2015年02月04日

◆ 東芝がテレビ自社生産から撤退

 東芝がテレビの自社生産から撤退するそうだ。 ──
    ( ※ 本項の実際の掲載日は 2015-02-05 です。)


 記事はこちら。
 テレビ事業の抜本的な見直しを進めている「東芝」は、インドネシアの生産拠点のほか、エジプトの合弁工場も売却する方針を固め、自社生産から撤退する見通しになりました。
( → NHK 2月3日

 東芝のレグザといえば、一時は国内でトップブランドだった。「地上波デジタルへの移行」が起こったころには、レグザが一番人気だった。わが家もレグザの 42インチを購入したものだ。
 IPS だけあって、画質は申し分ない。店頭で見たとおりで、見事なものだ。一昔前の液晶は、やたらとハイコントラストで、陰になる部分が真っ黒になったり、人間の髪がみんな真っ黒になったりしたが、レグザはそういうこともなく、暗い陰影の階調が見事に表現されていた。ブラウン管みたいに。
 ただし、ソフトがひどかった。まるで MS-DOS か、Windows 3.1 みたいな操作画面である。あまりにも操作しにくかった。

 その後、東芝は「レグザフォン T-01D」という世紀の大失敗作を出して、悪評を買った。その理由もまた、「ソフトの不具合」だった。
 原因がソフトの不具合って。 (^^); そんなの、当たり前すぎて、「原因」と示す意味もないんだが。一つか二つならともかく、「あらゆる部品のハードがみんなイカレていた」ということはありえない。「あらゆる面で不具合が発生していた」としたら、「ソフトが完全に未完成の欠陥ソフト」と見なす以外にはないからだ。
 で、そういう製品を出してしまうところが、東芝の(特にソフト部分の)ダメさだったわけだ。

 東芝のレグザ(テレビ)の液晶がきれいだったとしても、別に、パネルが東芝製だったとは思えない。となると、東芝が液晶テレビ生産から撤退するのも、やむを得ないだろう。
 ま、経営が悪かったというしかない。権限委譲などがうまく行かなくて、硬直した体制だったため、まともな開発ができなかったのだろう。特に若手のIT技術者がまともに開発できなかったのだ、と推定できる。
( ※ 開発の主力は若手だったのだろうし、そこの技術者がバカだったとは思えないので、実力を発揮させなかった経営が悪かった、と見なすしかない。)
 
 ──

 なお、ソニーとシャープはどうか? 
 米国の大手通販サイトで調べたところ、どちらも健闘している。韓国のサムスンと LG電子 がライバルのようだが相手がコストで優位に立つのに対し、ソニーとシャープは品質で優位に立つようだ。(東芝製はない。昔はあったんだけどね。)
 これでソニーとシャープは安泰か……と思ったのだが、そう甘くもないようだ。シャープは液晶テレビで、大赤字を出しているそうだ。
  → シャープがテレビ不振で通期300億円の赤字転落
  → シャープ300億円の最終赤字へ 得意の液晶・テレビが不振

 液晶テレビだけでなく、スマホ用の液晶も、競争激化で採算が良くないそうだ。
 あるシャープ幹部は「昨秋ごろから潮目が変わった」。中国勢が価格交渉力を強め、日立製作所などの液晶事業を統合したジャパンディスプレイなどと顧客を奪い合った。直近の高精細スマホパネルの価格は、2年前の半分以下にまで落ちた。
 シャープの大西徹夫副社長は「環境変化への対応が追いついていない。……不振のテレビや液晶事業のリストラ案を5月に発表する。責任を取って、2月からは役員報酬を最大55%削る」
( → 朝日新聞 2015-02-04


 こうなると、先の見通しも暗い。
  → シャープ低迷 残された道はソニーのような切り売り戦略と識者

 ダメになったのは東芝だけ……とは言えないようだ。IGZO 技術のあるシャープも、お先真っ暗だ。いったい、どうなるんでしょうねえ。
( ※ 大幅円安でさえ、このありさまだ。このあと円高になったら ……… ……… ……… はあ。)
posted by 管理人 at 19:31| Comment(2) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
IPSパネルはもともと日立が開発した技術でした。その後20インチ台のIPSパネルは東芝一択だったのに残念です。
テコットの登場が期待されます。
Posted by 先生 at 2015年02月06日 07:01
東芝REGZAの番組表の操作性やレスポンスは、他社を寄せ付けないサクサク感がいい。
Posted by きたきた at 2015年02月06日 22:56
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