2016年04月13日

◆ 五輪エンブレムの4案

 五輪エンブレムの4案が出された。このうち、市松模様みたいなデザインのものは、不適切だ。

 ──

 デザインは下記にある。
  → 東京2020大会エンブレム最終候補4作品

 このうち、A案が問題だ。

Emblems_A.jpg


 この図を見て、「目がチカチカする」と訴えた人がいた。それを聞いたときは、「ふうん」と思っただけだが、あとでよく考えると、次のことに思い至った。
 乱視の人にとっては、目の焦点が合わせにくくて、視認しにくい。乱視(視覚障碍者のようなもの)を差別するものであり、パラリンピックにはふさわしくない。外国(特に北欧)からクレームが入って、取り消しを要請される可能性がある。

 こう思った。だからこのことを、上記の公式サイトに通知しておいた。

 パッと見た感じは面白いのだが、よく見ようとすると、目の焦点が合わせにくい。また、似た感じの部分が多いので、乱視の人には特に見づらい。
 こういうデザインが一つだけならまだしも、海上のあちこちにいっぱい置かれると、風で旗がひらひらしたりしたときに、すごく目障りだろう。また、A案のデザインを描いたTシャツを着た人が増えても、やはり目障りだ。

 ちょっと、シマウマの群れみたいな感じもある。





 A案のデザインを描いたTシャツを着た人が、こういうシマウマみたいに群れをなして動いたら、目障りすぎる。
 だから、A案だけはまずい、というのが、私の判断だ。これは、デザインの良し悪しではなくて、もっと実用的な観点からの判断だ。良いとか悪いとか以前に、最低限の安全性を満たしていない、と判断できる。

 ──

 ところが、である。どうやら A案 に決まりかけているらしい。つまり、出来レース。

 旧エンブレムの審査委員でグラフィックデザイナーの平野敬子氏は、自身のブログで最終候補作について「私は4案の中のどれが良いかという論議には参加いたしません」としながらも「A案ありきのプレゼンと受け取った」と指摘している。その理由、根拠について「色彩」「基本形状」など4つの面から分析。「専門的な見地としては、エンブレム委員のグラフィックデザイン専門家が『BCD案』を押すことは考えづらいと思います」と持論をつづった。
( → (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 本人ブログには、こうある。
 公開されたA、B、C、Dの4つのデザイン案が並んでいる様子を見て、デザインの特徴から「A案」と「BCD案」という1対3の構図に見えました。4案の中で1案を選ぶという方法論において、先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は不適切であり、「A案」ありきのプレゼンテーションだと受け取りました。
 発表された4案が、「A案」と「BCD案」というふたつのグループに分けられる理由と根拠を記します。
  ( 中略 )
 今回の五輪エンブレム4案発表の構図を見る限りにおいては、デザインとしての良し悪しの問題以前のこととして、比較論として「A案」が選ばれやすい状況が整っている、つまり「A案」に特別な優位性が与えられた不平等な発表形式であると受け取りました。

( → 1対3の構図 - 「A案」VS「BCD案」 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG


posted by 管理人 at 20:33| Comment(3) |  東京五輪・豊洲 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 一般の人気を見ると、調査媒体によっていくらか差があるが、B,D が人気で、A,C は不人気だ。
 外国人には B が人気。

 調査した結果は、Google の検索で見つかる。
  → http://j.mp/1NofiVK
Posted by 管理人 at 2016年04月14日 00:01
A.「 組市松紋」は伝統模様ということですが、オリンピックで一部の国民?しか知らない伝統を持ち出すのは理解できません。伝統の藍色という意味もよくわかりません。そもそも日本伝統の色ってあるのでしょうか。3種の四角と言われても、すぐには分かりませんし、それがオリンピックとどう関係するというのでしょうか。パラリンピックとの関連もよく分かりません。摩訶不思議、不可解の一品です。

B. 「つなぐ輪、広がる輪」ということです。でも、つなぐというよりは一体化しすぎていて、よほど近づかないと人にはみえません。人と分かっても、あんなに人をつぶして、何を訴えているのでしょうか。パラリンピックの図柄は、使用色が同じというだけで関連性も意味するところもよく分かりません。

C. 「超える人」ということで、風塵雷神図を模したとのことです。それにしては力強さが感じられません。オリンピックの方は「間抜けな太っちょが何かからスタコラ逃げるような」様子を連想させます。パラリンピックの方も「体重調整に失敗したアスリート」のようです。左右の足の長さが違い過ぎるように見えるのも、パラリンピックだけに大変気になります。どちらもスポーツの祭典には向かないように思われます。

D.「 晴れやかな顔、花咲く」というのも違和感があります。朝顔と言われれば、形からそうかなとも思いますが、こんな色の朝顔はありません。日本では夏の花かもしれませんが、南国の毒花、あるいは毒キノコと言われれば、そうかもしれないと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

というわけで、残念ながら、どれもこれも私には納得できません。全般に「オリンンピックの理念」がほとんど表現されていないように思われます。エンブレム募集の呼びかけ段階からそう思われましたが、危惧した通り、予想通りの結果だと思います。もうオリンピックは止めにしたらどうでしょうか。
Posted by Nekogu at 2016年04月14日 22:59
 Nekogu さん、毒舌うまいですね。笑ってしまいました。ここまで毒舌を浴びせる人は滅多にいない。有吉以上ですね。

 私の案もあるが、これも叱られそうだ。
  → http://openblog.seesaa.net/article/435851304.html

 実はこれ、前回の東京五輪のエンブレムに似て、グラデーションがある。
Posted by 管理人 at 2016年04月15日 00:43
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