以下は医療情報だが、私の見解ではなくて、すでに報道された情報だ。私は情報を整理するだけである。念のため。
まず、鼻炎・鼻づまりで悩む人は、日本人ではかなり多いそうだ。西欧人に比べると、鼻が小さいせいかもしれない。夜によく眠れないとか、いびきを掻くとか、呼吸がしづらいとか、いろいろと問題がある。特に、子供の場合だと、成長に悪影響を及ぼすそうだ。ただ、大人ならば手術という解決策もあるが、子供だと手術はこれまで困難だったという。
それで、どうするか?
(1) 手術
まず、次のページが話題になった。
→ 「鼻炎王」ヨッピーが現役引退を宣言
長年鼻炎に苦しんでいた人が、入院して手術したことで、一気に全快した、という事例。
別に、悪くはないのだが、負担が大きい。5日間の入院で、費用もかなり高額だ。
ちなみに入院費用とか手術費用とかもろもろ足すと払ったお金は30万円くらい。
ただし高額医療なんちゃらに該当して後からお金は戻ってくるので実質10万円くらいっぽいです。
悪くはないが、お薦めできるほどではない。
(2) 新式の手術
近年、新式の手術が開発された。独創的な医者が、自分で器具を開発して、負担の少ない手術ができるようになったという。かなり画期的な方法らしく、朝日新聞と NHK で大々的な特集が組まれた。
朝日の記事は、土曜版 be 2015-8-25 で報道された。内視鏡を使って、水で洗浄しながら手術する、という方法。自分で開発した、特殊な器具を使うわけだ。この方法で、子供の患者でも簡単に手術ができるようになったという。また、日帰りで住むようになったという。これまで総計で3万件以上の手術をしたそうだ。病院は下記。
→ 耳鼻咽喉科 鼻のクリニック東京(中央区)
NHK の番組は、下記に詳しい紹介がある。
→ 鼻づまり要注意! 子どもに思わぬ影響|NHK
白い部分は、直径0.4ミリほどの細かな神経。この神経を切ることで、粘膜の腫れや過剰な鼻水を抑える作用があるといいます。黄川田医師が開発した手術はおよそ30分。出血は10cc未満と、子どもの体に与える負担を最小限にしています。
黄川田医師というのが、該当の医師。朝日にも、NHK にも、主人公として登場する。
ここで手術を受ければ、低コストで負担も小さく、手術できるわけだ。冒頭のヨッピーも、ここで手術を受ければ良かったのにね。
朝日新聞を取っていれば、この情報を知っていたはずなのだが、知らなかったところを見ると、朝日新聞を取っていないのだろう。新聞を取っていないと、必要な情報も得られない、という見本だ。
(3) お手軽対策
根本的な対策は、すぐ上で述べた日帰り手術だ。
一方、それと別に、お手軽な方法もある。
まず、私の場合は、次の方法で解決した。
「詰まっている方から、鼻柱を中心に向けて押す」
たとえば、右の穴が詰まっているときには、右の方から鼻柱を押して、中央に寄せる。すると、歪んでいた鼻柱がまっすぐになって、鼻づまりが解消する。
この方法は、鼻柱が歪んでいた人向けの方法だ。誰にでも有効だ、というわけではない。特に片側だけで鼻づまりが起こっている人向けだ。
鼻柱が曲がっているせいで鼻づまりになった、という人の例は、かなり多いそうだ。その場合には、上記の方法で解決する。
とにかく、この方法で、問題はほぼ永続的に解決した。
( ※ 「指で押しただけで骨が動くのか?」と疑うヒットもいるかもしれないが、鼻には骨なんかありません。骸骨の写真を見てもわかるように、鼻のところは穴になっているだけだ。人々が「鼻の骨」と思っているのは、骨ではなくて、軟骨だ。こんなものは容易に曲がる。 → Google 検索 )
(4) 一時的な工夫
一時的に鼻づまりを解消する、という工夫がある。下記のページで紹介されている。
→ これは画期的!その場であっという間に鼻づまりを治す方法:らばQ
該当箇所を転載すると、下記の通り。
ステップ1:深く息を吸う。
ステップ2:吐く息がなくなるまで、ゆっくりと息を吐く。
ステップ3:鼻をつまむ。
ステップ4:頭を上下にゆっくりと動かす。空を見て、地面を見るまで2秒くらいのスピードで。
ステップ5:これをもう息が必要という、ぎりぎりのところまで続ける。
ステップ6:鼻づまりが解消した、空気の通う鼻呼吸を楽しむ。
ほぼ同じ内容の文章が、下記にもある。
→ 花粉症の人必見!今すぐ試したい鼻づまりを一瞬で治す方法
→ How to stop nosebleeds (英文)
これで本当に効くかどうかは、保証の限りではない。私が前に風邪を引いたときにやったときには、ろくに効かなかった。
ま、人によっては、効くのかもしれない。別に、害があるわけでもないから、試してみてもいいだろう。
(5) 薬
薬を使う、という手もある。近年、新たな薬が出たそうだが、市販薬ではなく、病院で処方されるものだ。
→ “たかが鼻づまり”では済まされない!日本人の多くが悩む“鼻閉症”
ここから孫引きふうに転載しよう。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりを一度に改善できる画期的な新薬が登場
・ 「くしゃみや鼻水には効くけど、鼻閉には効果が弱い」…抗ヒスタミン薬
・ 「鼻閉には効くけど、くしゃみ・鼻水には効果が弱い」…抗ロイコトリエン薬
・ 「鼻閉には効くけど、鼻噴霧のスタイルが苦手」…鼻噴霧ステロイド
といった一長一短、まさに“3すくみ”の関係性にあるアレルギー性鼻炎に伴う鼻閉の治療薬ですが、最近ではこれらを解決へと導く可能性のある新しい薬も登場しています。その薬は抗ヒスタミン薬と経口血管収縮薬を1つに配合した薬で、抗ヒスタミン成分が主に鼻水やくしゃみ、鼻づまりを抑制し、血管収縮成分が鼻閉を改善してくれるものです。
──
なんだよ、けっきょくディレグラのステマか(笑)。
この薬の情報は、ググるとわかる。
→ ディレグラ - Google 検索
※ 私は別に、この薬をお薦めするわけではありません。念のため。
[ 付記 ]
冒頭にも述べたが、本項は既知の情報の紹介だ。
私の見解は、特にありません。
読者は、情報を得た上で、ご自分で判断してください。
私は何もお薦めしません。情報の提供をするだけです。