御嶽山のときには軽自動車ほどの大きさの岩石が飛んだし、近くにいる人は噴石の直撃を受けて死んでしまったりした。そこで「噴火は危険だ」という見方が広まったが、現実には危険である範囲は限られている。
御嶽山のときには、下記リンクの図のようだった。
→ 御嶽山噴石の範囲は?
危険だったのは、半径 500メートルの範囲。1km も離れれば、もはや危険性はほとんどない。特に、1km 離れて、バスの中にいれば、安全性は十分だと言えるだろう。今回も、これを基準に考える。
※ 雲仙の噴火ぐらいだと大変なことになるが、雲仙のときには、実際に小さな噴火が何回か起こってから、大規模な火砕流が発生した。その意味で、逃げるために時間は、何日間もある。御嶽山の噴火のような突発的な噴火は、水蒸気爆発によるものであり、雲仙の噴火とは別のものだ。「突発的な大規模火砕流」というのは、まず考えられないので、心配しなくていい。
※ 噴火の規模が大きくなっても、噴石は上方に勢いよく飛ぶだけなので、水平方向の遠方にまで到達することはありえそうにない。過去の巨大噴火でも、上方に大きく伸びるだけだ。横方向に伸びる場合は、長い時間のかかる溶岩流ぐらいだ。要するに、1km 離れれば大丈夫だ、ということ。
──
「1km 離れて、バスの中にいる」というふうに安全性を保った上で、プランを示そう。
実は、これは、普段の観光でも「最安コース」を取ったのと同様のコースだ。もともと「最安コース」を取るつもりなら、噴火に関係なく、下記のコースを取ればいい。
(1) 都内から芦ノ湖
新宿または横浜から、芦ノ湖まで、高速バスが運行されている。時間的にもコスト的にも、箱根は鉄道よりもバスの方がいい。これで芦ノ湖まで行くことをお薦めする。(芦ノ湖の南端のあたりがお薦め。)
→ 小田急箱根高速バス
→ 箱根線(新宿-御殿場・箱根)
→ 羽田線(羽田・横浜-御殿場・箱根)
出発地や到着地によって異なるが、だいたい 2000円程度。時間は2時間ぐらい。
( ※ 羽田・横浜から羽田線を利用した場合は、到着地が芦ノ湖北部の桃源台となる。その先は徒歩で南へ歩いて行けばいい。こんな経路で。その後、歩いて疲れたら、バスに乗って、北部へ戻る。)
(2) 箱根漫遊
大涌谷は行けないが、芦ノ湖の周辺を散歩したり、芦ノ湖の船に乗ったりできる。
散策は、こんな情景を楽しめる。
船は、下記ページに情報がある。
→ 箱根 芦ノ湖遊覧船
駒ヶ岳山頂もいい。ここにロープウェーがあるので、大涌谷のロープウェーのかわりに、こっちで楽しむこともできる。(値段は税別 1000円と比較的安い。山頂では、富士山や芦ノ湖を展望できて、絶景なので、晴れた日には乗る価値あり。曇りだと富士山は見えない。→ 画像 )
→ 箱根 駒ヶ岳ロープウェー
仙石原にもいろいろと見るべきものがある。
→ 仙石原 - Wikipedia
このあたりはすべて、路線バスが通っているので、(歩き疲れたあとは)路線バスに乗って、南から北へと北上していけばいい。
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(3) 路線バスで強羅へ
夕方になったら、帰ることにして、(食事は取らずに)路線バスに乗ればいい。出発点は、桃源台か、仙石原か、だいたいそのあたりだ。あらかじめバス停と時刻表を調べておくといい。下記で見つかる。
→ 箱根の路線案内|箱根登山バス
桃源台か、仙石原のどこかか、そのいずれかで路線バスに乗って、強羅まで行けばいい。ちなみに、桃源台からなら、次のページで簡単にわかる。
→ バス乗換案内 箱根桃源台 ⇒ 強羅駅
時間は 36分間で、料金は 700円。安くて速い。
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ちなみに、ロープウェーだと、はるかに高額だ。桃源台から強羅 は、40〜44 分間で 1790円。
この意味で、ロープウェーよりも路線バス(および徒歩)の方が、コスト的にはお薦めだ。ロープウェーが止まっていようがいまいが、ロープウェーには乗る必要がないのだ。特に、若くて健脚であれば、大涌谷は自分で歩いた方がいいだろう。
( ※ ただし大涌谷を歩く場合は、上り坂よりは下り坂の方が楽だ。大涌谷を歩く場合には、往路を鉄道にして、復路を高速バスにすることで、大涌谷を下り坂にした方がいいかもしれない。)
( ※ ただし、高速バスは、あらかじめ予約する必要がある。その意味では、帰り時間が不明の旅では、高速バスは復路でなく往路に使う方がいい。大涌谷は通らなくてもいい。あそこは硫黄の臭いがきつくて、呼吸器に害悪がありそうなので、通らずに pass した方が良さそうだ。)
(4) 強羅から都内へ
強羅に達したら、あとは鉄道に乗って帰路をたどればいい。箱根登山電車もおもしろい。帰宅が早めなら、夕方の風景を、箱根登山電車で眺めることができる。
