2015年11月29日

◆ 医療費削減と生活保護

 生活保護世帯の医療費は、やたらと多額になって、無駄となっている。削減するべきだろう。 ──

 前項では医療費の削減という話題の記事を紹介した。そこでは、「医師と薬剤師の診療報酬の引き下げ」という政府の方針を示した。
 だが、それよりも、もっと重要なことがある。生活保護世帯の医療費が、やたらと多額になっているということだ。
  → なぜ、生活保護者の医療費は2.6倍なのか
  → 生活保護の過剰受診防止、看護師ら訪問指導へ
  → 生活保護を受けた場合の医療費

 生活保護世帯は、医療費が全額国庫負担なので、自己負担分がない。そこでやたらと薬剤を要求して、生活保護者の医療費は2.6倍にもなる。
 この問題を、何とかした方がいいだろう。医師や薬剤師の報酬を減らすよりは、無駄を減らす方がいい。

 ──

 では、どうやって、無駄を減らすか? 簡単だ。こうすればいい。
 「生活保護世帯にも、医療費の負担を部分的に求める」


 生活保護の理念は、「健康で文化的な最低限度の生活」というものだから、「これ以上は下げられない」と思っている人が多いのだろう。
 現実には、「これ以上は下げられない」ということはない。少しぐらいなら下げられる。1万円ぐらいなら、下げたとしても、餓死するようなことはない。

 そこで、かかった医療費の額に応じて、生活保護費を適当に減額すればいい。
 たとえば、「本来なら自己負担分が3万円」というような場合なら、3000円ぐらいを減額すればいい。減額の上限は、5000円ぐらい。

 とにかく、自己負担分として、2〜3割のかわりに、0.2 割ぐらいは負担を求めるべきだ。(負担の上限つき)
 こうすれば、生活保護世帯は金にうるさいので、「えーっ。1000円も減額されるの? そんなに大金を? じゃ、医薬品をむやみやたらと要求するのはやめよう」と思うはずだ。
 かくて、1000円の支払いを惜しむので、5万円ぐらいの金額を無駄にすることがなくなる。

 ──

 結局、ここでは「最低限の生活」という言葉を、きちんと理解することが大切だ。
 「最低限の生活」とは「これ以下にはできない」という意味ではない。もっと大ざっぱで あやふやなものだ。きちんと数字で決まる唯一の額ではなくて、どんぶり勘定で決まるものだ。そういう事実を知ることが大切だ。
 言葉によって事実認識を狂わせてはいけない。
posted by 管理人 at 20:07| Comment(1) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
生活保護受給者の実体を知っているからブログ主の意見に大賛成です
医療費の問題は、不正受給者だけでなく善良な受給者にもあてはまる問題です 
けど、こういう意見には必ず反対意見が出てきます
「生活困窮者を見捨てるのか」と
だから具体策を推進するとなると誰も寄りつかない
誤解を招きかねないし選挙が怖いから 官僚にこのような発想があることを願う
Posted by ??? at 2015年11月30日 10:43
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