2016年06月03日

◆ 不明男児 発見 の教訓

 北海道の不明男児が発見された。これを分析して、教訓を得よう。

  ※ 同内容の地図なし版は → スマホ用(次項)

 ──

 男児が不明になった件については、前にも述べた。
  → 北海道の不明男児はどこに? (5月31日)

 その後、6月3日の朝になって、男児は発見された。
 この直前に、捜索について(なかば)ギブアップの宣言が出た。
 《 7歳児行方不明:1週間 捜索あす打ち切り 》
 北海道警などは2日、北海道七飯(ななえ)町の山林で行方不明になった北斗市の小学2年、田野岡大和さん(7)の捜索態勢を3日に半減させ、合同捜索本部も解散すると発表した。「可能な限り捜索した」として、4日までに見つからなければ捜索を打ち切る方針。
( → 毎日新聞 2016-06-03

 こう決めた直後に、男児は発見された。まったく皮肉なことだ。……と思えるが、そうではない。詳しく分析するとわかるが、「合同捜索本部も解散する」にもかかわらず発見されたのではない。「合同捜索本部を解散したからこそ発見された」のだ。
 要するに、発見しようとしたから発見できなかったのであり、それゆえ、発見しようとするのをやめたからこそ発見できたのだ。
 なぜか? 「発見しようとした」ところが、まったく見当違いのところだったからだ。「発見しようとした」ところは、少年がいるところとはまったく別のところだった。そんなところを捜せば捜すほど、無駄なあがきとなるだけだ。
 そのあと、発見するのをやめることにして、自衛隊員は自分の持ち場に戻った。そうすると、そこに少年がいた。
 ここでは、「少年を発見した」のではない。「発見しようとして発見した」のではない。自分の持ち場に戻ったら、たまたま少年と「遭遇した」のだ。
 したがって、「少年を発見した」という報道は、すべて誤報である。(本項もそう書いたが、これは誤報をそのままなぞっただけだ。)どちらかと言えば、「少年が自衛隊員を発見した」と言ってもいいかもしれない。ただ、正しくは、「自衛隊員が少年と遭遇した」である。捜してもいないのに、たまたま偶然出会っただけだ。(見つけたときは、「ようやく見つけた」と思ったのではなく、「まさか」という気持ちだっただろう。「びっくりぽん」だ。)

 ──

 では、少年は、どこで見つかったか? 報道された場所は、ここだ。
  → 陸上自衛隊駒ケ岳演習場の宿泊施設(画像あり)

 これを Google マップで捜すと、すぐにわかる。ここだ。



 

 ここに至るには、どういう経路を通ったか? 考えるまでもない。少年を見失った地点から、この演習場に至る経路は、ほぼ一本道だからだ。まぎれる余地がない。
 具体的に示そう。





 ここが、少年を見失った場所だ。
 報道によると、父親はこの東側(「留めの湯」の方)から自動車で来て、上記ポイントで少年を下ろして、また東側に戻った。その後、自動車を降りて、徒歩で上記ポイントに戻った。その途中、少年と出会わなかった。そのあと、あちこちを捜してから、自動車に戻って、探し直した。たぶん、角地を通って、南下したのだろう。それでも見つからないので、警察に届け出たようだ。
  → 記事と図(北海道新聞)

 このことと、地図を照合すると、少年の通った道筋は一通りしかないとわかる。函館本線に沿って進む道筋だ。





 論理的に言って、この道筋しかありえない。(東方向なら、父親と出会ったはずだ。角を曲がって南方向なら、自動車で捜した親が見つけているはずだ。残るは、線路際の道だけだ。)

 線路際の道を進むと、その先でループ状になるので、行き止まりだと見える。しかし、そうではない。図の点線の方向に、山道が延びている。そのことは、航空写真でわかる。





 bing の地図だと、はっきりする。


 明らかに、北方向に山道が延びている。その道幅は、普通の道幅であって、自動車が通れる幅だ。そのことは、朝日に記事がある。
 地図上では山道から自衛隊の敷地まで道があるといい、「一生懸命歩けば3、4時間で歩ける距離だ。行方不明になってから早くたどり着いたのかもしれない」と話す。
 山道は近くの温泉から大沼湖畔への抜け道として使われることが多い古い道というが、車の通りは少なく、
( → 朝日新聞 2016-06-03

 「車の通りは少なく」ということだから、少なくとも車がちゃんと通れるわけだ。
( ※ だいたいどんな道かというと、そばの道の画像がある。これらと同様だろう。 → 周辺の道の写真集

 ともあれ、ちゃんと自動車の通れる道だ。この道をたどって、北に進んだわけだ。

      

 このまま道をどんどん進むと、途中で道が二股に分かれる。右(東)の方に進めば、自衛隊の演習場の宿舎にたどりつく。左(西)の方に進めば、自衛隊の演習場にぶつかるが、そこからは東に行くしかないので、結果的にはやはり、自衛隊の演習場の宿舎にたどりつく。(遠回りになるだけだ。)
 つまり、北に向かって進む限り、東の道を通っても、西の道を通っても、どっちみち、最終的には自衛隊の演習場の宿舎にたどりつく。

