2015年08月04日

◆ 確実に儲ける投機

 確実に儲ける投機なんてのは、たいていはインチキだ。ただしこの世に一つだけ、例外がある。それはビットコインの投機だ。 ──

 株や FX や商品相場などの投機で「確実に儲ける方法」というのがしばしば紹介されるが、たいていはインチキだ。そんなうまい方法があるわけがない。素人が気軽に手を出せば、大やけどして、全財産を失うのが普通だ。稀に、大儲けに成功する人もいるが、そういう人は、ものすごく知力と手間をかけている。普通の人には真似はできない。

 ところが、この世に一つだけ、例外がある。それはビットコインの投機だ。
 ビットコインの投機をすれば、絶対確実に儲ける方法がある。なぜか? それは、ビットコインというものは、相場の変動がものすごく大きいからだ。


bitcoin.gif
出典:ビットコイン市場価格


 これを見ればわかるように、ものすごく変動が大きい。だいたい、週ごとに、高値と安値の差が、かなり大幅にある。
 だから、安値で買って、高値で売れば、それだけで大儲けできるのだ。

 こういうことは、株価や FX では起こらない。株価や FX では、週ごとに大きな変動を起こすようなことはない。上がっても下がっても、変動の幅はたいしたことがない。その幅は、昔の証券会社の売買手数料よりも、もっと小さい。だから、安値で買って高値で売ったとしても、それで得る利益は、証券会社に払う売買手数料で消えてしまう。(今ではネット証券なので、売買手数料はほとんどかからなくなったが。)
 ともあれ、株価や FX では、変動の幅がきわめて小さいので、「安値で買って高値で売る」という方式では、たいして儲からないのだ。

 しかるに、ビットコインは違う。あまりにも変動の幅が大きい。だから、特に知力はなくとも、「安値で買って高値で売る」という方式で簡単に大儲けすることができる。

 基本的には、次の方式を取るといい。
  ・ 前週の価格の平均値を、基準値とする。
  ・ 本日の価格が、基準値の 2.5% 高なら、10単位を売る。
   本日の価格が、基準値の 2.5% 安なら、10単位を買う。
  ・ 本日の価格が、基準値の 5% 高なら、20単位を売る。
   本日の価格が、基準値の 5% 安なら、20単位を買う。
  ・ 本日の価格が、基準値の 10% 高なら、40単位を売る。
   本日の価格が、基準値の 10% 安なら、40単位を買う。


 ここで、単位というのは、手持ちの現金資金の総額を 100または 50で割った数だ、と考えるといい。(たとえば、手持ち資金が 100万円ならば、1単位は1万円または2万円)

 ともあれ、以上の方式をとれば、「安くなったときに買って、高くなったときに売る」というふうになるから、必ず儲けが出る。1週間で4%ぐらいの利益が確実に出そうだ。これは年利で 200% ぐらいに相当するので、ボロ儲けだ。

 さらに、一日のうちでもっとこまめに売買してもいい。(デイトレーダーだ。)これでと、利益率をもっと高くすることができる。
 いずれにせよ、手持ち資金をかなり投入することが重要となる。少しずつ儲けて、2000万円ぐらいの資金になったら、そこから年利 200%で、年収 4000万円となる。デイトレードでやれば、年収 1億円も不可能ではない。しかも、ここでは、知力はほとんど必要ない。単に「安くなったときに買って、高くなったときに売る」というふうにするだけで、馬鹿でも大儲けできるのだ。こんなにうまい話は、滅多にないだろう。
 
 これというのも、ビットコインの相場が無意味に大変動するからだ。
 その後、この相場の不安定性を突いてボロ儲けしようとする人が増えたら、相場は安定していく。しかし現状では、相場は安定していない。そして、相場が安定しない限りは、「安くなったときに買って、高くなったときに売る」というふうにするだけで、馬鹿でも大儲けできるのだ。



