報道によると、このとき観測されたマグニチュードは 4.3〜5.1 だそうだ。
→ http://j.mp/1Z4wvZs , http://j.mp/1kKqnIu
一方、水爆のマグニチュードは 7〜8 らしい。
→ http://j.mp/1Z4wvZs ,http://j.mp/1kKqnIu
両者を比較すれば、今回のは規模が小さすぎる。ゆえに水爆が成功したとは言えないようだ。起爆装置としての原爆は爆発したが、それが水素による核融合には結びつかなかったのだろう。一種の不発だ。
→ フィズル(フィズル)とは - コトバンク
とはいえ、少なくとも原爆の爆発が4回目であったことにはなる。今回、「水爆です」と声明したが、「水爆はなかったらしい」と否定されたことで、「原爆があった」ことは霞んでしまった。
もしかしたら、「原爆実験をしたことで非難されないため」に,わざと嘘を言ったのかも……と勘ぐりたくなる。
──
とはいえ、水爆なんてのを口に刺せば、国際的な非難はますます強まる。
問題は、これに対して国際社会が何もできないことだ。経済制裁なら、すでにやっているが、これ以上はたいしたことはできそうもない。
では、どうするべきか?
──
現在、経済制裁があまり効果を持たないのは、中国が北朝鮮との国境を封鎖していないからだ。つまり、尻抜け。だから北朝鮮には、intel 製の最新型 CPU の搭載されたパソコンがいっぱいあるし、小型スパコンみたいなものもあるかもしれない。また、石油も結構入ってきているようだ。
現実には、肥料が大量に入ることがないので、農業生産は停滞して、餓死者が続出しているようだが、それでも軍事生産だけはできているらしい。
また、高層ビルもどんどん建っているらしい。(ただし電力の発電ができないので、夜になっても灯は点らないらしい。
《 天声人語 》
25年前、北朝鮮の平壌に行った。当時の有力政治家の訪朝を取材するためだ。独裁権力下の人工的な政治都市は、すべてが大ぶりで威圧的にできていた。 国家理念を象徴するという主体(チュチェ)思想塔や、建設中だった 105階建ての柳京(リュギョン)ホテルが天を突く。割り当てらログイン前の続きれたホテルの部屋からは高層アパートらしい建物群が間近に見える。夜になっても灯はどの窓にもともらず、人の気配がなかった。
( → 朝日新聞 2016-01-07 )
これは 25年前の話だが、現在ではどうなっているかというと、完成されたのではなく、放置されて、廃墟となってしまった。
1992年に建設は完全に中断され、15年以上にわたり備品はおろか窓も外装すらないまま放置された。
長らく放置されたことで単独の建築物としては世界最大の廃墟であると言われ、「傾いた北朝鮮式シンデレラ城」と紹介。また『CNN』の選んだ「世界で最も醜い建物」の第1位に選出されている。国際メディアからは「滅びのホテル (Hotel of Doom)」と呼ばれている。
劣悪な地盤と設計ミスにより建物の傾きが判明している。ホテルの中間までのエレベーターはシャフトが曲がっているため使用はいまだ不可能。
( → 柳京ホテル - Wikipedia )
こんな国が原爆ばかりに熱中してるのは、ひどすぎる。さっさと国家・政府を崩壊させるべきだ。
では、どうやって? 経済制裁は効果がないし、かといって戦争を始めるのはコストがかかりすぎる。どうすればいい?
