2015年11月28日

◆ 蛍光灯から LED へ、は危険

 「蛍光灯から LED へ置き換えるべきだ」という朝日の報道があったが、これは危険なので、やってはいけない。 ──

 先の記事(蛍光灯が製造禁止?)では、「蛍光灯から LED へ置き換えるべきだ」という趣旨で、朝日が報道した。
( ※ 政府はそんなことは言っていないのだが、政府がそう言った、という趣旨で、朝日が置き換えを推奨する意図で記事にした。)
 朝日というのは、やたらとエコが大好きで、「省エネ」「エコ」という方針で捏造みたいな記事をしばしば書く。(太陽光発電を推奨すれば大量生産でコストが半額になるぞ、という嘘記事もそうだ。)

 で、今回も、「蛍光灯から LED へ置き換えるべきだ。そうすれば省エネでエコになる」という趣旨で嘘記事を書いた。
 
 ──

 しかし、である。この嘘記事は、単に嘘であるだけでなく、危険がある。「蛍光灯から LED へ置き換える」ということは、危険なのだ。
 このことは、Wikipedia でも紹介されている。
 経年劣化が進んだソケットや安定器を残置する場合は、いくら長寿命の直管型LED照明を取り付けたとしても、その前にソケットや安定器の寿命を迎えて不点となる。
 2010年10月、日本電球工業会は新たな規格として、「L形口金付直管形LEDランプシステム(JEL801)」を制定した。これは既存の蛍光灯器具で直管形LED照明を用いることの危険性を電球工業会が問題視し、また経済産業省から電球工業会に対して直管形LEDランプシステムの標準化の音頭取りをするように指導があったためである。
( → LED照明 - Wikipedia

 このように、危険性がある。照明器具全体を取り替えるのならともかく、ランプだけを蛍光灯から LED に置き換えることは危険なのだ。
 これはどういうことか? 私が推定したのは、次のことだ。
 「蛍光灯は、グローランプまたはインバーターで、高圧放電する。そのため、二つの問題が生じる。
 第1に、高圧の電圧が交流・直流変換器( or 安定器)にかかることで、その部分が劣化する。
 第2に、高圧の電流を流すべき蛍光ランプがなくなることにより、導電性の良い部分が消えて、外部に高圧電流が漏電しやすくなり、高圧の感電の危険性が高まる」


 これは、私の推定だが、ネットで調べてみたところ、おおむね正しいようだ。次のような記述がある。
 直管LED ランプと既設の蛍光灯照明器具との組合せで、安全面、寿命面、光学面等の問題が発生しており、さまざまな懸念事項を抱えています。
( → 一般社団法人日本照明工業会
 取り付け側となる一般蛍光灯の安定器の状態がどのように劣化がおこっているのか不明なままLED蛍光灯を設置すると大変危険です。
 LED蛍光灯側(LED蛍光灯管内に内蔵)にも安定器が内蔵されており電流が2度も安定器を通ることになり無駄な電力と負荷が掛ります。
 工事をせずLED蛍光灯に差し替えても一般蛍光灯の安定器の寿命がくるとLED蛍光灯も消えてしまいます。
 使い古しの安定器にさらに設計外のLED蛍光灯を入れ使用すると、5年後や10年後どのようなトラブルがおこるか不明です。そのころには業者が販売を終了している可能性がたかいので、火災がおこっても購入者のメンテ不備となるでしょう。
( → 蛍光灯型LEDの危険
 寿命を迎えていても知らずに使用した安定器は火災の原因に成ります。
 劣化の進んだ安定器

annteik.jpg
写真 社団法人日本照明器具協会パンフレットより抜粋。

( → 工事不要タイプは危険な為不採用と致します。

 こういうふうに、危険な状況となるのだ。
 一般に、高圧電圧の瞬間的な ON・OFF というものにたいして、電気機器は脆弱である。「電機部品は壊れにくい」なんて思っている人も多いだろうが、現実にはそうではないのだ。電子というものは、目には見えないが、高圧電圧の瞬間的な ON・OFF を繰り返すと、電子機器というものは壊れてしまうものだ。100ボルトでさえ、何百回も繰り返すと壊れてしまう。なのに、蛍光灯のような高圧電圧の ON・OFF を繰り返すと、機械はとても壊れやすいものだ。
 そして、そんなものを(本来の想定外の用途で)規格外の形で使うようなことをすれば、危険が生じるのは当然のことなのだ。

 以上は、電子機器の専門家にとっては常識だろう。
 にもかかわらず、朝日はこの危険な「置き換え」を推奨している。実際には政府は推奨していないのに、推奨するような記事を書いている。この記事を見たら、「それじゃわが家でもさっそく置き換えをしよう」なんて思う人が出てくるかもしれない。そのせいで、感電したり、火災になったり、事故死したり……という被害が出るかもしれない。
 朝日がやっていることは、ほとんど殺人未遂みたいなものだ。
 朝日の騒ぎ立てている菊地直子(オウム)なんかより、朝日の方がよほど危険である。
 
