2016年05月22日

◆ オスプレイより F15E

 オスプレイに 3600億円もかけるよりは、F15E を導入する方がいい。
 ( ※ あやふやな話が混じっているので、特に読む必要はありません。)

 ──

 前にも似た話題を述べた。
  → オスプレイ導入の是非
 そこでは、「オスプレイに 3600億円もかけるよりは、F16 の安いやつを導入する方がいい」という趣旨で述べた。(最後のあたり。)

 ただし、考え直すと、F16 の安いやつよりは、F15 の最新型である F15E を導入する方がいいだろう。理由は下記。
  ・ 現状の F15J は、旧式だし、老朽化しつつある。
  ・ ゆえに、最新型で、新品を導入する方がいい。
  ・ F15E は、対地・対艦攻撃が可能なので、能力が上がる。
  ・ 機能的には、現在でも最高レベルにある。( F16以上。)
  ・ 航続距離はとても長い。( F35 とは違う。)
  ・ ライセンス生産が可能である。
  ・ コストはかなり低い。( F15J 生産の設備を使えそう。)

 ステルス性はないが、あらゆる点で、現状では世界最強のレベルにあると言える。( F22 は生産中止なので、考慮外だ。)
 特に、現状の F15J は、かなり旧式化してしまったので、ほとんどまったく別の機種になったと言える F15E を導入することには、大きな意義がある。日本全体の防空能力を大幅に高める。
 F15J だと、中国が導入するスホイ Su-35 に勝てるかどうかは不明であるようだ。
  → 「Su-35」の中国引き渡し
 一方、F-15E ならば、高度な電子戦力があるので、Su-35 に勝てると言えるだろう。機体の能力は、最新型である Su-35 の方が上であるようだが、電子機器(レーダーと対空ミサイル)の点で、F-15E の方が勝ちそうだ。(運動能力では負けそうだが、遠くからミサイルで撃てば、先手必勝となる。)
 特に、機体が大きいので、F16 に比べてミサイルをたくさん搭載できる点も有利だ。

 というわけで、私としては、F15E の導入を推奨する。
 というか、F4 の退役で防空能力が落ちているときに、それを補充しないまま、オスプレイなんかを買うなんて、とんでもないことだ。
 また、F35 を少しずつ導入するのでは、時間がかかりすぎて、中国の Su-35 の脅威に対抗できない。
 ここはどうしても、日本の防空能力を大幅に向上させる必要がある。ゆえに、F15E の導入が必要だ。
 このことは、軍事常識があれば、当たり前のことだ。なのに、その軍事常識もなく、オスプレイなんていうオモチャばかりで喜んでいるなんて、呆れる。「ローターがティルトして面白いな」なんていうオモチャごっこをしている場合じゃないのだが。
 どうも、日本の防衛関係者は、日本の防空能力の弱体化を狙っているとしか思えないな。(中国のスパイに洗脳されたのかも。その代表が、安倍首相だ。)
 


 [ 付記1 ]
 次の反論がありそうだ。
 「 オスプレイを F15E にするだけでは、3600億円にしかならない。 F15E は 85億円で、ライセンス生産なら 120億円ぐらい。周辺部品込みで、1機 200億円ぐらい。となると、オスプレイ並みだから、17機しか買えそうにない。それっぽっちじゃ足りないぞ」
 その点は、大丈夫。17機というのは、ここ数年間の分だけだ。オスプレイの購入費を使う分だけだ。その後、F35 の発注を取りやめればいい。そうすれば、F35 の購入費を削ることで、大量の F15E を導入できる。
 試算しよう。F35 は、輸入でも 190億円。ライセンス生産で、300億円。周辺部品込みで、1機 400〜500億円ぐらいになるはずだ。それに比べれば、 F15E は格安だ。かくて、F35 を取りやめることで、 F15E を大量発注できる。
 なお、F35 は、当面は数機だけを輸入すればいい。ライセンス生産はしない。これなら、たいしてコストはかからない。
 その後、2030年ぐらいになったら、老朽化した F-15J の代替機として、F35 をライセンス生産の形で導入すればいい。そのころなら、F35 も値段は安くなっているだろう。

