
これだ。

デザインの趣旨は、こうだ。
オリンピックのエンブレムは、「TOKYO(東京)」「TEAM(チーム)」、それに「あした」を意味する「TOMORROW(トゥモロー)」の3つのことばの頭文字の「T」をイメージしたデザインとなりました。
また、5年後の8月25日に開幕するパラリンピックのエンブレムは、「平等」を意味する「=(イコール)」をイメージしています。
2つのエンブレムは、同じ理念で作られていて、すべての色が集まって生まれる色の黒で「多様性」を表現し、さらに大きな円で「1つになった世界」を、そして日の丸のような赤い円で、「ひとりひとりのハートの鼓動」を表しているということです。
( → NHKニュース 2015-07-25 )
こういうふうに勝手に思いを込めると、ろくなことはない。各パーツがそれぞれ勝手なことを主張するから、全体としてのまとまりがなくなる。また、T にあれこれの意味を付けようというのも、ダジャレの発想で、センスが悪い。
まあ、駄目なデザインセンスの見本だろう。五輪ボランティアのユニフォームがダサいのと同様だ。
ひるがえって、以前の日本のデザインは、どれも良かった。下記に示す。(出典:ハフィントンポスト)



また、今回のデザインが駄目だというのは、特に私だけの見解ではない。世界的に不評だ。世界中で恥をかいているわけ。
→ 東京五輪のエンブレムに海外で賛否両論(海外の反応)
エンブレムというのは、「良い」と思う人が大半なのが当然だ。たくさんあるものの中から、好評のものを選ぶだけなのだから、当然だ。
なのに、ことさら不評が多いものを選ぶのだから、呆れるしかない。新国立競技場と同様だろう。上の方の人が、勝手に奇天烈なデザインを選んだのだろう。まったく、新国立競技場のトラブルの反省ができていない。
【 後日記 】
コメント欄で教わったが、パクリ疑惑が出ている。
→ デザイン盗用疑惑の画像
こっちのデザイン(白黒)の方がシンプルできれいなので、こっちのデザインの方がいいな……と思ったが、それはさておき。
白黒のデザインは、T と L を象徴化したデザイン。なるほど。(中央の柱と組み合わせて)左の隅は T を表し、右下の隅は L を表すわけだ。
では、五輪エンブレムの右下の隅は、何を意味するのか? 元の説明を読んだが、T が三つというふうに説明されるだけで、右下の隅の説明がない。これは変ですね。
仮に、説明文の通りであれば、こうなったはずだ。

これなら T を意味するとわかる。なのに、右下に、変な隅が付いている。意味もなしに。
やっぱり、パクリだな。パクったので、何の意味かわからないまま、単に真似てしまったのだろう。
( ※ 新国立競技場も取り下げたのだし、エンブレムも取り下げた方がいいね。ついでに、公開の場で選考すればいい。)
NHKニュース 2015-07-25 の記事:
>オリンピックのエンブレムは・・・文字の「T」をイメージしたデザイン・・・
黒が太すぎて、不快感、拒否感・忌避感が先ず先に立ち、『「T」をイメージした』といわれても素直に納得できません。左上端の金(金メダルの金?)と右下端の銀(銀メダルの銀?)が形でも色でも中央の黒と親和性がないため、「T」とつながりません。あれを見て「T」をイメージ出来る人はいったいどれだけいるでしょうか。全くの落第デザインではないでしょうか。
>パラリンピックのエンブレムは・・・「平等」を意味する「=(イコール)」をイメージ・・・
こちらはもっとイメージし難い絵柄です。あの図柄から「e」をイメージ出来る人は皆無ではないでしょうか。
>2つのエンブレムは、同じ理念で作られていて、すべての色が集まって生まれる色の黒で「多様性」を表現し、さらに大きな円で「1つになった世界」を、そして日の丸のような赤い円で、「ひとりひとりのハートの鼓動」を表している・・・
「同じ理念」って、どういう理念?2つ並べたときの印象は「T」と「U」です。
「すべての色が集まって生まれる色の黒」は科学的には誤った表現で、むしろ「白」というべきでしょう。黒は全ての色覚が失われた「色」です、集まって出来る色ではありません。
「大きな円」は図柄からはイメージし難く、『大きな円で「1つになった世界」』というメタファーにも全く説得力がありません。
また「赤い円」は日本人には「日の丸」でしかなく、「ハートの鼓動」を想起できる人は皆無でしょう。
どこから見ても共感の得難いデザインで、いっそのこと、両方とも上部の絵を削った下部だけでいい!のではないか、とさえ思います。
では、どうすればよかったのか。
10点ぐらい?に絞り込んでネット投票にかけ、接戦なら決選投票で決める、でも良かったではないでしょうか。はるかに世論を盛り上げることになったのでは。時すでの遅し?
