2015年07月18日

◆ 新国立競技場の尻ぬぐい


 新国立競技場のザハ案は白紙となった。とすれば、ここまで迷走したことの尻ぬぐいをしてもらう必要がある。それは誰か? ──

 これほどひどい迷走をしたからには、その尻ぬぐいをする必要がある。つまり、責任者を処分する必要がある。そうしてこそ、将来また同様の迷走が起こることを避けられるからだ。逆に、ここで誰も処分しないと、将来また平気で同じような迷走をするだろう。そのときは数千億円が浪費されかねない。

 では、この迷走の責任者は、誰か? 
 先に、次の項目で責任者を考えた。
  → 新国立競技場の核心

 ここでは、「ブレーキをかけない人」「最終決定者」という意味で、安倍首相を「真犯人」と認定した。それはそれでいい。実際、安倍首相は判断を間違えた。そのあとで、判断をただした。この意味で、やはり、「真犯人」は安倍首相であったことになる。
 ただしそれは、「新国立競技場に決定したことの真犯人」である。ところが、「新国立競技場に決定した」という事実はなくなった(取り消された)のだから、この意味での「真犯人」はもはや存在しないことになる。
 一方で、迷走したことの「真犯人」はいるはずだ。それは、誰か? 

 本来ならば、このような問題は、安倍首相に上がってくる前に、文科省の段階で、是正されるべきことだった。首相の手を患わせるべきではなかったのだ。
 では、その責任者は誰か?
 JSC は、文科省の傘下にあり、何ら権限がないこと(お飾り機関であること)がすでに判明している。また、予算の権限もない。
 下村文科相は、大臣として、最高決定の責任者であることになるが、実際には、この人はとんでもない馬鹿男であることが判明しているし、この人に何かを求めること自体が間違っている。
 とすれば、自動的に真犯人はわかる。それは、事務方の最高責任者、つまり、文科相の事務次官である。この人が真犯人だ。
 具体的な名前を知りたければ、検索すれば一覧表が見つかる。
  → 歴代文部科学事務次官

 ともあれ、こうして責任者(真犯人)が判明した。だから、この人物を、更迭するべきだろう。
 なお、時期的には、ちょうど任期満了に近い時期となっている。だから、任期満了と混同されないように、はっきりと明示する形で更迭した方がいい。具体的には、職階を大幅に引き下げた上で、低い肩書きのまま、ほっぽり出すといい。もちろん、退職金も下げる。
 ここで、温情を出して、「任期満了」の形にしてはならない。そんなことでは、将来の官僚の暴走を防げなくなる。

 リーダーたるものは、情実に駆られず、鉄の規律をもって、信賞必罰で処するべきだ。そして、官僚組織の保身を目的としたあげく、国の方針を大きく誤らせるようにした事務次官については、厳しい処分を下すべきなのだ。
 鉄の女であるサッチャーならば、そうしただろう。安倍首相もまた、そうするべきだ。民主党いじめみたいな、ネトウヨごっこなんかやっていないで、官僚組織全体と戦うべきなのだ。弱い相手と戦わず、強い相手と戦うべきなのだ。

 [ 余談 ]
 でも、これ、安倍首相にとっては一番苦手なことだったな。何しろ、強い相手に尻尾を振るのが大好きな人だし。


犬 尻尾

posted by 管理人 at 16:33| Comment(1) |  東京五輪・豊洲 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
更迭が実現した。
 以下は、ニュースから。

 ──

 文部科学省は28日、新国立競技場建設の担当者だった久保公人スポーツ・青少年局長(58)が辞職し、後任に高橋道和内閣官房教育再生実行会議担当室長(54)を充てる人事を発表した。同省は辞職について「自己都合」と説明しているが、久保氏は定年まで1年半以上残しており、建設計画の白紙撤回に伴う事実上の更迭とみられる。

 人事は8月4日付。旧文部省出身の山中伸一事務次官(61)も退任し、後任に旧科学技術庁出身の土屋定之文部科学審議官(62)が昇格。山中氏の退任は「定期異動の一環」(文科省幹部)との見方もあるが、新国立をめぐって責任論も浮上していた。

 → http://www.sankei.com/sports/news/150728/spo1507280013-n1.html

 ──

 ※ 産経のニュースだが、報道各社で同じ文面を使い回している。共同通信が配信元らしい。
Posted by 管理人 at 2015年07月28日 15:29
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