 [ 付記 ]
 方法の最初で、基準値を決めるときは、前週の平均値を取るよりは、これまでの変動の変動を取って、棒グラフの延長上の数値を取る方がいい。
 たとえば、下がり続ける相場のときには「もっと下がる」と予想して基準値を取る。上がり続ける相場のときには「もっと上がる」と予想して基準値を取る。……こういう工夫をすることで、いっそう良く儲けることが可能となる。
 なお、「相場を予想しよう」なんてことは、やめた方がいい。そういうふうに予想で投機をすると、いつか大損するハメになるのが普通だ。
 それよりは、単純に「相場は変動する」と見なして、あとは機械的に「安くなったときに買って、高くなったときに売る」というふうにする方がいい。これなら、一発大当たりになることはないかわり、一発大ハズレで破綻することもない。
 


 【 注記 】
 実際にビットコインで投機をするなら、責任は自己責任でお願いします。私に責任を取らせようなんて思ってはいけません。
 ともあれ、「得をしたときは自分が利益を独り占め。損をしたときは Open ブログに責任を取らせる」なんて、ご都合主義は駄目です。
 どうせ儲けたって、私には1円も寄越すはずがないのだから、利益も、損失も、ご自分で引き受けてください。
( ※ 普通にやれば確実に儲かるんだから、損をするのは、よほどヘボな人に限られる。そんなヘボについてまで責任は取れん。)
posted by 管理人 at 19:30| Comment(22) | 一般(雑学)3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先物取引でためしてみよぉっっと
Posted by 先生 at 2015年08月05日 08:02
>株価や FX では、変動の幅がきわめて小さいので

いや、違う。
信用取引でレバレッジをかければ、実質的な変動幅は十分に大きくなります。

投機で儲けられるかどうかは、変動幅ではなく、変動の予測可能性で決まるのです。

まだ参入者が多くない商品だと、変動に周期性が出たり、外部環境を注意深くリサーチすることで、変動方向を予測できるでしょう。ビットコインはまだその段階にあるのかもしれない。
Posted by 井上晃宏 at 2015年08月06日 03:54
> 信用取引でレバレッジをかければ、実質的な変動幅は十分に大きくなります。

そんなことをしたら、大きな変動が来たとき、一挙に人生が詰んでしまいますよ。リスクもまた大幅に大きくなるから。

> 投機で儲けられるかどうかは、変動幅ではなく、変動の予測可能性で決まるのです。

 それは、普通の投機。本項が言っているのはまったく別のこと。
 井上さんは数学や統計にちょっと弱いんじゃない? 本項の論点をまったく理解できていないで、別の論点で語っている。
 実際、本項は「変動の方向の予想がまったく当たらない(半々である)」ことを前提として設計されている。
Posted by 管理人 at 2015年08月06日 07:51
相場の読みを外して人生が詰むのは、あらゆる投機で言える話です。突っ込んだ金が戻らなかったら全部そうなる。信用取引かどうかは問題にならない。ストップロスがなかったら、もっと損失が膨らみます。

現金取引にはストップロスがありませんが、損切りができなくて、ずっと損失を抱えたままになるでしょう。

ここで書かれている手法は、相場変動に周期性がある(一方向ではなく元に戻る)ことを前提しています。つまり、予測ができるという前提に立ってるわけです。
Posted by 井上晃宏 at 2015年08月06日 08:22
周期性というなら、一定の時間(周期期間)の後に、元の値に戻ることが必要だが、それはビットコイン相場では成立しない。
 100上がってから 100下がるというのなら周期性だが、現実には、100上がってから 30だけ下がる、というようなことが多い。(変動があるだけ。しかも時期は不明。)
 これを利用して、100上がったときに売って、30下がったとき(70のとき)に買えば、差額の 30を利益とすることができる。変動がなければ、何もしない。(注意!)
 ここでは、変動があれば十分で、周期性は必要ない。

 ただし、まったくのランダムウォークではなくて、一定の水準に戻ろうとする力が働いていることを利用する、という点では、「予測」の原理がある。その点では、おっしゃる通り。
 ただ、それは、周期性とは違いますね。また、相場の数値を予測するというのとも違う。「一定の範囲内に収まりながら大変動する」ということだけを予測している。変動の方向は予測されない。

