2015年11月22日

◆ 中国が Su35 を導入

 中国が最新型の戦闘機 Su35 を導入することが決まった。これで日本は大幅に劣勢になる。

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 中国が最新型の戦闘機 Su35 を導入することが決まった。
  → ロシア主力戦闘機 Su35、中国に輸出へ:朝日新聞
  → ロシア、最新鋭のSu-35戦闘機24機の輸出で中国と最終契約

 これで、日本は大幅に劣勢になる。というのは、日本の F15 はもともと性能で劣る上に、耐用年数が近づいたポンコツであるために、まともに稼働しないからだ。(中古の自動車がしょっちゅう整備中であるのと同じで、整備中で稼働しない状態のものがかなり多くなる。) 
 自動車の比喩で言えば、日本が 15年前の 911ターボを揃えていたら、中国が最新型の GTR をもちこんで、バトルを仕掛けた、というような感じだ。戦う前から、勝負は見えている。

 機種間の性能比較は、ネットでググればわかるが、
  ・ F15 は、確実に負ける
  ・ タイフーンならば、互角以上

 という感じだ。タイフーンを多数配備しておけば、まず確実に勝てる。
( ※ なお、電子装備は最新型に更新することが条件だ。)



拡大図
Su-35S フランカー (E44)


 こうなると、航空戦力のバランスは、完全に崩れる。これまでは日本(F15)が中国に対して圧倒的に優位にあったが、今後は中国(Su35)が日本に対して圧倒的に優位にあることになる。

 「大変だあ! 急に大問題が発生したあ!」
 と騒ぎたいところだが、この件は私がとっくに指摘しておいた。
  → 中国の空軍に完敗する (2012年09月29日) 

 今回の状況は、3年前に予告されていたわけだ。3年もかかったのは、ずいぶん長いが、どうやらロシアの開発が遅れていたらしい。(記事による。)

 ともあれ、日本は F35 にこだわっているが、生産も配備も遅れっぱなしで、F15 の代わりになるほどの機数がそろうのは、5年ぐらいあとだろう。それまでは、航空戦力は、中国が圧倒的に上になることになる。



 [ 付記1 ]
 対案は? タイフーンを買っておけばよかったのに。前から言っているとおり。
  → 次期戦闘機は F-35 か? (2009年06月24日)
  → F35 とタイフーンの比較
  → F-35 を導入するべきか?



 [ 付記2 ]
 ついでだが、前項の続きで、戦車の話。下記サイトがある。
  → 投資8000億円!新戦車は陸自弱体化への道
  → 10式戦車は、欠点・弱点があまりにも多い

 一部抜粋しよう。
 そもそも防衛大綱でも、我が国本土に対する敵の戦車師団が揚陸してくるような事態は、ほぼ起こりえないとしている。事実、中国、ロシア、北朝鮮などはそのような揚陸能力を有していないし、日本とそのような戦争をする理由もない。そのような戦争をすれば、前世紀のロシアのように経済は崩壊、少数民族の蜂起などが発生し、体制が崩壊するだろう。
 脅威とは意思×能力で表されるが、日本における戦車戦については、意思も能力もゼロに近い。そもそも最盛期のソ連軍ですら北海道に揚陸作戦を行う能力はなかったし、そのための作戦も存在しなかった。
( → 投資8000億円!新戦車は陸自弱体化への道

 これに対する反論もある。
「そもそも近隣諸国は揚陸能力を有していない」 ← 因果が逆。陸自が戦車を揃えてたから揚陸を計画しなかったんでしょ。

 よく言われる反論だが、これは自己中の妄想だろう。
 ロシアや中国は、日本侵略に特化して自国の軍備を備えているわけじゃない。あらかじめ自国の軍備を用意する。そのなかには揚陸能力は含まれていないというだけのことだ。
 自衛隊が戦車を持とうが持つまいが、揚陸能力を備えるはずがない。侵略のための軍備を備えるほど、これらの国は豊かではない。自国の防衛で精一杯だ。同じ金があれば、揚陸艦なんかを買うより、戦闘機をたくさん配備するはずだ。その方がずっと賢明だからだ。
 ロシアや中国は、日本ほど愚かではない。「戦闘機は時代遅れのポンコツにしたまま、戦車だけは最新鋭の戦車を配備する」なんていう馬鹿げた戦略を取っているのは、世界広しと言えども、日本だけだろう。
 ロシアや中国は、揚陸艦なんかを配備しないで、最新鋭の戦闘機を配備するのだ。これがまともな軍事知識のある人間のやることだ。
 ありもしない敵軍(揚陸艦)を相手に戦車を配備する、というようなことをするのは、自衛隊とドン・キホーテだけだ。
 


 [ 付記3 ]
 どうしても敵の戦車をたたきたいのであれば、日本は、戦車を配備するかわりに、爆撃機を配備すればいいだろう。
 爆撃機が対戦車攻撃でいかに優位に立つかは、歴史的な事例がある。
   ( ※ 以下は、前項から移転した。)
 戦車 500輌以上(実際は 800輌以上)を爆撃機で破壊した、爆撃王がいる。
  → ハンス・ウルリッヒ・ルーデル - Wikipedia
  → ハンス・ウルリッヒ・ルーデル - アンサイクロペディア



急降下爆撃 (学研M文庫)


 これにならって、日本でも爆撃機を配備するべきだ。特に、ステルス爆撃機がいい。
 本項は「戦車を減らせばそれでいい」という軍縮論ではない。では何かというと、「旧式な兵器を削減して、最新の兵器を整備せよ」という装備近代化論である。
 具体的には、次の二点をセットで主張する。
  ・ 戦車は、優先順位がきわめて低い。
  ・ ステルス爆撃機は、優先順位がきわめて高い。

 つまり、「戦車をやめて、ステルス爆撃機を整備せよ」という主張だ。
( → 戦車は必要か?

 ずっと前に述べたとおりだ。
 とにかく、日本は戦車なんかを配備する必要はない。かわりに、爆撃機が1機と、ルーデルが1人いればいい。それだけで敵の戦車を 800輌も撃破できる。日本の戦車戦団をはるかに上回る能力だ。
 なお、ルーデルがいなくても、今は誘導爆弾(スマート爆弾)があるから、たいして問題ではない。
 コスト的な問題があるなら、爆撃の当初は、普通の安価な爆弾を大量に投下すればいい。東京大空襲みたいに。それで敵の戦車軍団の半分以上を壊滅させることができる。そのあと、残った分についてだけ、誘導爆弾で破壊すればいい。
 10式戦車なんかを配備するより、爆撃機を配備することの方が、はるかに有効なのだ。
 
( ※ 私は「戦車無用論」ではなくて、「戦車よりも爆撃機の方が有用である論」です。お間違えなく。)
( ※ 私を「ルーデル論者」と呼んでもいいですよ。「気違いルーデルにおまえは似ているな」と言われるかもね。 (^^); )
posted by 管理人 at 10:37| Comment(3) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
国益にかなう正しいことを行うと、政治家や官僚から死人が発生する国です。この国は。

だから、むりなんじゃないですかねぇ。
Posted by 素人 at 2015年11月23日 00:40
ルーデルは不死身なので傍に置いといて、A10攻撃機が有用ですね。
Posted by 京都の人 at 2015年11月23日 11:55
戦車に8000億円? そんなゴミにお金を使うなら爆弾搭載型自爆特攻ドローンを開発・量産したほうがいいね
Posted by かーくん at 2015年11月24日 09:27
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