子宮頸がんワクチンの副反応(副作用ともいう)はいろいろと世間や医学界で論じられている。
ここで、「副反応は心因性だ」という主張が話題を呼んでいる。(3回連続。長文。)
→ http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5510
→ http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5525
→ http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5530
ずいぶん話題を呼んだようだが、内容が不適切であるので、本項で批判しよう。
──
この著者の主張は、「副反応は心因性だ」というものであり、「生理的・肉体的な根拠で発症したのではない」というものだ。結果的に、「ワクチンは安全だから、使っていい。むしろ推奨するべきだ」という結論になる。
だが、その論拠がおかしい。
──
そもそも、「心因性である」ということの根拠が薄弱だ。
全編を通じて主張しているのは、
「副反応はワクチンによって生じたということの科学的な根拠がない。メカニズムも不明だ」
ということだ。その意味で、「ワクチン主犯説は科学的でない」とも批判している。
ま、そのこと自体はいい。たしかに、ワクチン主犯説は、まだ十分に科学になっていない。はっきりとしたエビデンスもない。
だが、それはそうだが、それは「不明だ」というだけのことだ。ワクチン主犯説は科学的には成立しないが、だからといって、ワクチン主犯説が科学的に否定されたわけでもない。
なのにこの人は、「黒だと証明されていないから白だ」という論法を使っている。現実には、「黒か白か不明だ」と受け取るべきだろう。つまり、「不明・未解決」というのが現状であって、白か黒かはまだ決着していないのだ。
この人は、「黒だと証明されていないから白だ」という論法を使っているという点で、自分自身が非論理的・非科学的となっている。
「ワクチン主犯説は科学的でないから、ワクチンは潔白なのだ」
というような主張は、およそ非科学的なのである。
( ※ この失敗をした歴史的な例が、水俣病だ。当初、その発病のメカニズムは不明だった。で、「発病のメカニズムが不明だから、こんな病気は存在しない」というふうに、水俣病の存在そのものを否定した。その後、十年かそこらの時間がたって、ようやく、水俣病のメカニズムが判明した。ただし、それまでの間、最も疑わしい有機水銀の工場が規制されなかったせいで、大量の患者が発生した。現実にはある病気に対して、「そんな病気は存在しない」というふうに主張することは、被害者を莫大に増やす結果となる。)
──
さて。現状では、ワクチン主犯説については、「不明・未解明」と見なすのが妥当だろう。だとしても、良くわからないながらも、わかっている範囲で、少しでも真実に近づこうとするのが、科学者の立場だ。
では、少しでも真実に近づこうとすると、どうなるか?
「副反応は心因性である」というのが、この著者の主張だ。では、それは、どのくらい妥当なのか?
連載の3回目では、その根拠として、「専門家の結論」を掲げている。
日本でも「子宮頸がんワクチンには重篤な副反応が疑われる」との見解に対し、改めて専門家が集まって検討を行った。「重篤例の多くは心因性である」との結論が得られ、その後、結論は変わっていない。
( → 該当ページ )
しかし、「専門家が結論した」という一文だけでは、根拠不足だ。こんな一文では、まったく説得力がない。やたらと長文で主張を繰り返したすえに、たった一つの科学的なデータもなく、こんな一文だけで済ませるようでは、科学からは程遠い。
これはまったく根拠にならない。
ただし、連載の1回目では、「心因性だ」という実例を掲げている。
ある病院を訪れたのは子宮頸がんワクチン接種後、「毎日午後3時になると必ずけいれんを起こすようになった」という少女とその母親だった。脳波、CT、MRI、採血と一通りの検査を実施したが異常は見つからない。「異常はないようですが発作の状態を確認しましょう」。3時になると言っていたとおり発作は起きたが、やはり脳波には異常がない。「では、入院して検査しながらもう少し様子を見ましょうか」。入院させたのは、時計がなくビデオカメラのついた病室だった。午後3時のけいれんは「ピタッと止まった」。