 というわけで、不明になった地点から、自衛隊の演習場の宿舎までは、事実上、ほぼ一本道であったわけだ。
 つまり、この一本道を捜索していれば、必ず、少年を発見できたはずなのだ。
 そのことが、Google マップからわかる。

 ※ なお、以上の推測は、のちに確認された。下記記事の右の図。
  → 記事と図(北海道新聞)

 ※ 上では「西の道」というのを示したが、よく見ると、ここに入るには、
   まっすぐな道を左に曲がる必要がある。わざわざ左に曲がる動機はないので、
   普通に歩いていけば、自動的に、東の道を選ぶはずだ。

 ※ 一本道であるかどうかについては、細かく検証した話がある。
   コメント欄の、下記コメントを参照。
     by 管理人 at 2016年06月04日 20:28
   (要するに、一本道というほどではなくて、途中で選択肢はある。
    ただし、最も自然なコースが、最短路のコースだったようだ。)

 ──

 以上で、経路は見つかった。
 この経路について、私の予想は当たったか? 当たったとも当たらなかったとも言える。
 まず、次の(私の)コメントは妥当だった。
 林の中をシラミつぶしに探しているようだが、そんなところにいるはずがない。道路があるのに、道路から逸れて林の中に入る理由がない。
 やはり、(飲み水のある)川のそばとか何とか、ちゃんと理由のあるところを捜さないとダメだよね。
( → 北海道の不明男児はどこに?: コメント欄 06月02日 19:27

 ここで、「道路があるのに、道路から逸れて林の中に入る理由がない」と述べたのは、どんぴしゃりだった。
 とはいえ、「川のそば」というふうに予想したのは、外れた。ではなぜ、私の予想は外れたのか? なぜ、道路上や、自衛隊の宿舎にいると、予想しなかったのか? 

 そのわけを言おう。
 道路上や、自衛隊の宿舎にいることは、予想できなかったのではない。真っ先に予想した。当り前でしょう。道路にいるか、建物にいるか、そのどちらかの候補が最も可能性が高い。だからこそ、これらの場所は、すでに捜したのだとばかり思っていた。
 実際、テレビ報道では、自動車が山道を何台も走っていた。馬(4頭)による捜索隊も報道された。
  → 田野岡大和君を乗馬で捜索する関係者

 自動車や馬が道を走り回っているのだから、道の上はちゃんと捜索しているとばかり思っていた。まさか、道の上を捜索もしていないとは思いも寄らなかった。
 自衛隊の宿舎もそうだ。最初に「線路際を通っただろう」と予測したとき、「陸上自衛隊の演習場や、そばの駅があるが、ここまで達したとは思えない。たぶん、途中で力尽きたはずだ」と予想した。
  → 北海道の不明男児はどこに?
 この時点で、陸上自衛隊の演習場の宿舎や、そばの駅があることは、わかっていた。しかし、そこには到達していないと判定した。
 なぜ、そう判定したか? 陸上自衛隊の演習場の宿舎や、そばの駅に達したのなら、とっくに発見されているはずだと思ったからだ。「そこはすでに調査済みであるはずだ。なのに、見つかっていない。ならば、そこにはいない。そこには来ていない」と判定したわけだ。
 まさか、陸上自衛隊の演習場の宿舎を捜してもいないとは、思ってもいなかった。最もいそうな場所の一つであるからだ。なのに、捜しもしていないなんて。

 実は、一度だけ調べたという報道ある。
 《 30日の点検時には「誰の姿も見えなかった」 》
駒ケ岳演習所を管理する自衛隊第11旅団の担当者によると、小屋にはカギのついた扉が3つあった。そのうち1か所が、自衛隊による5月30日の点検時から6月3日の大和君発見時まで施錠されていなかったという。「大和君は恐らく、その施錠されていない扉から入ったものと思われます」――担当者はそう推測する。
一方、マスコミ報道によると、大和君は5月28日に歩いて小屋までたどり着いた、と警察に話しているという。
30日といえば、大和君が行方不明になった2日後で、警察や消防が必死の捜索活動を展開していた。しかし、自衛隊の担当者は「30日の点検時に、(小屋には)誰の姿も見えなかった」とJ-CASTの取材に話している。
仮に大和君が28日に小屋にたどり着いていたとすれば、30日の点検時に発見されてもおかしくないはずだ。田野岡君が小屋の外に隠れていたか、点検者が小屋にいた大和君を見落とした可能性もなくはない。同時に「すべての扉を5月30日まで施錠していた」という自衛隊側の説明にも疑問符が付く。
( → 不明男児は「いつ」演習場小屋に入ったのか 自衛隊と本人で食い違う「2日間」

