( ※ あくまで私見です。 (^^); ) ──
全豪の結果が出た。あまり良い成績ではなかった。その理由は、「疲労回復が十分でなかった」ことだと思う。精神的なガッツ不足を問題視する人もいるが、そういうことではあるまい。
実は、今回の全豪の少し前から、調子が上がっていなかった。前哨戦となる1〜2週間前の試合でも、ラオニッチに負けたりして、どの選手が相手であっても、調子が上がらなかった。全豪に入ってからも、1回戦や2回戦では苦戦した。
今年に入ってからの試合で、錦織が好調だったのは、全豪のフェレール戦だけだ。ここでは「錦織の調子が良かった」と報道する記事が多いが、実は、その直前の試合で、フェレールは疲労困憊して、ケガをしていた。そのあとのフェレール戦は、ケガ人相手の試合であるにすぎなかった。
つまり、今年に入ってからの試合で、錦織がまともに勝ったのは、ケガ人相手の場合だけだったのだ。(他はいずれも苦戦した。)
以上のことから、「昨年の最後のツアーファイナルの疲労が抜けていない」と私は判断した。
錦織自身は、「体は好調だ。100%だ」と錦織は言明していたが、それは嘘であり、本当はケガから回復しきっていない、と判断した。
では真相は? 全豪で敗退したあとで、錦織は真相を告白した。「実は故障が治りきっておらず、手足のあちこちに痛みが出た」と。
「毎回動きが違うし、痛みは出てきます。何カ所か痛みが出てきて、なかなか100%とはいかなかった。グランドスラムの大変さを感じました。」
( → 錦織圭とマイケル・チャン、全豪ベスト8の自己評価 )
以上のことから、私は、真の敗因を次のように考える。
「ケガが治りきらないうちに出場したのが敗因だ。本来なら、全豪の前の前哨戦は、すべて出場辞退するべきだった。全豪に専念して、それ以外のすべての試合を辞退するべきだった。ちょうど、全米の前のように」
現実には、治りきらないうちに、あちこちで試合に出た。そのせいで、ケガを治す機会をなくした。ケガが治りきらないまま、全豪に出場した。
これが真の敗因だろう。
教訓。
ケガが治りきらないうちに試合に出るのは、良くない。無理をせず、きちんと治すことを、最優先とするべきだ。ケガが治りきらなくても、試合をすることはできるが、中途半端な状態では、トップクラスの相手に勝つことはできない。
[ 付記 ]
なお、野球の試合ならば、そうではない。治りきらないうちに出場しても、そこそこ勝つことはできるだろう。むしろ出場しないことでチームに迷惑がかかることもあるだろう。
一方、テニスは違う。頂点のあたりで勝つことだけが意味を持つ。(莫大なポイントをもらえる。)一方、雑魚を相手にどれほど勝ったとしても、ポイントはろくにもらえない。
野球ならば、9勝1敗はすばらしい成績だが、テニスではそうではないのだ。テニスでは、勝ち数よりも、ポイント(および賞金)が大事なのである。そのためには、ケガを完全に治すことが、何よりも大切なのだ。
[ 余談 ]
現時点でのランキングを、私ふうにまとめると、次の通り。
トップ5
ジョコビッチ > フェデラー > 錦織(健康時) > ワウリンカ > ナダル(ケガ状態)
この5人は、調子のいいときには同レベルで、いずれも接戦となる。ただしナダルだけは、ここのところ不調が続いている。フェデラーも今回に限っては、やや不調だった。一方、ワウリンカは好調が続いている。錦織も、健康であれば、ワウリンカに匹敵するぐらいだ。
第2集団
マリー、ベルディヒ、ラオニッチ、チリッチ などなど。
これらの選手は、調子がいいときでも、トップ5にはとても勝てない。接戦にもならない。大きく引き離されている。(ただしマリーは最近ではケガから完全に復活した感じもある。第2集団から抜け出しつつあるかも。)
※ 今回の錦織はケガをしていたので、第2集団に含まれる。ケガを完全に治せば、トップ5に入る。
※ ワウリンカは、ここ3カ月に限っては、トップ5だが、ここ3カ月を除くと、第2集団に含まれる。好不調の波が大きいようだ。
※ 錦織とワウリンカは、評価が定まりがたい。良いときと悪いときで、落差がありすぎる。錦織の不調の理由は、ケガだが、ワウリンカの方は、どういうことかよくわからない。
【 関連項目 】
→ 錦織選手の敗因(全米)

疲れていたのかもしれません
もし、僅かの差であった第1セットをワウリンカが獲っていたら、ワウリンカは全豪V2でしたね。
つまり、全豪2015のワウリンカは、ほとんどジョコビッチと同等の最強のプレーヤーでした。
