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本サイトは、旧みぶろぐから Seesaa に移転した。
そこで、移転したことを Google に教えたい。ところが、Google はバカなので、移転したことを教えただけでは、サイト内のページを検索してくれない。
本サイトの場合は、トップページにある記事(数十項目)だけが調査(クロール)の対象となり、他の莫大な項目は無視されてしまった。
( ※ つまり、検索対象からはずされる。サイト内検索をしても、ほとんどのページが無視される。)
この問題を解決する方法はある。ネットで検索すれば、意一応わかるのだが、ちゃんと説明してあるページは、なかなか見つからないようだ。
そこで簡単に解説しておく。(手間と時間はかなりかかる。)
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Google に教えるためには、手続きが必要だ。そのためには、以下の方法で。
(1) Google Search Console というページへ行く。
(2) 自分のサイトを登録する。(複数あれば、複数)
(3) 自分のサイトの ID を、Google から取得する。
(4) その ID を、サイトのヘッダに 記入する。
( これによって、Google がサイトの本人確認をする。)
(5) 自分のブログの sitemap の URL を取得する。
(Seesaa ブログの場合には sitemap.xml という形式。
本サイトなら http://openblog.seesaa.net/sitemap.xml だ。)
(6) この sitemap を、Google に通知する。
( Search Console のページで、該当ブログを選択すると、
sitemap を登録するための項目が表示される。)
(7) これで Google は sitemap を知った。あとは自動的にクロールされるはずだ。そういうふうにシステムができているはずだ。
ところが、現実には、そうなっていない。システムにバグがあるようだ。Google は sitemap を知ったあとも、知らんぷりをする。「保留」という表示が出たまま、ずっと知らんぷりだ。つまり、自分のサイトのページは、Google の検索対象とならない。1週間たっても、知らんぷり。
- 「保留」と表示されたまま、ずっと保留が続く。クロールされない。
→ サイトマップの保留が変わらず、ターゲット国も変更出来ません
→ サイトマップ送信後、7日間も保留のままでインデックスされない
(8) 「このバカ野郎」と怒鳴りたいところだが、困ったときにはネットを検索すると、対策がわかる。こうだ。
Search Console のページで、該当ブログの項目を選択してから、左の一覧メニューから「クロール」を選択する。
すると、トップダウンメニューみたいなサブ項目が表示されて、そのなかに「 Fetch as Google 」というのを選択する。
すると、該当ページに移って、手続きが可能となる。そのあとは、画面の指示に応じて、記入して、手続きすればいい。
( ※ 取得してレンダリング というのを、クリックして実行すればいい。手順は見ればわかる。)
(9) この手続きをすると、ようやく Google は該当ブログのクロールを開始する。ただし、一挙にやるわけではない。1日に 700ページぐらいが限度であるようだ。5000項目があれば、7日間ぐらいかかる。
というわけで、手続きから数日間をかけて、ようやく Google はサイト内のページをクロールしてくれる。これでようやく、サイト内検索が可能となる。
( ※ ただし、ところどころ、検索漏れが発生する。その場合には、手動で登録する。 → 登録ページ )
(10)ついでだが、 サイト内検索の検索窓を設置するには、次のサイトで作成する。
→ カスタム検索 - 検索エンジンの編集
[ 付記1 ]
なお、別解がある。より簡単な方法。ただし、サイト内の項目数が少ない場合に限る。
サイト内の項目数(記事数ofが 200以下であるなら、次の方法も大丈夫だ。
Seesaa ブログのブログ設定で、「トップページに表示する件数」というのを、200 に設定する。
これで、すべての記事がトップページにリンクづけられる。すると、Google はトップページから全項目をクロールしてくれる。
実例は、下記。(いずれも記事件数は 100以下。)
→ 知的な書評ブログ
→ Google and Me
つまり、記事数が少ない場合には、Search Console を使わないで、Seesaa ブログの設定変更だけで解決するわけだ。いちいち面倒な手続きが不要なので、楽ちんだ。
[ 付記2 ]
Google がクロールしたかどうかを確認するには、次の語で検索するといい。(例。)
「 site:http://openblog.seesaa.net/ 」
これで、サイト内の記事全体の数がわかる。左上に件数が表示されるからだ。
その件数が、記事の件数にほぼ一致したなら、すべてがクロールされたとわかる。逆に、この数が圧倒的に足りていないのなら、部分的にしかクロールされていないとわかる。
通常、古いページほど、クロールされる時期は遅くなる。
[ 付記3 ]
Bing も同様。「Web マスター」というページに行く。
→ https://www.bing.com/webmaster/
ここで、同様のことをする。Sitemap を登録する。
ただし、「保留」のあと、なかなか解決しないようだ。2週間ぐらいたっても、私のサイトは「保留」のままだった。しびれを切らして、放っておいたら、1カ月半ぐらいたった時点では、「成功」と表示されていた。ようやく片付いたようだ。
[ 付記4 ]
「旧 URL から 新 URL へ移転したよ」
という通知を、Google に送る方法もある。ただし、いちいち送らなくても、旧 URL において「自動転送」の措置をしておけば、あとは Google が自動的に作業をしてくれるようだ。
私の場合、その作業を自分でやるつもりで、旧 URL についても、ID を取得しておいた。(教えるには、そのことが必要だ。)
しかし、その手間は無駄だった。何もしなくても、Google が勝手に「サイト移転」を自動処理してくれていた。
したがって、旧サイトにおける高い検索順位を保っていた項目は、新サイトにおいても、高い検索順位を保っている。
いちばん懸念されていた問題が、生じなかったので、ほっとしているところだ。
( ※ Google の検索や、検索ランキングに関する限り、サイト移転で問題は生じなかったことになる。)
【 関連サイト 】
本項で紹介した情報を得るのには、Google のヘルプページに従った。(いちいち紹介せず。)
本項と似た話は、下記サイトにもある。
→ Fetch as Google を使ってGoogle への再クロールを依頼する方法