2015年11月07日

◆ 漢方医学は疑似科学か?

 漢方医学は疑似科学だ、という見解がある。本当か? ──

 トンデモマニアみたいな人々を中心として、「漢方医学は疑似科学だ」と見なす人々がいる。ネットでググると、そういう見解を紹介する(または批判する)ページが、かなりたくさん見つかる。
  → 漢方 疑似科学 - Google 検索

 一方、「漢方がまさしく効果があった」という体験談もある。
 ■2000年の伝統医学に夢中 倉重奈苗@北京
 ある朝起きたら、右肩が激痛で上がらなくなっていた。まさか、四十肩? 東京から持参した湿布や痛み止めを試したが、効かない。何もしない方がいい、と言う同僚を尻目に、中国の伝統医学「中医」にすがることにした。
 ネットで評判の医院を探し、訪ねた。老医師が私の顔をじっと見て、舌を観察し、脈を調べる。「あなたは陰と陽のうち、陽が多すぎる。熱しやすい体質なので水中で育ったレンコンやクラゲ、クワイを食べなさい」。さらに、強烈なにおいの軟膏(なんこう)を肩、首、背中のツボとおなかに塗った。何十種類もの生薬を自ら調合したという。1時間後、肩の痛みは消えた。
 中国には、老医師のような中医の名医が1980年代に5千人以上いたが、西洋医学の広がりで後継者が減り、今は500人に満たないと言われる。一握りの名医を除けば収入が低いことも理由のようだ。
 老医師は中医について、「人間が本来持つ生体バランスの調整能力を引き出す。2千年以上の実践と経験に基づく中国の伝統文化そのもので、奥が深い」と語っていた。
 もちろん、医学的な効果は人によって違うだろう。だが、伝統に裏打ちされた不思議な治癒力に、私はすっかりハマってしまった。以来、レンコンは私の主食になっている。
( → 朝日新聞 2013年12月27日 [リンク切れ])

 このように、確かに効く例はある。一方で、「科学的でない」という批判もある。では、どう解釈するべきか? 

 ──

 これは簡単だ。次のように考えればいい。
 科学とは客観的なものである。そこでは客観性が成立する。同一条件で実験すれば同一の結果が得られる……というような客観性だ。
 一方、漢方は、個人差が大きい。同じ処方をしても、その結果は、個人ごとに大きく異なる。ただし、その違いはまったくバラバラなものではなくて、「証」(しょう)という個人的体質ごとに分類できる。この「証」に従って処方するのが、漢方だ。

 だから、漢方について「科学かどうか」を問うこと自体が無意味だ。それは「漢方は西洋医学か」と問うのと同等である。もちろん、漢方は西洋医学ではない。その意味では、漢方は科学ではない。だから「疑似科学だ」と批判される。……しかしこれは、女性を見て、「これは男ではない」と批判するのも同様であり、根源的な勘違いだろう。
 むしろ、こう問うべきだ。
 「漢方は医学か?」
 もちろん、医学である。ただし、100%の確実性が保証されているわけではない。その点では、西洋医学と同様だ。それでも、効く場合はあるのだから、効いた場合に限っては、「医学だ」と言っていい。(冒頭の例もそうだ。)

 一般に、漢方は、副作用が小さい。だから、
 「効いたら続ける。効かなかったらやめる」
 という方針を取ればいい。これで問題ない。

 というわけで、「漢方は疑似科学だ」なんて批判する人は、科学性にとらわれるあまり、医学性を見失っている、と言える。医学にとって大切なのは、それが科学であるかどうかではなく、それが人の健康を(死や病気から)救うかどうかだ。それを忘れて、「漢方は科学かどうか」なんてことを論じているようでは、もはや医者である資格を失っているとさえ言える。
 患者が望んでいるのは、科学的な治療ではなくて、自分の病気(不健康)を治してくれる治療だ。患者の望みを見失って、科学性ばかりにとらわれるようでは、もはや本末転倒だとすら言える。



 [ 付記 ]
 (1)
 科学的には「原因や機序を知りたい」と思うのだろうが、そういうことはわからなくてもいいのだ。単に経験則だけで治るものだけ治せばいい。それだけのことだ。
 (2)
 漢方は、器官に分子的に作用するというよりは、体のバランスが崩れているのを是正することで、体の異常を是正する、というタイプのことが多い。これは神経系や内分泌系に影響するものだ。
 漢方は、決して手術のかわりにはならない。癌細胞を摘出するような効果はない。また、特定の病原菌を集中的に攻撃する効果もない。とはいえ、もともと健康だった人が健康を失うというのは、たいていは体のバランスが崩れたことが理由だ。その意味で、普通の人が不健康になったときには、漢方が有効であるケースはかなりあるものだ。……効くか効かないかは、人ごとに異なるが。



