2016年03月19日

◆ 保育給付金の財源

 前項で、「月額 15万円」という保育給付金を提案したが、このためには財源が不足する。では、どうするか?

 ──

 前項で、「月額 15万円」という保育給付金を提案した。これで十分だと思っていた。(無駄をなくせるから。)
 しかしながら、厳密に計算してみると、財源は半分程度しかないとわかった。
 細かく調べると、問題が続出だ。下記の通り。

 (1) 「月額 15万円」で計算すると、予算は毎年7兆円ぐらい必要となる。( → 試算
 (2) 現在、日本の保育の公的支出は、GDP の 0.4%で、2兆円程度。( → データ1データ2[PDF]
 (3) 現状の無駄金を排除することで、2兆の3割にあたる 6000億円ぐらいが浮く。
 (4) 保育とは別の雇用関係の育休給付金も(最大で)4500億円ぐらいと計画される。( → 前出
 (5) 以上の (1)〜(4) をまとめると、3.5兆円ぐらいまでは確保できるが、7兆円の半額にしかならない。
 (6) なぜ金が足りないのか? それは、保育園を利用するつもりのなかった人(もともと自分で育てる予定だった人)にまで、保育給付金を払うからだ。払わなくてもいい人にまで払うからだ。
 (7) しかし、これらの人に金を払わないと、これらの人が「あいているなら保育所に預ける」と言い出しかねない。そうなったら、15万円よりも多くの行政コストがかかりそうだ。金を払わないことで、かえって行政の支出が増えかねない。
 (8) では、とりあえず、減額してはどうか? 月 15万円でなく、月 8万円。それならば、財源にはなる。しかしその場合、生活費(育児費用を含む)が足りなくなってしまう。これでは、暮らしていけないので、親は自分では育てず、保育所に預けて、自分で働きたがる。そうなると、ふたたび保育所不足になる。つまり、現状回帰。元の木阿弥。金をケチれば、問題は解決しなくなる。やはり、月 15万円はどうしても必要だ。(給与相当額だ。)
 (9) 一方で、月 15万円ももらったら、それ以前の時期の人との不公平感が募る。それ以前の人はほとんど金をもらえないのに、それ以後の人は月 15万円ももらえる。これでは不公平感がひどい。

 ──

 以上のように、問題が続出する。
 一方では「金を出してほしい」となるが、他方では「財源がない」というふうになる。
 では、どうするか? 

 実は、ここで、うまい方法がある。すべてを一挙に解決する名案だ。びっくりぽん。
 それは……


           ↓


           ↓


           ↓


 それは、こうだ。
 「国は月額 15万円を給付するが、その金を生涯にわたって少しずつ返済してもらう」


 国民にとっては、「もらってから返済する」という方式だ。順序込みでいうと、give and take でなく、 take and give だ。 

 もらえる期間を8年としよう。
 もらった額については、その5割を返済してもらう。(もともと国の保育予算があって、それが半額になるのだから、自分で払う分は半額だ。)
 ざっと試算して、8年もらったら、4年分ぐらいを返済してもらう。
 その4年分の金を、35〜60歳の間に返済してもらうとして、4年分を 26年で返済するから、毎年 0.15 年分の金を返済することになる。利子込みで 0.20年分としよう。8年間にわたって 10万円をもらったら、その 0.20倍に当たる2万円を毎月返済することになる。

 まとめて言うと、こうだ。
  ・ 若い時期の8年間、毎月 10万円の保育給付金を受け取る。
  ・ 35〜60歳の間に毎月2万円を返済する。


 これは、「保育給付金の分、実質増税する」というのと同じだ。ただし、金を払う人と金をもらう人が同じである。その分、不公平感がない。
( ※ 単なる増税だと、「自分はもらわないのに払うだけ」という人が文句を言うだろう。そういう問題が生じる。)

 ──

 なお、「後で返済するなら、もらいたくない」という人も出てきそうだ。しかし、ご注意。返済する額は、もらう額の、半分でいいのだ。残りの半分は、返済しなくていいのだ。(これは国の負担となる。現在の保育予算と同額だ。)
 したがって、後で返済するとしても、もらう方がお得なのである。ま、それでも、もらいたくない人は、別にもらわなくてもいい。そこは、ご自由に。

 ──

 オマケで言うと、児童手当というのがあるから、「毎月2万円の返済」のうち、一部は児童手当で相殺される。
 ちなみに、民主党の子供手当は、「中学校卒業まで月2万6000円」。この金をもらえていたら、子供が「小学生〜中学生」の間は、差し引きして大部分が相殺されることになる。

    ( ※ 民主党の子供手当がつぶれたのは、なぜか? 自民と公明が徹底的に妨害したからだ。「こんなのが成立したら、民主党が次の選挙で勝ってしまう。だから、子供手当は絶対に成立させない!」と、両党が猛烈に抵抗した。みなさん、覚えていますか? どうせ忘れちゃったでしょう。)




 [ 付記 ]
 「どうやって個人ごとに金額を計算するんだ」
 という疑問があるだろうが、大丈夫。こういうときのために、マイナンバーというのがあるのだ。ちゃんとマイナンバーで管理できる。通常、年金料金といっしょに徴収すればいい。サラリーマンならば、税金といっしょに天引きだ。
 


 【 関連サイト 】
 直接の関係はないが、参考となるニュースを紹介する。

 (1) 潜在的な待機児童
 保育所に入りたいけれど、どうせ入れないからと思って、最初から諦めている……という潜在的な待機児童の数が、300万人を上回っていると推定される、という話。
  → 待機児童は300万人超?
 この数字が事実なら、保育所の定員を 50万人ぐらい増やしても、問題は解決しない、とわかる。定員が増えて、入所可能となれば、「それなら私も」というふうに、新たに保育所に入りたがる人が 300万人もいるからだ。
 こうなると、全員を保育所に入れるよりは、「自宅でもいい人は自宅で」という自主的な選択に任せる方がいいだろう。つまり、前項の案だ。

 (2) 現実の待機児童
 現実の待機児童の数が報道された。「認可保育所に入りたかったのに、入れなかったので、やむなく認可外保育所に入った」という数。
 これは、一応保育所に入れたのだが、「待機児童」という言葉の定義が、「認可保育所に入れなかった児童」なので、これらの児童は待機児童に数えられるべきだ。なのに、数えられずにいた、という計数ミスがあったそうだ。その数は 4万9千人。
  → 「隠れ待機児童」約5万人いた 厚労相が明言
  → 潜在待機児童5万人 厚労相明かす 国定義の2倍以上
  → 潜在待機児童4.9万人 15年4月、公表人数の倍以上
 ま、統計の数字の項目の話だから、あまり本質的ではないようだ。
  ※ 上の二つの記事では「潜在」という言葉を使っているが、
    「隠れ待機児童」の方が妥当だろう。
    「潜在」という語は、(1) の意味で使うべきだ。



 ※ 以下は細かな話で、面倒臭いなので、読まなくてもいいです。


 【 追記 】
 あとで気づいたが、忘れていた点があった。「子供が2人いる場合もある」ということだ。
 では、子供が2人いる場合には、もらえる金が2倍になるか? まさか。それではおかしい。15万円の2倍に当たる 月 30万円をもらえるというのは、不自然だ。
 かといって、2人目を減額するのでは、福祉の方向とは正反対だ。(2人目を優遇するのが、あるべき福祉だ。)

 これについてあれこれと考えた末の結論は、こうだ。
  ・ 2人いるからといって、特に減額はしない。
   (1人目と2人目は、独立して単純に加算する。)
  ・ 1歳児以上への給付金は減額する。


 後者が重要だ。たとえば、こんな感じ。
  ・ 0歳児への給付金 …… 15万円
  ・ 1歳児への給付金 …… 7万円
  ・ 3歳児への給付金 …… 5万円
  ・ 5歳児への給付金 …… 4万円


 すると、子供が2人いる場合には、たとえばこうなる。
 「0歳児と2歳児がいれば、15万円と6万円の合計 21万円をもらえる。その金をもらって自宅保育してもいいし、二人とも保育所に入れてもいい」
 これだと、通常、自宅保育を選ぶだろう。21万円ももらえるんだから。

 「3歳児と5歳児がいれば、5万円と4万円の合計9万円をもらえる。その金をもらって自宅保育してもいいし、二人とも保育所に入れてもいい」
 これだと、自分の金を数万円 加算して、保育所に預ける人が多いだろう。(例。働いて 30万円を稼ぐ。そのうち 11万円を支出して、もらえる9万円とあわせて、20万円を保育所に払う。)

 以上の方式の場合、1歳児〜5歳児のときにもらえる金は多くないので、人生の後半で「半額返済」する金も少なくなる。たぶん、月1万円ぐらいで済むだろう。
( ※ なぜなら、1歳児以上だと、もらえる金の原資のほとんどは国の公的予算となるからだ。これだと、児童手当を拡充するようなものだから、国の予算でまかなうことができる。おおむね1歳児以上の分は、半額返済の必要がなくなる。)
( ※ 結局、前項で述べたように、「特に財源がなくてもまかなうことができる」というのは、おおむね1歳児以上で成立する。15万円という多額の給付をするのは、0歳児だけだから、これについて新規の財源を考えるだけで済む。)

 《 注記 》

 新しく掲げた数字について、
 「それじゃ、額が少なすぎて、生活できない!」
 という不満も生じそうだ。なるほど、それもごもっとも。
 ただ、新たな額は、「返済不要となること」と前提とした額だ。一方、本項全体の趣旨は、「あとで半額返済すればいい」だ。
 だから、「後で返済すること」を前提とするなら、額を増額することも可能だ。つまり、次の二つは選択可能だ。
  ・ 少なめの額をもらって返済なし
  ・ 多めの額をもらって半額返済