いずれにしても、センスの欠如した組織委員会の面々に決定権を与えてはいけないということでしょう。
私が次項で書く予定だったのに、先に書かれてしまった。 (^^);
なったため、新国立競技場のような不適切な決定と水面下の進行(既成事実化するための手付け)
が常態化していますね。
新国立競技場は、安倍氏の英断で白紙撤回になり、適任でない文科省およびその天下り団体
から主体権限を取り上げたのは、画期的な転換でしたね。適任者たちがオープンで合理的に判断
し仕事を進めるシステムに改善していかないと、日本はじり貧になり、破綻するでしょう。
確かに、エンブレムのデザインは印象良くないです。遠くからみてスッキリ識別でき、好感が
持てることが必要にして十分な条件ではないでしょうか。
Nekoguさんや管理人さんの言われるように、
*10点ぐらい?に絞り込んでネット投票にかけ、接戦なら決選投票で決める。
の方が選択肢が広がります。
さらに選択肢を広げるなら、ネットで一般公募でも良いですね。
このブログで、仮想応募してみてはいかがですか? 私もデザインしたので投稿します。
空気の淀んだ日本の風通しを良くする、面白い企画になるでしょう。
(画像を投稿できれば可能です)
私がデザインするなら、パーツにこんなのを使いたい。
→ http://openblog.meblog.biz/image/ball-sred.png
→ http://openblog.meblog.biz/article/4403.html
暇な人向け。
密室で選んだから似たデザインだと気付かなかったって所でしょうか?
http://news.biglobe.ne.jp/international/0729/blnews_150729_3471509253.html
パクリ疑惑の話。
タイムスタンプは 下記 ↓
>・・・これなら T を意味するとわかる。なのに、右下に、変な隅が付いている。
>意味もなしに。やっぱり、パクリだな。
全く同感です。
7月25日の拙コメントでは述べませんでしたが、私も右下の切れ端がとても気になりました。文字との関連性では「T」よりも「L」の方が容易に想起されるからです。今回、ベルギーの劇場 Theatre de Liege のロゴが示され、頭文字T, D, L が自然に融合したデザインで納得しました。
疑惑後すぐ弁明をしないことからみても、佐野氏は黒でしょう。
佐野氏には、是非「右下の変な隅」を説明して欲しいものです。
おとなりの国を笑えませんよ。
「L(エル)じゃなくて、正方形から円形をくりぬいた残りであるにすぎない」
と。
ま、それはそうかもしれないが、だったら、T の方もそうだろう。Tの意味なんかないことになる。なのにあれほどにも、Tの意味を強調した。変だろ。
やはり、パクった元のデザインの意味をろくに理解していない、と考えるのが妥当だろう。
ま、本当にパクったかどうかは、あまり関係ない。「パクった」と見なす解釈が妥当だ、という点で、もはや五輪エンブレムの資格がない。
別に、この人を処罰するとか、賞金を巻き上げるとか、そういう法的処分は必要ないが、五輪エンブレムそのものの価値が落ちてしまった以上、このエンブレムを捨てるのが妥当だろう。汚名つきのエンブレムなんて、まっぴらだ。疑わし気は使わず、というのが、清廉だ。
> 大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は30日、クアラルンプールで取材に応じ、「国内外の商標調査を行った上で発表している。特に問題ないと考えている」との認識を示した。
→ http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/07/30/kiji/K20150730010840160.html
調べても気づかなかったのならともかく、そうではないということなのだから、調べて類似性を理解していたわけだ。で、類似性を理解していながら、「パクリじゃないから問題ない」と考えて、あえてそっくりなデザインを採用したわけだ。
としたら、選者がおかしいことになる。
そもそも、選者の氏名すら公開されていないようだが、これはいったいどういうことだ? 候補作も示されていないし。
次項の本文でも示したが、密室で選考されたことが、最大の問題だ。選考をやり直すべきだろう。
→ http://hosyusokuhou.jp/archives/45043247.html
既存の素材集から素材を引き抜いて、「これが私のデザインです」と称している。
既存の素材集から素材を使うこと自体は、権利関係をクリアしていれば、法的には問題がない。