 ここには食い違いがあるが、どちらが正しいにしても、大差はない。
 第1に、28日の夜と29日には、ここを捜索しなかった、ということだ。この点が最大の失態だ。
 第2に、飲み水はここにしかないのだから、少年は(ここでなくとも)この周辺にいた。そして、その周辺にいる少年を探し出せなかったのだ。のみならず、他の処置も執らなかった。たとえば、スピーカーで大声を出すこともしなかったし、食料や書き置きを残しておくこともしなかった。要するに、捜索する意思は、ほとんどなかった。念のためにちょっと通りがかりに見ておいた、という程度だろう。
( ※ というか、この隊員は、捜索隊員ではない。月に1度の点検という目的で、宿舎に用のある隊員が来ただけだ。ここはもともと捜索対象地域の外だという点が根源だ。)

 ついでだが、少年がこの宿舎の場所から大きく動かなかったことについては、傍証がある。それは、次のことだ。
 「この宿舎から 500メートルほど歩くだけで、人家に達する」





 宿舎から 500メートルほど東に行くだけで、レストランや大型ホテルがある。ほんの7分間ぐらい歩くだけで、人と出会うことができたのだ。
  → ダイニング 木もれ日
  → 鹿部ロイヤルホテル

 目と鼻の先に、賑やかな場所があるのに、そこまで足を延ばさなかった。ということは、自衛隊宿舎からほとんど動かずにいた、ということだ。
 ならば、そんな少年を、捜そうとして捜し出せないはずがない。たぶん最初から、捜すつもりはなかったのだろう。

 そのことは、次の言葉からもわかる。
 隊員は「これだけ捜しているのに、どこにいるんだろうと昨日も消防の人と頭を抱えていた。まさかここまで来ないだろうと思っていた」と漏らした。
( → 陸自演習場は捜索対象外 - ZAKZAK
 捜索は演習場の敷地と外部の境界近くまで行われていた。発見の一報に地元消防の幹部は「まさかここまで来るとは思わなかった」と驚きの表情を浮かべていたという。
( → 産経ニュース

 「まさか」と驚くばかり。それというのも、「ここには いるはずがない」と思い込んで捜索対象外とした地域から、少年が見つかったからだ。

 ──

 結局、今回の件から、何を教訓とするか? 
 少年は、本来いるべきはずのところにいた。不明になった直後ならば、まだ道路上を歩いていたはずなので、道路を捜せば簡単に見つかったはずだ。翌日ならば、水のある建物と言えば、限られた範囲しかない。しかも、そこに人間がいない建物といえば、該当の自衛隊宿舎しかない。
 いずれにしても「ここ以外にはありえない」という絶対的に決定的な場所にいた。なのに、その絶対的に決定的な場所を、あえて捜索対象から除外した。

 なぜ? 思考の盲点か? 
 違う。「少年はそんなに歩けるはずがない」という思い込みのせいだ。道路上なら、たったの2km ぐらい。宿舎なら、7km ぐらい。それだけの道筋だ。少年だって、そのくらいなら、歩くことは容易だ。なのに、勝手に「歩けない」と思い込んで、捜索対象からはずした。
 思考の盲点だったのではない。その場所は、すぐに思い浮かんだはずだ。思い浮かんだのに、除外した。「少年はそんなに歩けるはずがない」という思い込みのせいで。つまり、安易な先入観のせいで。

 こういう思い込みや先入観が、本来ならば「ここしかありえない」という場所を、捜索対象からはずした。
 その一方で、山の中という、およそありえそうにない場所を捜そうとした。まるで遺棄された死体を捜そうとするように。……最初から生存者を捜すつもりはなかったのかもしれない。

 私は、「少年は生存している」という前提で、範囲を求めようとした。生存していることを前提としない限り、話は進まないからだ。だから、「水のそば」を条件としたし、捜索方法としては「赤外線カメラ」という方法も提案した。
  → 北海道の不明男児はどこに?
 しかるに、捜索隊は、まるで死体でも捜すような探し方ばかりをしていた。「生きているのならば道路を歩いていたはずだ」という大前提をすら採用しなかった。

 いろいろと考えてみると、今回、警察や自衛隊は、まったく大失態をしたと言える。
 特に、警察は、「演習場を捜索対象からはずす」という大失態をした。これはまるで、「警察にとって自衛隊は聖域だから入れない」と遠慮しているようなものだ。
 また、自衛隊は、「最初に自分たちの場所を捜す」という初歩の初歩を取らなかった。「バカな警察隊の捜せなかったところを捜してやろう」とでも思ったのだろう。肝心の自分たちの場所を捜す気すらなかった。灯台もと暗しどころじゃない。呆れられても仕方あるまい。(こんなことだと、外国のスパイを捜索することなど、とても無理だろう。子供一人すら捜し出せないのに。)

 今回、少年の命が助かったのは、あくまで偶然による。冒頭にも述べたように、自衛隊員が少年を発見したのではない。たまたま遭遇しただけだ。それも、「捜索をやめたから」こそ、遭遇できただけだ。「捜索による発見」は、完全に失敗したのである。
 仮に、このまま捜索し続けていたとしたら、少年は(見つからないまま)死んでいたかもしれない。その危険はある。
 「今回は発見されたから良かった。終わりよければすべて良し」
 なんてふうには評価できないのだ。警察と自衛隊の大失態は、とうてい看過できるレベルではない。大いに反省するべきだ。