──
そこで困ったときの Openブログ。私としては、(たぶん)名案と思える方法を提案しよう。こうだ。
「現状では、中国との国境が閉じていないので、北朝鮮は物資を輸入できる。ゆえに、中国との国境を閉じればいい」
つまり、「国境封鎖」だ。現実には、これが効果が上がっていないのは、中国にその気がないからだ。そこで、国際社会が中国に圧力をかけて、国境封鎖を実施すればいい。
さらに、海上でも、経済封鎖を実行すればいい。具体的には、臨検によって、食料以外のすべてを輸入禁止にする。石油については、「輸入禁止」ではなく「輸入半減」をメドに、年ごとにどんどん減らしていく。(完全にゼロにすると、国民に大被害が及ぶので、半減ぐらいにしておく。「窮鼠猫を噛む」みたいになった旧日本軍の再現はまずい。)
こうして石油の輸入を大幅に減少させたら、そのあとは、軍事弱体化を見透かして、発電所や工場などを空爆して、生産力を低下させる。さらに、軍事施設も壊滅させる。
最終的には、北朝鮮の国内で自発的な反乱を促して、反乱軍による北朝鮮政府打倒を目指す。
──
以上が、私の案だ。
これは、「決定的なうまい案」というほどではないし、ただの一案であるにすぎないが、まあ、「口だけ威勢のいいことを言っていて、実際には何もしない」という現状の方針よりは、いくらかはマシだろう。
[ 付記1 ]
舌足らずな点があったので、加筆しておく。
現状では、北朝鮮への制裁は尻抜けになっている。それというのも、中国が原油や食料をこっそり北朝鮮に送っているからだ。(読売・朝刊 2016-01-08 )
どうして中国がそうするかというと、基本的には、金正日体制の崩壊を防ぎたいからだ。(体制転覆は自国にも影響しかねない、と思っている。)
しかしながら、西側諸国(特に日米)の思惑は、金正日体制を崩壊させたい、ということだ。
ところが、中国がそれを阻む。とすれば、西側諸国の方針は、「中国に北朝鮮への経済封鎖を強いること」、つまり、「中国が北朝鮮への経済封鎖をしなければ、中国に制裁を加えること」である。
ところが、特にドイツは、中国への輸出依存度が高い。特に VW は、全世界の生産の4割が中国であって、ドイツ国内や米国などでの販売台数を大幅に上回る。とても中国には逆らえない。……かくて、西側諸国が中国に制裁を科すことができない。ここに、現状の問題点がある。
この問題点のを解決するには? それは、すでに述べた。
「西側諸国が一致団結して、結束して、中国に要求すること」
である。各国が個別に交渉すると、その国が中国から冷遇されて損をする。だから、各国が団結して一体化することで、中国との交渉で優位に立つ。
西側が結束して中国の非民主主義を打倒すればいいのだが、西側諸国がバラバラだから、一本釣りで、中国に釣られてしまう。
だから、西側諸国が結束して、中国の民主化を要求するべきだ。(制裁込み。)
( → ◇ 受付 13: nando ブログ )
この方針で、中国に「北朝鮮への経済封鎖」を強いることができるだろう。
[ 付記2 ]
中国が「経済封鎖」に応じない場合には、発電所や社会基盤(橋など)への空爆を実行するといいだろう。特に、中国との国境の近辺で。(難民が発生しやすいように。)
こういうふうに「空爆を実行するぞ」と突きつければ、中国も渋々ながら、経済封鎖に応じるかもしれない。
なお、北朝鮮の平壌には、大きな橋がいくつも架かっている。
これらの橋を空爆で破壊すれば、テドン川によって平壌は分断されるので、ちょっとした経済封鎖ぐらいの効果はありそうだ。
( ※ 実際に空爆するというよりは、「空爆するぞ」と言って、中国を圧迫する。つまり、国境封鎖に導く。)
【 関連サイト 】
→ 「最大の後ろ盾」関係悪化 北朝鮮制裁、中国が鍵 (朝日新聞)
→ (時時刻刻)制裁強化へ各国苦慮 過去に「抜け道」「不徹底」 北朝鮮核実験:朝日新聞 2016-01-08
ここから一部抜粋
約1300キロに及ぶ中朝国境では闇ルートで中国から石油が流れており、「中国政府は見て見ぬふりをしている」。韓国メディアによると、韓国貿易協会が昨年1月に公表した北朝鮮の貿易指標で、中国の北朝鮮への直接投資は03年の112万米ドル(約1億3千万円)から13年には8620万米ドル(約101億円)と76倍超に増えており、中国の制裁への「本気度」には常に疑問符がつきまとう。
しかし、その中国も深刻なジレンマを抱えている。経済的に深い関係にある中国が制裁を徹底して追い込めば、北朝鮮の政権維持が危うくなり、難民流出など地域の不安定化を招く。また、中朝関係が破綻(はたん)し、北朝鮮に対する影響力が失われれば、北東アジアの安全保障をめぐる中国の国際的な存在感も弱まりかねない。
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あと、北朝鮮がやけになってソウル等韓国大都市に核を撃ちこむことが危惧されます。正気ならやらないでしょうが北朝鮮の正気を信じる人も少ないでしょう。
空爆は簡単ではありません。北を空爆すれば、北からの砲撃を甘受せねばなりません。ソウルが火の海になることを覚悟せねばなりません。(韓国は何故首都を南に移転しないのか私には理解できません。)
> それよりさっさとアメリカがイラクやアフガンにしたように
湾岸戦争のときは日本に奉加帳 130億ドルが回ってきたんですが。
国民一人あたり 1.5万円。4人家族で6万円。
あなた、払う気ある?
