今日は猛暑だ。暑くて、バテる。普通に冷たいジュースなどを飲んでも足りない。コーヒーを飲んでも頭が濁って、眠くなる。まったく頭が働かない。
「困った。どうしよう?」
悩んだあとで、閃いた。
「汗をかきすぎて、低血圧になっているのかも。それなら水分を大量に補給すればいい。そのためには塩水を飲めばいい」
そう思って、塩を入れた水を飲む。普通に水分を補給したあとなので、もう飲めないかと思ったが、塩水だと、どんどん飲める。コップに5杯ぐらい。1リットルをかなり上回る。
そうしたら、あら不思議。濁っていた頭が冴える。眠気も吹っ飛ぶ。おめめもパッチリ。問題解決。
結論。
猛暑で頭が働かないときは、塩を入れた水をいっぱい飲め。1リットルぐらい飲め。
【 関連項目 】
実は、同趣旨の話は、前にも書いていた。
→ 猛暑対策
→ 猛暑対策(塩分・水分)
→ 夏バテ防止法2
同じことを何度も書いている感じだ。 (^^);
ただ、以前は、「梅干しと大量の水」と書いていた。今回は、梅干しでなくて、塩を使った。塩をコップの水で溶かした。……ま、どっちも同じようなものだが。
小腸上皮が消化管内から水を吸収するのは浸透圧によります。
小腸上皮細胞の消化管側の細胞膜にあるグルコース輸送担体はナトリウムイオンとグルコースがあると両者を細胞内に取り込みます。どちらか一方だけでは働きません。
取り込まれたグルコースは別の担体で血管側(組織側)へ汲み出され、ナトリウムイオンはナトリウムポンプでこれも血管側へ汲み出されます。
その結果、血管側が消化管内より浸透圧が高くなり、水が血管側に移動します。これが水の吸収の仕組みです(胃では水分は吸収されません。)。
というわけで、管理者殿のお言「ポカリスエットでもいいけど」は「ポカリスエットのほうがいい」としたほうがいいでしょう。ポカリスエットはナトリウムイオンと炭水化物を含んでいるからです。
管理人殿の愛読サイト、ウキペディアで「経口補水液」で調べてくださいな。
ちなみに私はポカリスウェットの会社とは何の関係もありません。
まあ、一長一短だし、どっちでもいいんじゃないの。脱水症状の病人を除けば。
知らなかったことに対して謙虚に、「なるほど」という言葉がどうしてでてこないのでしょう。
カロリー過多とかポカリスエットが高いというのは、また別の問題ですね。
> 脱水症状や下痢の場合、大腸で水分吸収などができておらず、さらにイオンの流出も起こることが多い。ところが、小腸でナトリウムイオンとブドウ糖が吸収される際、これに伴って水も吸収される仕組み(共輸送系)が発見され、糖と食塩を同時に与えれば、通常の水分吸収を担う大腸ではなく、小腸から水分と栄養分を補給できることが分かり、これが経口補水液の発明につながった。
──
脱水症状や下痢だと、大腸から吸収できなくなるので、小腸から吸収するために、ブドウ糖を添加するといいわけです。
しかし、脱水症状でない場合なら、大腸から速やかに水が吸収されます。私の場合だと、1分間ぐらいだった。
糖分を入れることで、1分間よりもさらに高速化することはできるでしょうが、あまり意味はないでしょう。普通の健康な人には。
脱水症状の人には、そちらのおっしゃる通りにする方がいい、ということは、もともと記してあります。
すでにたっぷりと水を飲んだあとで、水はもう飲みたくないのに、なおかつ過剰に大量の水を飲むべきだ、という趣旨。
http://nge.jp/2015/07/19/post-110541
取りすぎは太りやすくなるでしょうし、良くないでしょうね。
私は無糖の炭酸水が気に入ってますが、頭がスッキリとはしません(笑)。
大腸から水分が吸収できないのが下痢ですが、脱水症状は、大腸の機能が正常で、下痢でなくてもありえます。摂食した水が1分で大腸から吸収されるのは管理者様の消化管だけでしょう。普通の人の消化管はそんなに早くないです。超能力者ですね。
したがって正常時、あるいは脱水症状の手間でも、部屋でエアコンをかけていても、水分摂取にはナトリウムと炭水化物を同時に摂取するのが有効だということをお伝えしたかったわけです。
「脱水症状の人には、そちらのおっしゃる通りにする方がいい、ということは、もともと記してあります。」とおっしゃいましたが、元の記事には記載されていません。あとからのコメントで管理者様が、私のコメントを読んで書き加えただけです。