 前者から後者への切り替えは可能だ。たとえば、
 「毎月5万円をもらって返済なしのつもりでいたが、毎月 10万円をもらって半額返済にする」
 この場合、新たに追加された5万円については、全額返済の扱いになる。(5万円は無償給付で、5万円は全額返済。全体としては半額返済。)
 後で全額返済する分については、自由に増額できるようにするといいだろう。一種の奨学金みたいな制度だ。(保育奨学金みたいだ。)
 
 [ 補足 ]
 財源不足については、問題を解決する決定的な方法がある。保育園の月謝にあたる保育料を値上げすることだ。保育料を大幅に値上げすれば、その分、財源はできる。
 そもそも、低所得者への対策としては、保育給付金がある。ならば、保育園に入る人は、原則として中〜高 所得者なのだから、保育料を引き上げても大丈夫だ。特に、高所得者なら、大幅に保育料を引き上げても大丈夫だ。高所得者に対しては、人気の保育所を優先的に割り当てて、高い料金を請求すればいい。たとえば、月 20〜30万円。その具体的な方法(および根拠)については、下記で論じた。
  → 保育士不足の解決策 の (3)

 ともあれ、「自宅保育する人への給付金」は、「補助金廃止の分」と「保育料値上げの分」の双方でまかなう。これなら、財源不足の問題は起こらないだろう。

 ※ 保育給付金を 10万円払って、保育料を 10万円上げるのなら、対象者が増えた分、財源不足が生じる。しかし、保育給付金を 10万円払って、保育料を 20万円上げるのなら、対象者が増えても、財源不足は生じない。保育園には入れる人は負担が増えるが、保育園には入れない人は給付金で得をする。
 現状は、抽選に当たった人だけが得をする仕組みなので、一種のギャンブルだ。保育園ギャンブル。……これは、好ましくない。)

 ※ もう少し、細かく言おう。現状では、認可保育園では多大な補助金が投入されている一方で、認可外保育所では補助金がないので劣悪な保育環境となっている。園児のうつぶせ死という事故も多い。 Google 検索
 そこで、認可保育園についてはサービスを維持したまま保育料を引き上げて、他方、それで得た金の一部で、認可外保育所の補助金を増やして、保育サービスを引き上げる。つまり、認可保育所だけに月 30万以上も投入するかわりに、認可保育所も認可外保育所もひっくるめて、同等の補助金(たとえばゼロ円)にする。その上で、あとは保育給付金をもらった親が、サービスを見て、入園先を決めればいい。





 【 追記 】
 コメント欄に重要な指摘(批判)があった。そちらも参照。
    Posted by ともみ at 2017年11月01日 11:42
 という箇所のコメント。
 
posted by 管理人 at 19:20| Comment(43) | 一般(雑学)3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文科省の幼稚園の予算も含めるともう少し楽になりませんか?それとも幼保一元化後として考慮済みでしょうか?
Posted by 京都の人 at 2016年03月20日 04:48
文科省の幼稚園の予算は、たぶん、すでに計算に入っているはずです。(2) の箇所。この数値は、厚労省と文科省を区別しているはずがないので。(国ごとのくくりなので。)
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 07:39
> 金を払う人と金をもらう人が同じである。その分、不公平感がない。

これは現在幼児を抱えている親御さんが(子供の名目で)15万円を受け取り、その子が成人して35歳を超えたらその子の口座から返済が始まるってことでしょうか。
そうすると、以下の問題が生じるのでは?

A.親の借金を子供が背負う、と言う不公平感が子供世代から挙がる
B.最初の30年間は給付ばかりで回収ゼロとなり、財政が持たない
Posted by 通りすがり at 2016年03月20日 09:49
> その子が成人して35歳を超えたら

 いや、子でなく、親の年齢です。
 親が 35歳までは、保育所を利用して、かつ、保育所の費用を受け取る。
 親が 35歳以上では、過去に受け取った分の半額を返済する。
 子は関係ありません。

> B.最初の30年間は給付ばかりで回収ゼロとなり

 長くても8年だけです。
 当初は、2〜3年しかもらわない人も多いはずで、その場合には、すぐに回収が始まります。(もらう額・年月も、返済する額・年月も、少なめ。)
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 10:02
>35〜60歳の間に毎月3万円を返済する。

二種奨学金と同じように、”返済できない人”、”返済しない人”といった問題が生じるような気がします。何か方策はあるのでしょうか?
Posted by 作業員 at 2016年03月20日 12:45
年間 36万円も払えないとなると、年収 200万円以下ですね。超貧困の人向けの対策は、本項とは別です。

 なお、アルバイトで時給 1000円で、週48時間労働で、月収 20万円、年収 240万円です。夫婦で 480万円。
 子供を産むなら、夫婦であるのが前提なので、アルバイトでも夫婦で 480万円だから、問題ない。
 返済できないとしたら、未婚の母ぐらいだが、それは、生活保護家庭。生活保護家庭は、もともと 15万円の給付を受ける資格がない。(もともと月 20万円ぐらいの給付を受けているので、新規に 15万円の給付を受ける資格がない。)
 つまり、「返済できない人」は、生活保護家庭であり、もともと保育給付金を受けることができません。(生活保護の給付金でまかなう。)もらっていないのだから、返済することもない。
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 13:41
どの程度の割合かは知りませんが、

【驚愕】奨学金を返済している人々の生活が悲惨すぎる・・・・http://matome.naver.jp/odai/2142045615916595501

といった話を見聞しますと同根の部分があるような気がします。返済段階になって、離婚、解雇、介護その他の理由で、”こんなはずじゃなかった”と。
Posted by 作業員 at 2016年03月20日 14:49
上のページの例を見ると、貧困とは程遠いぜいたくをしている。

 一方で、奨学金の返済は月2〜3万円程度。
  → http://www.shogakukin.jp/34syumi/
 大学を出てまで、この金額を返済できないとしたら、私立 F ランぐらいだろう。そんな人が無理に大学に入ったのが間違い。

 例として、「図書館司書を夢見て奨学金で大学に進学」というのがあるが、呆れるしかない。こんなのを進学させた高校は、何をやっているんだ? (図書館司書は超就職難。)
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 15:06
最後に <FONT COLOR="#dd0000">【 追記 】</FONT> を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 18:03
奨学金延滞の理由は、もともと返すつもりがなかったから。返すつもりがあった人は、延滞者のうち半分だけ。残りはもともと返すつもりがなかった。もともと返すつもりがなかったから返さない、というわけ。
  → http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48205
Posted by 管理人 at 2016年03月20日 21:14
ですから、”返済できない人”、”返済しない人”という問題が保育給付金の返済にも生じてくるんじゃないかと思ったわけです。
それは、”そんな人が無理に大学に入ったのが間違い。”、”こんなのを進学させた高校は、何をやっているんだ?”に似た話で、本来あってはならないかもしれませんが、実際には...
Posted by 作業員 at 2016年03月20日 23:34
最後の【 追記 】の方法で、1歳児以後の給付金額は 15万円から大幅に減らすことにしたので、返済額は月1万円以下と見込めます。(子供1人の場合。)
 これなら何とかなるでしょう。

 認可外保育園だと、現在でも月5万円以下のところがある。(補助金はないらしい。)
 ここに補助金または給付金を4万円ぐらい投入すれば、親が自己負担する分は1万円程度。だったら、借金はなしでも済む。
 真に投入する金が必要なのは、0歳児の時期だけです。1歳児はともかく、2歳児以降だと、手間もかからないし、保育料も安く済むでしょう。0〜1歳児の時期さえ乗り越えれば、あとは何とかなる。

( ※ 月5万円の保育所というのは、質的には良くない。だから、これは特別に貧乏な人向けのコースだ。常識的には、保育所に子供を預けたら、所得があるので、その所得で、もうちょっとまともな保育所に預けるべき。)
Posted by 管理人 at 2016年03月21日 00:23
卒業時の奨学金が800万円に上る人もいる様ですが、月額返済が2万円だと年間24万円。無利子でも返済期間は40年になります。短期倍額返済とかしないと複利運用なのでそりゃ大変ですわ。
踏み倒す様な無返済奨学金事を導入すれば税額が上がるので納税者とすれば学生の選抜を厳格にして欲しいですね。そうなるとカネを生み出す学部生のみが対象にって本稿とは異なりますのでこれで失礼。
Posted by 京都の人 at 2016年03月21日 06:04
「保育園を利用するつもりのなかった人(もともと自分で育てる予定だった人)にまで、保育給付金を払う」で財源不足に陥ることを、保育バウチャーなら防げるのでは?
Posted by ばうちん at 2016年03月22日 09:58
保育バウチャーなら、財源不足は防げますが、保育所不足は防げなくなります。
不正は防げても、不足対策は現状と同じ。財源のことばかり考えているから、数の不足を防げない。
この点は、次項に説明してあるので、次項を読んでください。
Posted by 管理人 at 2016年03月22日 12:22
次項も読みましたが・・・
「保育バウチャーなら、財源不足は防げますが、保育所不足は防げなくなります」⇒保育バウチャーをベビーシッターにも使えるようにすれば、保育所不足解消に効果ありますよ。保育バウチャー支持者は、既にそう言ってるはずですが。
Posted by ばうちん at 2016年03月22日 12:41
> 保育バウチャーをベビーシッターにも使えるようにすれば、保育所不足解消に効果ありますよ。