( ※ なのに、報道を見る限り、警察と自衛隊の失態を指摘する声は、ほとんど皆無である。マスコミもまた、警察と自衛隊の同類で、無能の極みであろう。問題点の指摘すらできないのだから。)

( ※ 特に、本項の冒頭を読んでほしい。3日には、捜索態勢は半減され、捜索本部は解散すると決まっていたのだ。つまり、見殺しである。状況はこれほどにもひどかったのだ。この方針を告げられて、受け入れたとき、父親はおそらく「死」を覚悟したはずだ。それがどれほどむごいことか、想像してみるがいい。)
 


 【 関連サイト 】
 この件は、海外でも報道された。情報量は日本のマスコミ以上かもしれない。
  → Japanese boy, 7, found in a disused military base (Dailymail)



 【 追記 】
 重要な情報があった。
 道や演習場を捜さなかったのは、そこが七飯町ではなくて、鹿部町だったから……という理由だ。読売新聞・朝刊 2016-06-04 にそう書いてある。七飯町の警察や消防署員だから、鹿部町で活動するわけには行かない、というわけ。
 たしかに、例の道は、七飯町でなく、鹿部町に属する。下記の地図を参照。
  → Google マップ

 要するに、捜索本部は、最初から捜索する気はなかったのである。「そこはわれわれの管轄領域ではありません」という理由で。
 
posted by 管理人 at 22:54 | Comment(27) | 一般(雑学)3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
警察や自衛隊に期待しすぎでは?

警察や自衛隊の人たちは公務員で今回のような事件があった場合には捜索することも仕事でしょうが、本来の仕事ではないので本気度は低くなるでしょう。

警察や自衛隊の人たちも結局は普通の社会人なので、他人の子供が生きようが死のうが自分の人生にはあまり関係がない。これは私を含めすべての社会人に言えることだと思います。なのでそこまで本気にならなくても仕方がないことだと思います。

管理人さんも行政は無能だといつも言っているでしょう。それが分かっているのに「警察や自衛隊が探したはずだ」という思い込みのみで、自衛隊の建物に子供はいないと判断しました。
今回捜索した人たちも自衛隊の建物を曲がりなりにも探したのでそこにはいないと判断したのです。

一般的な人は正当と思える理由があれば簡単にそれを正当化してしまう傾向があると思います。その視点で見れば捜索した人たちは「一回は探したのでいないと思った。」管理人さんは「自衛隊が探しているはずなのでいないと思った。」とどちらも探さない理由ができたのでそれを肯定し思い込んだわけです。違いはありません。

結局は他人の子供のことなので本気で探さないということでしょう。
Posted by 名無し at 2016年06月04日 08:34
いくつか捕捉のような感じで。

・テレビ報道をいくつか見ていた限り、演習場につながる林道は一通り捜索している。しかし、林道から林に落ちた想定で捜索していたため、演習場には立ち入らなかった。演習場の入り口の門はあってないようなもので誰でも簡単に立ち入れるようになっていた。

・演習場はとなり町であったため、消防等の捜索範囲の範囲外だった。

・初期に「タケノコ採り」「山菜採り」という情報があったため、林の中にいるものと思い込んでいた。「しつけ」と分かっても方針が変わらなかった。

初動の情報の間違いが皆の思い込みを生んだということやね。
Posted by いるか at 2016年06月04日 09:14
今回の一連を見る限り、捜索の方向性もなくエイヤーで進めてる感は否めないですよね。結構多くの人が口を揃えて「子供なら道路から外れない」って指摘してたのにも関わらず。

捜索者の身体的なリスクを抱え、沢山の税金を消費する対応なんだから、こういう指摘のように、ある程度慎重な分析の上で、行動に移して欲しいと思います。

いまの時代に合ったガイドラインというか、捜索手順見直しの実施のきっかけになれば良いんですが、期待できる雰囲気じゃないですしね。

「結果論」とか「期待しすぎ」って声もよくわかりますが、でも実際にすごく多くの人が捜索に参加しているわけで、もう少し上手くやろうぜって改善提案するのは大事かと。

価値あるエントリありがとうございます。
Posted by 名無し at 2016年06月04日 10:41
 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
Posted by 管理人 at 2016年06月04日 12:56
町が違うから捜索しないなんて事未だにやってるんですか?不安になりました。あと28日に到達してたのに30日に自衛隊が発見出来ないのはおかしいと思います。警察犬も反応しないし…家族の証言も二転三転するし。事実がわかったらちゃんとした検証と同じような事にならない様に全国的な対策を立てて欲しいです。

子供を叱れなくなって将来犯罪者にでもなってしまったら被害者はたまらないですから
Posted by フェイク at 2016年06月04日 15:02
Posted by 名無し at 2016年06月04日 08:34

↑ こちらより前にもコメントを見たのですけれども

消すのはともかく、説明をされた方がいいと思います
Posted by コメントを消されていませんか? at 2016年06月04日 15:08
↑ 妄想狂のトンチンカンなコメントだったので、削除しました。いちいち理由を書く必要もないゴミ。
Posted by 管理人 at 2016年06月04日 18:30

