2015年05月19日

◆ オスプレイ導入の愚

 自衛隊はオスプレイを導入することを決定済み。しかしこれは馬鹿げている。なぜなら戦争のとき、オスプレイはすべて撃墜されてしまうからだ。 ──

 オスプレイの事故率のことばかりが話題になっているが、もっと本質的な問題がある。
 政府はすでにオスプレイを導入することを決めた。
  → 防衛省、陸上自衛隊に V-22 オスプレイ 導入を決定
 価格は 17機と部品などで総額 3600億円。
  → 乗りものニュース

 さて。これをどう評価するか?
 飛んで火に入る夏の虫、という言葉があるが、これはまさしくオスプレイのことだ。たとえ空を飛んでも、敵の戦闘機にあっさり撃墜されてしまう。
 では、どうしてこういうことが起こるのか? 

 そもそもオスプレイは、戦闘機ではない。戦争で戦う兵器ではない。主として輸送をするもので、あくまで補完的なものだ。主用途は、敵地(など)への兵員輸送だ。これは、日本では、尖閣諸島への兵士運搬に相当する。敵が尖閣諸島に上陸したら、それを迎え撃つ兵士を派遣するわけだ。
 このような用途は、ある。ただし、それはあくまで補完的なものだ、という点に注意。実際に戦闘活動をするのは、まずは戦闘機である。自衛隊の戦闘機が、敵の戦闘機と戦い、敵の戦闘機を排除する。そのあと、制空権を得た状態で、オスプレイが兵士を輸送する。……これが正当な使い方だ。
 もちろん、アメリカならば、そういう使い方ができる。F-22という強力な戦闘機があるがゆえに、制空権を握れるからだ。

 では、日本は? それができない。
 F-22 は、もともと存在しない。
 F-35 は、配備されるとしても数年後だ。機数もわずか。まともな部隊ができるのは、早くても5年後。たぶん実際には 10年ぐらいあとだ。
 F-15 は? あることはあるが、もはやポンコツに近くなっており、実働するものの数は限られている。また、性能も高くないので、ロシア製のスホーイと戦えば、相当数が撃墜されて、ほとんど残らなくなるものと思える。
 F-4 は? もはや耐用年数が切れているも同然の状態だ。空を飛ぶこと自体が驚きだ。
 というわけで、結局、日本にはまともな戦闘機がない。敵が最新鋭のスホーイの戦闘機部隊を寄越したら、日本の戦闘機はすべて撃墜されかねない。そんな状態でオスプレイが空を飛んでも、飛んで火に入る夏の虫だ。……これが、冒頭で述べたことに相当する。

 ──

 では、どうすればいいか? 簡単だ。戦闘機を導入すればいい。とりあえずは、ユーロファイター・タイフーンか、ラファールか、FA-18 あたりが候補になる。さもなくば、F-16 の大量発注か。これらのどれであってもいい。どれであっても、ないよりはマシだ。
 ところが自衛隊が選んだ方針は「なし」である。「戦闘機はいらない。オスプレイがあればいい」というもの。かくてオスプレイに 3600億円も払う。その金で戦闘機を買うこともしない。どうせなら F-16 かタイフーンを 25機ぐらい買えばいいのに。そうすれば「戦闘機はポンコツだらけ」という状況を脱せるのに。
 まったく、ひどいものだ。

( ※ 実を言うと、オスプレイを導入するのは陸上自衛隊であって、航空自衛隊ではない、という理屈は成立する。しかし金を出すのは日本政府なのだから、自衛隊内部の予算配分なんかは、どうでもいい。別に、自衛隊が政府よりも偉いわけじゃない。

 ※ 戦闘機不足で戦力が足りない、という件は、前に述べた。
    → 中国の空軍に完敗する



 [ 付記 ]
 「オスプレイは小笠原諸島から急患を運ぶのに有益だ」
 という声がたくさんある。しかし、これはおかしい。

 (1) 3600億円もかけるのであれば、数億円で、小笠原に病院を建設する方が、ずっとう効果的だ。何時間もかけて東京に運ぶよりも、現地でさっさと手術する方が、ずっと効果的だ。(数億円で足りる。)

