前項 の続き。レーダー機能をもつミサイルを開発するといい。
──
前項では、「無人ステルス偵察機」という案を示した。これをさらに発展させて、ミサイルが偵察機能をもつようにするといい。
なぜか? 無人ステルス偵察機は、レーダーを発信できない。レーダーを発信すれば、自分の位置を相手に知られてしまうからだ。相手に知られると、撃墜される。
そこで、相手に撃墜されることを覚悟で、使い捨てのレーダーミサイルを開発するといい。このレーダーミサイルが電波を発信して、敵機の位置を知って、その情報を味方に伝える。その後、敵機はこのレーダーミサイルを探知して、レーダーミサイルは撃墜される。しかし、そのころはどっちみち、燃料切れになっているし、ただの使い捨てだから、レーダーミサイルが撃墜されても問題ない。
このレーダーミサイルは、「使い捨ての無人ステルス偵察機」をさらに極端にしたものだ。目的を単純化して、単機能にして、コストを激安にする。使い捨てだから、危険な任務を与えることができる。
運用としては、無人ステルス偵察機が、複数のレーダーミサイルを搭載して、敵機に近づいたら、レーダーミサイルを発射する。そのことで、敵のステルス戦闘機を発見する。
( ※ ステルス機は、見えないのではなく、見えにくいだけだ。そばで強力なレーダー電波を発信すれば、見えてしまうものだ。ただ、そのためには、近づく必要がある。)
──
なお、組み合わせるべき技術として、「バイスタティック・レーダー」というものもある。これについては説明を割愛するので、リンク先を見てほしい。
→ バイスタティック・レーダー - Wikipedia
2016年05月24日
過去ログ
AEWは技術が確立したらUAVに移行するんでしょうかね、小型AEWでSTOLならDDH運用も夢ではないかも