 今回の小2男子の置去り・失踪事件?で考えたこと

 ヒトは大人でも子どもでも道から外れて彷徨うことは、まずあり得ません。多分、行動心理学的にも。とすれば事件か事故かですが、場所柄から「突発的な?事件」とも考えられません。怪我などの「事故」なら、とっくに見つかっているはずです。

 残りは「行き倒れ」ですが、捜索範囲はどこまで移動した/歩いたかを見極める必要があります。活発な男の子が暗くなる2、3時間でどれだけ歩けるか、と考えると、道路10ー15kmぐらいでしょうか。当初から、15km当たりまでの範囲(それ以上)を調べるべきでした。そこには演習場も含まれます。しかし何故か演習場は除外されました。

 大和君は、失踪した28日には宿舎に至り、そこから移動しなかった?ようです。そうすると「30日の朝?の点検時に(小屋には)誰の姿も見えなかった」おまけに「施錠がされていなかった」というのはちょっと不可解です。深入りしませんが、自衛隊のルーティン業務(点検・管理)の杜撰さ・気の弛み?でしょうか。

 発見の経緯は奇妙でした。なぜ大和君のいた宿舎に早朝、自衛官が出向いたのでしょうか。まるで発見しに行ったかのようです。推察すると、本当は、自衛隊は30日に大和君の潜入に気づいていて、演習場が捜査の対象なることに、自衛隊側(防衛省)が難色を示し、警察力が及ばない状態で決着したかった、警察が自衛隊の管轄内に入る前例となるのを極力避けたかった、のではないでしょうか。

 そうすると、早急に1日だけ?の大規模捜査(何故か演習場を除外)を演出して、早々と捜査打ち切りを宣言(2日)したのも頷けます。そして翌3日早朝に大和君の発見。なんだか、ことの成り行きが巧過ぎます。まだ捜査中だったら、警察が「現場検証」で演習場内に立ち入ることになったでしょう。失踪事件ですから。
 大和君が無事で発見され、警察の立ち入りは要らなくなりました(大和君からの事情聴取はあるでしょうが)。

 自衛隊側はさぞ胸を撫で下ろしたことでしょう。
Posted by Nekogu at 2016年06月04日 18:34
>自衛隊が30日に気づいていた
それはないでしょう。 ありえません。やるとしても演習場外で発見としたはず

30日の点検で見つからなかったのは あの年頃なら少々の物音では目覚めないし マットに挟まって寝ていたとしたら気づかないかも

不思議なのは、なぜ演習場の建物にたどり着くことが出来たか・・・
広い道を辿って行くと 北〜北西に進んでしまうはず。途中に分かれ道が何箇所があるがいずれも東に向かう道は細い。
演習場内辿り着いたとしても 分かれ道がいくつもある。
当日は曇りで夜は真っ暗だった 何らかの明かりを目標にしたのか?

更に不可解なのは 何日も留まっていたこと 30日からはずっと晴れだったのに

7歳だけども 精神年齢はもっと上だったのかも
Posted by P助 at 2016年06月04日 19:32
> 北〜北西に進んでしまうはず

その可能性は十分にありますが、そうだとしても、その先で、東西に長々と延びる演習路があるので、それをたどって、道を下ると、自動的に、宿舎に到達します。最終的には必ず宿舎に到達するようになっています。(少し遠回りするが。)

Dailymail の現場写真を見るとよくわかります。
 http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2016/06/03/07/34DFE5CE00000578-3622997-image-m-29_1464935882091.jpg

あと、分かれ道の写真を見ると、北へ向かうか、東へ向かうかは、ほぼ五分五分です。
 → http://j.mp/1WA0Ker

> 不可解なのは 何日も留まっていたこと

翌日は、足がクタクタで動けなくなったはず。
翌々日は、腹が減って動けなかったはず。
血糖値が下がると、行動力は急激に低下します。
Posted by 管理人 at 2016年06月04日 19:45
本文中で

> 「少年はそんなに歩けるはずがない」という思い込み
> 「警察にとって自衛隊は聖域だから入れない」

と記しましたが、それを裏付ける報道が出ました。まさしく上記の通り。
 → http://j.mp/1Y7KyR4
Posted by 管理人 at 2016年06月04日 19:46
 ちょっと調べてみると、当時の月齢は、下弦の月。(ちょっと満月に近い。)
  → http://koyomi8.com/moonage.htm?cmd=20160509110

 月が東空に昇ったのは、午後11時ごろ。それまで、夜空は星空だけだったはずだ。歩くには適さない。
 それでも歩いたのかもしれないが、そうだとすると、東の方に人工照明の明かりで空が少し明るくなるのが見えたのかもしれない。その明るみに引かれる形で、東の方に移動したのかもしれない。

 子供の網膜は、感度がとても高いので、月明かりなしで夜道を歩くのは、可能なのかもしれない。まして、田舎だと、満天の星空はとても明るいし。(都会とは全然違う。)
Posted by 管理人 at 2016年06月04日 20:08
 すぐ上の話を裏付ける記事が見つかった。実地を歩いた人のルポ。
 以下、引用。