経路は、Google や Yahoo で調べればいい。
なお、切符は小田原まで買う。(箱根登山線)
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ついでだが、おもしろネタで、次の話もある。
→ スイスのアルプスの山中を走る「箱根登山電車」
(5) 夕食
夕食は、小田原駅で取るのがお薦めだ。箱根や強羅では、観光地料金となっており、高くて不味いものしか食べられない。
その点、小田原駅なら、美味しいものが妥当な値段で食べられる。そばに漁港があるので、新鮮な魚介類がお薦めだ。
→ 小田原の魚介・海鮮料理(魚介料理) [食べログ]
山登りをした帰途に新鮮な海鮮丼を食べるなんて、(山でサーフィンするみたいに)ありえそうにない話だが、それが実現してしまうのだ。すごいですね。
小田原では、海産物も珍しいものをいろいろ売っているので、海産物のお土産を買ってもいい。(お土産屋は、山ほどある。)
[ 注記 ]
以上では、「1km 離れてバスの中」という条件を満たしているので、安全である。芦ノ湖近辺は、大涌谷から 2〜4キロぐらい離れているので、ここでは徒歩でも安全である。
【 訂正 】
「1km 離れて」と書いたが、これは目測の概算だった。正確に調べてみたら、600〜800 m ぐらいだった。詳細は、下記。
→ 気象庁 公式(pdf)
ただし、「バスの中」という条件は満たされるので、おおむね安全だと見なしていいだろう。
[ 付記1 ]
本項では観光案内をしたが、別に、今すぐ行く必要はない。1カ月ぐらいたって、ほとぼりが冷めたころに、休みを1日取って、遊びに行けばいい。
ただ、週末は混雑しているので、できれば平日に行く方がいいだろう。有給休暇を1日取って行くのがお薦め。あるいは、夏休み。(ただし夏の炎天下を歩くのはしんどい。……とはいえ、箱根は、霧が出ていることが多くて、割と涼しいことが多い。6月ごろの雨天の週末なんかは、割とお勧めかも。)
自動車があれば、自動車で行くのもいい。ただし、足が疲れると、運転に影響が及んで、交通事故の危険があるので、あまり歩けないと思った方がいい。
[ 付記2 ]
ともあれ、箱根は、優れた観光地である。特に、東京から日帰り圏内という観光地では、ベストだろう。尾瀬なんかに比べると、はるかに交通アクセスがいいし、見所もいっぱいある。
実を言うと、この箱根のすばらしさは、箱根が火山であることのおかげだ。大涌谷では火山の噴気が見られるし、芦ノ湖は噴火によって川が堰き止められたことでできた湖だ。二つの高い山があるのも、火山のおかげだ。箱根が火山であるがゆえに、ここは素晴らしい観光地となっているのだ。
日本人はその恩恵をあまり理解していないが、外国人にはよくわかる。外国人には、高尾山さえ、「都会のそばにある山」ということで、素晴らしい観光地と見なされる。まして、箱根となれば、非常に素晴らしい観光地となる。
ひるがえって、イギリスなんて平地ばっかりだし、イタリア・ギリシャ以外の欧州各地も火山はあまりない。火山がたくさんある日本は、欧州人にとって素晴らしい観光地となる。なかでも箱根はアクセスがいいので、とてもいい観光地だ。そこを日帰りで訪れることのできる人々は、とても幸運だ。
[ 付記3 ]
日帰りでなく一泊してもいい。その場合は、温泉を楽しめる。温泉に入って、ビールを飲むのは、極楽だ。また、いっぱい歩いて( or 登山して)、クタクタになったあとで、温泉の部屋のマッサージ器でマッサージを受けていると、これも極楽だ。
ただ、温泉だけなら、別に箱根でなくてもいい。下記では東京のそば(綱島)で温泉に入れる格安プランが紹介されている。
→ 綱島にある温泉「東京園」が最高
→ ありがとう、綱島温泉東京園
ここでは、短時間であれば、普通の銭湯の料金で温泉に入ることもできる。激安。
→ 料金・御予約のご案内
ただし、今月の5月末で一旦営業休止、一部取り壊しの上、建物を小さくしておそらく3ヶ月か4ヶ月後、もしくはもっと後に営業再開の見込みとのことだ。
→ 春の湯WIRE祭りと、綱島温泉東京園の休止と
[ 付記4 ]
仙石原には、明神ヶ岳から金時山へのハイキングコースもある。私も中学生のころに歩いたことがあったが、疲れてクタクタになりました。下山後の温泉で癒された。
仙石原は、アニメでも有名。 → 第3新東京市

タイムスタンプは 下記 ↓
>「突発的な大規模火砕流」というのは、まず考えられないので、心配しなくていい。
これは根拠がないと思います。2014年の御嶽山のときも、噴火とほぼ同時に火砕流が発生しました。たまたま登山道のない方に流れたので犠牲者がなく、大きく報道はされませんでした。
https://www.gsj.jp/data/bulletin/65_09_03.pdf