 ベビーシッターなんて、いきなり 300万人もどこから連れてくるの? 10万人だって怪しい。
 だいたい、0歳児の大切な子供を、ベビーシッターなんかに任せて平気でいる母親なんて、信じられないね。ベビーシッターが赤ん坊を虐待することもあるし、放置して死なせることもある。
 そもそも、ベビーシッターの費用と、本人が月額 15万円をもらうのを比べたら、ベビーシッターの費用の方が高額になる。時給 1000円で週 70時間労働で計算してごらん。 15万円の倍額になるから。
 本人がもらうなら月額 15万円で済むのに、同等のサービスをベビーシッターに任せて月額 30万円を払うなんて、馬鹿げている。そもそも、コスト的に、無駄になりすぎる。
Posted by 管理人 at 2016年03月22日 22:12
「いきなり 300万人」?なぜ「いきなり」なんですか?地域別なり、年齢別なり、段階的に進めることが考えられない理由は何ですか?「0歳児の大切な子供を、ベビーシッターなんかに任せて平気でいる母親なんて、信じられないね」などと、「いきなり」主観の話ですね。どこにそんな根拠があるのですか?ベビーシッターに任せることで育児ノイローゼから解放され、親が子供が虐待するリスクを減らすこともできますよ。財源確保のために親に借金してもらうという、政治的に可能性が極めて低い方法を提案しておきながら、「本人がもらうなら月額15万円で済む」なんて、いきなり所与のことでもあるかのようにしちゃったり、保育バウチャーを導入すると、オールオアナッシングのように、ベビーシッターに30万円払うしかないように仮定するのはどうなんでしょうねぇ。子育てするつもりの人にも払わなくて済む財源的なメリットもありますよ。いきなり理性を失って主観的な話になっちゃってるのに、驚いてます。
Posted by ばうちん at 2016年03月22日 23:41
> 段階的に進める

 段階的であっても、300万人は無理です。
 あと、300万人の母親ならすでにいるので、これをただちに自宅保育にすることで、一挙に解決します。一挙に解決できることの対案が、50年かけてベビーシッター300万人じゃ、遅すぎる。赤ん坊がおばあさんになってしまう。だから、「いきなり」であることは必要なんです。今すぐの喫緊の課題。50年後の解決を目指しているんじゃないです。

> ベビーシッターに任せることで育児ノイローゼから解放され、親が子供が虐待するリスクを減らすこともできますよ。

 ちょっと。それ、話が矛盾しているでしょ。それの前提は、自宅保育ですよ。
 たまに少しだけベビーシッターを導入する、というのなら、問題ないですよ。
 そもそも、15万円もあれば、たまにベビーシッターを雇用することは可能です。「ベビーシッターを使ってはいけない」と述べているわけじゃない。「ベビーシッターは自宅保育の代案にはならない」ということです。基本の話であり、たまの例外の話ではない。
 あなたの言っていることは、自宅保育を前提としているので、自己矛盾に陥っている。

> ベビーシッターに30万円払うしかない

 いや、たまに使う例外なら、別に問題ないんですよ。
 私が言っているのは、基本の話。1週間7日、昼間の 10時間(8時間+通勤2時間に相当)する週70時間の保育について、自分でなくてベビーシッターに任せたら、30万円払うしかないでしょ。
  ・ 30万円で週70時間のベビーシッター
  ・ 15万円で週70時間の自宅保育
 この二つが基本線として、たがいに対案となります。
 一方、たまにベビーシッターを使うために保育バウチャーを使うのならば、週70時間の自宅保育について無給の扱いになる。
 つまり、あなたの言う保育バウチャーは、「週に1〜2日、ベビーシッターを使わせてやるから、残りの週5〜6日は無給で自宅保育をやれ」と言っているのと同じ。それじゃ、母親虐待です。無給の母親と乳児は餓死してしまう。
 それでいて、「保育バウチャーでベビーシッターを使わせてやるんだから、名案だ」と言うわけだ。餓死した母子に向かって。

 別にあなたに文句を言うつもりはないが、保育バウチャーでベビーシッターなんて、狂気の沙汰だ。莫大な金を使って、非効率な無駄遣いをするだけだ。
 保育所ならば、6人の幼児を1人の保育士が見るので効率的だが、1人のベビーシッターで1人の幼児を見るなんて、ぜいたくと非効率の極み。金がありあまっている富裕層だけに許されるぜいたくだ。
 どうせなら、必要なときだけ臨時に保育所で預かれるシステムの方が、まだマシでしょう。
 でなければ、15万円をもらった人が、好きなときにベビーシッターを使う。それなら、個人の自由であり、問題ありません。あと、ベビーシッターのかわりに実母にお金を渡すなら、その方がはるかに低コストで済むはず。その方がマシですね。

 あと、もっと根源的な難点もあります。
 たくさんのベビーシッターが必要となって、そのために女性がベビーシッターとして働くとしたら、女性と赤ん坊は、単に保育する相手を変えただけで、同じ仕事をしていることになる。
  ・ 親が自分の子供を育てれば、自宅保育。
  ・ 親が他人の子供を育てれば、ベビーシッター。
 後者は単に、親と子供の組み合わせを変えただけであって、やたらと非効率なことをしていることになる。愚の骨頂。(他人の子供を育てるのは非効率。)
 保育園なら、6人を1人で育てるから、効率的だ。ベビーシッターは、単に親と子供の組み合わせをシャッフルするだけだ。単に効率を低下させるだけだ。しかも、そのために莫大な事務手数料をかける。……ま、無駄と非効率の塊ですね。莫大な金とサービスをドブに捨てるのも同然。
Posted by 管理人 at 2016年03月22日 23:59
なぜ「1週間7日×10時間」30万円全額をバウチャーで支払う選択肢しかないのでしょうか?
週5日勤務で、0歳児の時だけベビーシッターに支払う20万円のうち、15万円はバウチャーで支払って5万円は自腹で払うという選択肢を取る母親も、幼児虐待で、子供を餓死される母親になるわけ?極論好きなのは良いけど、勝手に相手が極論を考えていると想定して「狂気の沙汰」だの「餓死」させるなどと言う極端な藁人形論法は止めましょうよ。もう少し、冷静で理性的に話ができないのですか?
貴方の提案は9割方賛成するけど、1割は理論が不完全であることの焦りからか、強い非難の言葉と強弁で誤魔化してるようにしか見えません。
現金給付だと財源が足りなくなることが分かってて、現金給付の方が「低コストで済むはず」なんて、どんなロジックなんですか?
300万人そろえるなら50年かかるなんて言うのも極論ですよ。0歳児保育だけ、あるいは特定地域だけなど、部分的に解決するなら、それだけでも少しは前進したことにはならないのですか?雇用が発生すれば、そこに人は集まりますよ。公共事業よりも大分マシな、雇用対策にもなると思いますけどね。
オール・オア・ナッシングは、決して論理的とは言えないですね。
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 00:34
「女性と赤ん坊は、単に保育する相手を変えただけで、同じ仕事をしていることになる」⇒ここに貴方の極端な思考法の欠点が、よく表れてますよ。
なぜ、ベビーシッターをする人が、女性限定で、しかも子育て世代の女性限定と考えるのですか?逆にベビーシッターに子育て世代の女性がなるなんて例の方が、はるかに少ないでしょう。学生のバイトや、子育てが終わった女性がベビーシッターになることが一般的で、雇用が大量に発生したら、男性も参入しますよ。
極論と激しい言葉を捨てた方が、もう少し冷静にモノゴトを考えられるようになると思いますよ。
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 00:39
ちょっと。誤読がひどいですよ。

> 幼児虐待で、子供を餓死される母親になるわけ?

 そんなことを言っていません。「無給で一文無しにするという母子虐待で餓死させる国」の話をしただけです。勘違いしないでください。

> 0歳児の時だけベビーシッターに支払う

 0歳児にベビーシッターなんて、怖くて使えないでしょう。いつ死ぬかもわからないし。
 しっかり研修を受けたベビーシッターもいますが、そういうのを利用すると、1時間 2000〜3000円になり、コストは2〜3倍になります。週5日も使うなら、月 50万円は必要です。20万円では済みません。

> 現金給付だと財源が足りなくなることが分かってて、現金給付の方が「低コストで済むはず」なんて、どんなロジックなんですか?

 それは、問題解決という成果の有無です。
  ・ 現金給付 によって全員が解決。
  ・ 補助金投入によって半数だけ解決。

 投入する金額は同じでも、成果が全部か半分か、という違いがあります。
 ここでいうコストとは、解決のためのコストです。いま実際に支出している金額(未解決状態におけるコスト)のことではありません。 

> 0歳児保育だけ、あるいは特定地域だけなど、部分的に解決するなら、それだけでも少しは前進したことにはならないのですか?

