
男性でも前立腺癌で前立腺を切除した患者は(失禁といった問題は大きいですが)少なからず「男性性」の喪失に悩んでいます。
また、癌患者に対しての「かつら」はかねてから保険適用や医療費控除の対象となるよう陳情が続いています。(横浜市など一部自治体では独自の助成がすでにはじまっています)
乳房再建もこういった流れにあるわけです。単に機能的な問題というわけではなく、自己の性的なアイデンティを規定するものがなくなってしまうということは深刻な危機なのです。そういった臓器がイミテーションであったとしても再度獲得できれば精神的に前向きになっていけると期待できます。
> 「巨乳がなくなって、肩凝りから解放された」と喜ぶ女性も出てくるかもしれない。
ということだけです。
一方、患者の女性に直接何かを言うというのは、全然関係のない話。いったいどうして、そんなところに話が飛ぶのか。
あなた、ちょっと、被害妄想がひどすぎるというか。想像力がたくましすぎるというか。勝手読みしすぎるというか。
いずれにせよ、本項とは全然関係のない話です。妄想は、自分の頭のなかだけにしておいてください。
> 乳房再建もこういった流れにあるわけです。
別に否定しているわけじゃありません。それは本項とは関係ないし、私は論じてはいないということ。私は医者じゃないし。
It's none of my business.
──
本項は、新聞記事を紹介しているだけです。再掲すると、
> 本項では、特に私の意見は示さず、重要な情報を紹介するに留めておく。詳しくは、引用元の記事を読むといいだろう。
あなたがまったくトンチンカンなことを言っていることは、上のことからもわかるだろう。まずは、相手の話をちゃんと理解してから書きましょう。あなたは他人との意思疎通能力に問題がある。医者で言うと、患者の話を聞かないで、勝手に治療を始めてしまうタイプ。
例。
「そうですか。では、当院で、これから手術します。乳がんでは、乳房切除は大切です。事後のケアも十分にやります」
「先生。私、胃癌だということで紹介されてきたんですけど……。それに、私、太ってオッパイあるけど、男だし」
これも誤読。ちゃんと元記事を読みましょう。そこに書いてあるのは、「集団検診にエコ検査を取り入れるか否か」ということだけです。個人が自分の判断でやることを否定しているわけではありません。
医者としては、不明なら不明だと告げるだけで良く、そのあとの判断は個別に患者と医師の判断になります。
一方、「どうせ不安になるだけだから、不明だという真実をわざと隠して、異常なしだと嘘を伝える」というのは、昔の「癌の不通知」という方針と同様です。一昔前の発想。あなたの発想は、50年前の医者の発想です。今なら、訴訟の対象となる。
治療で言えば、エコー検査のほかに、腫瘍マーカーもあります。生検もあります。下記を参照。
http://www.devicormedicaljapan.jp/mmt/exam/kensa.html
検査法はいろいろあります。
一般に、感度を高めることができれば、あとは特異度を下げるために多くの検査を併用すればいいのです。
あなたはどうも、スクリーニングという概念すら理解できていないようだ。一からお勉強しましょう。
言葉の選び方だったり、言い回し一つで本来伝えたかった事とは違う受け止め方をされ誤解を受けたりと…。
文章には人柄が出ると言いますが、異なる意見に対する対処の仕方にもそれは出ます。
『誤読』と言い放ってしまう前に、ご自分の伝え方を振り返ってみてはいかがでしょうか。
管理人さんはどのような子供時代を過ごされてきたのでしょう 友達は多かったですか
他人と上手に交流できていましたか
相手に寄り添う気持ちがあれば 絶対に選ばない言葉(表現)があることも理解できると思います。
人間関係がうまく構築できず大人になってしまった人には幼稚な攻撃性があるようです。
それは自分が否定されたと感じた時顕著に現れるそうです
異なる意見に対する対処なら、私はきちんとていねいに対処していますよ。
私の話を完全に曲解して難癖を付ける人がいるから、本来はスルーするべきなのに、ていねいに対処して上げているんです。
本項でも、「本項では、特に私の意見は示さず、重要な情報を紹介するに留めておく」と書いてある。なのに、勝手にああだこうだと難癖を付ける人がいるから、ていねいに「私は何も意見はありません。誤読しないで」と応対してあげている。
本当なら、スルーするべきなんでしょうけどね。
そもそも、「異なる意見」じゃない。私はもともと自分の意見を出していないのだから、「異なる意見」なんてものは存在しない。誰かが勝手に私を攻撃してくるだけだ。(私は振りかかる火の粉を払うのに大変だ。言いがかりを扱うわけ。)
異なる意見なら、あなたみたいに失礼な個人攻撃をする人にも、ていねいに対処して上げていますよ。非礼に対して非礼で応じることはしません。
※ これはただの事実描写。
癌で乳房を失った女性が上記の文章を読んだらとても傷つく場合があるだろうなあ。
そういう意味では乳房を失った女性視点での思いやりを感じない。
