2016年01月09日

◆ 軽減税率の無駄

 さんざん議論して決めた軽減税率だが、労多くして益少なし、という無駄の典型だと判明した。 ──

 軽減税率の効果がわかった。財務省の試算。
 《 軽減税率の効果、平均年1万3115円 》
2017年4月の消費税率の10%引き上げと同時に導入される軽減税率によって、家計の消費税負担がどれだけ軽減するかの試算を財務省がまとめ、8日の衆院予算委員会に示した。世帯当たり平均で年1万3115円の負担軽減になる。
( → 朝日新聞 2016-01-09

 そこから引用すると、下記の表がある。
    世帯年収(万円)  軽減額  軽減後の消費税負担
      〜200未満   8372円 10万7089円
      200〜250 1万1102円 16万7535円
      250〜300 1万1742円 18万3002円
      300〜350 1万1999円 19万0289円
      350〜400 1万2302円 20万5000円
      400〜450 1万2598円 22万3063円
      450〜500 1万2685円 23万6000円
      500〜550 1万2553円 23万4875円
      550〜600 1万2480円 24万5395円
      600〜650 1万2989円 25万4911円
      650〜700 1万3428円 28万5957円
      700〜750 1万3740円 27万9976円
      750〜800 1万4065円 31万4019円
      800〜900 1万4661円 31万4820円
      900〜1000 1万4773円 32万9661円
      1000〜1250 1万5731円 37万6977円
      1250〜1500 1万6749円 43万7293円
      1500以上 1万7762円 48万6775円

       ※ 2人以上の世帯の支出額に基づき試算
     《 この表の著作権は、朝日新聞にはない。そもそも、ただのデータである。 》

 ──

 この表と比較すれば、「一律に 1.3万円を還付する」という方式の方がはるかに優れているとわかる。
  ・ 効果はほぼ同等である。
  ・ 低所得者への軽減効果が大きい。
  ・ さまざまな手間が圧倒的に少なくて済む。


 特に、最後の点が重要だ。あちこちで軽減税率を適用するための手間(値札の区別処理など)を、国全体で大規模に行なうことの手間を、なくすことができる。(一律還付ならば。)
 このことを見ても、「一律還付」に比べて、「軽減税率」が、いかに愚劣な策であるか、よくわかるだろう。



 [ 付記 ]
 だから、民主党は、この点を指摘すればいいのだ。そもそも「一律還付」というのは、民主党のもともとの政策でもある。(民主党は軽減税率には反対してきた。)
 なのに、民主党は、自分の政策を忘れて、単に「軽減税率はダメ」としか批判しない。「財源がない」というふうな形。
 しかし、「財源がない」という批判は、「軽減税率をやめて増税せよ」ということだから、国民の支持を得ることはできないだろう。
 軽減税率を実施する自民と公明は愚劣だが、この愚劣さを指摘できないどころか、自党の過去の政策を忘れてしまう(そして増税策を主張する)民主党は、愚劣さを通り越して、狂気や痴呆のレベルになっている。呆れはてるしかない。
 狂人や痴呆に比べれば、まだしも愚人の方がマシかもしれない。
 かくて日本は愚人政治となる。

 
 [ 余談 ]
 朝日は今日(9日)になって報道しているが、他社(読売・産経)は7日にこの情報を報道している。朝日は2日も報道が遅れている。おとそでも飲み過ぎたのか?
 「朝日新聞」から「朝日旧聞」に、名称を改めるべし。
posted by 管理人 at 10:09 | Comment(1) | 一般(雑学)3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
軽減税率討論は安倍さんのヤラセでしょう。
軽減税率がいかに馬鹿なものか段々ベールをぬいできました。チャイナショックによる日本経済の混迷を理由に消費税再増税中止をスローガンに衆参同時選挙をすると予測します。
Posted by ひら at 2016年01月13日 11:37
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