 (2) 百歩譲ってオスプレイを導入するにしても、そのためには2機あれば十分で、17機も必要ない。急患がどうのこうのは、17機を導入する理屈にはならない。

 (3) そもそも、オスプレイなんかなくても、現状でも急患の輸送はできている。飛行艇や高速ヘリコプターがある。下記に実績の数値がある。
  → http://www.ogasawaraclinic.jp/clinic/state.html

 (4) 「救命艇やヘリコプターに比べて、オスプレイは時間が短縮できる」という意見がある。「救命艇は乗り込むのに時間がかかるし、ヘリコプターは速度が遅い」という理由からだ。
 しかし、これもおかしい。なぜなら、オスプレイは重量(15トン)が大きすぎるがゆえに、病院の屋上ヘリポートには着陸できないからだ。
  → Google 検索
 オスプレイに病人を乗せた場合、東京の飛行場に着陸させるしかないので、そこから患者を運搬するために余計な時間がかかる。これは、ヘリコプターを使った場合と比べて、大いなる時間のロスだ。
 「オスプレイで急患輸送」と言っている人は、「オスプレイは病院の屋上ヘリポートが使えない」という点を見失っている。論拠が狂っている。
 
 ※ オスプレイの 15トンというのは、空荷のときの重量。
   実際には、装備や燃料があるので、20トンぐらい。
 ※ 空港ならどこでも大丈夫かというと、そうでもない。
   たとえば八尾空港には 5.7トンという重量制限がある。
   橋下市長はここにオスプレイを導入しようとして、断られた。
 ※ 「オスプレイは病院のヘリポートに直接降りられる」と述べたのは、
   小野寺防衛相。( → 朝日新聞
   ま、例外的に、地上ヘリポートを備えた病院も少しある。
   ただし、あくまで例外的だ。一般的には成立しない。

 (5) 「ヘリコプターは遅い」というのは、旧式のヘリコプターを使っているからだ。小笠原の急患輸送に使う自衛隊のヘリコプターは、時速 250キロぐらい。
  → Wikipedia
 しかしもっと高速のヘリコプターもある。(開発中。)
  → シコルスキー S-97 ライダー
  → ユーロコプターX3
 これらは時速 470キロぐらい出せるので、現状の2倍ぐらいだ。オスプレイの最大巡航速度も同程度。となると、屋上ヘリポートを使えないオスプレイと比べて、屋上ヘリポートを使える分、時間を短縮できる。しかも、コストは格安だ。
 
 (6) 実を言うと、オスプレイで急患を運ぶ場合、時間が倍もかかる。なぜなら、オスプレイはもともと首都圏の基地に配備されているので、そこから小笠原まで派遣するための時間がかかるからだ。(往路)
 一方、高速ヘリコプターならば、(安価な民間機なので)小笠原または硫黄島(自衛隊基地)に常駐させることができる。この場合は、都内から小笠原まで来るための時間が必要ないから、ただちに出発できる。大幅な時間短縮だ。
 こういうことがわからないまま、カタログデータだけ見て、「オスプレイの方が最高速度が速いから、短時間で急患を運べる」と主張する人がいる。論理の欠陥に気づいていない。
    ( ※ ところが、これとは逆のことを主張する人がいる。「オスプレイは片道だけで済むが、飛行艇では往復するから、飛行艇に比べて半分の時間で済む」というふうに。→ 米軍のサイト。/ 馬鹿馬鹿しい。この理屈では、超高額なオスプレイを、硫黄島に常駐させておくことになる。これではオスプレイは本土防衛に役立たない。金の浪費だ。硫黄島に常駐させて、どこの軍隊と戦うつもりなのか? 米軍と戦うつもりなのか? 呆れる。オスプレイを硫黄島に常駐させて急患輸送に役立てたいなら、むしろ、小笠原に高度な病院を設置するべきだろう。その方がずっと有益だ。)
    ( ※ そもそも、高額な兵器で片道輸送をしたいのであれば、現状の飛行艇を大量発注する方がマシだ。現在の US-2 はたったの4機しか発注していない。これでは泣く。オスプレイのかわりに飛行艇を大量発注する方がいいだろう。オスプレイよりも飛行艇の方が兵士の運送量も大きい。また、国産機である点も好ましい。さらに言えば、使える場面も広い。たとえば、荒れた気象の下で辛坊治郎のヨットを救助したのは、飛行艇だ。また、海上にいる船の乗員を搬送したこともある。[→ 出典 ]。そのいずれも、オスプレイでは無理だっただろう。オスプレイよりは飛行艇の方がずっといい。)
    ( ※ オスプレイは垂直離着陸をすると、燃料を馬鹿食いするので、航続距離が極端に短くなる。→ 画像Wikipedia。一方、飛行艇の航続距離は、その数倍にもなり、圧倒的に長い。→ Wikipedia 。というわけで、オスプレイなんかより、飛行艇の方がいいのだ。)
 
