2015年05月02日

◆ 歌舞伎町の ゴジラと ぼったくり

 歌舞伎町のゴジラが人気だそうだ。だが、ぼったくりの取り締まりをしないと、大変なことになる。 ──

 歌舞伎町のゴジラが人気だそうだ。
 日本最大級の歓楽街、東京・新宿の歌舞伎町に先月から出現している「実物大」ゴジラが、これまで歌舞伎町に縁遠かった家族連れや女性客を呼び寄せている。特に夜間は「近寄りがたい」印象の強かった町に、これまで見られなかった女性グループなどが増えた。
( → 朝日新聞 2015-05-02

gojira.jpg
ホテルグレイスリー


 家族連れや女性客が来るのはいいが、この街がいかがわしい街であることには変わりはない。その典型が、ぼったくりバーだ。警察はこの犯罪を、見て見ぬフリ。というか、放置している。

  → 歌舞伎町のぼったくり被害通報 1〜3月、14年の年間上回る
  → 新宿歌舞伎町で2人で20分呑んで260400円でした。
  → はてな匿名ダイアリーで26万円ぼったくり被害を書いた人間は私の友人でした

 最後の記事の写真を見ればわかるように、警察は何もしてくれない。ぼったくり業者は、警察の目の前で、「26万円を寄越せ。寄越さないと帰さないぞ」と脅迫している。まったく、ひどいものだ。警察の目の前で犯罪が行なわれている。
 
 なお、対策は、この記事に書いてある通りで、次のことだ。
 「走って逃げるフリをして、殴られて刑事事件にするのがイチバン!」
 この場合は、警察が役立つ。ま、これがわかっているから、業者も殴ったりはしないだろうが、そこは演技力がものを言う。
 まずは、1万円を払う。(さもないと、無銭飲食になって、不利である。) 払ったあとは、逃げる。というか、逃げるフリをする。逃げたあと、相手がこちらの体をつかんだら、そのとき、(わざと)こけてしまえばいい。
 こけたら、ケガをする。そこで、警察に「暴行」の現行犯で逮捕してもらえばいい。さらには、刑事告訴もする。(警官に向かって「告訴します」と口頭で語る。このとき、相手を逮捕してもらう。) ついでに、暴行犯に「慰謝料と治療費」として 100万円を要求すればいい。

 しかしまあ、本サイトを読んだ人なら、上記の対策ができるが、無知の人は、ぼったくられてしまうだろう。
 とすれば、根源的には、ぼったくり業者を全滅させることが必要だ。
 特に、2020年の東京オリンピックの前に解決しないと、日本の悪評が世界的に報道されてしまう。「 2020年、素晴らしい東京オリンピック」というつもりで開催されたら、「日本はぼったくりが横行する国」と報道されて、逆効果だ。恥さらし。

 実際、外国人を対象とするぼったくりは横行している。
  → 歌舞伎町 中国人による外国人客狙いのぼったくり客引き多発

 次の状況もあるそうだ。
 夜の歌舞伎町を歩いていると聞き慣れないアナウンスが聞こえてきました。
「客引きには注意してください、高額請求をされることがあります」
 こんなアナウンス自体は以前からあったのですが、どうやら英語、中国語、韓国語でも案内をすることになった様子。
 去年までは月数件前後だった外国人観光客からの110番通報が今年の7月からは1ヶ月15件ほどと上昇傾向にあるのだとか。その内容はほとんどが高額請求(ぼったくり)によるものでひどいものでは55万円払わされてしまった観光客もいたとか。新宿警察署からのソースで歌舞伎町で外国人を相手にしたぼったくりトラブルが増えていることは間違いないようです。
( → 外国人からぼったくる店舗が増えているらしい

 まったく、ひどいものだ。「ゴジラが素晴らしい」なんて浮かれているときじゃない。こんなのに浮かれて、歌舞伎町に来たお上りさんが、ひどい被害に遭いかねない。(冒頭の例も、お上りさんが引っかかった。人を信じる善人ほど引っかかる。歌舞伎町は悪人だらけだということを知らないせいで。)

 ま、東京の人なら、歌舞伎町は「悪の巣窟だ」とわかっているから、「君子危うきに近づかず」という方針をとれるが、朝日が甘い記事なんかを書くから、被害者が出る。
 マスコミは、被害者を増やすような記事を書くよりは、警察の取り締まりを促すべきだ。ゴジラの記事を書いたなら、地上には ぼったくりという怪獣が現実にいるぞ、と教えるべきだ。

 《 おまけ 》

 歌舞伎町は、ゆるキャラで、全国に知らせるべきだな。「ぼったくりん」という名前の怪獣キャラでも作るべきだ。






 [ 参考 ]
 「弁護士に頼め」という案もあるが、弁護士は引き受けてくれない。なぜかというと、弁護士に頼むと高額報酬が発生するので、
 「何万円もの金を、ぼったくり業者に払うかわりに、弁護士に払うことになる」
 という結果になってしまい、これでは依頼者にとって利益にならないからだ。
 弁護士自身がそう語って、「だから、ぼったくり事件の依頼はお断りしています」と述べている。



 [ 付記 ]
 とりあえずは、東京都はこのような店について「免許制」(許可制)を導入するべきだ。そして、被害が一つでも見つかったら、免許(許可)の取り消しをするべきだ。また、同一人物による申請は、以後は不許可にするべきだ。
 店についても、同一店舗での同一業態の継続を禁止して、以後は酒類の販売を禁止するべきだ。(許可をしないという形で。)
 ※ 酒類販売でないレストランなどへの業態転換を強制するわけだ。これによって「名義だけ替えて事業継続」という法律逃れを無効にする。



 【 関連サイト 】
  → 歌舞伎町ぼったくり被害|店舗一覧ページ

  → 目撃者多数!!歌舞伎町にあの怪獣が現る!!!【でけえ】 - Togetter
posted by 管理人 at 20:07 | Comment(4) | 一般(雑学)3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
問題はプチボッタクリやねんな
労力に見合わない演技を起こす気にならんくらいの金額やから

あと酒類提供飲食店の許可申請は厳しいのに
維持が甘いのは問題や
あいかわらず権利の侵害には及び腰の警察やもんな
Posted by 先生 at 2015年05月02日 20:48
警察の民事不介入は徹底していますからね。新宿鮫シリーズによるとあの辺は国際的な集団がしのぎを削っている様なので近寄らないことが一番です。
Posted by 京都の人 at 2015年05月03日 00:20
30年前に某出版社のバイト(事典の編纂)で歌舞伎町で働いたことがあった。
借りていたマンションの隣の部屋が「組」事務所で、怖いお兄さんが出入りしていた。
ある日、配達業者がマチガッテ隣の部屋のピンポンを押しまくっていたので、「こっちだよ」と教えてあげた。

豚骨ラーメンの店が近くにあって、よく昼食を食べていた。
バイト終了後、新聞を読んだら、その店に銃弾が撃ち込まれたという記事が載っていた。w
Posted by 王子のきつね at 2015年05月04日 19:51
6月、ぼったくりの摘発が入って、問題は解決に向かっている。
 時系列は、下記にある。
  → http://anond.hatelabo.jp/20150703080137
Posted by 管理人 at 2015年07月03日 16:11
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