( → 該当ページ )
これは確かに「副反応が心因性である」という症例の一例だと言える。
しかし、そういう症例が一つ見つかったかといって、すべての症例がそうであるとは限らない。ある患者の場合には心因性だからといって、他の患者もすべて心因性であるとは限らない。
なのに、著者は、論理を飛躍させてしまう。「心因性である患者の例が一つ見つかった。これは自分の主張が正しいことの証拠だ。ゆえに、どの患者もすべて心因性なのだ」というふうに。……これはあまりにも非論理的だ。
具体的な例を示そう。
まず、心因性と、そうでないものとは、(てんかんの痙攣で)次のページのように区別される。
→ Wikipedia 「痙攣 - 心因性」
ここには、次の比較例がある。(「頭部の動き」の場合)
・ 痙攣 …… しばしば肩峰に引っ張られるように動く
・ 心因性発作 …… しばしば左右にふる(中央を超えて左右にふる)
ここで、具体的な動画を見よう。まず、この著者の紹介した心因性の痙攣。
次に、日本の患者(子宮頸がんワクチンの副反応の被害者)の例。5分25秒から。右下のマスクをした少女が痙攣を起こす。
この二つの動画を比較すれば、先の基準に照らし合わせて、次のように結論できる。
・ 前者の動画 …… 左右に振れる随意的な動きなので、心因性
・ 後者の動画 …… 前後に振れる不随意的な動きなので、痙攣
つまり、動画を見る範囲でさえ、「心因性のもの」と「真の痙攣」との両者がある、とわかる。
つまり、こう結論できる。
「心因性の偽発作があるからといって、すべてが心因性の偽発作であるとは言えない。真の痙攣である発作である場合もある」
──
さらに重要なことがある。「心因性の偽発作はなぜ起こるのか?」ということだ。偽発作を起こす患者は、確かに苦しんでいるのであり、決して意図的に他人をだましている(詐病である)わけではない。ではなぜ、心因性の偽発作は起こるのか?
これについて、似た症状である「てんかん」について調べると、次の記述を見出せる。
偽痙攣(pseudoseizure)、心因性発作はてんかん患者の5〜35%のも認められるとされている。薬剤無効の発作の35%ていどが心因性発作ともいわれている。痙攣と心因性発作の鑑別点を以下にまとめる。ある発作が心因性と診断できたとしても同一個人のすべての発作が心因性と診断することはできない。
( → Wikipedia 「痙攣」 )
つまり、心因性発作は、意図的にだましているのではなく、てんかんの患者にはごく普通に付随する症状なのだ。
つまり、てんかんで痙攣を発症すると、痙攣を繰り返すことにともなって、心因性発作が起こりがちになるのだ。「癖になる」というような感じだろうか。
──
ここまで見ると、子宮頸がんワクチンの副反応と、てんかんとの、類似性に注目するべきだとわかる。
実際、この観点から、てんかんの検査と同様の検査がなされることが多い。
・ 脳波計
・ CT
・ MRI
・ PET
・ SPECT
などの、脳の診断装置を使って、検査することが多い。
そうすると、どうか? 「異常は見出されない」ということもあるようだ。
CT検査をし、脳波も調べたが異常はなかった。震える映像を撮影して医師に見せ、てんかんの検査もした。
( → 週刊朝日 )
《 加筆 》
「 SPECT では異常が見つかる」という報告もある。
「重篤例は、ワクチン接種によって脳の中枢神経や免疫システムに異常が起きた可能性が高い。我々が診ている44例でも、多くの症例で脳内の血流低下が SPECT 画像検査で確認されている。接種後30日以内に症状が出た急性型は44例中12例だったが、接種から症状発現までの期間は平均8.5カ月で、1年以上たって出る遅延型の症状の方がむしろ深刻」と西岡所長。
( → 子宮頸がんワクチンの副反応、新病態の可能性も :日本経済新聞 )
他に、何らかの異常ないし反応が見出されることもあるようだ。
けいれんのような動きが出現(脳波、SPECT等で睡眠時の行動ではなく覚醒時に生じていると診断)
( → Wikipedia )