このときの初期温度は約100℃と低温で小規模でしたが、箱根で水蒸気爆発がおきたときに、これより大きな規模の火砕流にならないとは言えません。
このような噴火直後の火砕流がやはり一番怖いと思いますが、火砕流は高い谷を越えたりせず谷沿いに下流に向かいますので、地形さえきちんと把握しておけば安全かと思います。
ここでは「大規模」とある点に注意。
確かに小規模ならば起こりますが、小規模ならば途中で止まるので、近づかない限りは大丈夫。
大規模になるには、熔岩がたまって大きな塊になる必要があるので、それには数日間がかかります。雲仙の場合もそうでした。箱根の場合も、大規模な火砕流が起こることはありえますが、それには数日間がかかります。つまり、次の二者択一。
・ 突発的な小規模の火砕流
・ 数日後の大規模な火砕流
突発的なのも、大規模なのも、ともにあり得ますが、突発的で大規模なものはまずあり得ない、と考えていいでしょう。
なお、水蒸気爆発の場合には、熔岩は出ないので、大規模な火砕流にはなりません。Wikipedia にも御嶽山の火砕流の要約があります。
→ http://j.mp/1Efjy59
温度は高いところでも 100度だったらしいので、1km 離れたところでバスのなかにいれば、まず安全でしょう。バスなら(火砕流を見たあとで)すぐに逃げることもできるし。
ただ、御嶽山のときを大きく上回る火砕流が、噴火直後に発生する可能性は、いちおう考えたほうが良いかと思います。御嶽山規模の噴出量でさえ、噴火直後の火砕流が、2方向に、それぞれ1.5kmと2km、下るほどの量が出ていますので。
特に、箱根は噴火記録がないので、どのような噴火が起こるか想定できない怖さがありますね。
ただ、個人的には、いまの箱根山で噴火にまで至る可能性は低いと思ってはいますが・・。
>大規模な火砕流が起こることはありえますが、それには数日間がかかります
僭越ですが、それは間違いです。火砕流は、雲仙普賢岳のときのような溶岩ドームが崩壊することのみが発生要因ではありません。噴煙柱が自重で崩壊して火砕流を起こすケース(噴煙柱崩壊型)が多々あります。これは水蒸気爆発であろうがマグマ噴火であろうが、発生し得ます。代表的なものが、1902年のプレー山(噴煙の一部が火砕流となってサンピエール市を全滅させた)です。
したがって、噴火の規模によっては、数日を待たずに大規模な火砕流が発生することは、十分にあり得ます。
その場合、地形的に、湖尻や強羅温泉のほうに流れることになるかと思います。
──
1902年4月25日、プレー山は噴火活動を開始し、4月27日には山頂に直径180mの火口湖が形成され、噴出物が15mの高さに積もった。火口湖からは沸騰するような音がし、硫黄を含んだ火山ガスがサン・ピエールにまで達した。4月30日に付近の川で土石流が発生し、付近の村を飲み込んだ。
──
この場合も、数日間の余裕があったわけです。水蒸気爆発は別として、大規模な火砕流をともなう噴火では、数日間の余裕があるのが普通です。
少々誤解されておられるようです。
まず、4月30日のものは土石流であって、火砕流ではありません。その後の5月8日に、大きな噴火が起こって、その噴煙柱が崩壊して火砕流になったのです。
ちなみに、この噴火活動と並行して近隣のスフリエール山が5月7日に噴火し、すぐに火砕流が発生して、2000人弱が死亡しています。
噴火活動は、どのような経緯をたどるかは決まっていません。このときのプレー山のように、徐々に噴火が大きくなることもあれば、最初に最大の噴煙柱を噴き上げることもあります。
プレー山の5月8日のような大きな噴火が最初から起きれば、すぐにその噴煙柱が崩壊して、火砕流が発生します。ですので、「大規模火砕流の発生には数日間の余裕がある」という認識は、間違い(それも危険な間違い)です。
ご指摘のとおり、墳石や溶岩は、火口から十分な距離をとっていれば、あまり危険はありません。怖いのは火砕流です。そしてそれは、噴火開始から数日間の余裕があるとは限らないのです。
初めが、「4月25日、プレー山は噴火活動を開始し」です。その後、火砕流が発生したのは、5月7日以降。したがって、12日間も時間があったわけです。
開始は4月25日です。お間違えなく。
> プレー山の5月8日のような大きな噴火が最初から起きれば
そういう突発的なことはなくて、4月25日のような小さな開始時期がある、というのが、私の見解です。
突発的なことがあるとしたら、浅間山のようなふん詰まりタイプの火山でしょう。浅間山だったら、近づかない方がいいと思いますけどね。箱根はそうじゃない。
>そういう突発的なことはなくて、4月25日のような小さな開始時期がある、というのが、私の見解です。
そうでしたか。