 だからね。保育バウチャーそのものが悪であるわけじゃないんです。私の提案(追加費用なしで完全解決)に比べると、「莫大な金と時間がかかる割には、効果はごくわずか」という意味で、非常に非効率だ(無駄だ)と言っているんです。
 何もしないよりはマシですけどね。最善の方法があるのに、わざわざ無駄だらけの方法(保育バウチャーでベビーシッター)なんかをするのは、馬鹿げている、ということ。
 そもそも、コスト計算が滅茶苦茶すぎて、実現性が皆無でしょう。

 p.s.
 ここまで書いたあとで、ググってみたら、数字を間違えていました。訂正します。
 0歳児の保育料を2〜3倍と見積もっていましたが、完全な間違いでした。正しくは「4倍(時給 4000円)プラス交通費」です。
  → https://smartsitter.jp/faq/98

 0歳児に対して、週5日で 50時間ベビーシッターを使うと、週に 20万円必要です。月には90万円ほど必要です。これに交通費が加算され、月 100万円は必要です。
 
 また、土日の分を自分でまかなうとしたら、そのために月5万円ではなく、月 35万円の支出が必要です。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 00:54
> なぜ、ベビーシッターをする人が、女性限定で

 別に限定じゃないですよ。大半が女性である、という実状から、モデル例にしただけです。
 モデル例ですから、そうじゃないケースも大量にあります。別に他の例を排除しているわけじゃありません。

 激しい言葉は、済みません。だけど、あまりにも馬鹿馬鹿しい提案を、真顔で語られると、呆れるしかない。
 まともな提案ならともかく、現実にあり得ない空論を語られても、呆れるしかない。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 00:59
よく考えたら、「ベビーシッターを使おう」という意見をとる人がいるのも、仕方ないですね。フランスやシンガポールみたいに、ベビーシッターを多用することで、成功している国もあるからです。
 ただしそれが成立するのは、外国人労働者を奴隷待遇で(超薄給で)雇用する、ということが可能だからです。
 一方、日本では、そういう奴隷制度みたいなものは許容されていません。フランスやシンガポールの真似はできません。
 こういう事情は、あまり知られていないので、「ベビーシッターを使えばうまく行く」と勘違いする人が多いのは、仕方ないのかもしれません。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 01:36
誤読は、たしかにそのとおり、失礼しました。その点はお詫びします。
でも、貴方がバウチャーを批判した気持ちがはやるあまり、「餓死」だの「虐待」だの極端に激しい言葉を使ってることは確かでしょう。
他人には「コスト計算が滅茶苦茶すぎて」と言いながら、p.s.のリンク先には「※赤ちゃんケアではなく通常のお預かりをご希望の場合は、1時間あたり2,000円&#12316;3,000円」と書いてるのに、「正しくは4倍」としたり、交通費を月に10万円も想定したりと、貴方の仮定の仕方に、誠実さを感じないところですが、それをさておいても、0歳児なら不合理が生じるというなら、他の年齢でシッターへのバウチャー適用をすれば、保育所不足解消の一助にもなるし、元々、保育所を全部、ベビーシッターで置き換えろなんて言ってないんだから、地域の実情に合わせて、所得により保育所を優先したり、ベビーシッターには条件付きでバウチャーを割り増して時給の調整をしたりすれば、良いわけでしょう。
「問題解決という成果の有無です」などと、おっしゃいますが、それは貴方にとっての問題解決でしょう?元々自分で子育てするつもりの人に対して、保育バウチャー制度だと何のメリットもないから、それは問題解決にならないという貴方の問題意識は理解できますが、そんな完全主義ではなく、待機児童の発生という問題に対してはスピードの問題はあっても、解決策になり得るわけですよ。
百点満点の回答のコストが100で、50点の回答のコストが50なら、50点の回答の方が良いということもあるのですよ。予算調達の見通しが低いならば。しかも、親が国から借金する方法が百点満点とは言えないし、その点において、政治的支持を得られる可能性が低くなり、実現可能性が低ければ、いくら百点満点でも、絵に描いた餅になりかねないということです。基本的には貴方の提案に9割方賛成の私でさえ説得できないようなら、保育所マンセーで凝り固まってる大部分の人を説得できるのでしょうか?(まぁ、それはわかりませんが)
「非効率」だと言っても、保育所を全部、シッターに置き換えるわけではなく、保育所が足りない部分で非効率が生じるというだけで、「効率的な部分と非効率的な部分があって、非効率な部分を見れば非効率だ」なんて言うことが、どれほど意味があることか。
「馬鹿馬鹿しい」とか「呆れる」とかいう貴方の主観をわざわざ書くことに、議論としての意味はありませんよ。私だって、貴方が極論を振り回して相手を藁人形仕立てる論法が、「馬鹿馬鹿しい」「空論」に見えてますから、そういうところは、議論において、お互いさまだと想定しないと、議論にならないと思います。
「女性と赤ん坊は、単に保育する相手を変えただけで、同じ仕事をしていることになる」という話は、ベビーシッターが「女性限定」というだけでなく、「子育て世代の女性限定」と考えないと成り立たない話です。ベビーシッターは子育て世代の女性じゃない方が遥かに多いと指摘してるんですよ。「別に限定じゃないですよ。大半が女性である、という実状から、モデル例にしただけです」とか「モデル例ですから、そうじゃないケースも大量にあります」とか「別に他の例を排除しているわけじゃありません」なんて、何の言い訳にもならないです。「女性と赤ん坊は、単に保育する相手を変えただけで、同じ仕事をしていることになる」は、それこそ「現実にあり得ない空論」で、これを撤回しないのならば「呆れるしかない」です。(すごく長くなって申し訳ないです)
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 01:45
> 「※赤ちゃんケアではなく通常のお預かりをご希望の場合は、1時間あたり2,000円3,000円」と書いてるのに

 あ、ホントだ。ごめんなさい。間違えました。
 では、p.s. の箇所は削除してください。元に戻る。つまり、2〜3倍という数字に戻る。
 したがって、数字は月 90万円でなく 45万円。また、自分で払う分は月 17万円。数字は半減します。しかし、どっちみち結論は同じです。数字が変わるだけで、論旨はまったく同じ。交通費は 10万円単位で概算しましたが、1円単位にするなら、2000円×30日=6万円。これを 45万円+17万円に加算します。合計で 68万円ですね。15万円の5倍弱です。(2倍で計算したが、2〜3倍だから、実際にはもっと上かも。)
 細かな数字は変わりますが、趣旨は変わりません。

> そんな完全主義ではなく、待機児童の発生という問題に対してはスピードの問題はあっても、解決策になり得るわけですよ。

 前にも言っているけど、それは私の論点ではないんです。「完全解決にはどうすればいいのか」というのが、私の論点です。「現状より少し改善するにはどうすればいいのか」というのは、私の論点ではないので、よそでやってください。私に言っても何の意味もない。どこかの政治家にでも提案するべきです。本項で論じる話題じゃない。
 「これで完全解決できる」という提案に対して、全然別の小さな提案を出しても、無関係で邪魔でしかない。テストで 10点を取っている生徒に対して、「これで満点を取れる」という勉強を教えようとしたら、「これで 20点を取れる。現状よりよくなる」という提案を出したら、「100点取れる生徒を 20点に引き下げる方法なんか、邪魔なだけだ」と思うでしょう?
 まあ、「20点でもいい。とにかく簡単に勉強しないで点数を増やしたいんだ」というお手軽主義の人もいるだろうから、その主義を一概に否定するつもりはないが、「その話はここではやらないでくれ。場所違い」というしかない。
 何度も言っているけど、ベビーシッターを部分的に個人的に使う分には、何ら差し支えない。完全解決の方法として使うのが間違っているということ。

 なお、本項の目的は「完全解決」つまり「待機児童をなくすこと」「望めば必ず保育所に入れること」です。これに対して、「状況が少し改善すること」なんて、焼け石に水であって、ほとんど何の意味もない。「保育園落ちた日本死ね」と憤慨した女性に対して、ベビーシッターをちょっと利用できるだけなんて、ほとんど何の効果もない。失職するという問題はまったく解決しない。

> 百点満点の回答のコストが100で、50点の回答のコストが50なら、50点の回答の方が良いということもあるのですよ。

 私が言っているのは、「 百点満点の回答の追加コストがゼロで、50点の回答の追加コストが現状の4倍(合計で5倍)」ということです。ここをお間違えなく。

> 親が国から借金する方法

 基本的には借金しません。現在は給付金を受けて、将来は増税になる、というだけです。それを個人単位で計算するだけです。しかも、返済額は、給付金の半額だけです。
 なお、「増税なしで給付金だけほしい」というのは、「無から有を生み出すような、打ち出の小槌がほしい」ということですから、アラジンの魔法のランプにでも頼むしかないですね。現実の話ではなく、おとぎ話の話になる。

 なお、最後の  【 追記 】 の方法を取れば、1〜5歳児では月 15万円でなくその半額以下の金額の給付になるので、この場合には、返済額ががくんと減ります。給付金の半額を返済するのではなく、給付金の2割ぐらいを返済するだけで済む。たいして負担になるわけじゃない。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 06:53
私の「0歳児なら不合理が生じるというなら、他の年齢でシッターへのバウチャー適用をすれば…」は読み飛ばす一方、貴方の「【 追記 】 の方法を取れば、1〜5歳児では…」の部分は強調されるんですね。とにもかくにも、相手には部分的適用は認めないわけですね。そうすれば、その後の長々とした藁人形論法が続けられるわけです。

財源確保の実現性の問題を、問題から除外して、除外した問題以外は解決するから「完全解決」とするとは、「不完全な部分以外は完全です」と言ってるようなものですよ。
貴方だって、財源不足を気にしてるから、このページのブログを書いたんですよね。
「俺が問題にする問題以外は問題じゃないと俺が判断するから、よそでやれ」ということでしょうか。つまりは、貴方はこのページの検察官兼裁判官というわけだ。そういうルールならわかります。
増税することを「追加コストがゼロ」と見做すことも、きっと貴方には問題ないのでしょうね。

最後まで藁人形論法ですが、私だって、「打ち出の小槌」や「魔法のランプ」がないと思うからこそ、財源の問題から保育バウチャーにこだわって、ここまで話を続けてることが、お分かりにならないのでしょうか?

軽減税率のようなアホな制度の導入に7割が賛成し、消費税増税に7割が反対する世論を見ても、増税で現金給付金制度を設けることが「現実の話ではなく、おとぎ話の話」でない根拠は何でしょうね?

