他人のパソコンの故障のことなんか、どうでもいい……と思っている人が多いだろうが、物好きな人もいるだろうから、舞台裏を明かす。
症状:
具体的な症状は、前出項目で述べた通り。再掲しよう。
・正常に起動していた。
・ログインをした。
・そのまま放置してから、朝になってパソコンを見た。
・画面が異常状態である。黒い背景に、赤い縦線がいっぱい表示されて、点滅している。(ウィルスに感染したのかもしれない。)
・電源を OFF にしてから、再起動しようとしたが、パソコンが起動しない。画面には何も表示されず、電源ボタンのランプが1秒ごとに点滅するだけだ。
( → 別項 )
これでもう「ダメだ」と思って、メーカーに連絡した。
対処:
メーカーの返事が来る前に、解説書を読んで、「 CMOSクリア」というのを実行した。すると、通電するようになった。しかし、ディスプレイには何も表示されない。真っ黒なままだ。
そのままメーカーに送付したところ、「何も壊れていません」という返事。
戻ってきたら、ちゃんと正常になっている。
ところが、翌日、しばらく使ってから、また見ると、画面が真っ黒だ。「あれれ」。
ここで「ディスプレイの故障」を疑って、他のパソコンでディスプレイを表示させようとしたら、やはり画面が真っ黒だ。「ディスプレイが故障していたか!」と思って、よく見たら、ディスプレイの電源ランプが点灯していない。あわてて、電源コンセントをいじったら、ちゃんと表示されるようになった。
結論。
ディスプレイの電源コンセントが(半分)抜けていた。
間抜けの極み。
間抜けの原因:
このディスプレイ( iiyama )は、電源ランプが点灯しても、よく見えないんだ。画面の下方に光が照射されるが、そこは黒い台があるだけで、ほのかに光が見えるだけ。点灯しているかどうかはわかりにくい。そのせいで、点灯していないことに、気づきにくい。
ま、普段ならば、点灯していなければ、すぐにわかるだろう。しかし今回は、たまたま、パソコンが故障したというちょうどその時点で、電源コンセントが(半分)抜けていたので、パソコンの故障だとばかり思い込んでしまった。間抜け。
ま、頭がまともなら、注意深かっただろうが、年末は頭が疲れ切っていて、頭がまともに働かない状態だったため、気が回らなかった。かくて、間抜け。
故障の原因:
そもそも、最初に故障したのは、なぜか?
パソコンのケースを開けてみたら、中がホコリだらけで、CPU のフィンもホコリで埋まっている。どうやら、CPU が熱暴走したらしい。(さもなくば、ビデオ部がおかしかった。)
予防:
CPU の内部にはホコリが溜まりやすいので、年にいっぺんはケースを開いて、大掃除しましょう。特に、ホコリの多い部屋にいる人はそうだ。また、部屋も掃除して、ホコリが溜まらないようにしましょう。
私はさらに念のために、CPU ケースの吸気口に、ネットをかぶせた。100円ショップで、「洗濯ネット」(ランジェリー用)というのを買う。細かな編み目があって、十分に通気が可能だが、繊維性の綿ボコリならば、フィルターふうに除去できそうだ。これでいくらか、ホコリの吸入を減らしたい。
損害:
往復の送料込みで、11,000円。あと、1週間の損失。
(修理代はゼロだが、検査料と梱包料を取られた。まあ、妥当な金額です。メーカーの登録会員なので半額で済んだ。)
メーカー:
ドスパラ。
埃はエアコンのフィルターもチェック対象ですね。
そういえば、もはやデスクトップは少数派ですねえ…
何万円もするPCが起動しなくなったりする
家電もオーディオ機器もそう
たぶん自動車も
基板ごと取り替えると何万円もする