 【 追記 】
 新たな情報があった。以下、引用
 ツムラなど漢方薬をつくる各社が、原料となる生薬の国内での調達を増やそうと動いている。
 製薬会社などが漢方薬の効き目を科学的に立証したり、04年度からすべての大学医学部、医科大で漢方教育が始まったりしたため、漢方薬を扱う医師が増加。医療用は14年度までの10年間で数量が約2倍に伸び、今後も増えるとみられる。
( → 朝日新聞 2015-11-28

 つまり、次の二点がある。
 「漢方薬の効き目を科学的に立証した」
 「すべての大学医学部、医科大で漢方教育が始まった」
 つまり、漢方の有効性が、公的に認定されたと理解していいだろう。



 【 関連項目 】

 本項とおおむね同趣旨の話が、3項目ある。
  → 鍼と漢方薬の例
  → 鍼灸はトンデモ?
  → ツボと鍼灸
posted by 管理人 at 23:27| Comment(22) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> まったくバラバラなものではなくて、「証」(しょう)という個人的体質ごとに分類できる。
> この「証」に従って処方するのが、漢方だ。


以前、「漢方にはエビデンスが無いので、医療に使うのは好ましくない」という趣旨を申し上げたものです。

貴方も含め、漢方を擁護するヒトは「漢方は証に従って処方するから云々・・・ 」
と言い訳をするけど、肝心要の「証に従った処方には効果がある」事を示そうとはしない。

何の根拠も示さず、(証に従った処方をすれば)「漢方に効果がある」事を前提に話を進める。
全く話が噛み合っていない。

巷に溢れるインチキ健康法もそうだが、「○○が効いた」等という体験談に何の価値も無い事はご存知のはず。




> それでも、効く場合はあるのだから、効いた場合に限っては、「医学だ」と言っていい。

ならば、ホメオパシーも医学になってしまう(タイミングよく症状が改善した時)。
しかしホメオパシーは医学では無い。 何故ならホメオパシーに効果が無いから。
ならば、漢方は?

「効く」(効果の有無)を判定するのは、紛れもなく医学であり科学だ。
「効く場合はある」と言っておきながら「漢方は科学ではない」というのは
矛盾であり不誠実なダブルスタンダードだ。
(あるいは読者を煙に巻く言葉遊び)


> 患者が望んでいるのは、科学的な治療ではなくて、自分の病気(不健康)を治してくれる治療だ。

その通りです。
だから「この薬には病気を治す能力がどれ位あるのか?」という情報はとても重要です。

漢方に否定的なヒトは、「機序が不明だから」ではありません。
「効果が不明だから」です。
Posted by tcxo at 2015年11月09日 00:25
> 何の根拠も示さず、(証に従った処方をすれば)「漢方に効果がある」事を前提に話を進める。

 根拠じゃなくて、実例がたくさんあればいいんです。本項で示した実例など。

 根拠を示さないと駄目だ、というのでは、科学的に未解明な現象をすべて否定することになります。たとえば、癌の機序が不明だった時代に、「癌は機序が不明だから、癌は存在しない」と主張するようなもの。(癌の根拠が遺伝子によるものだ、ということが判明するのは、近年になってからのことです。昔はまったく原因が不明でした。)

 「科学によって解明できないものは存在しない」
 というような発想は、驕りです。もっと堅強になるべきです。

> 漢方に否定的なヒトは、「機序が不明だから」ではありません。「効果が不明だから」です。

 漢方が現実に効いた、という人は多数存在します。
 ただ、現実には、証によって処方せず、単に症状によって処方する場合が多いので、その場合には、「効果不明」になることも多いでしょう。
 また、そもそも漢方は「万病に効く」わけではありません。「体調不良によるバランス失調」というような場合に効くことがある、というだけです。
 「もともと漢方が効くはずのない場合に、漢方が効かなかった」
 と言って批判するのは、筋違いでしょう。漢方は万能ではありません。「効く場合もある」というだけです。もちろん「効かない場合もある」と言えます。「効かない場合」だけを取り出して、「漢方は効かないぞ」と主張しても、筋違いでしょう。
 西洋医学の基準で漢方を批判しても、まったくの筋違いです。

> 「効果が不明だから」です。

 効果が不明な場合には、使わなければいいだけです。効果があると判明した場合のみ、使えばいいのです。
 あなたは本項を理解していない。
Posted by 管理人 at 2015年11月09日 01:51
> ホメオパシーに効果が無いから。