  ̄ ̄
 出発から1時間後、標高約300メートルの開けた丘に出た。道が三つに分かれ、東へ行く1本は演習場へ、残り2本は駒ケ岳噴火口に続く。演習場の方向には噴火湾や鹿部の町が見える。周囲の木々は低く、しゃがんでみると身長120センチの大和君の目線でも枝葉の間から町が見える高さだ。
 大和君が歩いたのは5月28日の日没後とされる。捜索隊に加わった陸自の隊員(52)が「まちの明かりを見て進んだのかも」と話したことが頭をよぎる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160604-00010005-doshin-soci

  ̄ ̄
 選択肢はいくつかあったようだが、最も有力なのは、東側のルートだった、ということなのだろう。
 なお、その手前の二股のところで、西側に逸れる道があるのだが、これについては特に言及がないので、このルートは草が茂っていて、気づかなかったのだろう。気づかないまま、通り過ぎてしまったようだ。少年も同様なのだろう。

 結局、途中で選択肢はいくつもあったようだが、最も自然なルートは、(交差点みたいな箇所から)東側に逸れるルートだったようだ。だから、このルートをたどったと見なすのが自然だろう。

 現場のGoogle マップ → http://j.mp/1WA0Ker

Posted by 管理人 at 2016年06月04日 20:28
> 分かれ道の写真を見ると、北へ向かうか、東へ向かうかは、ほぼ五分五分です。
轍は明確に西方向ですね 
でも、ココで東に明かりが見えたなら 東ですね
東へ歩いて行き突き当りのフェンスをくぐったのでしょうか
だとしたら そこから小屋までは やはり難しい
街の明かりは東南方面

この分かれ道で北北東に向かうと 小屋に行ける確率は低い
https://goo.gl/maps/YLuP1FYhdho
東へ向かったとしたら突き当りで北に向かえば小屋に行ける・・・か


絶食しても案外大丈夫 子供の場合はわからないけど
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150617-OHT1T50055.html

自衛隊員が見つけた時は立っていたそうだし
10kmの歩行で動けないほどに疲労することは考えられないと思います
現在入院してますが 医師によると大したことないらしいですね
Posted by P助 at 2016年06月04日 20:47
 捜索本部は、前日のうちに、すでに解散していたそうだ。
 以下、引用。

  ̄ ̄
 2日には、捜索隊員が横一列に並んでくまなく捜す「ローラー作戦」も展開したが見つからず、この日の捜索後、関係機関による合同捜索本部は解散していた。
 __
 http://dd.hokkaido-np.co.jp//news/opinion/editorial/2-0062104.html
Posted by 管理人 at 2016年06月05日 07:28
 分岐点を実際に歩いた報告の記事。

  ̄ ̄
この先で道は4本に分かれる。左2本は上りの林道。右端の1本は徒歩道。右から2番目の1本は下りの林道だ。この下りの林道を1・5キロ下ると、標高220メートルの演習場の西側に到着する。

http://www.nikkansports.com/general/news/1657881.html

  ̄ ̄

 「暗くなると鹿部の町の明かりが見え、発見された●舎(しょうしゃ)にたどりつくことができたのではないか。逆の道を歩くと大変なことになっていた」と捜索隊に加わった陸上自衛隊函館駐屯地の竹原学隊員

http://www.sankei.com/affairs/news/160604/afr1606040019-n2.html

Posted by 管理人 at 2016年06月05日 07:34
 警察は、反省する気は全然ないようだ。「演習地の捜索を自衛隊自身にやってもらうように頼まなかった」ということが問題視されているのだが、「警察は自衛隊内を捜索はできなかった」というふうに弁解している。
 以下、報道。

  ̄ ̄
 七飯町幹部は「自衛隊の敷地内に入るのは連絡や調整も必要で、捜そうということにはならなかった」と漏らした。
 大和君が保護された後、南渡島消防本部(北斗市)には「なぜきちんと捜さなかったのか」と対応を問題視する電話が相次いだという。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060402000269.html?ref=rank

  ̄ ̄
 捜索範囲について、道警函館中央署は「今のところ、問題があるとは考えていない。ただし、この事例を今後の捜索方法の参考としたい」としている。
 http://mainichi.jp/articles/20160604/k00/00e/040/269000c

  ̄ ̄
 どうも、反省ゼロですね。
Posted by 管理人 at 2016年06月05日 07:40
 次の報道もある。

  ̄ ̄
 道警、消防、陸自は一致して「子供の体力で入り込むとは考えにくい」と演習場を捜索対象から除外。「子供が入りやすい場所を中心に捜した」と同町を管轄する函館中央署の幹部は説明した。
http://www.sanspo.com/geino/news/20160605/tro16060505020001-n1.html

  ̄ ̄
 道が険しいから、そんな道を通るはずがない……と思い込んだようだ。
 しかし、道が険しいかどうかは、最初に道を選ぶ段階ではわからない。最初は平坦な道だからだ。次の写真でわかる。
  → http://www.sanspo.com/geino/photos/20160605/tro16060505020001-p2.html