 (7) ユーロコプターX3 の動画。ちょっとオスプレイに似ている。



 見ればわかるように、上昇用のプロペラと、推進用のプロペラを、分離している。このことで、機構を簡素化して、コストを下げている。
 一方、複雑な機構でプロペラの角度を変えるオスプレイは、故障もしやすいし、コストも大幅に上昇する。この意味で、オスプレイは失敗作だ、と断定していいだろう。
 技術的に無理のある機械は、どこかしら「美しくない」と感じさせるものだ。オスプレイはそれに該当する。
 それに比べると、ユーロコプターX3 は、機構的に簡素であり、「美しい」と感じさせる。これは成功作だろう。
 日本が 3600億円もかけてオスプレイという失敗作を買うのは、残念なことだ。おまけに F35 という失敗作も買うし。いいカモですね。(同じ金をかけるなら、戦力は低下する。軍事オタクならば、悲鳴を上げそうだが、なぜか、戦力低下をしても喜んでいる。性能が低くても複雑なメカなら喜ぶ、というのが、軍事オタク。)
posted by 管理人 at 22:32| Comment(18) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後の <STRONG>[ 付記 ]</STRONG> にいろいろ加筆しました。
Posted by 管理人 at 2015年05月19日 23:39
ドローンは中学生で卒業しなくちゃね
Posted by 先生 at 2015年05月20日 06:32
ネットを検索徘徊していたら気になった記事が在りましたので読んでみました。少し誤解されていることがあったので

付記について
(1) は単なる感情論なので何も言いません。人それぞれの違った考え方が在ると思いますから。
(2)2機あれば十分で、17機も必要ない。これも感情論の派生ですので考え方の問題だと思います。
(1)(2)(3)に関して言えば小笠原救急活動に使うだけ為に導入しているのではない事ですね。
(4)について八尾空港には 5.7トンという重量制限で断られたのではないですよ。空港が狭いんです。周りが普天間以上に住宅地なんです。戦略的に意味がない。その理由で反対と運用不可なんです。
八尾空港には 5.7トンという重量制限は民間機の制限であり、空港の滑走路が壊れてしまうとかではないので、もし八尾空港周辺で緊急物資が必要な場合オスプレイは垂直着陸が出来る積載重量内で着陸することは可能です。あくまでも米軍の訓練や緊急発動で活用するためには向かないと言うだけです。
基本オスプレイは垂直着陸が出来る積載重量内であればヘリポートでも可能です。但し普通のヘリの倍の風圧があると考えてください。

オスプレイは大量の輸送と長距離の航行をヘリと同じ形式で活用できる事であり、ヘリで兵隊を最前線に送る役割だけではなく、大規模災害時の輸送や以前あったイラクでの邦人保護のような場合、アジア地域での邦人保護に使う事も出来ます。