まぁ、そこは貴方の「論点ではないので」現実かおとぎ話かは、関係ありません。「よそでやってください」ということなんでしょうね。
そういう論法をやってる限り、貴方の提案や議論は、貴方のブログの中では完璧でも、貴方のブログから外に出ることはないでしょうね。
余計なお世話でしょうが。
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 12:52
> 財源の問題から保育バウチャーにこだわって、ここまで話を続けてる

あなたの方法なら確かに財源は確保できるが、それは、「自宅保育をする親には給付金を出さない」という形で、「最も困っている人々を犠牲にする」という形で解決されているだけです。最弱者を犠牲にして解決する財源対策なんて、無意味です。

どうしても「半額増税」による解決がいやなら、「給付額を半額にする」ことで財源は解決します。つまり「月額15万円」の給付のかわりに、「月額8万円」の給付。
財源のことばかりを気にするなら、この「減額案」を取ればいいでしょう。次善の策となる。

だいたい、財源の話なんて、こういう「減額案」で解決できるんだから、どうでもいい話。本質とは何の関係もない。

それより「財源の問題をなくすために、自宅保育をする母親には一円も給付しない」という弱者虐待の発想こそ、道理に外れている。「財政を優先するために最弱者から福祉を切り捨てる」なんて、まともな発想じゃない。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 13:01
「自宅保育をする親には給付金を出さない」=「最も困っている人々を犠牲にする」=「最弱者を犠牲にして解決」、そういう論理の飛躍には、お気づきにならないのですね。低所得者が現金給付を受け自宅保育をすることが社会的には合理的だとしても、待機児童問題で最も困ってるのは、保育所に預けられる低所得者ではなく、ギリギリで保育所に預けられないラインの中所得者でしょう。低所得者は低所得で子育て問題以上に困ってるにせよ、低所得の問題まで子育て給付金で解決しようとするのが、貴方の「完全解決」なのですか?

現金給付で「減額案」を取れば良いなら、割高なシッターへの保育バウチャー適用だって、低所得者には保育所を優先した上で、全額支給でなく「減額案」を取れば良い。「とにもかくにも、相手には部分的適用は認めないわけですね。」

「まともな発想じゃない」なんて表現を投げつけるのは、まともな議論じゃないですね。
「そういうところは、議論において、お互いさまだと想定しないと、議論にならないと思います。」
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 13:57
> 低所得者が現金給付を受け自宅保育をすること

違います。低所得者じゃない。
「保育所の抽選で外れたせいで、仕事を辞めなくてはならなくなった人」
です。たとえば、「日本死ね」と言った人。
あなたの政策では、「保育所不足」が解決しないので、「抽選からあぶれる人」が大量に出ます。これが最弱者です。

私の提案は「保育所不足を解決する」のが目的です。つまり、「希望者の全入」です。お間違えなく。

どうも、あなたはここのところを、根本的に勘違いしている。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 14:13
相変わらず「とにもかくにも、相手には部分的適用は認めないわけですね。」
原則として保育所が不足してる地域は、0歳児保育に専念して、1歳児以降は地域の状況に合わせて、シッターを補完的に活用すれば、保育バウチャー制度でも、保育所不足は大分解消して、抽選からあぶれる人が大量に出たりしませんよ。少なくとも、抽選になる所得のラインが大幅に上がります。

貴方の提案は、15万円の現金給付で、劇的に仕事をやめて自宅保育する人が増えることがキモなのですが、「減額案」で7万5千円になった現金給付で、自宅保育が劇的に増えますか?
低所得者の身になってみれば、7万5千円もらって、15万円の仕事をやめるよりは、7万5千円払って保育所に入れて、15万の仕事を続けたいと思う人がかなり多いと思いますよ。
それに、日本の場合は、雇用に流動性がないから、低所得の仕事であっても、再就職(特に正社員)できるかどうかの不安があって、辞められないのですよ。
15万円の現金給付なら、確かに効果は期待できそうですが、減額案なら、「希望者全入」なんて無理なのではないですか?

貴方の案だと、現状で保育所不足で困ってない人や地域にも現金をばらまく必要があるから、財源不足になるんですよ。それが「効率が悪い」と言わずして、何なのですか?

ただし、財源の問題さえなんとかなれば、多少、効率が悪くても、私は貴方の現金給付の案に賛成です。
Posted by ばうちん at 2016年03月23日 14:43
> 保育所不足は大分解消して、抽選からあぶれる人が大量に出たりしませんよ。

無理無理。「0歳児保育に専念」なんてやったら、受け入れ可能人数は大幅に減ります。(0歳児は保育士1人で園児3人。)つまり、同じ人員で、他の年齢の半分しか受け入れられない。おおざっぱに言って、保育所の定員が半減します。現状の 220万人から、120万人ぐらいまで、受け入れ可能人数が減ります。100万人も減ってしまう。

一方で、需要は、潜在的な不足は 360万人です。これに 100万人が加算されて、420万人の園児が放り出される。これを ベビーシッターで月 20万円を払うことでまかなったら、総額は……たぶん現状の5倍ぐらいじゃないの? 

> 減額案なら、「希望者全入」なんて無理なのではないですか?

そうです。減額案はあくまで、あなたの言う「財政優先主義」にしたがった妥協策です。私の提案ではありません。私は「財政優先主義」なんか取りません。

> 現状で保育所不足で困ってない人や地域にも現金をばらまく必要があるから、財源不足になるんですよ。

ここがあなたの認識の欠陥。現状で保育所不足で困ってない人というのは、見かけ上、文句を訴えていないだけ。実際には「保育所があれば働きたい」と望んでいる。つまり、「困っていない」んじゃなくて、「諦めて我慢している」だけ。
こういう人を無視すると、保育所をいくら建設しても、次から次へと希望者が湧き出て、待機児童は解決しないという結果になる。
「あまり困っていない人」に対する処遇をなくせば、需要超過になるので、「すごく困っている人」がひどい目に遭う。ここがポイントです。
あなたの主張は、財源不足にならない。ですが、実際には、「あまり困っていない人に金を出さなければ、すごく困っている人がひどい目に遭う」という結果になります。ここを理解してほしいですね。

あなたの代案に従えば、0歳児保育とベビーシッターという最悪のコスト方法を取ることになり、コストが5倍ぐらいになる。同じコストならば、公的保育を受けられる人は現状の5分の1まで減る。

あと、もう一つ。
私の案に「あとで返済だから、増税になり、国民が反対する」というふうに言っていたが、国民が反対するわけがない。なぜなら、「半額返済」ゆえに、結局はお得だからです。
例示で言うと、「400万円もらって、200万円返済する」だけです。実質で 200万円ももらえる。
それがイヤなら、辞退すればいい。「実質で 200万円をもらえる」とわかっていれば、辞退するのは特別馬鹿な人だけだ。そんな例外のことは考慮しなくていい。また、辞退する人が多ければ多いほど、政府は負担が減るから、かえって好都合だ。あえて損する馬鹿が多くても少なくても、何も問題ない。財源が好転するだけだ。

だからね。ベビーシッターという選択肢を否定するつもりはないが、それを利用したければ、給付してもらった金の範囲内で、自分の金で選べばいい、ということ。金の使途を勝手に決めつけることほど、非効率なことはない。ベビーシッターが本当に有益なら、自分自身の責任でそれを選べばいい。金の使途を勝手に政府が指定すれば、必要のない人にまで押しつけることになり、非効率の極み。
バウチャーというのは、金の使途を勝手に強制することだから、効率は最悪なんです。どんな経済状況であれ、配給制ほど非効率な配分はない。そもそも、「バウチャー」なんていう言葉を使うのがおかしい。「配給の引換券」と呼ぶべきです。そうすれば、社会主義経済の非効率さがはっきりする。

でもね。どうしてもあなたの方針を主張したいのなら、私の案と並置して、住民に選択させればいい。
(1) 私の案。全員が月 15万円をもらって、自宅保育か保育所か、どちらか好きな方を選べる。保育所を選べば、必ず保育所に入れる。ただし、15万円の半額は、将来返済。
(2) あなたの案。全員の5分の1だけがバウチャー(保育配給券)をもらえる。抽選に当たった人は、配給券を使って、保育所かベビーシッターか、好きな方を選べる。残りの5分4は、何ももらえずに、無給で自宅保育。つまり、当選確率5分の1のギャンブル。

結局、得られる保育サービスは、前者も後者も同じ。
ただし前者は、全員が満足できる。保育所を望めば確実には入れる。
後者は、保育所を望んでも、当選確率は5分の1。自宅保育を望んだ場合も、自分の望む自宅保育(有給)は選択できない。せいぜいベビーシッター券をもらって、週1〜2回のベビーシッターサービスを受けるだけ。残りの週5日は、無給保育。

この二つを用意して、どちらでも好きな方を選べるようにすればいいでしょう。後者を選ぶのは、当選確率の計算ができない人だけだが。

そもそも、同じ金を出すのに、何だって現金でなく「配給券」という形で、使途を制限する必要があるのか? わざわざ自由度を下げるだけで、何一つメリットがない。自分で自分の手を縛るのと同様だ。
バウチャーを提案する人は、「親は、国から給付された金の全額を、自分個人のために使い切ってしまう権利がある」ということ(*)を、理解するべきだ。ここを理解できないから、使途制限をめざして、見当違いなことを言い出す。