 いったん平坦な道を選んだら、あとは、どれほど険しくても、道を進むか、道から逸れて横に逸れるか、道を逆戻りするか、そのどれかだ。通常、そのまままっすぐ進むだけだ。険しいかどうかは関係ない。
 そこに思い至らなかったようだ。子供の気持ちがわからないということか。頭悪すぎということか。

 なお、次の記事もある。

  ̄ ̄
 演習場の周囲には、有刺鉄線が張り巡らされていた。捜索関係者は「子どもだからくぐり抜けられたのだろう。大人だと、入ることすら思いつかない場所だ」と話す。七飯町幹部は「自衛隊の敷地内に入るのは連絡や調整も必要で、捜そうということにはならなかった」と漏らした。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060402000269.html?ref=rank

  ̄ ̄
 しかし、現場の写真はこれだ。
  → http://www.sanspo.com/geino/photos/20160605/tro16060505020001-p1.html

 こんなもの、子供がくぐり抜けるのは当然だろう。通れるのだから。
 ここが通れないからといって、4時間も歩いた道を逆戻りすることなど、ありえない。まして、4時間前の時点で、ここが通れないと予測することもありえない。
 「子供はここを通らない」という判断をした捜索関係者の判断は、あまりにもひどい。頭悪すぎ。

  *  *  *  *  *  *  *

 どうも、いろいろ考えると、捜索本部があの山道を捜索しなかった理由は、
 「あの山道は険しくて子供が通るはずがない」
 ということだったようだ。これはつまり、
 「あの子供は、最初の三叉路を出発した時点で、この先が険しい山道であることを見通すことが超能力者だから、その山道を選ぶはずがない」
 ということだ。つまり、捜索本部は、「あの子供は超能力者である」ということを前提として、捜索方針を立てていた。呆れる。
 そのすえに、最終的には、捜索本部を解散した。これはつまり、「あの山道を通ったとしたら、子供はどうせ死んでいるから、捜索する必要はない」ということだ。死体の発見を確認したわけでもないのに、「死んでいる」と決めつけて、捜索本部を解散した。呆れる。

 警察というものは、「自分の管轄領域外を調べるくらいなら、捜索活動をやめる方がマシだ」と思うような組織なのだ。そのために、対象を「死んでしまった」と決めつけるわけだ。
 こういう体質を直さないと、駄目だね。

Posted by 管理人 at 2016年06月05日 07:56
P助 さん
>・・・やるとしても演習場外で発見としたはず
それこそ、ありえないでしょう。子供が話したらすぐバレますから(死体で見つかったら別ですが)。

>マットに挟まって寝ていたとしたら気づかないかも
積んであったマットが2枚下ろされていたのですから、気づかないほうがおかしい気がします。
見つからなかったのは、点検が「杜撰」だった(内部を「しっかり」確認しなかった)か、「見つからなかった」とウソをついている、のどちらかでしょう。

>不思議なのは、なぜ演習場の建物にたどり着くことが出来たか・・・
不思議というより、むしろ自然と言っていいと思います。高い方に向かず、道を外れなければ、「演習場の建物にたどり着くこと」は難しくないように思います。

>更に不可解なのは 何日も留まっていたこと・・・
>7歳だけども 精神年齢はもっと上だったのかも
これは私にも興味があるところです。私の考えはあらためて述べさせていただきます。

北海道新聞
>捜索関係者は「子供だからくぐり抜けられたのだろう。大人だと、入ることすら思いつかない場所だ」と驚く。
のも奇妙な意見。捜査関係者の「・・・驚く」という官僚的鈍感さに驚きます。
 テレビ映像からは、演習場のゲートの周囲は隙間だらけ。大人でも通り抜けられます!「大人が入らない」のは、そこは「自衛隊」の敷地で、入ると不法侵入になると分かるからでしょう。子供なら、単なる空き地で、入り込むのに何ら抵抗はないはずです。子供の捜査なのに、「子供の行動を、大人の目線でしか考慮しなかった」ということでしょう。

>七飯町幹部は「自衛隊の敷地内に入るのは連絡や調整も必要で、捜そうということにはならなかった」と漏らした。
これも奇妙な言い訳。「捜そう」とするのなら、必要な「調整」も厭わずに捜すべきでしょう。お役所/警察の取った行動は、できるだけ「ことを荒立てる/おおごとにする」ことなく、「官僚的に」処理しようとした(やるだけのことはやりました、落ち度はありません)、ということでしょう。
Posted by Nekogu at 2016年06月05日 08:22
彼が東側のルートを取ったのは函館本線の音を聞いた可能性もありますね。
それにしてもよく空腹に耐えたと思います。
Posted by 京都の人 at 2016年06月05日 10:49
 今回の小2男子の置去り・失踪事件?で考えたこと(2) 