 一方、FX のレバレッジでは、「一定の範囲内に収まりながら」ということが成立しないから、大やけどするリスクがある。非常にハイリスク。しかも、変動の方向まで当てる必要があるから、もはやギャンブルだ。とてもお薦めできない。
Posted by 管理人 at 2015年08月06日 12:08
>一定の範囲内に収まりながら大変動する

後知恵でしょう。これまでそうだったからといって、今後も同様に動く保障はどこにもない。
Posted by 井上晃宏 at 2015年08月06日 18:00
別に保証は必要なくて、単に経験則があれば十分。目的は数学的な証明じゃなくて、金儲けなんだから。
 あと、変動が少なくなれば、投機をしないだけです。ここでは、儲けがなくなるだけであって、損失が発生するわけじゃない。
 損失が発生するのは、変動が

   1 → 2 → 4 → 8 → 16 → 
 みたいに、加速度的に変動が大きくなる場合だけです。その場合でさえ、ビットコインの価格が無限大になるはずがないので、どこかで頭打ちになる。
 
 それ以外の場合には、どこかで加速度的な変動が収まります。

 いずれの場合も、加速度的な上昇が収まったあとで、反落が起こるので、その時点で、必ず儲けが発生します。
 ま、地球の富が有限である限り、富の総和は無限大にはならないので、必ず、変動の範囲は限定的となります。
 一方、FX のレバレッジでは、富の総和という影響を受けないので、変動はいくらでも大きくなります。

 ともあれ、本項の方法は、「地球上の富の総和には限界がある」という条件に依存しているので、変動の幅は必ず有限となります。
Posted by 管理人 at 2015年08月06日 19:24
bitcoinは、政府が量を管理していない通貨であり、金に近い。しかし、金相場で必ず儲けられるということはないです。
Posted by 井上晃宏 at 2015年08月07日 04:03
>一方、FX のレバレッジでは、富の総和という影響を受けないので、変動はいくらでも大きくなります。

これも違う。

bitcoinは、金や政府発行通貨と同じで、人々の心理しだいでは、いつでも価値はゼロになる可能性がある。

bitcoin相場が特別ということはなく、他の相場と何ら変わることはないのです。ただし、市場参加者が多くないので、非効率性が残っている。そこをつけば儲けられる可能性がないではない。
Posted by 井上晃宏 at 2015年08月07日 06:58
> 金相場で必ず儲けられるということはないです。
> 市場参加者が多くないので、非効率性が残っている。そこをつけば儲けられる

 そういう意味ですよ。読めばわかるとおり。

> 人々の心理しだいでは、いつでも価値はゼロになる可能性がある。

 まあ、可能性だけなら、どの投機も大損する可能性はあります。国債だって安泰じゃない。ま、ビットコインの価値が(近いうちに)ゼロになる可能性は、日本国債が暴落する可能性よりも、ずっと小さいでしょう。

 ※ 数十年後はともなく、あと数年ぐらいなら、ビットコインはまだまだ安全でしょう。信頼性がぐらつく目が見えたら、撤退すればいいだけ。やめることはいつでもできる。
Posted by 管理人 at 2015年08月07日 07:54
数学も統計も素人だが、なんだか
「いつかは赤が当たるから、ルーレットで赤に倍倍に賭けていけばいつかは儲かる」という話と同じに感じた。
あくまで一個人の感想です。
Posted by 井坂 at 2015年08月13日 03:19
> ルーレットで赤に倍倍

 コメント欄の  at 2015年08月06日 19:24 を参照。
 FX のレバレッジを利かせた場合ならば、ルーレットと同様です。確率的には半々なので、無意味。
 一方、本項のやり方は、「地球上の富が有限である」ことに依存しており、「無限に上昇することはない」という原理があります。
 同様のことは、石油や金などの相場でも成立します。レバレッジを利かせた場合には、変動に制限はないが、市場価格そのものを対象とすれば、変動の上側には上限があります。(石油や金の価格が無限に上昇することはない。地球上の富は有限だから。)下側にも、別の理由で、ある程度の下限があります。
Posted by 管理人 at 2015年08月13日 12:18
ルーレットで負けた分をそのまま「赤」に載せて賭ける場合、理論的にはいつかは「赤」が出ます。しかし、胴元はそのやり方では確実に負けるので賭け金の保証となる担保を求めます。担保がないとおしまいです。
Posted by 京都の人 at 2015年08月14日 00:01
> ルーレットで赤に倍倍

