交通違反などの罰金の支払いは、ネットでできるようにするといい。 ──
本日の読売・朝刊・国際面にあった記事が興味深い。交通違反などの罰金の支払いは、ネットでできるそうだ。……ただし、イギリスで。
一方、日本ではどうか? ネットでは無理だ。銀行または郵便局に限定だという。
→ 交通違反をした場合の反則金の納付方法について :警視庁
めんどくさいですね。この IT時代に、ネットで納付できないなんて、遅れている。
もしかして、「本人確認が面倒だ」と思われているのかもしれない。しかし、「本人確認」なんか、必要ない。罰金の個別番号さえわかっていれば、あとは、誰が払おうと、構わないのだ。本人が払ったかどうかを確認する必要はないのだ。(そもそも、他人にかわって罰金を払って上げようとするような奇特な人が、いるわけがない。また、いるとしても問題ない。 ※ )
警察はさっさと、ネット時代に対応するべきだろう。
※ 他人の金を奪うことは駄目だが、他人に金を与えることは構わない。
銀行振込だって、与えるだけなら、暗証番号は不要。
[ 付記 ]
読売の記事には、面白い話もあった。
(1)
「早期納付割引」
というのがあるそうだ。同じ罰金を払うにしても、早めに納付すると、大幅割引だという。違反の当日に払えば、9割引。郵便での通知直後なら、5割引。一定の期限を越えると、全額支払い。(すごく高額。)
なかなか面白い制度だ。
(2)
「渋滞のときの走行」
という違反金があるそうだ。渋滞が起こるところで自動車を走らせると、交通違反と見なされて、罰金を支払う必要がある。こういう形で、都市の自動車走行量を減らして、渋滞をなくす、というわけ。
これは面白いが、日本ではちょっと無理だろう。かわりに、次のことができそうだ。
「渋滞が予想される日には、高速道路の料金を大幅に引き上げる」
たとえば、年末年始やお盆の時期に、高速道路の料金を3倍ぐらいに引き上げる。これで渋滞を解消する。
今は ETC があるから、料金を変動させるのは簡単だろう。
2015年11月12日
過去ログ
全くその通り。今は免許証にチップが埋め込まれているし、免許保持者は暗証番号を持っているし、反則切符の発行もすぐ出来るらしいです。対応なんて容易だと思いますが。
「早期納付割引」これも良い。収入減を心配する人もいるかと思いますが、そもそも反則金、罰金を国家予算に計上している今の状況の方が異常です。
シンガポールなどでも導入実績がありますね。
https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/management/price/country/singapore.html
収入減にはならないようです。「早期納付割引」をしたあとの価格が、現在の正規料金となり、遅れるほど、割増金が増える感じ。「遅延可算」というのを、「早期納付割引」と言い換えているだけ。
イギリスでは正規料金が 10万円ぐらいというべらぼうな値段で、「早期納付割引」が1万円とか、そのあたり。実質的には「遅延可算」が増える分、収入増になりそうです。
著者は、日本人で課金を知らなかったので、平日に道路を走っただけで10万円も罰金を取られると聞いたとき、顔真っ青。