 [ 付記2 ]
 そもそも、F35 は、航続距離が短すぎて、日本の国土の防空には足りない。尖閣諸島まで飛ばすこともできない。(片道ならばできるが、往復はできない。)
 だから、F35 は、当面は購入しない方がいいだろう。かわりに、燃費のいい別のエンジンが搭載されてから、その新機種を購入すればいい。
 その新機種は、たぶん、スピードは出ないが、燃費がいい。そいつを単なるステルス機として使えばいい。実際の戦闘は、F15E に任せればいい。この件は、前にも述べた。ふたたび引用しよう。
 F-15とF-35を同一のデジタルネットワークに接続し、F-35は前方で敵機を照準。F-15はF-35から照準情報を受け取って、遠方からミサイルを発射します。F-15が14発の「アムラーム」を運ぶミサイルキャリアーとしてF-35の後方にひかえることにより、F-35の同時交戦能力が、理論上2機から最大16機にまで増大されるわけです。
( → 旧型機が新型機を強くする? | 乗りものニュース

 新たなアイデアでは、F-35 は交戦しないで、単にデータ提供だけをする。実際の戦闘は、F-15E に任せる。だから、今のような多機能の F-35 は必要ないわけだ。

 [ 付記3 ]
 さらに進んで、この F-35 に変わる新型のステルス機を、日本が独自開発してもいい。心神みたいなものだ。 F-35 は、太っていて、空気抵抗が大きくて、燃費が悪くて、航続距離も短い。そこで、F-2 みたいなボディとエンジンを搭載すれば、航続距離は長くなる。さらにステルス機能もあれば、F-35 のかわりになって、F-15E を先導できる。
 ここまでやるなら、新型のステルス機は、偵察機も同然だから、無人機でもいいだろう。そうすれば、ドッグファイトをするわけでもないから、高額な装備は不要だ。費用も安上がりだ。ステルス機が見抜かれて、撃墜されたとしても、安上がりの無人機だから、特に問題ない。
 こいつを先導させて、敵機の情報を得て、遠方から F-15E が長距離対空ミサイルを発射すれば、空戦では勝利を得ることができるだろう。たとえ相手が F35 だとしても、こっちの方が有利だ。( F35 は機体がデカいので、ステルス性が悪い。細長いミサイルみたいな形の無人ステルス機の方が、ステルス性は高いので、こちらが先に相手を見つけることができる。ゆえに、相手が F35 だとしても、こちらが勝てる。世界最強かもね。)
 
 [ 付記4 ]
 実を言うと、米国の F-15E は、すでに生産中止であり、今さら購入することはできない。しかしながら日本には、F-15J を製造した経験がある。だから、F-15J の機体を再生産することは可能だろう。
 そのあと、付属する備品(レーダーとミサイル)などを F-15E と共通化すればいい。この件は、下記の 【 関連サイト 】 で説明されている通り。
 結果的には、本項で言う F-15E とは、純粋な F-15E ではなくて、「 F-15J の再生産と改修」という形に近い。
 「それだったら F-2 でもいいだろ」と言われそうだが、F-2 は性能が低いくせに、値段が F-15J 以上にかかる金食い虫だ。コスト面から、お薦めできない。……とはいえ、F-35 やオスプレイよりはマシだとは思う。
 ま、「 F-15J の再生産と改修」が駄目だったら、先に述べたとおり、「 F16 の安いやつ」という案に戻します。



 【 関連サイト 】

 → 米空軍F15を2040年代まで使用 F35に不満
 → F-15に最新の電子戦装備、2040年以降も使用可能

 F-15E を現代の最新型の戦闘機として運用する、という方針は、別に、私に限ったことではないのだ。
 
posted by 管理人 at 21:59| Comment(5) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
F-15Jへのこの評価は独自?
見劣り点をもう少し分かりやすく
Posted by 伊織夜 at 2016年05月23日 05:01
個人的には4発のミサイルを発射したら船に戻るだけの無人機の研究に使って欲しいです。
Posted by かーくん at 2016年05月23日 06:34
> F-15Jへのこの評価

 Wikipedia の F-15E の項目を参照。
Posted by 管理人 at 2016年05月23日 07:06
Wikipediaのこれ↓見ると逆なので

コンフォーマルタンクなどの追加装備により、F-15Cに比べると速度性能、機動性能がやや劣り、制空戦闘能力においてはF-15Cに及ばない。
Posted by 伊織夜 at 2016年05月23日 17:14
 たいていの物事は一長一短があります。それだけのこと。
 F-15E は、F-15J の上位互換ではなくて、F-15J と併用することで、現状では弱い対地・対艦能力を補うものです。
Posted by 管理人 at 2016年05月23日 20:38
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