 これを考えるのは、確率的に半々の現象であり、その場合にはランダムウォークの経路を取ります。
 → http://www.fx-soken.co.jp/images/randomwalks.jpg

 それに比べて、本項の図では、明らかに細かな上下変動がたくさん含まれています。この細かな上下変動を利用して、差益を得る、というのが、本項の主要原理です。

 半々の現象の場合とはまったく異なる原理なので、違いを理解してください。確率や期待値を利用するのとはまったく異なる発想に基づいています。
Posted by 管理人 at 2015年08月14日 07:20
>基本的には、次の方式を取るといい。
> ・ 前週の価格の平均値を、基準値とする。

>・本日の価格が、基準値の 10% 安なら、40単位を買う。


この方式は管理人様独自の発案ですか?
何かの本に書いてあったことでしょうか?
目からうろこの考えなので興味があります
Posted by 傍観者 at 2018年01月28日 22:05
> 管理人様独自の発案ですか?

 もちろん。本サイトでは、出典が示してない限り、すべて私の意見です。……たまに例外があるけれど。

 ※ ただし、この件、独自性は主張しません。誰かが過去に同じことを考えている可能性は高い。つまり「車輪の再発明」ふうだ。
Posted by 管理人 at 2018年01月28日 23:44
 本項の方法を取ると、最悪の場合には、自分の資産がゼロになる。ここでは、ゼロという下限がある。
( ※ しかも、それは、ビットコインの価値がゼロになった場合だけだ。そうなる可能性はきわめて低い。)
 
 一方、レバレッジをかけた場合には、大幅なマイナスとなる危険がある。100倍のレバレッジをかければ、手持ち資金がゼロでなく、マイナス 100になる危険がある。100万円の投資をしていたら、1億円の損失を出すことになる。これでは、人生が詰んでしまう。
 そして、そういうことが、今回の「ビットコイン暴落騒動」で起こったわけだ。私の指摘通り。
 私の危険視したことが現実化した、と言える。予想的中、というのとはちょっと違うが、「危険を予期して、危険をうまく避けた」とは言える。
Posted by 管理人 at 2018年01月29日 00:09
FXにしてもビットコインにしても
売値と買値に差があって、買った瞬間に(買値-売値)分のマイナスが発生する。
今見たけど、ビットコインだと大体4%ぐらい??
つまり、買った時より4%以上上昇しないと売っても損する。

Posted by どら猫 at 2018年01月29日 05:36
管理人さん
付記に書いてるけど
>「相場を予想しよう」なんてことは、やめた方がいい

>下がり続ける相場のときには「もっと下がる」と予想して基準値を取る。上がり続ける相場のときには「もっと上がる」と予想して基準値を取る。

→予想そのものじゃん。
 
Posted by どら猫 at 2018年01月29日 06:06
> by どら猫

 揚げ足取りしたつもり? そんなことして得意になっても、意味ないでしょ。子供じゃないんだから。
 馬鹿馬鹿しいから、お相手しません。
Posted by 管理人 at 2018年01月29日 07:38
こちらのサイト。

本文→コメント→コメント欄で喧嘩っぽいやり取り→お互いの感情が乱れる→揚げ足取り・話のかみ合わなさが多くなる→人によってはサイトを去る

水戸黄門やドラえもんのように、定型パターンが繰り返され、それを10年以上もやっている模様。
人のやり取り関係を凝縮している感じで、なかなかに興味深いです。
Posted by M at 2018年01月29日 07:49
関係ないけど、人生が詰むっておおげさだなぁ、って思うことがよくあります
最悪自己破産すりゃいいんだし
ホームレスとかになっても、意外とこっちのほうが幸せ感じるとかになるかも知れないし
本稿とは関係ないことでごめんなさい
Posted by 孫 at 2018年01月29日 16:54
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