(*)本日の項目で説明したので、そちらを参照。
Posted by 管理人 at 2016年03月23日 21:42
>「0歳児保育に専念」なんてやったら、受け入れ可能人数は大幅に減ります…
シッターが不足すると言うならともかく、何故そういう計算になるのか全然分からないのですが。極端に保育所が不足している地域で、1〜5歳児はシッターが受け持ち、その分の保育士を0歳児に投入すれば、0歳児の待機児童はほぼゼロになるのでは?
1歳児以上のシッターに月20万円かかるとしても、貴方が示した板橋区の1〜5歳児の「保育園児1人にかかる費用」の10〜21万円と比べて、なぜ「現状の5倍ぐらい」になるの?しかも、そこまで保育所不足なのは東京23区内など一部であり、全国的に見れば、待機児童率ワーストは沖縄の6%であり、大量のシッターを投入しないといけない地域は多くないですよ。
それに、バウチャーは15万円支給して、残り5万円は自腹なら20万円のコストはかからないのですよ。

貴方の案だと、5歳児には4万円しか支払わないようだけど、そんな少額をもらったぐらいで、仕事を辞めて自宅保育すると、なぜ思うの?
それで本当に、自宅保育する親が激増するとでも思うの?
年齢に応じて減額する貴方の案こそ、財政優先主義で、ニーズに対して予算をあり得ないぐらい絞り過ぎる「妥協策」であり、かつ、自宅保育する親を激増させることができない、策として成立しない空論なのではないですか?
少なくとも、有効なのは15万円を給付する0歳児保育限定の話ですよね。半端な提案をせず、それならそうだと割り切れば良いのです。

待機児童ゼロの県が10県もあるのに、「現状で保育所不足で困ってない人」=「見かけ上、文句を訴えていないだけ」と言うなら、それは保育所不足が問題じゃないということですよね?
現状で保育所が不足してない地域の人でも、保育所があれば預けたいのに「諦めて我慢している」だけだと断言する貴方の根拠はどこから来てるんですか?
それに、我慢して何とかなってる人が「すごく困っている人」なの?貴方の言葉の「餓死」だの「虐待」だのの対象となっている「すごく困っている人」とは、「諦めて我慢している」人のことなの?随分と言葉のギャップがあるので、ビックリするんですが。

貴方が、途中から「増税」という言葉を使うから混乱してたけど、読み返したら、受益者と負担者が完全に一致する積立式の年金みたいなもの(違うのは先払いか後払いかだけ)で、こういうのは、「社会保険料」とは言っても、一般的に「税金」と呼ばないのではないですか?
「半額返済」とか「自分の金で選べばいい」と言えば、聞こえが良いけど、半額分は強制的に徴収し、決められた時期に使えるようにするものですよね。
Posted by ばうちん at 2016年03月24日 01:33
A.半額分を国が自動的に支給するだけ
B.半額分を国が自動的に支給するが、残り半額分は、子持ちの親が一律に強制加入させられ、後払いの形で、後々、返済が必要になる。
このA案とB案と比べ、B案に賛成する人が過半数だと断言できますか?A案を採用し、残り半額分は、積み立てなくても払える人もいるだろうし、事前なり事後なり国民が自己責任で、銀行なり保険会社なりタンスなりに金を積み立てることもできる。そのように国民が自由にお金を使える権利を奪って、非効率な国営で運用することの意味が分からないです。国民の「自由度をわざわざ下げてる」のは貴方の方ですよ。貴方の文章の中で「非効率」「非効率」言うところは、貴方のドグマを述べてるだけで、なんら根拠が示されてないのですが、お金の運用を任せるにあたっては、民間企業より国の方が「非効率」なことは、私が説明しなくてもわかりますよね?

(1) (2)の選択肢は、前述のように貴方の間違えた計算に基づくものなので、これは答える必要はありませんね。

「(*)本日の項目で説明したので、そちらを参照」というので、そちらを見てみたら、前半は、「クーポン券のかわりに現金を給付すると、親はその現金を勝手に自分の目的に使ってしまう可能性がある」と主張する人に対する話で、財源を問う私とは関係ない話だし、後半は、「親が労働をしているのならば、労働の対価をもらって当然」とか「『親にはビタ一文与えずに労働させようとする』という意味で、とんでもなく極悪非道なことをしていることになる」とか、今どき共産主義者でも言わない古臭い労働価値説ベースの理想論とか煽り文句が書いてるので、目眩がしました。
まぁ、今の資本主義の社会や市場で、そんな労働価値説なんて、何の役にも立たないし、何の説明にもならないのですが、あえてそれにお付き合いして言えば、どんな労働にも金という形で対価を支払うべきというなら、家事労働にも、それに応じた対価を、その労働の受益者が支払う必要がありますよね。子育てならば、その受益者は誰ですか?国だけではないですよね?一番の受益者は子供であり、子供を育てたい、成長した姿を見たいと思ってる親なのではないのですか?子供に支払わるのは酷なので、子供の分と親の分を、まとめて親が支払ってるだけです。国の支払い分が仮にゼロだとしても、労働の対価を「ビタ一文払ってない」わけではないですよ。自分で自分に払ってるから、それが見えないだけの話です。子育ての対価を全面的に全額、国に支払わせようってことこそ、「甘え」でしょ?子育ての喜びとか満足なんてゼロであり、それは対価でなく、子育ては完全なる「無償労働」だ!という根拠は、どこにあるのですか?国の支払いがちょっと少ないぞと言うならともかく、全額とか半額払うのが当然だという根拠はどこにあるのですか?それに、保育バウチャーを使用する権利と選択肢を与えても、その権利を使わず自宅保育する人が金をもらえないことをもって、「親に『餓死しろ』と言っているのも同様だ」とか「『親は死ね』と言っているのも同然だ」というのは、論理の飛躍だと思いませんか?貴方は、いろんなメニューを提供している食堂で、和食ばかりで洋食がないと、「餓死しろと言ってるのも同然だ」と言うタイプ?洋食しか食べられない人を否定するつもりはないし、自由に食事を選ぶ権利を否定するつもりもないし、洋食がないことを責めることが一概にダメだとも言えないけど、「餓死」とか「死ね」とかいう表現が適切だとも思いませんね。不適切な激しい言葉遣いが必要な場面もあるかもしれないけど、議論するには邪魔だし、無駄に理解者や協力者を減らすことにもなると思いますよ。
貴方と長々と話をしてると、どうやら貴方の思考回路の中で繋がってるらしい一本のロジックが、こちらには断絶だらけの点線で見えてくるけど、こんな飛びまくった発想が、他人に通用すると思ってることが不思議です。世の多くの人に理解されることはないと思いますよ。
Posted by ばうちん at 2016年03月24日 01:40
「自分で自分に払ってるから、それが見えないだけの話」は、家庭菜園で野菜を育てて、その野菜を自分で食べてる人が、その野菜や農作業の対価を誰かに払う必要もないし、誰かに支払いを求められることもないのと同じです。
モノやサービスには必ず売り手と買い手があるという資本主義のルールと、労働や生産物自体に買い手があろうがなかろうが、それに見合った対価が支払わなければならない、という社会主義の理想とは、全く違うということを理解する必要があります。
「緑化という形で国に貢献してるから、国から家庭菜園にも補助金を出しましょう」という政策なら、それは「労働の対価は、それに見合った額が必ず支払わなければならないから」という理由ではないし、自分で野菜を食っておいて、その分の代金まで含めて緑化への貢献費として農作業や経費の対価を全額求めるのは、強欲にもほどがありますよ。
それとも、子供や子育てとは、全身全霊を挙げて100%国家のために貢献し存在するものなのでしょうか?そうでない限り、子育て労働の対価を全額国に求めるのは、おかしなことですよ。人間は、ひたすら国家のために働く歯車ではないし、国のために子供を大人に仕上げる出産・子育てマシーンでもないんですよ。
Posted by ばうちん at 2016年03月24日 02:29
> 1歳児以上のシッターに月20万円かかる

1歳児以上にかかる額は月額 45万円です。お間違えなく。下記に書いてある。
  → http://openblog.meblog.biz/article/27261455.html

> 「現状の5倍ぐらい」になる

人数が現状の 2.5倍になるからです。額が2倍で、人数が 2.5倍。
あなたの計算は、「潜在的な待機児童が現状の定員の 1.5倍もいる」ということを忘れている。

> バウチャーは15万円支給して、残り5万円は自腹

1歳児以上にかかる額は月額 45万円なので、バウチャーが15万円なら、自腹は30万円です。

> 5歳児には4万円しか支払わないようだけど、そんな少額をもらったぐらいで、仕事を辞めて自宅保育すると、なぜ思うの? 