管理人様のコメントで、(火砕流が)「大規模になるには、熔岩がたまって大きな塊になる必要がある」とあったので、噴煙柱崩壊による噴火直後の火砕流が想定されていないように思えたので、コメント差し上げた次第でした。
いずれにしましても、スフリエール山のように、「噴火開始直後に噴煙柱が崩壊し火砕流を起こして2000人弱が死んだ例」が、厳然としてあるということは、皆さまに覚えておいて欲しいと思います。
ついでながら、箱根山は有史以前にデイサイトや流紋岩質の溶岩を噴出していることが、地質学的にわかっています。ですので、箱根山が「ふん詰まりタイプ」ではないということは、到底断定できないと思います。
とにかく、箱根は最近の噴火記録自体がないので、どのようなマグマが噴火に関与するのか等をふくめ、あまり予断してはいけない火山だと思います。まあ、噴火の可能性自体は、非常に小さいと思いますが。
そうではなくて、何日も前から噴火は始まっていました。
・ プレー山とスフリエール山は隣にあって、一体化している。プレー山の噴火開始から、スフリエール山の大噴火まで、何日もかかっている。
・ スフリエール山も、大噴火の数時間前に、すでに噴火が始まっていた。
詳しくは下記。
http://takumi296.hatenablog.com/entry/2013/05/08/051056
というわけで、噴火が始まってから逃げれば、それで間に合うでしょう。数日間の余裕はあります。
なお、「2000人弱が死んだ」というのは、噴火が突発的だったからではなくて、離島ゆえに逃げ場所がなかったからです。数日間の余裕があっても、離島ではどこにも逃げ出せないので、どうしようもありません。
返信コメント、まことに恐縮です。
>プレー山とスフリエール山は隣にあって、一体化している
…すみません、どうしてそのような豪快な極論になってしまうのか、ちょっと理解できません。
プレー山(マルティニーク島)と、スフリエール山(セントビンセント島)とは、180km離れています。日本でいえば、御嶽山と箱根山の距離よりも大きく、桜島と阿蘇山の距離よりも大きいです。
これが「一体化」しているという論理でいえば、御嶽山の噴火が昨年既に開始されているので、箱根山でも大噴火が突然起こり得るのではないでしょうか…?
また、スフリエール山の噴火について、「大噴火の数時間前に、すでに噴火が始まっていた」とのことですが、いずれの出典によるものでしょうか?(リンク先にも記載が見当たりません)
いずれにしても、KuiKuga様ご指摘のように、昨年の御嶽山では、小規模な水蒸気噴火であったにもかかわらず、あれだけの規模の火砕流が、実際に噴火直後に発生したわけです。噴火災害で最も怖い噴煙柱崩壊型火砕流を想定することを、拒む理由はないと思います。
ついでに、前コメントにおける、箱根山が「ふん詰まりタイプ」ではないとご判断された根拠をもしお持ちでしたら、教えて頂けると嬉しいです。
長くなってしまい申し訳ありません。
すみません。これ、私の早とちりでしたね。一緒に書いてあるので、そばにあるのだと勘違いした。
と思って調べ直したら、両者は同一の火山列島に属しているので、同じマグマの影響を受けている可能性は十分にある。180キロは、地球レベルでは、かなり小さな距離です。
> 日本でいえば、御嶽山と箱根山の距離よりも大きく、桜島と阿蘇山の距離よりも大きいです。
これらは、日本という巨大な陸地に属しているので、同一のマグマと見なすのは困難です。
一方、千島列島みたいな離島の火山なら、180キロ離れていても、同一のマグマであることは十分に考えられます。
> 大噴火の数時間前に、すでに噴火が始まっていた
リンク先に次の記述があります。
「人々は朝から噴火する山を見物していた。7時52分、...」
この時刻が噴火の時刻らしい。「朝から」ということで、1〜3時間ぐらい前から噴火を見ていたのだろうし、実際には人々が目覚める前から噴火は起こっていたと推定される。だから数時間前から噴火があったわけ。
> 噴煙柱崩壊型火砕流を想定する
もちろん想定するべきです。ただし私は、「それは数日間の余裕があるという点で、突発的な水蒸気爆発とは違う」と言っているだけです。「あらかじめ前兆がある」「突発的ではない」と言っているだけ。
> 箱根山が「ふん詰まりタイプ」ではないとご判断された根拠
溶岩流とか、山の形とか、推定の根拠はいろいろありますが、そちらもご存じでしょうから、いちいち書きません。もちろん「断定」できるほどではありません。
あと、Wikipedia を見たら、ふん詰まりっぽい大爆発があった歴史があるとの記述がありました。数万年前にはあったらしい。その痕跡がすっかり崩れてしまっているぐらいの大昔。
なお、箱根で心配するなら、「突発的な爆発」の心配をするよりは、「突発的ではないが非常に大規模になる」ということの心配をした方が良さそう。