3.11以降の甲状腺癌のスクリーニングの検査でも問題になったように、スクリーニング検査というものは実施するか否か、どう通知するかは非常に難しい問題で、素朴なインフォードコンセントで判定しきれないものです。したがって「50年前の医師の発想」というのは妥当ではありません。
乳癌の早期発見に有効な腫瘍マーカーは残念ながらありません。(再発のモニタリングには使われますが)あるならば血液検査という低侵襲の検査でわかるものですから、マンモグラフィやエコー検査よりも先に行われるはずですからね。
生検はある程度病巣に目星がついていなければ「あてずっぽう」になってしまいますので、「不明」の分類の再検査に用いるのは適当ではありません。また侵襲的でもあるので精密診断に用います。マンパワー的、医療経済的な問題も考慮する必要があるでしょう。
J-STARTのデータの蓄積がさらに進み、エコー検査併用が有意に感度、特異度ともにあげるのであれば、マンパワー、医療経済などを勘案の上、採用していけばよいでしょう。
もちろんさらなる検査手法の改良も望ましいものです。乳房MRIといったものもテスト的に用いられているようです。個人的にはエコー検査のさらなる客観性の高さの向上や高度化に余地があると思いますので、取り組んで欲しいものだと思います。
>三菱の偽装と同様で、一種の誤報・捏造だ。こういうことを、国家レベルで大々的に推進しているのだから、呆れる。
>ひどいものだ。国家的な犯罪とも言える。
これが「私の意見」でなくて何なのでしょうね。
ただの感想でしょ。「意見」とは言えるかもしれないが、「独自の見解」などではない。学術的な要素は皆無であり、ただの個人的な感想。
「いいね」とか「違うね」とか、誰でも感想をもてる。それだけのこと。
本項は、記事を紹介して、私の感想をちょっと付け足しただけ。
他人が何か批判するなら、「いいね、違うね、という感想を持つのはけしからん。感想は一切禁止」と言うことぐらいでしょうね。で、そう言いたいの?
記事の内容の文句を言いたければ、私ではなく、読売新聞社に言うべき。
──
そちらの医療情報は有益だと思います。感謝します。ただし、それは読売の記事に対する批判として書くべき。私に文句を言うのは筋違いです。記事は私が書いた記事じゃないんだから。
「エコー検査とマンモグラフィの画像診断が最も重要で、かつ、その信頼性に問題があるのならば、うまい解決策がある。それは、AI の画像診断能力を用いることだ。これで検出率を飛躍的に上昇させることができる」
これは、私の独自見解です。ここで初めて、私の見解が出現した。これについては、批判をいくらでも受け付けます。
はい、それはとてもすばらしいアイデアだと思います。AIは画像処理や画像認識の分野では無双ですからね。ディープラーニングも理論的進展は一区切りというところに来たようですので、今後どう応用していくかが重要になります。
実をいえば画像診断は医学でもっとも重要な分野でありながら現状はお寒いかぎりです。
超音波エコーに限らず、胸のレントゲンの同じ画像を異なる放射線科医に見せると違う所見になってしまうことが間々あります。そのため肺炎など身近にありながら死に直結しやすい病気が早期に発見されず手遅れになってしまったりするのです。
管理人さんご提案のAIによる画像診断の高度化はぜひ推し進めて欲しいことです。
日本語の検索では見つからなかったが、英語の検索では「mammography deep learning」で、多数ヒットする。世界的には研究が進んでいるようだ。
しかし、日本の会社は遅れているようだ。たとえば、ここ。
→ http://www.konicaminolta.jp/healthcare/technique/index.html
画像を鮮明化する技術について、カメラ会社ふうの技術開発はしているが、AIの技術はさっぱりない。全然、遅れている。これじゃ、そのうち、倒産しそうだ。
あらゆる会社はAIの技術を開発せよ、と前に言ったのに、そうしないから、こういう立ち遅れた状態になる。シャープみたいなものか。
医薬業界の方向性を決める方々が雇用維持か何か知りませんがアンチ何でしょうね。
→ http://newswitch.jp/p/5081
キヤノンは東芝メディカルを買収したので、そのうち進出するかも。……と思ったんだけど、キヤノンはもともとAIをやっていないんだよね。大丈夫なのか、この会社。御手洗のせいでつぶれるかも。ソニーの出井みたいになりつつある。
それによると、アメリカの予防医学学会は40歳以上には推奨しない、スイスの団体は死亡率がさがる効果は認められないと廃止勧告をしてるそうです。
また、乳がん学会のガイドラインには、遺伝性乳がんの方は、マンモグラフィーによって、発がんリスクが高まるとあるそうです。
日本人の大多数が判別できず、さらに検査によってガンになる危険性が高い人もいるという馬鹿げた検査は廃止すべきじゃないかと思いますね
うーん。じゃ、どうすればいいのかな? 小林麻央みたいな例もあるし。
夫がいつもきちんと揉んでチェックする、というのが最善なのかな?