2015年07月13日

◆ ゴミの分別・リサイクル

 ゴミの分別・リサイクルについて、朝日新聞が現状をレポートしている。 ──

 現状のレポートだが、有益な情報があるので、一部転載する形で紹介する。
 《 プラスチックごみ、どうしたらいいかを考える 》
 稼働日には1日に10トンのプラごみが搬入されます。分別後、容器包装は「日本容器包装リサイクル協会」に送られます。それ以外の製品プラもRPFと呼ばれる固形燃料に加工され、炭をつくる工場に販売されます。
 分別・リサイクルの委託費(1トンあたり税抜き2万6400円)は焼却費用(約2万円)より高くつきます。
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 アンケートでは、プラは焼却した方が効率的という声もありました。
 「石油製品を分別せずに一緒に燃やすことで、適度なカロリー(熱量)ができ、無駄に資源を投入することなく焼却できる。(だもりん・30代男性)」
 東京23区は08年度、それまで埋め立て処分してきた廃プラスチックを可燃ごみに変えました。
 組合は「再生利用が一番ですが、プラを安全に燃やし、焼却熱による発電量も上げる体制が整いました」と言います。
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 ですが、港区では08年から宝塚市と同じくプラ類の一括回収・リサイクルをしています。製品プラは川崎市の昭和電工の工場で、アンモニアの製造に使われます。
 区の荒川正行・リサイクル清掃事務所長は「温暖化の原因になる二酸化炭素の発生を抑制することが最大の狙いでした」と言います。焼却処分に比べ80%以上少ないそうです。
 回収・リサイクルには年間約3億円の費用がかかりますが、10年秋に今後の処理方法について区民にアンケートしたところ、「環境負荷の少ない方法」「現状のとおり回収・再生利用」を望む声が8割近く、「燃やして電力・熱回収」は1割未満でした。
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 家庭から出る使用済みプラスチックのうち7割は容器包装プラ、3割が製品プラと言われます。環境省の実態調査によると、2013年度に製品プラをリサイクルしている自治体は2割。多くは可燃ごみと一緒に焼却されているようです。
 循環型社会形成推進基本法は、資源の有効利用や地球温暖化防止の観点から、焼却による熱回収よりリサイクルによる再生利用を優先しています。このため製品プラについても、11年度から店頭回収の実証実験を始めています。
 実証実験の費用は環境省が支出していますが、制度化するとなれば、自治体や関係企業の負担は免れません。環境省リサイクル推進室長は「製品プラのリサイクルについて、メーカーの関心は高いですが、費用が最大の課題です」と言っています。
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 樹脂メーカーなどでつくるプラスチック循環利用協会によると、2013年に家庭などから出たプラスチックごみのうち、リサイクルしているのは2割で7割以上は焼却しています。ただ多くの場合、焼却の際の電気や熱は利用しています。埋め立ては6%です。
 再び製品を目指すリサイクルに向くのは、ペットボトルや白色トレーなど素材が単一のものですが、これは家庭から出るプラごみの1割程度です。その他のプラは素材ごとの分別が難しく、混ざると強度や性能が落ちるので製品には向きません。「無理して製品にしても、環境負荷低減にはあまり貢献できず、かえってコストの増大につながります」というのが、協会の立場です。
 自治体からプラごみを引き取り、業者にリサイクルを委託しているのが、日本容器包装リサイクル協会です。13年度に引き取ったペットボトル以外のプラのうち、製品にするために委託したのは約35万トンです。でも、実際に製品になったのはその半分で、残りは焼却されています。5割以上のリサイクルをすれば、業者に委託料が満額支払われるルールになっているのです。
 焼却の際の発電効率も、約12%で低いレベルです。環境省の調査では、施設あたりの発電量は欧米に比べ、4分の1から5分の1程度でした。
( → 朝日新聞 2015-07-12

 より詳しい話は、すぐ上のリンクをたどって、原文を読めばいい。(無料で全文を読める。少なくとも、2015-07-13 の時点では。)

 [ 付記 ]
 すぐ上の着色部を読む限りでは、分別というのは、リサイクルのためにやっているというより、委託料という名の補助金をもらうためにやっているようだ。
 また、無理に製品リサイクルをしても、そのための手間に多大なエネルギーを消費するので、結局は環境の改善にはなっていないようだ。
 それにもかかわらず、「二酸化炭素を削減するため」という名目で、「焼却処分に比べ80%以上少ない」というふうに嘘をついて、製品リサイクルをしているようだ。(実際にそんなに効率がいいのは、一部のプラ・トレイなどだけで、他の大部分は効率が悪いのだが、それを隠蔽して、口先でうまいことを言っているわけだ。詐欺だね。公営詐欺。)



    ( ※ 本項は、最後にちょっと意見があるものの、基本的には記事の紹介だけです。これは、本来の引用とは異なりますが、著作権的にはセーフでしょう。別に、朝日の記事を転載して、私がアフィリエイトで稼いでいるわけでもないし。どちらかと言えば、朝日の広告をしているようなものです。)



 【 関連項目 】

 過去記事でも、似た趣旨の話を書いている。5〜10年ぐらい前の記事。
  → サイト内検索
posted by 管理人 at 20:20| Comment(0) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
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