→ http://matome.naver.jp/odai/2136189170721782901
ありがとうございました。おおむねご意見は理解しました。
>千島列島みたいな離島の火山なら、180キロ離れていても、同一のマグマであることは十分に考えられます。
ちょっと無理があるような気もしますが…、いずれにしても断定はできませんので、ここではこれ以上はやめておきましょう。
>リンク先に次の記述があります。
>「人々は朝から噴火する山を見物していた。7時52分、...」
いえ、これはスフリエール山ではなく、プレー山の記述ですよ。スフリエール山の噴火は5月8日ではなく、5月7日です。サン・ピエールは、プレー山のふもとの街です。
なお、わたしも勘違いしていたのですが、数万人が死んだ火砕流を起こしたプレー山の5月8日の噴火自体は、一連の噴火活動のなかでは、それほど大規模なものではなかったそうです。それでも噴煙柱が崩壊して、大規模火砕流が起きたとのことです。
「> 箱根山が「ふん詰まりタイプ」ではないとご判断された根拠」
を書き改めました。
──
> いえ、これは
私のミスでした。ごめんなさい。
> それほど大規模なものではなかったそうです。
逃げなかったのが被害が多かった理由だ、と書いてあったはずです。逃げる期間は十分にあったのに、逃げるのが禁止された。
「軍隊により住民の退去を強制的に阻止した。」
と Wikipedia にあります。(この語句で検索。)
いろいろありがとうございました。
>逃げる期間は十分にあったのに、逃げるのが禁止された
Wikipediaの記載は、「5月8日の噴火発生後に、この日の噴火による火砕流から逃れる時間が、十分あった」ことは意味していないことに、留意が必要です。噴煙柱崩壊により火砕流が発生した場合、その速度から考えて、まず逃げられないと思います。
いずれにしましても、本文中にある『「突発的な大規模火砕流」というのは、まず考えられない』という認識は、危険です。今回の箱根に限ったことではないので、この記載についてだけは、わたしとしては異を唱えておきます。
何度も書くけど、私が言っているのは、「4月25日の噴火開始のあとで、逃げる期間は十分にあった」ということです。大噴火のあとでは逃げる期間がない、というのには同意しますが、私はそれを言っているのではない。
という件ですが、これはまず間違いない、と考えていいはずです。
仮に、無関係だとしたら、ごく近距離にある地点で、まったく同時期に別個の噴火が起こったことになる。それは途方もない偶然であり、確率的には1億分の1ぐらいの確率です。こんなに小さな確率では、その推定は否定されます。
>大噴火のあとでは逃げる期間がない、というのには同意しますが
繰り返しになりますが、プレー山で火砕流を起こした噴火(5月8日)は「大噴火」ではなく、規模は大きくありませんでした。それでも噴煙柱が崩壊すれば、大規模な火砕流が起こるのです。
>仮に、無関係だとしたら、ごく近距離にある地点で、まったく同時期に別個の噴火が起こったことになる。それは途方もない偶然であり
このあたりが、一般の方がよくやってしまう誤謬なんですよね…。
地震活動やプレート運動の高まりが、複数の独立した火山を同時に噴火させることは、まったく珍しいことではありません。離れた火山が同時に噴火するのは、それらが一体化しているからではないのです。
プレー山とスフリエール山の噴火活動は、このとき以外は、全くシンクロしていません。一体化しているのだったら、この1902年以外でも、火山活動はシンクロするはずです。
桜島と阿蘇山は、いま同時に噴火活動していますよね? でも、桜島と阿蘇山はつながっていませんよ。
率直に申し上げて、180km離れたプレー山とスフリエール山が一体の火山だというのは、あり得ません。もしそうなら、さしわたし180kmもあるマグマだまりがあることになって、これは日本最大の屈斜路カルデラよりはるかに巨大になり、世界最大と思われるイエローストーンの地下マグマだまりよりも大きいことになってしまいます。いささか荒唐無稽にすぎます。
…それはともかくとして。
管理人様は、昨年の御嶽山の規模の火砕流なら、噴火と同時に発生する可能性はあるとお考えですか?
御嶽山で昨年、噴火とほぼ同時に発生した火砕流は、主に2方向に分かれ、それぞれ1.5kmと2.0kmも流れました。御嶽山は、たまたま火口側の谷下に登山道も温泉もなかったので、火砕流の被害はゼロでした。
しかし、大涌谷を火口とすると、西に下れば1.5kmで湖尻や仙石原、東に下れば2.0kmで強羅です。
火砕流の規模や温度は、噴出量(規模)だけでなく、噴煙の温度や含有成分などで決まるので、御嶽山のときを上回る火砕流さえ、最初の噴火と同時に発生する可能性があります。
このあたりはどうお考えですか?