 本論の前に、先のコメントに2つ付け加えます。
 1. 捜査が開始して間もなく、馬が登場してきたこと。どうして馬が・・・誰が考えたのでしょうか。全く不可解です。
 2. 救助犬が一匹?出てきましたが、すぐ使われなくなりました。何故でしょう。雨が降ったからといって直ぐに止める必要はなかったのではないでしょうか。一匹では捜査犬の質も疑われます。むしろ、捜索の最前線に20-30匹ぐらいの良質の捜査犬を先導させるべきだったのでは。演習場に近づいたら、あっという間に嗅ぎ出したかもしれません。

 さて本論です。
 大和君は、どうして「逃走」したのでしょうか。また、演習場に5日も留まったのはなぜでしょうか。
 児童心理学の分野かもしれませんが、2度目の「お仕置き」がポイントではないでしょうか。子供にも、子供なりに自我・プライドはあるものです。多くの男子は、「自我・プライド」が父の圧倒的な権威/支配に跳ね返されながら、徐々に成長します。
 1度目の「お仕置き」では、泣いて車を追ってきたようです。それが、2度目の「お仕置き」で、「真の自我/自立心」に目覚めてしまったのではないでしょうか。自立した動物としてのヒトの本能に目覚めてしまった、と言ってもいいかもしれません。
 そうなったら、もはや迷子、逃走(家出)ではありません。自分で選んだ行動である以上、自立心を保てるかぎり、他者に助けを求める理由もありません。発見されたときは、行き倒れになるか、生命の危機を感じて「助け」を求めるか、の二者択一の状況に近づきつつあったのではないでしょうか。

 子母沢寛の「父子鷹(おやこだか)」あるいはマーク・トゥイーンの「トムソーヤの冒険」が思い出されます。
Posted by Nekogu at 2016年06月05日 11:11
 1.馬は有益です。例の道を調べると、かなり不整地があるらしく、ところどころで崩れているところもあったそうだ。自動車では通れなかったかもしれない。だから、当日中に馬で追いかければ、少年は見つかったはず。(大人が歩いても見つかったと思うが、馬ならもっと早い。)

 2.犬は無効です。
 その日は事件発生から5日目であり、少年の匂いは消えていた。途中で雨も降ったし。
 他の大勢の人がすでに周辺を通ったので、少年の匂いだけを探し出すのは無理。
 また、森の中なら、少年の匂いが葉っぱに付いたかもしれないが、道路上なら、少年の匂いが残っているはずがない。

 なお、例の道まで行けば、そこは少年誌か通っていないので、匂いがわかったかもしれない。しかし、例の道はもともと捜索対象外だったのだから、ここでボタンを掛け違えている。以後はすべて無効。
Posted by 管理人 at 2016年06月05日 11:44
 1.馬は有益です。例の道を調べると、かなり不整地があるらしく、ところどころで崩れているところもあったそうだ。自動車では通れなかったかもしれない。だから、当日中に馬で追いかければ、少年は見つかったはず。(大人が歩いても見つかったと思うが、馬ならもっと早い。)

 2.犬は無効です。
 その日は事件発生から5日目であり、少年の匂いは消えていた。途中で雨も降ったし。
 他の大勢の人がすでに周辺を通ったので、少年の匂いだけを探し出すのは無理。
 また、森の中なら、少年の匂いが葉っぱに付いたかもしれないが、道路上なら、少年の匂いが残っているはずがない。

 なお、例の道まで行けば、そこは少年しか通っていないので、匂いがわかったかもしれない。しかし、例の道はもともと捜索対象外だったのだから、ここでボタンを掛け違えている。以後はすべて無効。
Posted by 管理人 at 2016年06月05日 11:44
訂正です。
(誤)演習場に5日も留まった・・・ → (正)演習場に7日も留まった・・・
Posted by Nekogu at 2016年06月05日 12:55
馬についてだけ

車だとそうそう転回ができないんですよ、狭いからすれ違いできないし
通れないどうこうじゃなく、邪魔なんです

馬は地元の好意で、牧場に勤める消防団員からという報道だよね
自治体が徴用できるわけでなし、当日追いかけろとか無理ゲー
むしろ機転を利かせた消防団員を称揚したいね
将来的には警察消防と協力体制を築くといいかもしんないけどさー、それも好意の範囲ぜよ
Posted by 通りすがり at 2016年06月05日 16:12
結果論で結論に結びつける議論は大変面白かったです
Posted by 国民 at 2016年06月16日 10:57
教訓というのは、結果論に決まっていますからね。事前に教訓を出すことなど、ありえないし。

ただ、私の場合は、事前に予測を出して、当たったこともあり、当たらなかったこともある。本項では、私の「当たったこと」に基づいて批判している部分が大きい。これは結果論とは違う。

私のはずしたところは、「捜索本部を信頼したこと」で、これについては私も大いに反省している。公式発表なんか信頼しちゃ駄目なんだよね。

で、こういうふうに大いに教訓を得る、というのが、本項の目的だ。
もっとも、「事後的には反省もしないし、教訓も得ないで、けろりと忘れる」というのが、日本の伝統だが。
Posted by 管理人 at 2016年06月16日 12:59
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