別に、そんなふうには誤読していません。小腸の分が無効だと言っているわけではありません。有効ではあるが、特に必要だというほどではない、と言っているだけです。
> 有効だということをお伝えしたかったわけです。
別に、否定していませんよ。買うかどうかについて「どっちでもいい」と言っただけで。
実際、世の中のたいていの人はポカリスエットを買っていないけど、「絶対に買うべし」なんて言えないでしょ? 一方、塩なら、買わなくても元々あるので、「猛暑のときには塩水を飲んだ方がいい」とは言える。それだけ。
> 「脱水症状の人には、……元の記事には記載されていません。
そりゃ、そうです。元の記事は、脱水症状でなく健康な人を対象とした話だし。
とにかくまあ、私はそちらのおっしゃることを否定しているわけじゃないので、あまり熱くならないで下さい。「絶対に買うべし」とは言えない、という程度のことです。
<!-- しかも、本文は、そちらのコメントが来る前だし。まだ来ていないコメントに対して、「これから来るコメントのおっしゃる通りにする方がいい」と本文中に書くことはあり得ません。
あと、マラソンのときなら、スポーツドリンクに各種成分が入っている方が吸収率はいい、ということは衆知だし、それを否定しているわけでもありません。
毎度毎度ポカリスエットを調整するのも大変だから、水を飲むときに塩をちょっとだけ添加した方がいいよ、それなら簡単で効果が大だ、……という程度の話。それに加えて、そちらが「炭水化物も」というのであれば、私は別にそれを否定しません。「買ってもいいし、買わなくてもいい」というだけ。「絶対に買うべし」とは言えない、というだけ。
-->
「(小腸から水分吸収の分)が有効ではあるが、特に必要だというほどではない、と言っているだけ」
違います。水分の吸収は8割以上が小腸で行われるのです。
http://allabout.co.jp/gm/gc/436268/
http://www.karada-navi.com/vitalorgan/1935/
小腸での水分吸収のほうが重要で必要なのです。
小腸の水分吸収のメカニズムは先にのべました。ですから、正常でも脱水状態でも、下痢でも、水分摂取には炭水化物が重要なのです。
管理者様が私のコメントを否定していないのはわかります。私は、効率的な水分摂取には塩だけではダメだよといっているわけで、管理者様の知識の不足を補っているのです。
ご了解いただけましたか?
それはそれは、ありがとうございます。
ただし私はまったく別の土俵で、「特に買わなくてもいい」と言っているだけです。
両者は別に対立しません。そもそも、吸収の効率を高める必要がないので。……病気の人やスポーツの最中を除けば。
本項のテーマは、吸収の効率を高めることではなくて、「水分の量が大事だ」ということです。吸収の効率は、本項のテーマとは別の話。
大量の水分を急激に効率的に摂取しても、それは過剰な水分となり、オシッコになるだけです。その後、ふたたび水分不足になり、水分摂取の必要が生じます。つまり、過剰のあとで不足が発生します。
一方、大量の水分を非効率的に(= ゆっくり)摂取した場合、少しずつ長時間にわたって摂取されるので、過剰も不足もありません。この方が合理的でしょう。
blog主は専門家の正論を受け入れられないようなのでご容赦願いたいです。それでも批判コメントをを残しているのですから、すごく誠実です。
批判するところは批判してblog主の論理の切り口を楽しみましょう。
http://openblog.meblog.biz/article/25966709.html
では、正論を受け入れて、項目を取り消していますよ。
あと、私はポカリちゃんさん の意見を否定しているわけじゃないし、当人も「管理者様が私のコメントを否定していないのはわかります」と書いています。
また私は、「それはそれは、ありがとうございます」とも書いていますけど。
> 批判コメントをを残している
別に私の意見を批判しているわけじゃないでしょう。補充しているだけで。本人もそう言っているし。
勘違いしていない?