なお、てんかんの場合には、検査ではっきりとわかることが多いようだ。(このページには、各種機械の解説もある。)
→ てんかんの診断
特に、てんかんの発作が起こっている状況では、脳内の全体で電気が過剰に流れている。これは「発火」というふうに呼ばれている。この場合には、脳波計で簡単に検出されるし、画像診断装置では脳の全体が真っ白や真っ赤な感じになるようだ。(画像で。)
一方、子宮頸がんワクチンの副反応では、そういうことはないようだ。その意味で、痙攣が起こるとしても、てんかんとはまた違った症状であるようだ。
とはいえ、先の動画(痙攣)を見てもわかるように、本人の制御を越えたところで、体が勝手に反応する。これはかなり、てんかんに似た症状だと言える。
──
ここで、次の文書が見つかった。
けいれん、てんかん、麻痺、意識消失は脳に障害が起こったかの手がかりになります。ショックとは、血圧が下がって生命の危険が差し迫っている状態をいいます。
アレルギー反応で大量のヒスタミンなどの炎症物質が放出されて血圧が下がるのをアナフィラキシーショックといいます。この場合、蕁麻疹、浮腫、喘息を伴っており、極めて危険な状態です。対処が遅れますと、呼吸停止、心肺停止がおこる危険が高くなります。
──
日本の子供たちのサーバリックスによる被害の実状がわかります。驚くべき状況です。
重症と思われる事例、気になる事例を挙げてみます。医師報告:65例
No.39、10歳代、3日後に失神、転倒、呼吸停止、減呼吸、チアノーゼ、意識消失、挫傷、皮下出血、脳波異常、傾眠、徐脈。
No.51、10歳代、6日後、心肺停止で発見されたと思う。散瞳、瞳孔反射障害とあり、広汎な脳障害がおこったと考えられる。
( → さとう内科循環器科医院 )
最後の症例は、厚労省の文書からの転載。
この症例を見てもわかるように、とうてい「心因性」とは言えない。「呼吸停止、チアノーゼ、心肺停止、散瞳、瞳孔反射障害」などは、心因性で起こるはずがない。
要するに、心因性ではないと言える症例がはっきりと報告されているのだ。(厚労省の文書で。)
にもかかわらず、この著者は、「心因性の例がいくつかあるから、すべては心因性である」というふうに論理的飛躍をする。そのあげく、「子宮頸がんワクチンは安全だから、全員に接種を強制するべきだ」と主張する。
これはあまりにもひどすぎるだろう。
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なお、他人の論理的な欠陥ばかりをあげつらうのでは、面白くない。もっと真実を探ろう。
私なりに推測すれば、次のようになる。
子宮頸がんワクチンの副反応は、脳の異常である。
これが、子宮頸がんワクチンの接種の数日後に発症すること、および、たいていの症例が同様であることから、この発症は一つの病気として認定できる。つまり、心因性ではなく、何らかの生理的・物質的な原理が働いていると考えられる。
では、それは何か? この副反応には、免疫系の異常が関わっていると強く疑われている。特に、自己免疫疾患との類似性が強く疑われている。
→ 「子宮頸がんワクチン 副反応 自己免疫」 - Google 検索
このことからして、次のことが推察される。
「子宮頸がんワクチンを接種したあと、アジュバント(増強剤)などの影響で、免疫異常によるアナフィラキシーショックのようなものが脳で発生する。そのせいで、脳が自己免疫で自己破壊する」
このようなことが起きている可能性は十分にある。
なお、自己免疫による発症だとすれば、発症は個人の遺伝子型が大きく影響することになる。つまり、確率的に誰にも均等に発生可能であるのではなく、生まれたときの遺伝子型によって副反応が起こるか否かもともと決まっている。
そして、それを裏付ける報告は、すでに出ている。
→ 子宮頸がんワクチンと HLA型
なお、HLA型が影響しているとすれば、人種差があることも考えられる。つまり、日本人に多く発生することも考えられる。
子宮頸がんワクチンの副反応の問題は、イレッサの薬害の問題にちょっと似たところがある。
[ 余談 ]
冒頭で紹介した主張の著者については、経歴の情報がある。
Dr.村中璃子さんのプロフ(続き)