ユーロコプターX3が販売されると想定される2020年頃という事と、二人乗りで価格が本体だけで50億は下らないでしょう。ちなみにオスプレイも本体だけなら100億円です。
Posted by おじさん at 2015年05月20日 21:41
誤読していますよ。
 (1)(2) は、オスプレイの導入の話そのものではなくて、「小笠原の急患搬送」という目的に限った話です。そのためには2機あれば十分だというだけで、国全体の話をしているわけではありません。「オスプレイ導入は小笠原の急患を運ぶために必要で、そのためには17機が必要だ」という論理を否定して、「そのためには2機で十分」と言っているだけ。軍事目的は別の話です。
 軍事目的で導入するなら、軍事目的をきちんと語るべきであり、小笠原の話(例外的)なんかをするべきではない、ということ。導入したければちゃんと理由を示せ、ということ。

> イラクでの邦人保護のような場合、アジア地域での邦人保護に使う事も出来ます。

 そのために馬鹿高い専用機を2機も導入するのに、何でオスプレイの出番があるんだ? ボーイング 777-300ER 2機で、合計 1000人も搭載できるのに、オスプレイで 20人ぐらい搭載することに何の意味があるんだ? 
 というか、オスプレイの航続距離は短いので、アジア諸国にまで行けません。途中で墜落する。

 ユーロコプターX3 は、軍用機じゃないんだから、価格はずっと安いはず。B767で約150億円なんだから、50億円もするわけがない。そんな価格では誰も買わない。サイズがかなり小さいことからして、普通のタイプの大型ヘリと同程度、つまり、(高くても)20億円ぐらいと見込まれる。このくらいの値段でないと、誰も買わないと思う。
現実的に予想するなら、ホンダジェットと同程度の価格でしょう。
Posted by 管理人 at 2015年05月20日 22:08
オスプレイなんて失敗作に大金をかける愚を、ミクロしか見えないミリオタはわからないんですなあ。かわいそうに。

ただし、宗主国様が許してくれれば、日本独自の魔改造という手も…

ただし、飛行機は、機体空力デザインが命なので、オスプレイの不自然な空力デザインでは、魔改造も無駄に終わるような気がします。

あっ、私ですか?
私は、ミリオタでなくメカオタです。
Posted by 素人 at 2015年05月20日 22:59
オスプレイの導入になぜ「小笠原の急患搬送」という目的に限った話だけで否定するのです?
そこが間違えてませんか?
他の導入理由も普通に在りますよね。陸自の大型輸送ヘリCH47の後継機としての採用。CH47の導入で自衛隊幹部の天下りなど癒着があったため、当時の民主党の玄葉大臣が導入を決めた事です。現時点で最新の輸送ヘリで在ることは間違いないですし、現行のチヌーク併用して、東京-沖縄間を航行出来る長距離輸送能力と倍以上の速度航行能力は相互補完できる機体と思います。一か零ではないのです。

オスプレイは民間で使うのは頭がおかしいかもしれません。東京都が購入したら馬鹿かといわれる可能性もあります。なので、そんな話も出てきませんし、そんなことを考えて批判する方もいないのが現状です。

あとイラクまで往復しろなんて考えてないです。
イラクの様な事があった場合、東アジア・東南アジア辺りであれば活躍できます。もちろん、無着陸とは言いませんが1600kmも航行できる垂直離着陸機は他にありませんので、あれば対応も広がりますよね。

ユーロコプターX3 は、軍用機じゃないんだから、価格はずっと安いはず。とおっしゃっていますが高いですよ。市場に出回っている旧式の大型ヘリですら10億ぐらいしますからね。ホンダジェット価格で買えるならね、ほんとに革命的なヘリですよ。ただ軍用のオスプレイと比較することはあり得ないですけどね。そもそも航行距離も小笠原に届くか疑問視ですけどね。
ユーロコプターX3 でもバリバリ軍用にすればもっと高いですよ。1959年に開発されたUH-1Jですら2003年度購入で12億、CH47で50億ですから。
現状2人乗りなので戦闘ヘリまたは偵察ヘリにしか流用できないですけどそうなったら凄い高くなる。
Posted by おじさん at 2015年05月20日 23:27
↑ あなた滅茶苦茶に誤読していますよ。ちゃんと読んでください。

> オスプレイの導入になぜ「小笠原の急患搬送」という目的に限った話だけで否定するのです?

