2015年11月24日

◆ 飛行機 v.s.ミサイル

 飛行機とミサイルは、どっちが強いか? ──

 飛行機は戦車に対して、圧倒的に強い。(飛行機は戦車を攻撃できるが、戦車は飛行機を攻撃できない。)

 とはいえ、戦車がまったく無効かというと、そうでもない。戦車そのものは無効でも、戦車のそばにある高射砲が飛行機にたいして有効だ。ただし、高射砲は今では時代遅れとなって、対空ミサイルに取って代わられている。

 ここで問題だ。
 「飛行機と地対空ミサイルは、どっちが強いのか?」
 これが本項のテーマとなる。

 ──

 ざっと調べたところ、次の結果を得た。
  ・ 地対空ミサイルは1発 4000万円で、マッハ3以上。
  ・ 戦闘機は1機 100億円前後で、マッハ2程度。


 性能的にはどうか? 
  ・ 戦闘機は、チャフやデコイで逃げようとする。
  ・ 地対空ミサイルの命中率は 30%とかそこら。
   (性能しだいでいろいろ)


 参考ページは下記。
  → 戦闘機がミサイルをよけるにはどうすればいいのですか?
  → 国産ミサイルよもやま話番外編(試験に出るミサイルの防ぎ方編)

 ここまで整理すると、コスパから言って、地対空ミサイルの方が有利であるようだ。

 ──

 しかし、である。戦闘機は、逃げるばかりが能じゃない。爆撃機能を使って、地対空ミサイルの発射台を爆撃することもできる! 
  → ミサイル発射台の写真 ( Wikipedia )

 上の例では、トラック型の車輌1台に中距離の地対空ミサイル6機が搭載されている。こういうミサイル発射台を、爆撃機が誘導爆弾で爆撃すれば、地対空ミサイルはこっぱ微塵だ。



パトリオット SAM PAC-1


 なお、中距離の対空ミサイルの最大高度は「1万メートル以上」というだけで、2万メートルには達しないようだ。2万メートルを超えるものは、「高高度防空ミサイル」と呼ばれ、かなり大型のもので、ロケットみたいになる。こんな感じ。
  → S-75 (ミサイル) - Wikipedia

 したがって、高度2万メートルの高さを飛んでいれば、中距離の対空ミサイルの攻撃を避けることができる。爆撃機の側が有利だと言えよう。
 ちなみに、タイフーンは、高度2万メートルの高さを飛ぶことができる。
 実用上昇限度: 19,800m
( → ユーロファイター タイフーン - Wikipedia

 まあ、この高さで飛ぶと、重い爆弾はろくに搭載できないだろうが、初期には地対空ミサイルの発射台を破壊することに専念するなら、何とかなるだろう。
 こうして、敵軍の地対空ミサイルの発射台を破壊し尽くしたら、あとは怖いもの知らずで、爆撃機が地上の敵軍を攻撃できる。

 ──

 ちなみに、IS を攻撃するフランス空軍は、IS の地対空ミサイルの心配を気にせずに爆撃できているようだ。IS は正規軍ではないので、さすがに地対空ミサイルはもっていないようだ。
 フランス空軍は、ラファールとミラージュの爆撃機タイプの機種を使っているそうだ。

  ──

 最後に一言。
 「飛行機とミサイルは、どっちが強いか?」
 という冒頭の問題への解答は、こうだ。
 「おおざっぱには、同じぐらい。あとは、個別機種の性能しだい。高性能である方が勝ち、低性能である方が負ける」
 つまり、一概に「飛行機が勝ち」とか「ミサイルが勝ち」とかは言えないわけだ。
 ただ、飛行機の側が戦闘機だけで、爆撃機能をもたないとしたら、飛行機は一方的に追われるだけで、相手を攻撃できないので、飛行機は「良くて引き分け、悪ければ負け」となる。
 というわけで、爆撃機能が非常に重要となるわけだ。
 で、その肝心の爆撃機能だが、日本の自衛隊には存在しない。もともと「勝ち」のない戦いをするしかない。
 
 というわけで、日本としても、爆撃機を配備することが大切だろう。特に、(敵の)地上にいる地対空ミサイルを爆撃する用意が必要だ。
( ※ これは、敵の艦対空ミサイルを攻撃する用意だとも言える。)



 【 追記 】
 あとで思い直したが、「高空から爆撃する」というのは筋悪だ。地対空ミサイルが怖いからだ。
 やはり、前にも述べたように、低空から侵入するステルス爆撃機が最強だろう。これなら、「飛行機はミサイルよりも強い」ということが成立する。

 なお、日本の現在の戦力は:
 F15J は、制空用の戦闘機なので、爆撃機能はないも同然。
 F4 は、爆撃機能があるが、退役寸前。
 F2 は、航空自衛隊で唯一といえる爆撃機だが、残念なことに、誘導爆弾が不完全なものしかない。中途半端。
  → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1270809857
  → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1060241380
( ※ F2 は、国産であるせいでコストがやたらとかかり、高額であるせいで、配備している機数が不足気味、という問題もある。F16 をそのまま使えば良かったのにね。)
 
 ついでだが、 F35 は F16 に撃墜されてしまうそうだ。
  → http://zapzapjp.com/45422192.html
 やっぱり、F35 はゴミ戦闘機ですね。
posted by 管理人 at 19:08| Comment(2) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
参考は、Wikipediaですか?
いやいや

知識があるようにふるまうのも大変ですね。

こんなことより、論じなければいけないこと、たくさんあるでしょうに。
安倍政権のこととか
経済対策とか
外交とか

木を見て、森を見てない典型か?
はたまた、それらにふれて、それらの批判をしたくないだけなのか。

王様は裸だと言えないなら、なんの本質主義か。
Posted by 素人 at 2015年11月25日 01:18
本サイトは原則として、政治経済は扱いません。お間違えなく。私は別に、あなたの興味のために書いているわけじゃない。
 「自分の関心となる話がないからけしからん」
 というのは、幼児主義。

 あとね。現政権への批判なら、他の人がいっぱい書いているでしょ。私がそれと同じことを書いても、屋上屋を架するだけ。何の独自性もないし、意義がない。
 現政権への批判は、野党のやる仕事です。私にそれを求めるのはお門違い。私はあなた好みの政治的見解を出すのが仕事じゃない。

> 王様は裸だと言えない

 言っているでしょ。
 「爆撃機能をもたない日本の自衛隊は、肝心の軍事能力を持たないので、張り子の虎にすぎない。莫大な金をかけても、軍事能力が欠落しており、ただの裸の王様だ。なのに誰もそれを指摘しない」

 本項の趣旨は、日本の自衛隊は裸の王様だ、と指摘することです。それを読み取れていないようでは、あなたの日本語能力が問題であるだけ。
Posted by 管理人 at 2015年11月25日 07:24
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