 ホメオパシーには、プラセボ効果がありますよ。だから、プラセボ効果で症状が改善する場合には、ホメオパシーを使うことも有効です。

 問題は、プラセボ効果にすぎないことで、多額の金を取る、という詐欺商売。その詐欺性をなくせば、無料のホメオパシーを使うことは、有意義だし、有益です。
 → 無料ホメオパシー
  http://openblog.meblog.biz/image/homeopa.htm
Posted by 管理人 at 2015年11月09日 02:10
>実例がたくさんあればいいんです

いやいや、その「たくさん」が、「プラセボ効果よりも有意にたくさん」であることを実証しないと、全く意味がないでしょう。

そういう客観的な実証こそを、管理人さんに期待したいんだけどなあ。ただ実例を数多く挙げるだけなら誰でもできるわけで。

※私は個人的には漢方を否定するものではないんですが。あくまで論理として。
Posted by Kei at 2015年11月09日 15:30
> 「プラセボ効果よりも有意にたくさん」である

あなた、私の言っていること、全然理解していないんじゃないの? 
私が言っているのは、「効果がある場合のみ、続ける」です。ゆえに、効果がある率は 100%です。プラセボは、効果のある率はごく小さいので、問題外。西洋医学だと、効果がある率は、おおざっぱに半分ぐらい。肩凝りなどだと、効果がないことも多い。
 ゆえに、「効果がある場合のみ、続ける」という方法を取った漢方が 100%で最高。中間が西洋医学。プラセボは最低。もうわかっている。

 そもそも、西洋医学の統計的な手法は、「多数の同等の患者に対して無作為に与える」という確率的な方法。
 一方、漢方は、「個別に状況を見て与える」という個別的な方法なので、統計的な解釈は成立しない。客観的で科学的な方法は成立しない。「プラセボと対比する」という発想そのものが、西洋医学の方法なので、漢方には根本的に適用外だ。(個別性に依存する恋愛を、統計的にやるようなもので、ナンセンス。)
 あなたの言う「西洋医学の方法で漢方を判断する」というのは、「西洋学の薬を証に応じて与える」というのと同じぐらいナンセンスだ。将棋のルールを囲碁に適用するようなもの。まったくトンチンカン。

 あとね。鍼灸は肩凝りに効くけど、西洋医学は肩凝りを治せない。それどころか、肩凝りそのものを認知しない。
  → http://irorio.jp/natsukirio/20150128/199940/

> 客観的な実証こそ

 客観的な実証なんか必要ないんです。肩凝りみたいなのは、本人が主観的に「痛いか治ったか」を知ればいいのであって、医者が機械装置や顕微鏡で客観的な測定するようなものじゃない。「肩凝りは電子顕微鏡を使えば見えるようになる」なんて思っている(?)ようでは、てんで見当違いだ。
 「漢方の対象は、外科的手術でもないし、病原菌の撲滅でもない」
 ということを、はっきりと理解するべきです。
Posted by 管理人 at 2015年11月09日 20:06
>「効く」(効果の有無)を判定するのは、紛れもなく医学であり科学だ。

これが完全に間違いですね。
「効く」を科学的に判断できると思っているところ、医学を科学のカテゴリーに閉じ込めているところ、どっちも間違い。
今回は、管理人さんが全面的に正しい。
Posted by マキシ at 2015年11月09日 23:34
医学が科学だと言えるのは、人体実験をしているときだけでしょうね。人体実験をしているときには、科学としての条件をいろいろと満たしている。客観性もある。
 一方、普通に治療しているときは、個々の患者に応じた最適サービスなので、科学というよりは芸術に近くなってくる。
 医学に科学性を求める人は、人体実験のことばかり考えているんでしょう。
Posted by 管理人 at 2015年11月10日 07:37
不毛な議論ですが、漢方は効きます。

抑肝散→抗不安薬では抑えきれない、あるいは眠気により不適切な焦燥感に著効します

大建中湯→これがなければ腸管通過障害の治療は成立しないくらい、メジャーに使用されています。
...
..
.
西洋医学的に漢方を使用することも十分可能です。有効成分も西洋医学的にも検証されているものがあります。。当然、西洋医学的に副作用もありますが。

