2016年01月31日

◆ 二国間クレジット制度

 二国間クレジット制度とは、温暖化ガス削減のために導入された制度。途上国の削減に協力した先進国に、削減量の勘定が付く。 ──

 読売新聞・朝刊 2016-01-31 で知ったのだが、温暖化ガス削減のために、二国間クレジット制度というものが世界的に導入されたそうだ。日本が提唱したもので、世界的に受け入れられた。これは、排出量取引制度に似た効果をもつが、よりいっそう直接的なものだ。(旧称:二国間オフセット・クレジット制度
 《 二国間オフセット・クレジット制度とは 》
 日本が推進しているオフセット・クレジットの新たな枠組み。途上国に対して温室効果ガス削減に関する技術や製品、サービスなどの普及や対策を行い、実現した排出削減や吸収が日本にもたらす貢献度を定量的に評価して、削減目標の達成に活用する。
( → 環境用語集

 これは日本がかねて主張していたが、昨年12月に世界的に導入された。
 地球温暖化対策として、温室効果ガスの排出を削減する国際的な枠組み「パリ協定」が去年12月に採択された。
 「パリ協定」には、これまで日本が行ってきた「2国間クレジット制度(JCM制度)」を含む市場メカニズムを活用することが盛り込まれた。
 2国間クレジット制度は、環境技術を用いて途上国を支援する代わりに、削減した温室効果ガスの排出量を日本の削減分として取り込むもの。
( → 温暖化対策で世界が合意 実行始める年に|日テレNEWS24

 ──

 さて。以上のことは好ましいことだが、なぜ私がいちいち紹介していたかというと、これは実は、私がかねて提案していたことだからだ。具体的な制度まで示したわけではないが、これと原理的には同じことを提案していた。
 《 炭酸ガス削減は地球規模でやれ 》
 炭酸ガス削減は、国別に目標がある。しかし、国別よりも、地球規模でやるべきだ。つまり、個別量でなく総量の削減をめざすべきだ。
 とにかく、日本なんかで「炭酸ガス削減」の努力をするよりも、米国や中国で「炭酸ガス削減」の努力をする方が、ずっと効率的なのだ。
 たとえば ……(以下略)
 炭酸ガスの削減をめざすならば、国別でやるより、国境を越えた地球規模でやる方が、ずっと効率的なのだ。
 そもそも、炭酸ガスの削減は、国別でやっても意味がない。大気は地球全体で共有されるからだ。なのに、国別で炭酸ガスの削減の努力をするなんて、あまりにも非科学的である。
 「炭酸ガス削減は、どこでやろうが関係ない。国境なし」
 というふうにするべきだ。これが、私の結論だ。
( → 炭酸ガス削減は地球規模でやれ

 これは 2013年12月04日 の提案。ここで述べたことが、二年後に実現したわけだ。それも、日本の主導で。
 たいへん好ましいことである。(私のページを読んだかどうかは定かでないけどね。)
posted by 管理人 at 13:25| Comment(1) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2国間クレジット制度は、日本政府は2011年から取り組んでいます。たとえば
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/jcm_dev1511_1.pdf
に記載されています。(パリ協定前の資料)

途上国の削減分を支援国の削減分と見なすようにするべきという長年してきた主張が、今回認められたものと思います。
ということで、2013年の本ブログ記事は、担当者の自信を深めたかもしれないですが、きっかけでは無いでしょう。
Posted by pv3taro at 2016年02月05日 07:25
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