いや、それは成立しないでしょう。内部エネルギーが共通していても、それが外に出るのが常に同じになるとは限らない。ただの偶然以上に確率が高ければ、それで十分。
> 桜島と阿蘇山
これはずっと噴火のしっぱなしなんだから、当り前。
> 180kmもあるマグマだまり
マグマだまりじゃなくて、もっと深いところにある、何らかの理由。マントルとか。
> 昨年の御嶽山の規模の火砕流なら、噴火と同時に発生する可能性は
その可能性は、あってもなくても、どっちでもいい。
この火砕流は、温度 100度以下なので、自動車のなかにいれば安全。また、2.0キロも届いたとしても、それは上昇してから下降した噴煙みたいなものが届いたというだけで、デカい岩石が飛来したわけでもないし、熔岩が届いたわけでもない。
車内や屋内にいる限り、死者も怪我人も出ないので、気にすることはないでしょう。
2.0キロも離れていれば、噴煙が上がるのを見てから屋内に逃げ込めば、それで十分。デカい爆発音が聞こえたら、屋内に逃げましょう、という警告をしておくだけで足りる。
ま、逃げなくても、煙を吸い込む程度の被害で済むでしょう。(700メートル以内だと、ちょっとやばいが、700メートル以上離れれば、大丈夫。別項参照。昨日の分。)
>何らかの理由。マントルとか。
・・・すみません、これはジョークですか?
マントルでつながっているというなら、たとえば千島列島まで硫黄島の全火山が一体になってしまいますが・・・。
マグマだまりではない、何らかの理由で、一体の火山・・・。わたしにはイメージできません。火山学界でも、そのようなケースは知られていないでしょう。
>噴煙みたいなものが届いたというだけで、デカい岩石が飛来したわけでもないし、熔岩が届いたわけでもない。
>逃げなくても、煙を吸い込む程度の被害で済むでしょう
…やっとわかりました。管理人様は基本的に、火砕流のことを、噴煙がモクモク流れてくるだけのものと、勘違いされているようですね。
火砕流には、火山砕屑物や火山ガスが含まれていて、高温高速で流れてきます。(御嶽山ではたまたま100度でしたが、マグマの温度が反映されるので、普通はそれより高温になります)。マグマに元来含まれていた、有害な火山ガス(硫化水素など)も含まれます。
「車内や屋内にいる限り、死者も怪我人も出ない」というのは、あまりにも甘過ぎる認識です。
あと、箱根の場合は、噴火による斜面崩壊(要するに大規模土砂くずれ)も怖いですね。噴火実績がないので、砂防ダムなどが少ないのではないでしょうか。
そうじゃないですよ。マグマ溜まりにかかるマントルの圧力のバラツキなど。
だいたいマグマ溜まりというのは各地点に突発的に発生した生物じゃありません。地球内部の何らかの構造から生じたものです。複雑なのでわかりにくいが。長く書くのは面倒だから「マントルとか」とぼかして書いただけ。
> 基本的に、火砕流のことを、
違いますよ。そちらの質問が「御嶽山の規模の火砕流ならどうか?」という質問だから「御嶽山の場合はこうだった」というふうに Wikipedia の内容を引き写しただけ。
自分の質問を忘れてしまっては困ります。私の返答も御嶽山の場合だけ。一般論ではありません。
特に、本件では(突発的な)水蒸気爆発を念頭に置いており、普通の噴火の場合とは違います。
だいたい、突発的な水蒸気爆発がそんなに危険なものだとすれば、文句は政府の対策本部に言うべきです。私に言うことじゃない。
私としては、突発的な(予兆なしの)水蒸気爆発の規模は小さいと考えます。大きな予兆があった場合には、火砕流が大規模化することも考えられるので、その場合には立ち入り禁止区域を広げればいいでしょう。
あなたはどうも、水蒸気爆発による火砕流の規模を全部ひっくるめて考えている。私は、予兆の有無で規模の大小を区別している。そこが違いです。私の主張を理解してください。
>「マントルとか」とぼかして書いただけ
すみません、意味がわかりません。
震災後、日本の各火山のマグマ溜まりに同一傾向の圧力がかかっていると思われますが、それを「一体の火山」と呼ぶのなら、箱根も御嶽山も阿蘇山も全部「一体の火山」ということになってしまいます。それと何が違うのでしょうか? そこをぼかされると、ご主張が理解できません。
火砕流については、管理人様が、なぜそんなに頑なに、火砕流の危険を軽視したがるのか、理解できません。
昨年御嶽山のときの滝越カメラの火砕流映像を、ご覧になりましたか?
http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20140927173702-0017923671
滝越カメラは火口から5kmも下った位置にあるカメラで、この映像は、(標高や付近の樹木からみても)かなり下ったあとの火砕流の映像だと思われます。これに巻き込まれても、自動車に逃げ込めば安全なんですか?