漢方は医学ではない、科学的には証明されない、どちらも現場の漢方薬の使用方法とかけ離れた、観念論に終始しているように思います。

西洋医学にも一旦承認されたにもかかわらず効果がなかったことが判明して中止される薬剤もあります。十把一握に議論しても全く意味がないと思われます。

症状(西洋医学)、証(漢方)と分類してみたところで、西洋も東洋も人体を扱っていることには変わりがありませんから、同じ土俵で必ず議論できます。効果は治るか、治らないか、良くなるか、良くならないかであって、機序・分類...が不確かな部分は、両者にあります。西洋医学の薬剤も、効果の機序が分からないなんてのもたくさんあります。

そもそも、病気の機序が分かってないものの方が多いのに、あまり原則論にこだわっても仕方がないでしょう。
Posted by 通りすがりの医者 at 2015年11月10日 08:55
>プラセボは、効果のある率はごく小さいので、問題外。

本当に?
漢方と比べたときに、プラシーボ効果のある率が小さいという、何かデータがあるのですか?
Posted by Kei at 2015年11月10日 11:18
私はあくまで、

>この「証」に従って処方するのが、漢方だ(=証に従った処方をすれば、漢方に効果がある)

と管理人さんが主張する、その根拠を知りたい。「証」に従って処方して効果が得られた場合、それはプラシーボ効果じゃ説明できないんだよ、という客観的な根拠。そういうものこそ、管理人さんに期待したい、と言った。

>実例がたくさんあればいいんです

たくさん実例を挙げるだけなら、プラシーボ効果の実例だってたくさんあるでしょ。
Posted by Kei at 2015年11月10日 12:05
> 漢方と比べたときに、プラシーボ効果のある率

それは二重盲検法の方法だから、漢方の処方とは別だ、と何度も言っているのに。あなた、人の言うことをまったく理解していないね。コミュ障だから、私に話しかけないで。自分のことばかり言っていて、人の話を聞かないのでは、会話が成立しない。

> 証に従った処方をすれば、漢方に効果がある

 そんなこと言っていないでしょ。「効果がある人には効果がある。効果がない人には効果がない」と言っているだけです。
 まったく、何回同じことを言えばわかるんだか。

 あなたが私の言っていることを否定したいのであれば、「効果がある人にも効果がない」と証明する必要がある。そのとき初めて、私の話を否定できる。それ以外であれば、私の話とは関係のないところで勝手に自分の主張をしているだけだから、話が噛み合わない。
Posted by 管理人 at 2015年11月10日 12:22
>効果がある人には効果がある。

それは「証に従った処方をすれば、漢方に効果がある」と、何が違うのよ? 管理人こそコミュ障なんじゃないのか?

で、その「効果がある人には出る効果」が、プラシーボ効果じゃないと、なぜ断言できるのか、と訊いてるの。何回言えばわかるんだか。
Posted by Kei at 2015年11月10日 12:57
> 証に従った処方をすれば、漢方に効果がある
> プラシーボ効果じゃない

 そんなことは断言していない、と何度言えばわかるんだか。私はあなたの話の土俵には乗っていない。そんなことは言及していない。あなたが勝手に誤読しているだけ。私が言ってもいないことを勝手に勘違いしているだけ。

 私が言っているのは「効果がある場合もある」というだけ。あなたが私の主張を否定するなら、「効果がある場合はまったくない」と証明する必要がある。しかしながらそれは、通りすがりの医者 さんに否定されている。
 こんなこともわからない人は、文盲すぎるから、もう書き込みしないで。
Posted by 管理人 at 2015年11月10日 13:03
>そんなことは断言していない

…はあ、そうですか。

私には、とてもそうは読めませんでした。他の読者の皆さんはどうですか?そう読めないと文盲なんだそうですよ?

ということは、管理人さんは、漢方で得られる効果が、プラシーボ効果を超えるものではない可能性も、お認めになられているわけなんですね。だとすると、なんか、釈然としない記事ですね。

※繰り返しますが、私は管理人さんの意見を否定したいわけでもないし、漢方否定論者でもないですよ。
Posted by Kei at 2015年11月10日 13:29
ここでは管理人さんの文章をそのまま受け入れる人以外は文盲と分類されるのではないでしょうか。
Posted by 文盲 at 2015年11月10日 16:52
> 管理人さんは、漢方で得られる効果が、プラシーボ効果を超えるものではない可能性も、お認めになられているわけなんですね。

 私は何も論じていない、と言っているだけ。私が言ってもいないことについて勝手に文句を言うな、ということ。

 プラセボ効果以上の効果があるかどうかは、本項の論点(個別の治療)ではなくて、薬剤の有効性の問題です。その問題を扱うのは、私でなく、厚労省の薬剤認可担当者です。
 だから、文句を言いたいのであれば、私でなく、厚労省の薬剤認可担当者に言ってください。たぶん「プラセボ効果を上回る薬効が認定された」という資料が見つかりますよ。(当り前。さもなくば認可するはずがない。仮に薬効が認められていないとしたら、漢方薬を使った医者はみんな薬事法違反で逮捕さ れる。薬効がないものを勝手に「薬効がある」として使ったことになるからだ。)

