スキーバス事故について根源的な構造を調べてみたところ、この会社はそもそもバス事業を営めるはずがないと判明した。 ──
今回のスキーバス事故について調べると、原因は、「高齢者の運転手が深夜運転をして疲労していること」が直接的な原因であると推定された。
このように、高齢者を薄給で雇って、酷使して、低料金のバスを運行する……という粗悪な営業形態は、とても危険なものである。だから、このような粗悪な会社は、排除されるべきだ。
ここまで思ったところで、ハタと思いついた。そのことはすでに実現しているはずなのだ。前回の大事故(関越自動車道の居眠り事故)のあとで、国交省は制度を改めたのだ。
→ ツアーバス - Wikipedia
その骨子は、
・ 旅行会社の主宰する高速ツアーバスは廃止する
・ バス事業者の運行する新高速乗合バスに一本化する
というものだった。
このことによって、弱小の旅行会社による無責任なバスツアーは淘汰され、大規模なバス運行会社による管理十分なバス運行が実現するはずだった。下記に詳しい。
→ 【高速ツアーバス廃止】 新高速乗合バス制度が2013年8月開始
ここで許認可されたバス運行会社は、安全管理体制や法令遵守状況等の確認が十分であるはずだった。さもなくば許認可されないはずだった。(実際、不適格とされて許認可されなかった弱小会社も多数に上る。)
──
では、今回の会社(イーエスピー(ESP))はどうであったか? 驚くべきことに、この会社はまともなバス運行会社ではない。
・ 資本金はたったの 300万円
・ 従業員数は 195名は、本業は警備事業など。
・ バス事業を始めたのは 2014年5月。(まだ2年にならない)
・ 所有バスはたったの8台。(大型4台、マイクロ3台)
このような小規模で、管理も不十分な会社は、本来ならば、「高速ツアーバス廃止」のときに業務停止となり、新高速乗合バス制度では許認可されなかったはずなのだ。「しっかりとした会社だけが許認可される」というのが、関越自動車道の事故のあとで、国交省が新たに取った方針だからだ。
つまり、本来取っているはずの方針に反する形で、この粗悪な業者がバス運行業務を始めた。いかにも粗悪ですという感じで。また、その粗悪さが発覚したあとでも、ろくに処分を受けずに済ませた。
これはあまりにも「ありうべからざること」である。まともな政府行政がなされていたとは思えない。政府行政の方針に反する形で、この粗悪な業者が営業を始めたからだ。
いったいどういうことか? 賄賂を受けた政治家の圧力で、行政が許認可を歪めたのか? その可能性もある。どうもキナくさい。
なお、この会社の社長については、ネットを探しても情報がろくに見つからないようだが、画像は見つかった。これだ。
→ 【画像】バス運行会社「イーエスピー」高橋美作社長が記者会見で涙の土下座謝罪
ただ、社長が謝ろうが謝るまいが、根源的な責任は国交省にあると言えるだろう。このような粗悪な会社を許認可したというのは、いったい、どういうことだ? 関越自動車道の事故の教訓を何と考えているのだ? 高速ツアーバス廃止という制度を何と考えているのだ? 制度を骨抜きにするつもりなのか? 国交省の仕事には、呆れるほかない。吊し上げるとしたら、国交省だろう。ここに根源的な責任がある。
2016年01月16日
過去ログ

たとえ優良企業であっても、人間はミスしますし、事故の9割以上はヒューマンエラーです。
さらに言えば、早く、自動運転を普及させてもらいたいと思います。
それは全然別のレベルの話じゃないの? 自動ブレーキが付いていない自動車はゴマンとありますが、それらがみんな高速道路で脱線事故をするわけじゃないし。話のレベルが別。
あと1台は…
自分で調べようと思いましたが、会社のサイトは既に見れないようでしたので。
中型があったんですね。
しかし新聞報道だと、下記の通り。
> 同社は大型バス7台のほか、高齢者施設の送迎などをするマイクロバスや中型バスを所有している。
→ http://www.asahi.com/articles/DA3S12164550.html
これが事実なら、ホームページは虚偽記載となる。台数をいつのまにか3台も増やしている。