 否定していないでしょ。ここでは、「急患は全面導入の理由にならない」というふうに、導入の論理を否定しているんです。ここで否定しているのは、導入の論理。導入の是非ではない。勘違いしないで。

> 東アジア・東南アジア辺りであれば活躍できます。

 無理ですよ。
 http://blog-imgs-66-origin.fc2.com/1/6/1/16162ch/20121001j-04-w400.gif
 荷物なし、無風、というふうな好条件がそろって、ようやくフィリピンに到達でいる程度。条件がちょっと悪ければ、途中の海に墜落。
 現実的には、尖閣諸島が実用範囲。それだけ。

> ユーロコプターX3 でもバリバリ軍用にすればもっと高いですよ。

 軍用にするわけがないでしょうが。私が言っているのは急患輸送だけです。
 誤読しないで。

 軍用ならば、「戦闘機を買え」と言っています。ヘリコプターの出番じゃない。
 
> ほんとに革命的なヘリですよ。

 そうかなあ。ただのヘリコプターに、プロペラ機のエンジンとプロペラを2台積んだだけだと思う。ヘリコプターとプロペラ機を合体させただけ。技術的には既存技術だけで済む。オスプレイみたいに新規技術を開発したわけじゃない。
 コストも、ヘリコプターと双発プロペラ機の合計価格よりは大幅に安いはず。10億円にはならないでしょう。
 ちなみに、双発プロペラ機の価格は、たったの1億円です。
 → http://en.wikipedia.org/wiki/Piper_PA-34_Seneca
Posted by 管理人 at 2015年05月20日 23:40
>荷物なし、無風、というふうな好条件がそろって、ようやくフィリピンに到達でいる程度。条件がちょっと悪ければ、途中の海に墜落。

軍事的な運用については詳しくないのですが
運用範囲を無給油で運用できる範囲に限定する必要はないのでは?
飛び石的に途中給油しながら移動することも、いざとなったら空中給油も可能でしょう。
紛争地域からの邦人救護を考えた場合、紛争地域の範囲がオスプレイの航続距離を超える状況はほぼ無いでしょう。
また、空港は重要施設です。紛争時に固定翼の大型機が着陸可能な状況に保たれるとは限りません。
⇒支配地域外の空港はほっておくと相手側の輸送拠点になりますから、可能な限り利用できないようにするでしょう。そのような状況では長大な滑走路が不要なオスプレイはうってつけですね。
輸送可能人数についても足りなければ機数を増やせばいいだけです。
なにもすべての移動をオスプレイで行えとは言っていませんよ。
一旦安全地帯に移動できれば後の長距離移動は専用機を使えばいいんです。

ヘリより優速に、それなりの機材と人員を滑走路がない土地に送り込むことが可能な能力を考えるならば、利用方法はいくらでもあります。
たとえばネパールの地震、日本の災害救助部隊はカトマンズ空港が一杯のため、現地入りが1日遅れましたが、
オスプレイを併用すれば、遠方の空港から被災地の近傍まで物資・人員を運ぶことができたかもしれません。
もちろん、国内の災害への対応も現状より改善される可能性大です。
(緊急時ならば、離着陸場所についても実行上運用可能ならば「既定の離着陸重量が」とかは目をつぶってもらえるかな・・・)
Posted by 普通の人 at 2015年05月21日 06:56
2015年05月21日 06:56
のコメントは、邦人救出・災害救助を目的にオスプレイを日本国外に派遣しても可となった場合が前提です。
れっきとした軍用機なので。念のため
Posted by 普通の人 at 2015年05月21日 07:21
> 飛び石的に途中給油しながら移動することも、いざとなったら空中給油も可能でしょう。

 できないことはないが、危険性もあるし、戦争でもないときにそんなことをする手間をかける必要がない。普通に飛行機を飛ばせば済むときに、わざわざ大変なことをする必要がない。だいいち、その間、空中給油機が日本になくなり( or 減り)、日本の防衛能力は激減する。敵国が大喜びで日本を攻めてきたらどうするんだ? 