しかしながら、素材を部分的に使うのではなく、単に素材をそのままパクっただけで、「これが私のデザインです」と称しているのだから、呆れるしかない。
要するに、この人のやっているデザインというのは、パソコンからファイルをダウンロードして、画面の一部に挿入するだけ、という超お手軽作業であるにすぎない。
この程度の仕事で、「私の独創です」と称して、デザイン料を多額に徴収するのだから、呆れる。プロというよりは、詐欺に近い。(捏造とは言わないが。)
結局、五輪エンブレムについては、「パクったかどうかというより、レベルが低すぎる」というのが、難点となる。
私が最初から言っているとおり。(本項の本文中で「駄目なデザインセンスの見本」と批判している。)
→ http://www.negisoku.com/archives/55334634.html
元のデザインはこれ。
→ https://www.pinterest.com/pin/299419075199788871/
泳ぐ人とその影、というのを、まるでトレースしたように、角度まで揃えてパクっている。角度や配色をパクっているわけだが、人間のデザインそのものは変えているので、バレっこない、と思ったのだろう。
この人、本質的に独創性がなくて、他人のパクリだけで生きてきたようだ。……オボちゃんに似ているね。オボちゃんよりずっとひどい。何しろ、これで莫大なデザイン料を得ているからだ。
→ http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1439095459/
→ http://hosyusokuhou.jp/archives/45047355.html
※ 時計のバンドが文字盤と共通する、という発想のデザイン。パクリ以外ではあり得ない。しかも、元のデザインよりも、大幅に劣化している。一部をパクっただけで、他の箇所をパクれなかったから。能力低いね。パクる能力も不完全。
となると、次の問題が生じる。
「こういう無能な人の、凡庸なデザインが、どうして最優秀作として選考されたのか?」
これは大きな謎である。
一応、選考委員を調べると、こうだった。
→ http://matome.naver.jp/odai/2143821226960945301
とりあえずプロのデザイナーが並んでいるので、センスが悪いということはないようだ。
となると、金で買収とか、女をあてがうとか、そんな手でも使ったのだろうか?
ちなみに、この凡庸な人が、やたらと受賞歴がある。
→ http://news.livedoor.com/article/detail/10449952/
40回以上という受賞回数自体は、不自然ではないが、非才な人がこれほどの回数になるというのは、不自然だ。
何らかの闇があったと推定される。
ただのパクリよりも、この選考過程の方に、大きなスキャンダルがありそうだ。
ちなみに、デザイナー自身よりも審査員の方に責任があるということは、大御所の横尾忠則も言っている。
→ http://open.ldblog.jp/archives/45852091.html
ここまで大きな話題になっていながら、「事前に十分にチェックしたからパクリではない」という、理屈にもならない理屈で擁護しているところからして、審査委員の側は、確信犯でこの凡才の作品を選考したのかもしれない。
審査委員の闇は非常に大きいようだ。
「採用案に次ぐ次点のデザインが公開されていない」
これはたぶん、次点のデザインが公開されると、「次点の方が優れているぞ」という声が湧き上がるからだろう。そこで、その事実を隠蔽するために、次点のデザインを公開しなかったのだろう。……そう推定される。
この件は、下記項目でも少し言及した。
→ http://openblog.meblog.biz/article/25955202.html
→ http://mona-news.com/archives/39931147.html
建設の談合とそっくりだ。よくもまあ、これほどひどい癒着構造を取るものだ。
経産省にいる兄の影響かも。この人が国会に喚問されるべき。
さらに調べると、この影響がわかった。
→ http://www.news-us.jp/article/424139050.html
また、次の人物も浮き上がった。
> JSC理事長 河野一郎の右腕で佐野研二郎の親戚:日本スポーツ振興センター【佐野 総一郎】
→ http://www.akb48matomemory.com/archives/1037002524.html
→ http://www.akb48matomemory.com/archives/1036981131.html