「外資系ワクチン会社のディレクター職等を経て」(日経ビジネス版。最新のプロフはこっち → https://t.co/cfwLLLniHE ) pic.twitter.com/DUYRAFB7Ey
— thouautumn (@thouautumn) 2015, 10月 21
「外資系ワクチン会社のディレクター職等を経て」という経歴については、現在のプロフィル欄では削除されているそうだ。削除することはないのにね。
【 関連サイト 】
「心因性」では片付かないような事例。
→ 「娘の身体が壊れていく…」 子宮頸がんワクチンの副反応と闘う少女と母親たちの姿とは
→ 「子宮頸がんワクチン」の重篤な副作用・副反応事例
→ 子宮頸がんワクチンの副作用を認めず、心因性とする厚労省に抗議と質問
1番目の文書から一部抜粋。
少女たちの内の一人の母親は、「日に日に、娘の身体が壊れていくんです。身体にエイリアンが入って、娘をめちゃめちゃにしていく」とインタビューに答えている。本書に見られる彼女たちの症状は、いずれもまさにこの言葉の通りだ。まず、「ハンマーでどかんどかんと殴られる」と表現される頭痛。それから、手足がバタバタと勝手に暴れ出すといった不随意運動、突然意識を失う解離、しまいには母親のことさえわからなくなる記憶障害を引き起こす。このほかにも、痙攣、硬直、視覚障害、眼振、味覚障害、化学物質過敏、歩行困難、呼吸困難、嚥下障害など、挙げだしたらキリがない。少女たちは「いたい、いたい」と涙ながらに繰り返し、寝たきりを余儀なくされている。もちろん、学校には行けない。
激痛に見舞われながら、さらに日に日に深刻化する症状に少女たちはおびえている。それだけでも、生き地獄のはずなのに、彼女たちが置かれている状況はもっと深刻だ。病院に行っても、まともな治療が受けられないばかりか、医者に相手にされず、ときには本人が演技をしているだけだと「詐病」を疑われることさえあるという。なぜならば、血液検査、頭部MRI、髄液検査、脳波など、さまざまな検査を受けても異常が見つからないから。思春期女子特有の精神的なものが原因とされ、心因性だと片付けられてしまう。
( → 「娘の身体が壊れていく…」 子宮頸がんワクチンの副反応と闘う少女と母親たちの姿とは )
「子宮頸がんワクチンの副反応は、心因性である」
という主張は、今回の話題の著者だけが語っているわけではない。むしろ、学会の主流の説だとさえ言える。専門家の多くが「心因性だ」と見なしているわけだ。
──
しかし現実には、とても心因性では説明できない(不随意的な)症状が数多く発生している。
ここで、理由は「血液検査、頭部MRI、髄液検査、脳波など、さまざまな検査を受けても異常が見つからない」ということだ。
だが、検査で異常が見つからないのは、ある意味、当然だと言える。なぜなら、検査は、肉体的な異常を調べるものだが、この副反応は肉体的な異常によって起こるものではないからだ。たぶん、「(自己免疫のせいで)脳細胞が破壊されてしまった」ということによる症状だからだ。このことは現代医学の検査では見つかるはずがない。
一般に、現代科学には限界がある。つまり、現代科学では解明できない現象が存在する。それに対して、「現代科学では解明できないから、そんな現象は存在しないのだ」と主張する人が必ず出てくる。しかしそれは「人間は全知全能である」と主張するにも等しい。「驕(おご)り」とも言える。
専門家の「驕(おご)り」ゆえに、少女たちは自らの病気を「存在しないもの」と見なされる。のみならず、社会的にその病気の患者を増やすような施策が推進される。
これはちょっと、「裸の王様」に似ている。自分たちの無知を理解できないことによる悲劇。
──
ちなみに、てんかんについては、こうある。
《 てんかんの原因はなに? 》
症候性てんかんは、脳に何らかの障害が起きたり、脳の一部に傷がついたことで起こるてんかんです。たとえば、出生時に脳に傷がついたり、低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷、アルツハイマーなどが原因で脳が傷害を受けた場合に起こるてんかんです。
( → 【てんかんinfo】 )