> 紛争時に固定翼の大型機が着陸可能な状況に保たれるとは限りません。

 そんな危険な地域(たとえばシリア)には、オスプレイだって飛ばせません。撃墜されそうだし。
 邦人救護の場合は、いったん自力で陸路で紛争地域から出てもらうのが常識。その後、安全地域から邦人救護する。ゆえにオスプレイの出番はない。

 普通の条件ならば飛行機で済むし、特別に困難な条件ならばヘリコプターの方がいい。ことさらオスプレイが必要な条件を探し出そうとする必要はない。実際、オスプレイをたくさん持っている米軍だって、オスプレイを投入しているわけじゃない。
 あと、オスプレイは遅いので、ネパールに到着するのも1日ぐらい遅れそうだ。到着したあとも、オスプレイが着陸できるヘリポートが見つからず、草原に強行着陸、なんていうハメになりそうだし、その場合は事故が起こる可能性もある。まあ、無理はやめた方がいい。

 あと、そもそも邦人救護ということ自体が必要ない。通常は陸路で危険地を抜け出せば、それで終了。あとは陸路でも民間航空機でも好き勝手に使えばいい。政府がやるべきことは何もない。強いて言えば、交通費として現金を渡せば済む。
 ちなみに、イラク人質事件では、解放された人質は現地に残りたいと言ったのに、無理やり強制的に政府専用機に乗せて日本に連れ帰った。人さらいみたいなものだ。政府のメンツのためだけにやった。ここでオスプレイを投入しても、危険度が増すだけで、百害あって一利なし。

> 国内の災害への対応も現状より改善される

 同じ金でヘリコプターを大量導入した方がいいですよ。特にドクターヘリ。効果が多大です。3600億円もかければ、どれほど効果があることか。
 現実には、年間2億円の費用が出せないため、ドクターヘリは大幅不足で、日本は死者が多数出る状況を放置している。( Wikipedia を参照。)

 ともあれ、ドクターヘリを配備しないで多数の死者を出していることからして、政府の目的が人命救助でないことは明らかだ。オスプレイの目的は、人命救助ではない。おおむね、軍事オタクの戦争ごっこであるにすぎない。だから17機という無駄に大量の機数を導入する。そこを正直に語るべきだ。人命救助を口にするなんて、詐欺も同然だ。
Posted by 管理人 at 2015年05月21日 07:38
管理人さんのいうことにも十分理由はあるとおもいますね。

人命救助「にも」使えるのは便利ですが、人命救助「のために」入れるのは間違い。

乗り物ニュースにずばり書いてありますが、オスプレイは24人の人員を速く、遠くに、どこにでも運べる輸送機ですし、3600億かけて入れる理由をはっきり言ったらいい、ということですよね。

17機必要なのは、つまりは戦術的に100人規模のまとまった兵員を運ぶにはそれくらい必要で、ヘリコプターでは人員の輸送力・早さ・遠くにという点がおとるから、作戦能力を広げるために純粋に軍事的に導入したいわけですね。

日本近海の航空優勢は日米で獲れますから、あとは先遣隊の人員輸送手段がいくつかあれば、島嶼防衛・奪還に有利なわけですね。その後、おもむろに本隊が揚陸艦で乗り込むというぐあいですね。
Posted by 通りすがり at 2015年05月21日 13:29
>人命救助「にも」使えるのは便利ですが、人命救助「のために」入れるのは間違い
管理人さんは人命救助のためにも使えないといわれているように感じるのですが・・・
Posted by 普通の人 at 2015年05月22日 01:41
↑ ここでは「百歩譲って」の場合の話なので、

「(たとえ)人命救助「にも」使えるのは便利だとしても、人命救助「のために」入れるのは間違い」

 というふうになります。
Posted by 管理人 at 2015年05月22日 07:48
明瞭簡潔な資料を見つけました

http://www.jnpc.or.jp/files/2012/12/1438a06b1bf6c273666cb0f2f021e84c.pdf
サルバトーレ・アンジェレラ 在日米軍司令官