理解していただき、コメントしていただきありがとうございます。
管理人様のご意見に、ちょっと違うよ。「小腸で水分は8割以上吸収されるし、その際、ナトリウムだけでなく炭水化物が必要だよ」というコメントでした。従って管理者様のご意見に全く反する意見ではありませんが、管理者様の反応が素直ではないのは、ちょっとがっかりするところです。
>管理人様
取り消した記事は、管理者様の明らかなミスだったので、取り消しは当然でしょう。管理者様の論理の破綻とかいうことではないので、管理者様が「正論」を受け入れたという状況ではないですね。
この水分の吸収については、管理者様は明らかなミスをしたわけではないので取り消さないでしょう。しかし、知らなかったことに対しては、謙虚であるべきだとは思います。
過剰な水分を摂取したら、おしっこになって廃棄されますが、だからといって再び水分不足になることは普通はありません。正常な水分量になって終わりです。この点も管理者様は体液や循環血液の浸透圧調節などのメカニズムをご理解なさっていないところだと思うのですが、これ以上突っ込んでもしょうがないのでやめます。
>再び、wood様
「blog主の論理の切り口を楽しみ」ますけど、やはり間違いとか、別の考えもあるよというようなコメントがどうしても出てきちゃいますね。
管理者様は明らかなミスをしたわけではない
→
管理者様は明らかなミスをしたと認識しているわけではない
猛暑のときは(汗を大量にかいて)水分不足になるので水分を過剰補給せよ、というのが本項の趣旨ですよ。本項の趣旨が理解できていない? 全然別の話題を語っているの?
> 小腸で水分は8割以上吸収される
それはそちらの(最初の)指摘じゃなくて、あとになって出てきた指摘でしょ? これに対して、私は特に何も言っていないはずだけど。「黙っているのがいけない」ということ?
なお、小腸では 95%の水分が吸収される、と教科書に書いてあります。
→ https://www.tokyo-shoseki.co.jp/e-mail/qanda/q-js-rika/q02-07.htm
──
詳しく調べたところ、スポーツドリンク(アイソトニック飲料)はそのままでは糖分が多すぎて弊害があるので、スポーツドリンクを2〜3倍に薄めたものがいいそうだ。これを「ハイポトニック飲料」という。
詳細は
→ http://tanoshiiseikatsu.com/2364.html
→ http://www.sports-japan.com/blog/isotonic/
→ http://www5f.biglobe.ne.jp/~rokky/kougi/kougi001.htm
ただしいずれも、運動などをして、水分不足が発生している状況での話。
普通の人ならば、食事のときに大量の水を飲めば、糖分と塩分と水分がすべて同時に取れるので、いちいち特別な飲料を飲む必要はない。あとでときどき「塩水」を飲むだけで足りるだろうが、そこで糖分を足した方がいいかどうかは、食事から経過した時間しだい。食後1時間ならば、まだ糖分が残っているだろうし、水に糖分を入れても入れなくても大差ないだろう。
なお、塩分は必須だ。というのは、塩分なしでは、大量の水を飲むことは不可能だからだ。飲めたものじゃない。だから塩分は絶対に必要だ……というのが、本項の趣旨。
「それに加えて糖分もあった方がいいですよ」というのが、ポカリちゃん さんの主張だが、私は別に、特に何とも言いません。「そうするなら、アイソトニック飲料は弊害があるので、ハイポトニック飲料の方がいいですよ」と言うぐらい。
〉ハイポトニック飲料
ウチの子はいつも2リットルのペットボトルをコップ1杯分程減らして凍らせ、タオルで巻いてソックスバンド?みたいなもので留め、飲む時は水道水を入れて振ってから飲むとの事。運動部は皆この方式だそうです。
単に冷たさと飲む量を維持する工夫だと思っていましたが、先生か先輩の教えでもあるのでしょうかねぇ。
記事を読んで感心しきりです。ありがとうございました。
もともとの味付けも濃いのですが、解凍した液がさらに濃くて、飲むとよけいに喉が渇いた記憶があります。
結局麦茶を凍らせたモノが最良でした。
粉末ゲータレードのことね。
小腸での水分吸収メカニズムは浸透圧と説明しましたが、その通りで濃いゲータレードは浸透圧が高いので水分が血液側から腸管内に移動しちゃうので、血液が高浸透圧になり喉の渇き感を引き起こしたのでしょうね。