2015年12月24日

◆ 中国・深センの土砂崩れ

 中国・深センで土砂崩れがあった。この事故の原因は、鉄道がないことだろう。(先に述べた北京と同様だ。) ──

 中国・深センで土砂崩れがあった。
  → 4階相当まで赤土 深セン土砂崩れ:朝日新聞 2015-12-22
  → 東京新聞:深セン土砂災害、不明85人 「ビル20階分」の残土崩壊

 山と山の間に、大量の建設残土を積み上げていた。高さはビル20階になるほどの高さ。それが崩れて、ビル4階ぐらいにまで落ちた。と同時に、広さでは東京ドーム8個分にあたる約38万平方メートルを埋めた。

 ──

 この原因は何か? もちろん、残土の不法投棄だろう。
 とはいえ、より根源的には「どうしてそれほど大量の残土が出たのか?」という問題がある。

 これへの解答として、私はこう推定した。
 「深センはやたらと超高層ビルが林立する。( → 画像 ) こういうふうに超密集状態になるのは、北京と同様で、鉄道がないからだろう」


 そう推定したあとで、念のため、確認してみた。

 まず、Wikipedia の情報を見る。
  → 深セン市 - Wikipedia

 鉄道は少しだけあるとわかるが、これでは、1500万人もいる大都市としては、きわめて貧弱だ。

 さらに、地図で確認する。 

Yahoo 地図




Google 地図




 いずれにしても、鉄道網はきわめて貧弱だ、とわかる。
 というわけで、事故の理由は、私の推定したとおりだと言えるだろう。

  鉄道網が貧弱 → 超・密集 = 超高層ビルの林立 → 建設残土の大量発生


 という順で、残土が大量に発生したのだ。これを処理する場所が、深センの内部には見つからなかったので、危険なところに山積みしたのだろう。
 
( ※ 深センは、経済特区に指定されているせいで、香港みたいに独立的な地位を与えられている。そのせいで、外部とは遮断されていて、外にあるものをうちに持ち込めず、内にあるものを外に持ち出せない……というふうになっているのだろう。)



 [ 付記 ]
 深センの特別な地位については、下記を参照。
 そして深センは昔から中国ではありますが、市内の一部が「経済特別区」に指定されており、一種特有な街と化しています
 たとえば中国深セン市布吉へあなたが行くとします。まず香港で入国・出国審査を受け、深セン(中国)に入ります。
 そして深センから北上(布吉から北)へ行く途中には、経済特別区と非特別区のボーダーがあります。このボーダーは出るのは自由ですが、特別区に再入区する場合、身分証明書(外国人ならパスポート)が必要です。
よって、布吉から特別区を経由し、香港を出国するには、
 中国布吉 → (ボーダー) → 深セン特別区 → (中国出国→ 香港入国) → 香港→ (香港出国)→ 飛行機にて日本 → (日本入国) →帰国
 となり、通関を5回通る必要があり、パスポートのスタンプも5個押されるというわけです。
( → 深セン路

 これじゃ、市内に残土が溜まるのも当然だ。
 


 【 関連サイト 】

 → 中国土砂崩れ 【建物が倒壊する瞬間】 (動画)



 【 関連項目 】

 → 北京の公害対策
posted by 管理人 at 22:31 | Comment(0) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
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