2015年07月23日

◆ Windows 10 強制アップグレード?

 「Windows 10 への無償アップグレード」というのは、実は、「Windows 10 への強制アップグレード」であると判明した。大騒動、確実。
 
 ※ 最後の 【 追記 】 で、修正を入れておきました。
 ──

 「放っておけば現状のまま」と思っていたら、そうではなく、「放っていたら勝手に Windows 10 をダウンロードして、強制的にアップグレードする」となるそうだ。
 すると、XP や Vista の時代から使っているような周辺機器(プリンタなど)は、使えなくなる可能性がある。少なくとも、私の使っているキヤノンの古いプリンタは、Windows 7 には対応するドライバがあるが、Windows 8 には対応するドライバがないので、Windows 10 担ったら、プリンタは使えなくなる。他にも、あれやこれやと古い周辺機器があるが、みんな使えなくなりそうだ。もしかしたら、古いソフトも。

 これ(強制アップグレード)を止める方法が公開された。
  → 窓の杜

 難しそう。素人には無理っぽい。
 全国で阿鼻叫喚の声が。……

 これ、テロだよね。サイバーテロ。ウイルスの作成者は、マイクロソフト。
 


 [ 余談 ] (読まなくてもよい。)
     何でマイクロソフトはこんなことをするのか? 
     こうすれば、Windows 7 や Windows 8 の修正をする必要がなくなるからだ。Windows 7 や Windows 8 のセキュリティホールをふさぐには、多大な費用がかかる。これを廃止して、Windows 10 の修正だけをすることにすれば、修正の費用は一挙に3分の1に減る。こういう費用の削減が目的だ。(たぶんそうだろう。私の推定では。)

     では、なぜ、マイクロソフトはそんなことをするのか? 理由は二つ。
     第1に、Windows 7 以降、性能的にはほとんど向上していない。Windows 8 に至っては、Windows 7 よりも不便になっている。こういう状況では、アップグレードに魅力を感じないユーザーが多いから、有料アップグレードに金を払うユーザーは少なくなる。
     第2に、マイクロソフトは、(初期を除いて)歴史上初めて、赤字に転落した。
      → Microsoftが過去最悪の赤字を計上
     赤字の理由は、買収したノキアの償却費用が必要だったということだが、そんな償却費用はもともと計算済みだ。直接の理由は、償却費用を償却できなくなったことだ。つまり、Windows Phone が売れなかった(大失敗した)ことだ。
     スマホでは、アンドロイドと iPhone が選択肢になるだけで、Windows Phone を選択肢にする人はいない。つまり、マイクロソフトの狙いは大失敗した。これによって大赤字が生まれた。
     そこで、大赤字を減らすために、何とかして、利益を生みたい。そのために、上記のように、セキュリティホールをふさぐメンテナンスの費用を削減しようとした。
     さらに、Windows 10 を普及させることで、これと連携する Windows Phone を普及させようとした。これも主たる理由だ。

     結局、今回の狙いには、二つの目的がある。
      ・ OS のメンテナンス費用を削減する。
      ・ Windows Phone を何とかして普及させる。
     この二つの目的のために、従来のユーザーは犠牲にさせられるのだ。いけにえの仔羊。
      



 【 追記1 】
 自動実行するためのソフトが提供された。(ただの bat ファイルだが。)
  → https://github.com/atw-skomatsu/disable-windows-os-upgrade
 
 【 追記2 】
 文中のリンク(窓の杜)には、
 「 Windows 10 への自動アップグレードを抑止するには 〜 」
 という記述があるので、
 「放っておくと強制的にインストールされる」
 と解釈したが、そうではないのかも。
 「ダウンロードは自動でなされるが、インストールはユーザーの許可が必要である」
 のかもしれない。(コメント欄で指摘された。)
 どうやらそうらしいのだが、もしそうだとすると、窓の杜の
  「 Windows 10 への自動アップグレードを抑止するには 〜 」
 という記述の意味がよくわからなくなる。
 どうもはっきりしない。

 【 追記3 】
 コメント欄で教えてもらったが、窓の杜に下記の文章が追記されたそうだ。
24日14:00追記:24日、該当ブログに追記が加えられた。それによると、「Get Windows 10 アプリ」などから予約しない限り、自動的にWindows 10へのアップグレードが行われることはないとのこと。
( → 窓の杜


 【 追記4 】
 だいたいの事情が判明した。
 元はといえば、マイクロソフトが、法人向けに、「管理者権限によってアップグレードを抑止する方法」というのを提供した。これは、アップグレードが大丈夫かどうかを確認するために、管理者が一時的にアップグレードを抑止する、というもの。あくまで法人向けのサービスだ。
  → [企業ユーザー向け] Windows Update からの Windows 10 への無償アップグレードを管理する方法
       ( Microsoft 公式)

 これを見た「窓の杜」が、「誰にもこのサービスを適用することが必要だ」と思わせる趣旨の記事を書いた。つまり、「このサービスを適用しないと自動アップグレードしてしまうよ」というふうに。
 しかし、それは窓の杜の勇み足だった。このサービスはあくまで法人向けのサービスであり、普通の個人には関係ないのだ。
 普通の個人は、「アップグレード」のポップアップメニューが出るだけだから、そのあと、アップグレードするしないかは、各人が自分で決めればいい。(自動アップグレードはなされない。)
 一方、法人の場合は、(サービスを適用したあとは)自動アップグレードがもともと不可能だということになるから、たぶん、(アップグレードの)ポップアップメニューが出ないのだろう。
 一方、Windows 10 のインストール用のファイルのダウンロード自体は、どの場合でもなされてしまうようだ。これを阻止する方法はない、と思える。(たぶん。)
 で、個人の場合は、インストールしたいときにインストールする。(たぶん有効期限があると思うが。)
 法人の場合は、管理者が「抑止」の設定を解除した時点で、ポップアップメニューが現れて、アップグレード可能になるはずだ。この場合、管理者がレジストリを一箇所書き換えるだけでアップグレードが可能になるわけだから、Windows 10 のインストールファイルはそれ以前にダウンロードされていたことになる。つまり、ダウンロードを阻止することはもともとできていなかったわけだ。
 以上のように整理できるだろう。(私の推定だが。)
posted by 管理人 at 22:26| Comment(3) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「放っておけば現状のまま」と思っていたら、そうではなく、「放っていたら勝手に Windows 10 をダウンロードして、強制的にアップグレードする」となるそうだ。

リンク先には

>“Windows Update”を介して「Windows 10」の自動ダウンロードが開始され、準備ができ次第、アップグレードを促すポップアップが表示されるようになる。

となってるので、ダウンロードは勝手にされても最終的にアップグレードするかどうかは本人次第なのでは?
もちろん普段Windows Updateなんてたいして内容を読まずに実行してる人もいると思うので間違ってアップグレードしてしまう人もいるでしょうし、なんにせよ説明不足ですね(私もこのタイプなので、この記事で気付けて幸運でした)。
Posted by KOON at 2015年07月24日 08:50
→ 窓の杜 に追記があります。

24日、該当ブログに追記が加えられた。それによると、「Get Windows 10 アプリ」などから予約しない限り、自動的にWindows 10へのアップグレードが行われることはないとのこと。
Posted by あおば at 2015年07月24日 20:19
最後に 【 追記4 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2015年07月24日 21:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

過去ログ