 先に、壊れた(劣化した)安定器の画像を示した。これはただの機械だが、ひょっとしたら、人間が感電して、こういう運命になっていたかもしれないのだ。(または火災によって)
 


 [ 補足 ]
 白熱電球タイプ(ソケット式)ならば、この問題はない。グローランプもインバーターも使っていないからだ。高圧電流は発生しない。単に電源の ON・OFF があるだけだ。
 で、「白熱電球では置き換えが可能だから、蛍光灯でも置き換えが可能だろう」と思う人が多いようだ。しかし、そんなことはないのだ、と本項で指摘した。
posted by 管理人 at 11:48| Comment(15) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
蛍光灯器具のランプだけをLEDタイプに変えることに対する危険性を書いてまとめたもので管理人さんもそのことは承知されていると思います。
蛍光灯を使わなくなったら、蛍光灯器具をLED照明器具に取り換えることだ!と一文書いてもらえば、読むほうも理解しやすい。
ここでの記事は、LEDに変えることが危険であると煽っているように感じます。
Posted by きたきた at 2015年11月28日 16:56
本項は、前の記事
   http://openblog.meblog.biz/article/26617095.html
 の続編です。

> 蛍光灯を使わなくなったら、蛍光灯器具をLED照明器具に取り換えることだ!

 それは、前の記事にちゃんと書いてあります。引用すると、
 「照明器具そのものをLED対応に切り替える必要がある。」
 と。ほらね。書いてあるでしょ?

> LEDに変えることが危険である
<!--
 そんな誤解をする人がいるとは思えないけど。LED 照明が爆発するとか? まさかね。
 本項で述べているのはあくまで、「蛍光灯の器具をそのまま使うことの危険性」です。器具を買い換えたら、その危険性がないことは自明でしょう。

 p.s.-->
 念のために、誤解のないよう、下記の文章を付け加えておきました。

> 照明器具全体を取り替えるのならともかく、ランプだけを蛍光灯から LED に置き換えることは危険なのだ。
Posted by 管理人 at 2015年11月28日 17:34
蛍光灯の安定器トラブルでは、PCBが漏れ出たことがありました。安定器と取り外して、LEDをつけるのが正解だと思います。
Posted by senjyu at 2015年11月28日 17:38
安定器を取り外すだけだと、他の部品が経年劣化で駄目になるので、数年後に全取っ替えする必要があります。二度手間。工事費は二回。LED も2回購入。だったら最初から全取っ替えする方が賢明だ、……というふうに、リンク先に書いてあります。
Posted by 管理人 at 2015年11月28日 17:45
蛍光灯器具の安定器劣化はわかるのですが、ソケット部分も劣化して危険なんでしょうか?
とすると、白熱電球タイプ(ソケット式)が安全である理由がよくわかりません。蛍光灯タイプでも安定器を外してLEDに直接給電すれば白熱電球タイプと同じでは...
Posted by 作業員 at 2015年11月29日 18:01
安定器が危険なんじゃなくて、グローランプまたはインバーターによる高圧放電が危険なんです。安定器は、この高圧放電の危険を回避するための装置で、それが劣化すると、高圧放電の危険がのしかかる。
                     
 安定器を はずすと 安全になるのではなく、高圧放電の危険がモロにのしかかって、超危険になります。
 
 蛍光灯の器具で はずす必要があるのは、安定器ではなく、グローランプまたはインバーターです。ただし、単に外すだけだと、回路がつながらないから、回路を短絡させる必要がある。それは素人には無理。無理というか、違法です。電気工事資格のある人でないと、やってはいけません。
                  
 白熱電球は、グローランプまたはインバーターがないので、安全です。
Posted by 管理人 at 2015年11月29日 19:13
違法適法とはさておき、AC100VをLED蛍光灯に直接印可する配線にすれば白熱電球と同等とみなせるわけですね。
Posted by 作業員 at 2015年11月29日 23:31
> AC100VをLED蛍光灯に直接

 それはやばいんじゃないの。減圧回路が組み込まれている LED ランプ(白熱電球タイプ)ならばいいけど、普通の LED ランプは、直流専用だと思う。あらかじめ AC/DC コンバーターを通すことが必要。
  → http://www.otsuka-shokai.co.jp/products/led/qa/ac.html

 素人は「電気屋さんに工事を頼む」とだけ覚えておけばいい。自分でやろうとしたら、工事の時点で感電死の可能性がたっぷりある。
Posted by 管理人 at 2015年11月29日 23:41
省エネレベルは蛍光灯もLEDも同じです。
蛍光灯の欠点は次のようなものです。
・水銀を使用しているというちょっとした罪悪感。
・弱い紫外線の長時間照射によるその辺の黄変。
・虫を呼びやすい。
・適度に交換しないといけない。

上記の欠点を受け入れられるのであれば、そのまま家庭用蛍光灯を使用していればいいでしょう。
Posted by 京都の人 at 2015年11月30日 00:09
確かに消費電力は同じぐらいらしいですね。
  → http://matome.naver.jp/odai/2136635066731028601