>私からみてオス プレイのメリットは、単純に 3 つであり、速度が 2 倍、積載量が 3 倍、そして飛行できる行動半径 が 4 倍になるということで、防衛、そして人道的 な援助、救援活動を行ううえで大変有用な機種で あるというふうにみています。

つまりは、軍用ヘリのアップグレード版ですよと言っているわけですね。軍用ヘリの戦場や救難活動等での輸送のメリットはベトナム戦争をみるまでもなく確立していますので、軍用ヘリを運用する組織がより優秀な機体を求めるのは理にかなっています。

作戦上有用か、そうでないかの議論は、有用一択で最終結論が出ています。能力としてはヘリを完全に上回っていますので。

ただ、コストパフォーマンスが適正かどうかは、別の判断になります。うなるほど金がある米軍(軍事費60兆円/年)ならともかく、自衛隊がもつべきかどうか、国防にどのくらい資金をかけるかの議論をすべきだと思います。
Posted by 通りすがり at 2015年05月22日 13:52
>F-35 は、配備されるとしても数年後だ。機数もわずか。まともな部隊ができるのは、早くても5年後。たぶん実際には 10年ぐらいあとだ。

http://bit.ly/29rosFu
>日本の F35 は何年も先。

勘違いされてますよ。

http://bit.ly/29lZTO9
>日本向けとなるF-35A「ライトニングII」戦闘機AX-1(初号機)が、アメリカ会計年度第4四半期中(2016年7〜9月)にも完成
Posted by 南蛇井 at 2016年07月07日 01:30
 別に勘違いしていないと思いますが。
 本年度中に4機が来るだけで、残りは後回し……というのが私の認識ですが、上記の記事にもそう書いてあるし、私の認識通りです。

 たったの4機が来ても、それはただの試験用みたいなもので、ほとんど意味がない。あってもなくてもたいして変わらない。実際に運用するわけじゃない。パイロットの訓練用に使うぐらいです。スクランブル発進するのに使われるのは、今後も何年間かは F15 でしょう。
 F35 の機数がまともに使えるほど増えるのは、数年後となります。

 Wikipedia で調達予定数を調べ直したら、初年度4機で、5年かかって計22機。これじゃ、まともな部隊とも言えないな。40機ぐらいがそろうのは、それよりさらに何年も先だ。8〜10年後か。120機になるのは、15年後ぐらいかな。

 ──

 次の記述もあります。

> 量産機の配備順は 評価試験部隊>訓練部隊>実戦部隊 の順なので、初期生産分はまず評価試験部隊に配備されます。
http://j.mp/29zn4RL

 これによると、訓練用以前で、評価用であるようです。訓練が始まるのは、まだまだ先のようですね。実戦配備は、さらにその先。
 そもそも、現状は初期生産 LRIP であって、まともな生産段階に入っていない。( F35 はまだ開発中です。完成していない。)
Posted by 管理人 at 2016年07月07日 06:24
ユーロコプターX3 は実用化されることはないでしょう。
以前にも似たヘリを作っていますが、パイロットとか乗客が前面のプロペラで乗り降りの際に切断される事故が発生して中止になっていますよ。
Posted by ユーロコプターX3 at 2016年12月24日 20:20
> パイロットとか乗客が前面のプロペラで乗り降りの際に切断される事故

 人がいるのにプロペラを回すとしたら、それは、機能ミスじゃなくて、ただの人為ミスだと思えるが。
 同様のことは、他でも起こる。たとえば、プロペラの双発機や単発機でも、起こる。また、ジェット旅客機だって、人がジェットエンジンのそばにいるときにエンジンを動かせば、そこにいる人が死んでしまう。

 ──

 ただし、それとはまったく別の理由で、ユーロコプターは実現しそうにない。欠点があるからではなくて、長所が小さすぎるからだ。この点については、下記で詳しく論じた。
  → http://openblog.seesaa.net/article/438126907.html

 一方、オスプレイに似たもので、もっと小型化したものがある。 V-280 というもの。これは、小型化したので、オスプレイの無理ないし欠点がない。下記で論じた。
  → http://openblog.seesaa.net/article/438193537.html
Posted by 管理人 at 2016年12月24日 21:52
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