 思ってないですよ。モデル例にも書いてあるでしょ。5歳児の親はたいていは保育所に預けて働きに出るって。仕事を辞めて自宅保育をするようになるのは、主として0歳児の親です。で、0歳児の保育が自宅になれば、保育士がいっぱい解放されるので、大量の園児を収容できます。
 あと、子供が二人なら、かなりの額になります。5万円と7万円をもらえば、月額 12万円になる。子供二人を育てるなら、結構割のいい額です。子供二人を育てる親の半数ぐらいは、自宅保育になりそうです。

> 待機児童ゼロの県が10県もある

10県しかないとも言える。あと、これは統計処理上のことであって、「全入できる」わけじゃない。保育所に入れないのに待機児童に計算されない例がいっぱいある。報道されているでしょ。

> このA案とB案

どっちでもいいでしょ。私の提案は「個人が好きな方を選択する」なんだから。

 ──

 別項(23日の項目)への批判を読んだら、滅茶苦茶加減に呆れてしまった。あなたの理屈が正しいとしたら、次のようになる。
 「政府は現在、育休給付金をたっぷりと払っている。北欧などでも、育休給付金をたっぷりと払っている。所得の 67%程度の給付。月給 30万円なら月額 20万円の給付。これで親は生活していける。しかるに、そのような制度はけしからんから、給付をゼロにしてしまえ。0歳児の親は、現金収入ゼロで生きていけ。現金収入ゼロで生きていけなければ死ね」
 結局、あなたは0歳児の親に「死ね」と言っているのと同じ。これを「激しい言葉だ」と言うのなら、あなたは、自分で人を死なようとしながら、そのことを理解できないだけです。そのことがわからないなら、あなたが子供を生んだ状態で現金収入ゼロで生きていけばいい。あなたと子供は霞を食うだけで生きていけるか? ま、家庭菜園で生きていけると思うのであれば、実行してみれば。無理だとわかるから。

> 農作業や経費の対価を全額求めるのは、強欲にもほどがありますよ。

私が言っているのは、「所得を失った0歳児の親に、生きるための最低限の生活を保障すること」だけです。そのレベルは、生活保護費よりも低い額です。(生活保護費なら、0歳児と親を含めて、月額 15万円以上が出ます。)

 ──

 あとね。論点が拡散したから整理すると、あなたと私の違いは、金額じゃないでしょ。下記のことだけ。
 あなた …… 渡す金の使途をベビーシッターに限定せよ。他の用途に使うことは不可。衣食住という最低限の生活に使うことは、目的外使用なので、不可。
 私   …… 渡す金の使途は生活費にしていい。衣食住や娯楽費のために使っていい。最低限度の生活を維持できるために金を使っていい。

 ここに論点を絞ってください。私は何よりも生存を重視する。あなたは人間の生存よりも、別のこと(金の目的外使用の禁止)を重視する。
 では、あなたはなぜそれほどにも、金の目的外使用禁止にこだわるか? それは、「保育をする親は、保育をしていない」と思い込んでいるから。つまり、勝手に勘違いしているから。
  → http://openblog.meblog.biz/article/27261455.html
 白を見て黒だと錯覚するなら、砂上の楼閣ができるのは当然です。
Posted by 管理人 at 2016年03月24日 07:54
私の投稿ミスを修正して頂き、ありがとうございました。

>1歳児以上にかかる額は月額 45万円です。お間違えなく。下記に書いてある。

と言われても、私は貴方の「2016年03月22日 22:12」の書き込みに基づき、時給1000円で計算してるんですよ。

>潜在的な待機児童が現状の定員の 1.5倍もいる
潜在的な待機児童の分まで、現金給付するから財源が足りなくなるんだと何回も言ってるはずですが。その分まで支払う必要があると思うのは、貴方が全ての子育て家族を救いたいという理想に燃えてるのと、「子育て労働価値説」を盲信してるからでしょう?

>仕事を辞めて自宅保育をするようになるのは、主として0歳児の親です
だから、0歳児だけに「割り切れば良いのです」と書いたのですよ。
0歳児だけの現金給付なら割が良いかもしれない。しかし1歳児以上にも給付すると、困ってない人も含めて子持ち全員に給付することに対する保育所不足解消の費用対効果が悪いと思いますよ。「子供二人を育てる親の半数ぐらいは、自宅保育になりそうです」なんてのも、完全に貴方の推測でしょ?

>待機児童に計算されない例がいっぱいある
ことをもって、保育所不足で困ってない人はいないと断言することはできないし、どれぐらいの量いるかの問題なんですよ。そして、「潜在的な待機児童」に手当てできないことを「餓死」だの「虐待」だの言うことは言い過ぎだと言ってるのです。それは「ちょっと困ってる人」も含めて、すべての困ってる人に手当てできるのは理想ではあるけれど、財源的な現実もあるでしょう。すべての人を救う実現できない理想論よりも、メチャクチャ困ってる人を救う実現可能な施策の方が有効だと思いますけどね。

>どっちでもいいでしょ。私の提案は「個人が好きな方を選択する」なんだから。
B案を国家が制度として強制しないのなら、なおのこと、民間の積み立て年金ではなく、わざわざ非効率な国家でやる意味はないですね。

>「そのような制度はけしからんから、給付をゼロにしてしまえ。0歳児の親は、現金収入ゼロで生きていけ。現金収入ゼロで生きていけなければ死ね」
相変わらず藁人形論法がお好きですなぁ。どこをどう読めば、そうなるのか、さっぱりわかりませんなぁ。0歳児の親は、バウチャーもらうことや、働いて現金収入を得ることを、誰か禁止してましたっけ?

>家庭菜園で生きていけると思うのであれば、実行してみれば。無理だとわかるから。
まさかとは思うけど、家庭菜園の例え話を誤解してない?まさかね。

>ベビーシッターに限定せよ
ことここに至っても、相変わらず「とにもかくにも、相手には部分的適用は認めない」で、私が保育所とシッターの組み合わせだと言ってることが頭に入らなようですね。それに、「クーポン券のかわりに現金を給付すると、親はその現金を勝手に自分の目的に使ってしまう可能性がある」と主張する人に対する話は、「財源を問う私とは関係ない話」と言ってるのも頭に入らないのかな?私は、現在、現金給付でやってる生活保護費に関しては、わざわざバウチャーで渡すのには反対で、貴方が言うように自由に使える現金であるべきだと思いますよ。子育ての現金給付に関しても、財源の目途さえ立てば、貴方の提案で良いと思いますよ。「あなたと私の違いは、金額じゃないでしょ」じゃなく、「金額」です。どうしても私を悪者にしたい貴方の思い込みこそ改めないと、まともな議論はできないですよ。金額の話であれば、主に前述のように貴方の提示した数字を利用させてもらったりして、自分できちんと整理してないので、検証が甘いところがあります。0歳児限定なら貴方の案でもなんとかなりそうな気もします。

>では、あなたはなぜそれほどにも、金の目的外使用禁止にこだわるか? それは、「保育をする親は、保育をしていない」と思い込んでいるから。つまり、勝手に勘違いしているから。
違うと言ってるのに、ここまで相手のことを決め付けるのは、ちょっと異常ですよ。貴方の方が「勝手に勘違いしている」のでしょう?
「子育てならば、その受益者は誰ですか?国だけではないですよね?一番の受益者は子供であり、子供を育てたい、成長した姿を見たいと思ってる親なのではないのですか?子供に支払わるのは酷なので、子供の分と親の分を、まとめて親が支払ってるだけです…(以下略)」と、長々と書いてることが、全然目に入らないのか、理解できないのか知りませんが、貴方の目の中の梁を取り除かない限り、これ以上、何を話しても無駄な気がします。

>白を見て黒だと錯覚するなら、砂上の楼閣ができるのは当然です。
貴方の場合は、白を見ても黒だと言い張ってますよね。
子育てする親には、その苦労に100%見合うかどうかはともかく、精神的な満足という対価が得られるのにも関わらず、貴方は、それとは別途、「ビジネスにおける労働と同様に金銭による労働時間に見合った対価が、子育ての第一の受益者でもない国が全額支払うべきである」と主張してるのではないのですか?こんなおかしな論理構造だと、砂上の楼閣にさえ、なりませんよ。砂上の楼閣にも、現実の重力に対応した、それなりの構造が必要ですからね。
Posted by ばうちん at 2016年03月24日 12:16
> 子育ての現金給付に関しても、財源の目途さえ立てば、貴方の提案で良いと思いますよ。

 現金給付でいいのなら、問題ないですよ。私はクーポン券に反対しているだけなんだから。

> 「金額」です。

これ、あなたは現在は自宅育児をしている人には無給付にすることによって財源を浮かすということでしょ? 

そうだというのなら、「ひどい」としか言いようがない。
そうでないのだとしたら、莫大な財源が必要となる。

で、どっちでもいいが、それは私の主張とはあまり関係ない。私の主張は「補助金でなく現金給付」だけなんだから。そのあと、範囲をどうするかは、勝手に決めればいい。
弱者切り捨てをして財源をする浮かすか、弱者切り捨てをしないで財源を投入するか。どっちかになるが、それは私の主張とは直接関係ない。予想はできるが、私の主張とは別のことだ。勝手にシミュレーションすればいい。
要するに、私にはお門違いの話を振り向けられても、どうしようもない。

はっきりしているのは、保育バウチャーやベビーシッター券なんかを使ったら、ものすごく高コストになるせいで、現状よりもはるかに悪化する、ということ。それだけはやめた方がいい。現状の方がはるかにマシだ。

 あと、財源について一言。
 財源不足を心配するなら、問題を解決する決定的な方法がある。これを本項の最後に加筆しておきました。<STRONG>[ 補足 ]</STRONG>の箇所。
Posted by 管理人 at 2016年03月24日 12:40
家庭保育をしているものにとっては是非無条件給付にいってほしいものです。

重箱の隅ですが
石川氏の潜在待機児童360万説は、2点穴があり、

・上の兄弟が小学生でもカウントしている(360万説の半分相当)
・子どもが幼稚園になったら、小学生になったら就労希望 をすべて0歳から就労希望にしている。育休なしでフルタイムの計算をしている。

このおかしさをご本人のツイッターにお伝えしましたが、2年たっても直す予定はなさそうです。
育休取ったら二度と就業できないぐらいの方向へ政治が舵取りしたら200万いくかなぁというぐらいの意味でみています。

単純に日本人口1学年100万から計算したほうが、わかりやすいです。
Posted by medie at 2016年03月24日 14:42
>現金給付でいいのなら、問題ないですよ。私はクーポン券に反対しているだけなんだから。
⇒「財源の目途さえ立てば」

>「ひどい」としか言いようがない
おっと?「餓死」とか「虐待」とかから、少し表現をやわらげて頂きました?
「ひどい」という言葉なら、ピンからキリまでの程度の問題で、「そうね〜、残念ながら予算の都合で、バウチャーが支給されても自宅育児をする人には手当てできなくて、その点は、ちょっとひどいね〜」ぐらいは、私も言うことはできますね。