わたしの予想では、この火砕流に巻き込まれれば、自動車に逃げ込んでも、高速に飛来する破砕物で窓ガラスが破壊され、温度が維持されていれば熱風で全身火傷し、火山ガスで窒息すると思います。
「そんなことはない」とおっしゃるなら、根本的な危険予測能力の相違なので、もはや議論になりませんね。
>あなたはどうも、水蒸気爆発による火砕流の規模を全部ひっくるめて考えている。
この表現も意味がよくわかりませんが、わたしの主張は、規模が小さくても(御嶽山の規模でも)、火砕流は危険であり、突発的に起こり得る、ということです。
違いますよ。それはあなたの解釈。私の解釈は、「200km ぐらいしか離れていない、同じ火山列島状の二つの火山が、同時期に噴火をした場合」です。一方、千島列島は別として、箱根や阿蘇山は火山列島の山じゃない。何度も言っているのだが。
> 滝越カメラは火口から5kmも下った位置にあるカメラ
それは火砕流の位置ではなくて、カメラの位置。火砕流については Wikipedia にあります。以下、引用。
──
滝越カメラの記録映像解析により噴火直後の11時52分に上部斜面と西斜面の2カ所でほぼ同時に発生し、地獄谷方向に約2kmと兵衛谷方向に約1.5kmの流下が確認された。谷筋を流下した速度は 8 - 20m/秒程度で、ある程度の温度はあったと考えられているが、通過箇所の樹木の損傷、火災、炭化が認められないことから樹木を焦がすほどの温度では無く、火砕流の初期温度は二次噴煙の上昇速度と到達高度などから100℃程度と推定されている
http://j.mp/1clvnPO
> これに巻き込まれても、自動車に逃げ込めば安全なんですか?
700メートルも離れれば、大幅に巻き込まれることはありません。
なお、あの動画では、煙がすごいけれど、それですぐに死ぬわけじゃない。実際、下降のすぐそばにいても、岩石に隠れて煙にむせながら、生き延びた人はたくさんいる。人は煙では死なない。岩石の直撃を受けて死ぬ。だから岩石の直撃を受けないところにいることが大事。
> 温度が維持されていれば熱風で全身火傷し、火山ガスで窒息すると思います。
御嶽山では、噴火口のそばでさえ大丈夫だった人が多いんだし。700メートルも離れれば危険度は少ないでしょう。絶対安全と言えるほどではないが。
あと、大涌谷の場合には、地形的に周辺に拡散するようになります。谷を下るのとは違う。谷を下るのはすぐそばだけ。仙石原方面では平地が広がっているので、火砕流は広く拡散します。御嶽山の場合とはかなり違って、有利。
まあ、絶対安全と言えるほどではないけどね。危険危険と騒ぐほどではない、というのが、私の毛回。……少なくとも、予兆が出ていない限りは。
違いますよ。それはあなたの解釈。私の解釈は、「200km ぐらいしか離れていない、同じ火山列島状の二つの火山が、同時期に噴火をした場合」です。一方、千島列島は別として、箱根や阿蘇山は火山列島の山じゃない。何度も言っているのだが。
> 滝越カメラは火口から5kmも下った位置にあるカメラ
それは火砕流の位置ではなくて、カメラの位置。火砕流については Wikipedia にあります。以下、引用。
──
滝越カメラの記録映像解析により噴火直後の11時52分に上部斜面と西斜面の2カ所でほぼ同時に発生し、地獄谷方向に約2kmと兵衛谷方向に約1.5kmの流下が確認された。谷筋を流下した速度は 8 - 20m/秒程度で、ある程度の温度はあったと考えられているが、通過箇所の樹木の損傷、火災、炭化が認められないことから樹木を焦がすほどの温度では無く、火砕流の初期温度は二次噴煙の上昇速度と到達高度などから100℃程度と推定されている
http://j.mp/1clvnPO
> これに巻き込まれても、自動車に逃げ込めば安全なんですか?