 インバーター式の蛍光灯は、効率も高いし、寿命も大幅に伸びたので、経済効率からいうと、インバーター式蛍光灯が一番いいみたいだ。

 LED は、切れたら器具ごと交換しなくてはいけないのが難点だが、LED が切れるのがいつごろなのか、経験がないからよくわからない感じだ。低電圧の直流なので、本来ならば、一生使えてもよさそうに思える。(粗悪品でなければ。)
 現実にはどうなのか、そこが問題だ。

 ただ、今では売っている照明器具は、ほとんどが LED なんですね。買うなら、選択の余地はないみたいだ。
Posted by 管理人 at 2015年11月30日 00:48
>減圧回路が組み込まれている LED ランプ(白熱電球タイプ)ならばいいけど、普通の LED ランプは、直流専用だと思う。あらかじめ AC/DC コンバーターを通すことが必要。

どちらが主流かは知りませんが、LED蛍光灯には電源内蔵型と電源別置き型があるようです。私は電源内蔵型のみと思っていました。
”led 蛍光灯 直結”で画像検索すればいくらでも配線図が見つかります。いずれも電源内蔵型を利用したものでしょう。

工事には電気工事士の資格が必要なことは勿論承知しています。
Posted by 作業員 at 2015年11月30日 20:14
内蔵型というと、電源の内蔵じゃなくて、変圧器の内蔵ですね? (電源は電力会社の交流。これは内蔵できない。)

 変圧器の内蔵タイプは、危険なので、使ってはいけない……というのが、本項の趣旨です。
 どっちが主流か、ではなくて、一方だけが正しくて、他方は危険なので使用禁止だと示しています。

 なお、「危険だから使ってはいけない」と示しているページは、本項以外にも、たくさんあります。下記を見てください。
 → http://j.mp/1XCAYlr
 → http://j.mp/1HzIewM
Posted by 管理人 at 2015年11月30日 21:29
正しくは電源回路内臓ということでしょうが、多くの市販品が”電源内蔵”と表示されていましたのでこの表現を使いました。

既設の照明器具内臓の安定器+LED蛍光灯内蔵の安定器の危険性は理解しています。で、前者をバイパスすればいいんじゃないか、ということです。尤も、LED蛍光灯内蔵の安定器にどこまでの信頼性があるか、LEDと同等の寿命が期待できるのか、という話もあるわけですが。

AC100Vを直接印可する配線にすれば、減圧回路が組み込まれている LED ランプ(白熱電球タイプ)と等価になるのではないでしょうか。そうした接続をした場合にもソケットの劣化はあるのだろうか、というのがそもそもの疑問です。
Posted by 作業員 at 2015年11月30日 23:04
> バイパスすれば

 それは電気工事屋さんに頼めば可能ですが、古い機械をそのまま使えば、劣化が早いので、二度手間になって、無駄だ、と記しました。

 → コメント at 2015年11月28日 17:45
Posted by 管理人 at 2015年11月30日 23:14
壊れたら高額のお金を払って全部付け替えなくてはいけないLEDの、もっともたちが悪いのは、その光源の、照明に使うにはあまりに危険な性質である。白色LEDのベースは青色であり、青色は紫外線よりも肌に浸透する。網膜の一番奥まで届き、加齢黄斑変性の原因とまで言われている。また、高エネルギー故、脳の視床下部に直接届けられ、体内時計を狂わせる。しかも目に見えない早さで点滅を繰り返しており、てんかん検査に使われる光の点滅と同じ早さで、目から脳に届き、脳を興奮させる。そのように危険なものを、ほとんど生体に対する安全性の丁寧な検証もなく、照明として使えと言う。質の悪い白色街路灯の下では、野菜が育たず、木々が枯れる。人間で具合悪くなる人も多くいるが、生き物の中にある電解質の水分にフリーラジカルを生じさせ、体調不良や、動植物の異常、あるいは破壊を引き起こす。なLEDは微生物を殺すが、微生物がいなくなるときは、既に人間が先に消滅しているときだ。そんなものがパソコンのバックライトとして、また、テレビ、スマートフォンに使われている意図が理解出来ない。これまで通り、省エネではLEDにまけないCCFLではなぜいけないのか?眼に負担が無いCCFLを探しても、LEDしかみあたらない。CCFLのほうがずっと安全である。LEDの照明下で、落ち着きが亡くなりイライラして、電磁波過敏症とそっくりの症状になる人たちがたくさんいる。子どもの眼の奇麗な水晶体はブルーライトの透過率が高く、この今も、日本中で視力低下と原因不明の体調不良が蓄積されている。蛍光灯の水銀は、ちゃんとリサイクルに回せば良いが、LEDの鉛、ニッケル、ヒ素は、何の規制も無いままに埋め立てられている自治体も多い。地球に優しくエコだから、とか、電気代が安くなるとかいって、国が推奨している事が、全く理解出来ない。エコならば、生き物に優しいはずであるが、この光源の性質に全くそれは見当たらない。ひとりひとりがもっとこの光源の正体を知るべきである。未来の人たちから、どうしてこんな気持ちの悪いものを蔓延させたのか、と、悲しまれるのが、今の日本の風景です。
Posted by 地球には要らないLED at 2017年03月01日 23:31
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