>それは私の主張とは直接関係ない
2016年03月23日 12:52 の話にもどーるですね。

>弱者切り捨てをして財源をする浮かすか、弱者切り捨てをしないで財源を投入するか
これは、モノは言いようですね。「一番困ってる人以外は手当てを断念し確実に財源を確保するか、困ってない人を含めて子育て家族全員に手当てをして財源の見込みに問題がある絵空事を提案するか」。まぁ、アメリカでもサンダース候補とか流行ってるみたいだから、案外、支持者はいるかもね。

>はっきりしているのは、保育バウチャーやベビーシッター券なんかを使ったら、ものすごく高コストになる
2016年03月23日 00:34あたりの話にものどーるですね。

てな感じで、一部は表現を和らげて頂き、一部はループって感じかな。

[ 補足 ]は、砂上の楼閣崩れに無理な増改築をして、ワケわかんない感じですね。
補助金を止めて、保育所に競争させる環境をつくったのに、公定価格を設けて、政府が価格統制ですか?そうなると、お金の経路が違うだけで、実質的に補助金ですよ。「価格は市場原理に任せて、自由に設定できるようにする」と言ってたのは、どこに行きました?
なんて意地悪を言ってしまいましたが、これは政府が命令するのではなく、市場原理にまかせてれば、自然とそうなるわけですよね。
しかし、それならば、「給付金は8万円でなく5万円しか引き上げない」などと、給付金の方はいじる必要はないんですよ。つーか、いじるべきではない。給付金の額は、保育料とは関係なく、親が“仕事を休んで(やめて)”就業所得がない期間の貴重な収入になるんだから、引き下げたりしたら、それこそ「虐待」で、「餓死」になりかねませんよ。だから、給付金の額は、「保育所に預けるのをやめて自宅保育したくなる額」ではなく、「仕事を休んで自宅保育したくなる額」である必要があるんです。この二つは、似て非なるものです。それに、貴方がこだわる子育て労働への対価としても、引き下げたら意味がないのでは?
というわけで、給付金を引き下げないなら、全ての保育園世代の子供に対する給付金総額は変わらないわけです。つまり保育所不足は解消しても、財源確保の解決手段にはならない。
もちろん、その分の税金を保育所にかければ良いわけですが、そうやって、どんどん保育料を上げてると、どうしても働きたい子育て家族には、辛いことになりますよね。実質的に国が個人の生き方を強制することになる。貴方の案は、必ずしも全ての家族を幸福にはしないし、かなり困る人も出て来るわけです。それに、体を壊して自宅保育できない人が、保育所にも預けることができなくなります(そういうのも「虐待」では?)。個別にそういうケースは、保育料の補助をして救済するにしても、保育料は高くなってるわけですから、その分財源が膨らむ上、こうした手続きのための行政コストもかかります。生活保護費でさえ、困窮してるのに申請しない家庭がいるぐらいですから、こうした複雑で手間がかかる制度にしてしまうと、不幸になる家庭もいると思いますよ。
Posted by ばうちん at 2016年03月24日 15:59
横からですが読んでいてばうちんさん、ばうちんさんの主張は現金給付でなくクーポン払いがいいってことなんですか?
読んでいて管理人さんのどこに反対なのかよくわからないのですが。単に重箱の隅つついて何か意味あります?
最後のほうでばうちんさんがケチつけているところは最初ばうちんさんが逆方向からケチつけて管理人さんがそこまでいうならこうすれば、といってる部分かと。
Posted by Zio at 2016年04月19日 10:01
待機児童と保育園、子育てについてはわたしも日頃から考えており、前回の記事の時(月15万円支給で選択肢付与)を拝読した時は、とても良いアイディアだと思わず膝を打ちました。ですが、こちらで新しく提示された修正案では効果が見込めないと感じています。またぱっと見で気になる点もいくつかあります。まずはそれらを書き出しますので、もしよろしければこの案のブラッシュアップのため、議論にお付き合いいただけませんでしょうか。

まず前提を確認させてください。前回の記事では「認可保育所を増やす場合、このあとさらに月 30〜50万円を払うことになる。そっちの方がよほど高コストだろう。月 15万円ならば、コストは現状(および計画)の3分の1ぐらいまで下がる。」と書かれていましたよね。もともとは、これから拡大する保育予算を含めた額を基準として「月15万円」としていたはずです。なのにこのページでは、既にある園側の留保分と育休給付金のみを財源として試算している。これでは足りなくなるのは当然ですよね。
つまり、冒頭にある(6)番の理由は話が異なってくるのではないでしょうか。「保育園を利用するつもりのなかった人(もともと自分で育てる予定だった人)にまで、保育給付金を払うから」ではなく、「前回試算した時に見込んでいた予算の拡大という前提を取り下げたから」が主軸となる。いかがでしょうか。ここを明確にしないと、前提となる予算の話が定まらないと思いますので、先に書かせていただきました。

それを踏まえて本題に行きます。
返済を前提にするということは、借金で生活することを前提にするということであり、これはまったく健全ではありません。
子育てにお金がかかるのは保育園だけではありません。小学校でも学童保育の帰宅時間は早いので、もしフルタイム勤務で夕方に毎日1〜2時間シッターを頼むと月8万円〜十数万円程度(シッターは大抵1時間では来てくれないので2時間+交通費で計算)かかります。中学では塾や部活、衣料費やお小遣い、食費も増えますし、昨今では公衆電話もなくなったので携帯電話も持たせます。高校は通学交通費に修学旅行積立に受験費用、その先は大学進学費用もあります。ですからこの時期における返済を前提にした資金計画は合理的とは言えませんし、単に回収漏れリスクを産むだけだと思います。

それと、留保金を全部「私腹」と呼ぶことの妥当性についてです。
わたしは保育園の経営をしたことはありませんが、子どもたちの年齢差が大きめなので、長年保育園に子供を通わせています。
見ていると、毎月出ていく支出だけでなく、施設・設備・遊具などの修繕ですとか、寝具や玩具など備品の買い替え等、数年、十数年ごとに大きめに支出するものがあるようです。また、保育士が辞めた際には採用費、園によっては退職金もかかります。これらの不定期な支出は毎年貯めた留保分から出しているはずですが、この修繕積立が計算に入っているかどうかが、出典を見る限りは不明です。もしご指摘の「内部留保」がこれらの積み立てを含んでいる場合、大幅な削減は難しいのではないかと思います。

また、ここで重要な点は、毎年30%を貯めているわけではなく、30%は現在までの積み立ての総合計である点です。ですから
>(3) 現状の無駄金を排除することで、2兆の3割にあたる 6000億円ぐらいが浮く。
というご指摘は誤りということになります。

次に、補助金についてです。
保育園は、保護者から直接保育料を徴収しません。補助金で運営する場合、自治体が保護者から保育料を徴収してそれを補助金に組み込んで支給しています。(世帯収入の大きい家庭が多ければそのぶん納入される保育料は増えますが、それは園には影響ありませんよね。つまり自治体で一元的に集約されて、補助金として分配されるわけです。)この金額はおそらく自治体によって異なるでしょうが、聞くところによると一割前後とのこと。つまり、補助金の一部が税金ではない点に注意が必要です。

それから、完全民営化に伴う、質の担保の問題についてです。
わたしは一番下の子を信頼できる民間保育所に預けており、認可保育所に特にこだわりがないことを先にお断りしておきますが、民営化の裾野を広げるということは、保育の質を担保するために何らかのディープな調査を追加する必要があると思います。
公立保育園は定期的に職員や園長を転園させており、人の移動によってある程度の健全性や均質化を保っています。民営はそれがないため、独自のガバナンスが発達しやすく、閉じた常識内での育児になりがちです。ですから、停止した補助金予算をすべて浮かせてよいわけではなく、質の担保に予算を振り向ける必要が新たに生じます。

最後に、格差についてです。
現在のところ公立保育園では、概ね親の収入に関わらず、低所得者層でも高所得者層と同じ高品質の育児環境が整えられていますよね。これを自由化すると、高所得者層の子供は高等教育を受けるなど、より高品質なサービスを受ける機会が現状より増加する一方で、低所得者層は現在より保育の質が悪化することが考えられます。日本企業はちょっと度を越えた効率化を目指して競争しますから、人員削減に陥りがちです。人手不足の園で昼食に入眠剤を添加するとか、1つの寝具に複数園児を寝かせるとか、DVDを長時間見せるとか、現在の保育施設では通常みられない新たな常識の発生、モラルの低下が懸念されます。もちろんすぐにはそうならないでしょうが、対策なしに民営化すれば将来的には十分にありえることです。
社会は高所得者層と低所得者層が均等にいるわけではなく一般的にはピラミッド状になるわけですから、つまり質の低下のあおりを食らう層の方が厚いことになります。これは個々の家庭のみならず国家運営においてリスクの増大だと思いますがいかがでしょうか。
Posted by ともみ at 2017年11月01日 11:42
>  by ともみ

 なるほど。おっしゃることはごもっとも。
 保育所についての私の記述は、あちこちで多様な案が出ているので、そのなかから適当に取捨選択してください。
 基本方針は前項の通り。それに付随する副次的な案は、いろいろあります。

 私としては、政党みたいに「わが党の方針」を掲げるわけではなくて、「多様な案を出すので、いろいろ考えてください」という立場です。
 ご指摘の点は、重要な話を含むので、留意します。
Posted by 管理人 at 2017年11月01日 12:17
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