 とにかく、文句を言いたければ、私でなく厚労省に言ってください。私にお門違いの文句を言わないで。私は厚労省の認可係じゃない。
 あなたは私の論点を理解できないから、見当違いのことを私に押しつけてくる。

参考
https://www.tsumura.co.jp/kampo/museum/medicine/hoken.htm
http://informationnow.xyz/archives/10519.html
Posted by 管理人 at 2015年11月10日 18:29
主題は漢方が疑似科学か否か。
擬似あるいは疑似は『とてもよく似ていて見分けのつきにくいもの』或いは『本物によく似ていてまぎらわしいもの』である。
疑似科学とは前者で解釈すると『科学ととてもよく似ていて見分けのつかないもの』となり、後者だと『(本物の)科学によく似ていてまぎらわしいもの』となる。そして後者は似非科学の意味を持つ。『(本物の)科学に似てはいるが(本物の)科学ではない、にせものである』と同等だろう。

そして、主題に戻ると漢方は似非科学ではない。
それでいいじゃないの。
Posted by 京都の人 at 2015年11月10日 18:33
すぐに人を文盲扱いするのは言い過ぎと思います。
いくら丁寧に書いても、一定レベルの誤解、誤読が発生するのは当たり前です。

ただ、

>その「効果がある人には出る効果」が、プラシーボ効果じゃないと、なぜ断言できるのか

この質問自体が科学的な分析を前提としているので、議論がかみ合ってないのはその通り。
極端な話、ブラシーボ効果だって構わないんですよ、効果があって、それが詐欺的でなければ。

ただ、さすがに今では、科学的にも漢方の効果はある程度認められていて、だからこそ病院でも処方されている。だから、漢方をホメオパシーと同等とするのは間違い。だだし、これは今回の主題とは異なる話。

という理解を私はしてます。
たぶん、誤読が含まれていると思いますが、それほど大きくずれてないと思います。
Posted by マキシ at 2015年11月11日 08:16
私も漢方のお世話になっているので、保険適用が続くことを強く願っていますが、漢方薬が保険収載される経緯が不明瞭なことはほぼ事実です。

ネットで詳しく調べればみつかりますが、「二千年の歴史があるのだから」という理由だけで、無審査で収載された漢方薬が多いのです。こんな無理がまかり通ったのは、かの武見太郎(自身が愛用していたらしい)がゴリ押しし、その威を借りて拡大していったのが実情です。

二重盲験などでキチンとエビデンスが出ているものもある一方で、エビデンスがない(であろう)ものもあり、それが一緒くたに保険収載されてしまっていて、そのことが漢方薬に怪しいイメージを与えているという不幸な事態が起きています。

プラセボ効果でもあればいいじゃないかという意見を否定するにやぶさかではないですが、プラセボ効果以外の薬効が認められない薬剤を保険収載するのは許されないでしょう。自費で服用することは個人の選択と思います。

漢方薬業界は、署名運動や政治家の圧力のみに頼るのではなく、収益などをもとに漢方薬のエビデンス確立により一層努めて欲しいと願っています。
Posted by とおりがかり at 2015年11月11日 10:54
> by とおりがかり

理屈としてはまったくおっしゃる通りなんだけど、
現実的には、漢方薬のエビデンスも理解していない漢方素人の医者が、漢方薬を処方するのが、根本的に間違っていると思う。
ゆえに、漢方薬を処方する医者は、漢方薬のエビデンスをきちんと理解している漢方専門医に限定した方がよさそうだ。これが根本対策。
一部の漢方薬をちょっとだけ使うぐらいならともかく、本格的に漢方薬を処方するのは、専門の漢方医に限定した方がいい。……ま、今も一応、免許制度はあるけどね。
→ http://www.jsom.or.jp/medical/tsuusin/
Posted by 管理人 at 2015年11月11日 12:12
> 漢方薬のエビデンス確立により一層努めて欲しいと願っています。

 そのための方法を提案しました。
 サンプルを取って二重盲検法を取るかわりに、
 実際の患者のビッグデータで多変量解析、という方法。
 → http://openblog.meblog.biz/article/26539805.html
Posted by 管理人 at 2015年11月11日 23:25
最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2015年11月28日 09:44
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