2015年09月19日

◆ 新国立競技場レポート 10

 新国立競技場には、2グループが応募したが、その内容は徹底的に隠されている。秘密主義。 ──
 
 前項のコメント欄にも記したように、新国立競技場には、2グループが応募した。
 2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の計画見直しで、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は18日、設計と施工を一括して担う事業者(グループ含む)の公募を締め切った。
 関係者によると、ゼネコン大手の大成建設と、竹中工務店・清水建設・大林組3社による共同企業体(JV)をそれぞれ中心とした2グループが応募した。
 JSCは「公正な競争の妨げになる」として、応募した事業者の数や名前を明らかにしていない。
 大成建設は旧計画でスタンド部分を施工する予定だった。既に作業員や資材の手配が進んでいるため、業界内で本命視されていた。梓設計と組む。
 竹中工務店は旧計画で屋根部分を担当。清水建設、大林組と組むのは、人手や資材確保の負担を分散する狙いがある。旧計画のデザインコンクールで最終審査に残った建築家の伊東豊雄氏や日本設計も加わるという。
( → 毎日新聞 2015年09月18日 20時29分

 その内容はどうか? 新たなプランを知りたいと思ったが、それは徹底的に隠されている。
 現段階では「参加表明、その後の資格審査、技術提案いずれの段階でも参加事業者名は公表しない。最終結果のみ公表する」(JSC)としている。選考過程は不透明で、最終決定まではデザインも公表されない。
( → 東洋経済オンライン 2015-09-19

 呆れたものだ。国民の関与しないところで勝手に決めたことが批判されたのだから、今度はすべてオープンにすると思ったら、逆に、徹底した秘密主義を取る。話の方向が逆だ。
 ま、たしかに、すべてを隠しておいて、何もかも決定した後で告知だけを明かすのなら、ザハ案のときのような騒動は起こらないだろう。また、エンブレムのときのような騒動も起こらないだろう。しかしこれは、もはや民主主義ではなくて、独裁体制も同然だ。

 呆れる。とはいえ、安倍首相には、もっともふさわしい方針だとも言える。違憲となる安保法案を通したからだ。
 こういう首相の下で、日本はどんどん独裁国家になっていくのかな。



 [ 付記 ]
 違憲となる法案に対して、裁判所に訴える人が出てきた。
  → 安全保障関連法 合憲性巡り裁判へ NHKニュース

 裁判所には、違憲立法審査権があるから、ここで「違憲」という判決を出すことは可能だ。
 とはいえそれは法律上のことだ。しかしながら法律を守るというよりは政権に従う傾向があるから、門前払いで判決を下さないこともあり得る。「高度な政治判断は司法にふさわしくない」というような理屈で。
 とはいえ、「高度な政治判断は司法にふさわしくない」というような理屈で、裁判所が問題を忌避できるのは、国民の意見が割れているときだけだ。
 現状のように、国民の声が「駄目」のとき(反対派が大幅に多数派のとき)に、国民の声を無視して、違憲な立法を強行することを許せば、もはや法治国家ではなくなる。日本は北朝鮮や中国と同じ独裁国家となる。民主主義の死だ。

 そして、そのことを端的に示すのが、「新国立競技場のプランを隠す」という安倍政権の方針だ。もはや何もかも隠して、政権の方針を押しつけるだけにするつもりのようだ。
posted by 管理人 at 16:24| Comment(0) |  東京五輪・豊洲 | 更新情報をチェックする
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