子宮頸がんワクチンの副反応としての痙攣は、まさしく「てんかん」そのものの症状だと見なすのが妥当だろう。ただ、てんかんを発症する原因が、「出生時に脳に傷がついたり、低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷、アルツハイマーなどが原因で脳が傷害を受けた場合」ではなく、「子宮頸がんワクチンの副反応で脳が損傷したこと」なのである。そう見なすのが、科学的に最も妥当であるはずだ。
なのに、血液検査やら髄液検査やらをやって、「器質的に異常が見つからないから、その病気は存在しない」なんていうふうに見当違いのことを言っているのが、現代医学の専門家だ。「群盲 象を撫でる」(群盲 象を評す)の状態。
( ※ 比喩的に言うと、「お金がない」という貧乏な人に対して、「正常な金ではない金、つまり偽札をもっているはずだ」という疑いをもって、偽札探索をするのだが、いくら探索しても、偽札が見つからない。そこで最終的に、「この人は偽札をもっていないのだから、普通の金を持っていることになる。ゆえにこの人は金持ちだ」と判断する。かくて「金がない」という症状は見失われる。滅茶苦茶論理による誤認。)
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ついでだが、治療法についても言及しよう。
「日に日に、娘の身体が壊れていくんです。身体にエイリアンが入って、娘をめちゃめちゃにしていく」
( → 「娘の身体が壊れていく…」 子宮頸がんワクチンの副反応と闘う少女と母親たちの姿とは )
という事実に基づくならば、これは、自己免疫が悪化していることになる。ゆえに、何らかの免疫抑制剤が事態の悪化を防ぐかもしれない。
いったん破壊された脳は元には戻らないが、悪化を阻止することは可能だろう。
また、脳の損傷に対しては、何らかのリハビリが可能かもしれない。(つまり、損傷した脳に対して、別の部位で機能を代替する、ということ。若くて可塑的な脳ならば、いくらかは可能かもしれない。)
──
先に、「呼吸停止、チアノーゼ、心肺停止、散瞳、瞳孔反射障害」という症状を示した。
ここで、特に「散瞳」については、次の情報がある。
散瞳の原因はこの刺激の際に使われる物質による。たいていは、瞳孔収縮を引き起こす眼への副交感神経の断絶か交感神経系の過敏のいずれかである。……交感神経系の神経伝達物質であるノルアドレナリンにより瞳孔散大が起こる。
( → 散瞳 - Wikipedia )
また、アナフィラキシーショックの治療剤としては、アドレナリンが使われる。
こうして、体のあらゆる組織が機能不全に陥ります。これが、いわゆるショック状態です。最初は冷汗や不安感などを覚えるようになり、次第にけいれんや意識障害にまで発展します。
この状態を改善するためには、素早く血管を収縮させ、心臓の機能を高めて全身の血流を元の状態に戻す必要があります。そこで、アドレナリンを投与します。
( → エピペン(アドレナリン)の作用機序:アナフィラキシー補助治療剤 )
このことからして、子宮頸がんワクチンの副反応の急性症状に対しては、エピペン(アドレナリン)の投与がいくらか有効であろう、と思える。
子宮頸がんワクチンの副反応については、「自己免疫による脳の損傷が起こった」と理解すれば、かなり統一的に理解できるのだ。
このように、未知の現象に対しては、「できる限り解明しよう」という方針を取り、既知の現象と比較することが大切だ。そうすれば、真実に一歩、近づける。
ここでは、「未知の現象は解明できないから、そんなものは存在しない」という認識の仕方は、有害無益なのである。
【 関連項目 】
次項、次々項 に続きます。
→ 自己免疫とステロイド治療(子宮頸がんワクチン) (次項)
→ 自己免疫と子宮頸がんワクチン(機序) (次々項)
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Dr Suzanne Humphriesも人種差じゃないかと言っている。
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早く原因を解明してほしい。被害者のせいにするのは許せない。