報道を引用しよう。
宇宙で生き物が生活すると骨の量が減る仕組みを、東京工業大学のグループが、メダカを使った実験で明らかにしました。グループでは、人が宇宙で暮らしても骨の減少を抑える薬やトレーニング法の開発につなげたいとしています。
宇宙で暮らしたメダカは、地上で暮らしたメダカに比べて、骨の量が平均で24%少なくなっていました。また、それぞれの細胞を詳しく観察したところ、宇宙で暮らしたメダカは、骨の分解を進める細胞が地上のメダカより大きく、この細胞の働きが活発になったことで、骨の減少が進んだことが分かりました。
( → NHKニュース 2015-09-24 )
宇宙飛行士がISSに長期滞在すると、骨密度が著しく減少することが知られている。これは、地上では破骨細胞による「骨吸収」と骨芽細胞による「骨形成」のバランスが保たれているが、ISSのような微小重力環境ではそのバランスが崩れるためと考えられてきた。しかし、破骨細胞が実際に活性化しているのか、これまでわかっていなかった。
メダカ24匹を飼育したところ、生体内で特に高密度な歯と骨の周囲にある組織で、ミネラル濃度が56日の間に減少しており、破骨細胞が活性化したと確認できた。
蛍光タンパク質で破骨細胞と骨芽細胞の両方を生きたまま識別できるように遺伝子操作したメダカで観察したところ、破骨細胞の体積は56日の間に増大し、それに伴って破骨細胞が活性化していた。
さらに、骨芽細胞と破骨細胞の蛍光は、微小重力にさらされた直後に共に増大していた。このことは、歯と骨の周囲は重力の影響を受けやすい組織であり、骨芽細胞も破骨細胞も直接的に重力の影響を受けている可能性を示す。
( → NEWSALT(ニュースソルト) )
──
実は、寝たきり老人でも、同じようなことが起こることが知られている。(骨粗鬆症)
このことから、「骨への負担が減ると、骨の密度が下がる」と推定されてきた。
ただし、どうも、それだけではないようだ。無重力にさらされるだけで、(骨への負担にかかわりなく)破骨細胞が活性化されるようだ。
ちょっと意外だな。
[ 付記 ]
とはいえ、それがすべてではあるまい。なぜなら、寝たきり老人には、重力がかかっているからだ。
とすれば、宇宙飛行士も、重力のことばかり考えていないで、骨への負担を増やすことで、骨粗鬆症を予防できると思える。
私のお薦めは、「空手」などだ。つまり、固いものを手足で打ち据えて、骨に衝撃をかけ続ける。このことで、骨に負担がかかるので、骨粗鬆症を予防できそうだ。
ちなみに、空手をやっている人は、骨がすごく硬くなっている。骨粗鬆症の逆だ。
→ Google 検索
一部抜粋すると、次の通り。
骨の発達には在る程度の「衝撃」が必要なことが医学的に証明されています。
剣道などで足の踏み込みで骨密度が上昇するなど、実際の測定値でも明らかですね。
かかとの骨が硬いのは歩くからと考えられます。
当然空手やキックボクシングなどでそういう形で衝撃を与えればその部分の骨が鍛えられることは間違いないでしょう。
( → 教えて goo )
私のヤマカンだと、衝撃を加えたところだけでなく、他の部分も少しは硬くなっているはずだ。たとえば、背骨を鍛えなくても、背骨も少しは硬くなっているはずだ。つまり、周辺への波及効果があるはずだ。
ヤマカンだけどね。
【 関連サイト 】
今回の研究の(ちょっと)詳細
→ 東工大 | ハザードラボ
→ JAXA | プレスリリース
さらに本格的な話は……
→ Nature の英語論文
