花粉症対策として、「日本中の杉を(花粉を出さないものに)植え替えてしまえ」という壮大な計画を安倍首相が打ち出した。
→ 安倍晋三首相が花粉症撲滅を宣言 花粉の少ない森林への転換進める
しかし、これは実現するとしても、莫大な金を出して何十年もかける必要がある。実現の前に、寿命が来てしまう。
もっと別の方法がある。根本的に花粉症が治る方法だ。
それは、今シーズン(昨年春)から使えるようになった、シダトレンという薬を使うものだ。
→ http://www.asagei.com/21535
このシダトレンというのは、減感作療法(舌下免疫療法)というものを種類の治療法である。
日本医科大学の大久保公裕教授の著書「花粉症のための舌下免疫療法」によれば、〈アレルギーの原因物質(アレルゲン)を含むエキスを舌の下に投与し、体内に吸収させる方法〉で、実際は舌下に置いたパンくずの上にスギ花粉を含むエキスを滴下するというだけのものだ。「治療を受けた患者の7〜8割は症状が軽くなる」(大久保教授)という。
ただしこの療法、保険がきかないため、以前は5万〜10万円ほどの費用がかかった。それが今年1月に舌下治療薬「シダトレン」が厚労省に認可され4月に保険適用、6月以降、医師の診断のもと、処方薬として販売が始まる。
( → 上記サイト )
私は医者じゃないので、これ以上は細かい情報を記さないので、勝手に各人が調べてほしい。
もっと詳しい話は、ググれば見つかる。
→ シダトレン
ついでだが、Wikipedia には、この項目はないようだ。
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ただ、今からやって間に合うかというと、たぶん無理っぽい。減感作療法というのは、効き目が出るまで、何カ月かかかるのが普通だからだ。
……と思って、調べ直したら、何カ月どころか、何年もかかるらしい。 (^^);
臨床試験の結果、12歳以上の患者で最短で2年間、推奨では3年から5年間の継続治療が必要となります。
新薬であるため、治療が開始されて最初の1年間は薬の処方が最長で14日間となります。2年目からは、60日分が処方されますので、最長で2か月に1回医師の診察を受けるだけで頻繁に通院する必要がなくなると思われます。
( → スギ花粉症 舌下免疫療法|シダトレンスギ花粉舌下液 )
何か、ずいぶん大変みたいですね。ま、完治はしなくても、効果が少しずつ出るので、ぼちぼちやるといいのかもね。
[ 付記 ]
ちなみに、個人的事例を示すと、昔は花粉症だったのが、十年ぐらい前からだんだん軽くなって、今年はとうとう、まったく発症しないで済むようになった。
ディーゼル車の規制が進んだころから、急激に改善していったことになる。だから、ディーゼル車の規制が、一番効果がありそうに思える。
だいたい、昔から杉の花粉はいっぱいでていたが、昔は花粉症なんて存在しなかったのだ。やはり、ディーゼルのせいだと思える。(感想ふう。)
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ついでだが、花粉症の場合、市販薬を使うのは絶対に駄目だ。あれはまったく効き目がないも同然だ。
花粉症の場合、きちんと花粉症の専門薬を使えばいい。そうすれば、多くの場合、症状はほとんど出ないで済む。(個人差はあるが。)
繰り返すが、花粉症の場合、市販薬を使うのは絶対に駄目だ。「花粉症で苦しんでいる」という人は、多くの場合、医者に行かないで、市販薬で済ませているだけだ。これじゃ、自業自得というしかない。
Wikipedia を貼っておきますね。
→ http://j.mp/1D3h78N
完全に治らなくても、かなり症状軽くなるので、若年者なら、やった方が、医療経済的にはプラスです。