700メートルも離れれば、大幅に巻き込まれることはありません。
なお、あの動画では、煙がすごいけれど、それですぐに死ぬわけじゃない。実際、下降のすぐそばにいても、岩石に隠れて煙にむせながら、生き延びた人はたくさんいる。人は煙では死なない。岩石の直撃を受けて死ぬ。だから岩石の直撃を受けないところにいることが大事。
> 温度が維持されていれば熱風で全身火傷し、火山ガスで窒息すると思います。
御嶽山では、噴火口のそばでさえ大丈夫だった人が多いんだし。700メートルも離れれば危険度は少ないでしょう。絶対安全と言えるほどではないが。
あと、大涌谷の場合には、地形的に周辺に拡散するようになります。谷を下るのとは違う。谷を下るのはすぐそばだけ。仙石原方面では平地が広がっているので、火砕流は広く拡散します。御嶽山の場合とはかなり違って、有利。
まあ、絶対安全と言えるほどではないけどね。危険危険と騒ぐほどではない、というのが、私の見解。……少なくとも、予兆が出ていない限りは。
を特別に扱うという解釈なのですね。わかりました。少なくとも、見たことも聞いたことも全くない解釈ですが。
>それは火砕流の位置ではなくて、カメラの位置
分かっていますよ。滝越カメラの設置標高や、映っている植生や地形から、かなり下った位置での火砕流が映っていると言っているのです。
>御嶽山では、噴火口のそばでさえ大丈夫だった人が多いんだし
どうも管理人様は、火砕流が単なる煙だと思っておられるようですが…。火砕流には、数十センチ規模の噴石などの噴出物がふつうに含まれます。それが火山性ガスの熱風とともに、高速で飛んでくるのが怖いのです。当たれば命にかかわりますよ。
>大涌谷の場合には
温泉地学研究所による三次元震源分布をみますと、
http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/modules/t_data0/index.php?id=9
大涌谷ではなく、上湯場あたりが噴火口になる可能性も高いように思えます。そうすると、早川に流れ込んで宮城野あたりがすぐに被害を受けることになりそうです。
少なくとも、大涌谷が噴火口になるという決めつけは危険みたいですね。
> 火砕流が単なる煙だと思っておられるようですが…。
いや、数センチ規模の噴石などの噴出物が飛来するのは半径 700メートルの範囲に収まる、という趣旨です。このあたりには煙ぐらいしか来ない、という趣旨。
火砕流は何分間も続きますが、その間、数センチもある石が空中を浮遊しているわけじゃない。ドローンじゃないんだから。
700メートルの距離なら、そこに火砕流が到達するまで、かなり長い時間がかかる。その間に、噴石は落下してしまいます。
問題は熱風で、これは、自動車のなかにいることで避けられます。
> 大涌谷が噴火口になるという決めつけ
そういう趣旨ではなくて、御嶽山みたいな谷間ではないから、火砕流は広く周辺に拡散して、すぐに弱体化する、という趣旨です。大涌谷でも宮城野でもどっちでも同じ。要は、火砕流が走るところが谷ではなくて広い平地だ、ということ。
この見解は正しくないですね。まさに、火山礫や噴石が空中を何分間も浮遊(熱風に押し流されたり巻き上げられたり)しているのが、火砕流の正体です。
滝越カメラで捉えられた火砕流(ほぼ末端)も、まさにこうした流れが起こっているのが見て取れます。
ちなみに、御嶽山の犠牲者を襲った噴石・火山礫のほとんどは、火口から直接飛来した火山礫ではなく、この火砕流の中を浮遊していた火山礫が巻き上げられ、風に乗って運ばれたのちに落下してきたものです。あまり知られていない事実かも知れませんが、ご存知でしたか?
>火砕流は広く周辺に拡散して、すぐに弱体化する
地形図をみると、そんな平地には見えませんけれども。特に早川まで流れくだると、そこで収束して宮城野を含む下流に向かうような地形に見えます。まあ、これも見解の相違なので議論は収束しそうにないですね。
現地の写真もある。だいたいこんな感じ。
→ http://econavi.eic.or.jp/img/ecorepo/go/001/026_09.jpg
箱根 湖尻
箱根 強羅
または
箱根 湖尻
箱根 大涌谷
このあと、ズームしたり、回転したりする。さらに、マウスのホイールを前後に往復させる。すると、この往復運動にともなって、画像が変化するので、疑似的に 3D画像が得られる。平面の部分はほとんど変化しないが、山の部分は山面の横側の方が見えたりして、立体感がわかる。
管理人さんが、GEOさんのコメントに対して、必死にWikipediaで勉強して逐一返答しているさまは、なかなか好感が持てます。
(一部、マントルでつながっているから一体などという、ものすごい突き抜けた見解もあったりしますが)
日本では、(雲仙のとき以外)火砕流災害があまりクローズアップされないので、火砕流が何かをそもそも知らないひとが多いですよね。これをきっかけに、管理人さんや読者の皆さんに、火砕流とは何かを考えていただければ、たいへん良いことだと思います。
違いますよ。マントルでつながっているのは世界中で共通しています。私が念頭に置いているのは、マントル・プルームです。
Wikipedia から引用すると、こうです。
──
南太平洋にスーパーホットプルームが存在し、.... 南太平洋に点在する火山の源であると考えられている。....通常では地上へ激甚な影響を与えることはない。しかし大規模なスーパーホットプルームが直接地表に達すると、非常に激しい火山活動が発生すると考えられている。
http://j.mp/1Ev0lvq