あと、米国は原子力発電所を空爆すると言っているけど、そこで放射性物質が舞い上がったら、日本でどうなるか、わかりますね?
さらに言えば、現体制が崩壊したあとで、民主主義政権を構築するために、破壊した分をすべて再構築する必要がある。自分で破壊して、自分で再構築するわけ。「穴を掘って埋める」みたいなことをするわけ。むだでしょ?
> 征伐した方が早いように思います。
早いか遅いかは、関係ない。コストの低さが大事。
ゲームじゃないんだから。「早ければいい」というものではない。
あとね。湾岸戦争では、イラク人に多数の死者が出ました。2〜4万人。これほど多数の殺害を正当化することはできません。
なお、上記は、戦闘員によるもの。他に、非戦闘員の分がある。
>> 多国籍軍の攻撃によって、いわゆる「非戦闘員」だけで15万人ものイラクの人々が殺された(一方、米軍の死者は148人、そのうち米軍の誤爆による死者が37人)。
>> それだけではない。湾岸戦争で米軍によって使用された小型の核兵器による放射能汚染によって、イラクではガンや白血病が急増した。
http://www.geocities.jp/neues_net/report/iraq01.html
金正日を追放するために国民を大量虐殺するなんて、子ブッシュと同じような狂気だ。まともじゃない。金日成を追放するために、自分が金日成みたいな悪になる、というようなもの。何やっているんだか。
> 北との自然発生的密貿易を止めるのは手間と金がかかります。
私の提案は、(石油輸入の)「全廃」でなく「半減」なので、そのくらいなら可能でしょう。
> 北を空爆すれば、北からの砲撃を甘受せねばなりません。ソウルが火の海になることを覚悟せねばなりません。
私の提案は「全面空爆」でなく、橋や発電所などの基幹インフラだけ(小規模空爆)なので、あらかじめそのことを告知しておくといいでしょう。
北からの砲撃があった場合には、全面空爆および地上戦に移行する、とも告知する。
ともあれ、私の方針は、「全面戦争」ではなくて、「経済的な打撃」だけです。人的被害は最小化することを目的とします。
基幹インフラのみの小規模空爆をすれば、北はソウルへの全面砲撃をしてくる確率が高いのです。
それは、即 第二次朝鮮戦争の勃発です。
韓国は休戦後何十年も経過しているのに、ソウル一局集中を止めません。
常識ある為政者ならソウルをカラにして、砲撃範囲外の南方へ首都を移転していたでしょう。
それをやったら、かえってありがたい。一挙に空爆で制圧すればいい。
特に、金正恩の住居を空爆して、体制を崩壊させる。フセインの二の舞。
http://www.geocities.jp/manse216/sonota/hussein/hussein.html
このことを予告しておけば、金正恩はびくつくでしょう。
まともな頭があれば、あえて自殺行為をするとは思えない。
なお、ソウルは砲撃への対策ができているので、砲撃されてもOK。数日間の砲撃なら、十分に耐えられます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1152272406