そのワウリンカを破るためには、第3セットのように先取攻撃的なプレーを展開すべきでした。
第1,2セットは、あわよくばサービスエースを獲り、ストロークではワウリンカのストロークに隙が
出たとき攻めていこうという戦略に見えました。ところが最強のプレーヤーのワウリンカの方が、
先取攻撃的なプレーを展開したため、目論見は吹き飛びました。
理由は2つ考えられます。
1)錦織のそれまでの4回の戦いでは、そのような戦略で勝てていた。つまり、成功体験として
慣性が残っていた。
2)そのような受けの戦略になったのは、新しい高速ラケット、ウィルソン『BURN(バーン)』に
原因がある。
ウィルソン『BURN(バーン)』は、錦織からの「スピード、攻撃力をアップしていきたい」という
リクエストを受け、以前のラケットに比べてスピードがアップした。サービス、ストロークのスピード
が約10kmずつスピードアップすることが実現したラケット。
しかし、中央にネットがあるため、200km/hの速度でサービスを入れるのは、錦織の身長
178cmでは難しい。だから、ワウリンカからプレッシャーを受けながら、力んでサービスを打とうと
するほど入らなくなる。ストロークでも、先手で厳しいコースへ打とうとするとスピードアップした分
アウトになってしまう。前哨戦のブリスベンでラオニッチに負けたのも、クロスへのウィーナーになる
はずの打球がアウトになっていたため。
錦織としては、厳しいストロークに確信が持てなくなったため、相手が隙のある返球をしてくれ
た場合に攻撃に転ずる「受けのテニス」になった。それでは、本当に強い相手には勝てない。
全豪2015のベスト4に進んだうちの3人、ジョコビッチ、マリー、ベルディハは、HEADの高速
ラケットを使っていた。そのうち、最新版のHEAD GRAPHENE SPEED PROを使った、
ジョコビッチが優勝した。HEADの方がWILSONよりも早く高速ラケットの開発に着手していた。
ジョコビッチは、それらの高速ラケットと共に歩み、ラケットが進化し、ラケットに馴染んできたとき、
フェデラーを圧倒する絶対王者になった。
今後の錦織は、新ラケットに馴染むことでしょう。そうすれば、力を抜いた190km/hのサービス
で入る確率を上げ、相手の返球に対して、先手攻撃的なテニスができます。今は進化途上。期待します。
錦織を筆頭に次世代が挑む今シーズンはとても楽しみですね^^
アジア人そして日本人として初のトップ5で開幕した全豪は、管理人様から見ればやや期待外れだったかもしれませんが、
初戦の元トップ10選手を始め、シード落ちもなく当たり前のようにベスト8に進出した錦織選手は素晴らしいですね。
しかもご指摘のように体調は今イチで、新ラケットにもまだ慣れていないこの状況でですよ?
ベスト8までは義務と言い切る彼に、昨年を超える活躍を期待せずにはいられません。
今年の全豪のプレクシクッションは、やや早くなった?とも言われどちらかといえば、ビッグサーブを持っている選手に有利だったような気がします。
フリーポイントをもっと得て体力を温存したい錦織選手がウィルソンに出したもっとスピードを!
というリクエストは、間違っていなかったということになります。
こういうポイントを増やしてこのようにプレイしてトップ4の一角に自分がなるんだ!というイメージを元に、
グランドスラムの中で試行錯誤する彼を見て、今年の錦織圭は違う!と確信しております^^
これは今までの彼にはなかった部分です。
大丈夫ですよ。フェデラーもラケットは変えた際は彼らしくないプレーをしてましたし。
どこで錦織選手のフィーリングとラケットが一体化するかですが、これは予測が非常に難しい。
スライスで外に追い出す際サーブ、アドバンテージサイドからワイドに打ち込むサーブのキレ。
クロスのバックハンドストロークのキレは、そんなに問題無いように思います。
問題はフォアハンドです。特にあまり回転をかけずに打ったときに、オーバー、もしくはサイドアウトする場面の多さ、ボレーでの角度の浅さ、ドロップやロブでの微妙なタッチの悪さ…。
逆に言いますとこれらが悪いのに、今回ベスト8まで進んだわけです。
どうです?少しは期待がもてそうでしょう?^^
今は生みの苦しみです。もがいている彼を見るのは少し苦しいのですが、もう少し後の爆発を期待しましょう。
全仏あたりで馴染むといいですね。ナダルの6連覇をKeiNishikoriが阻止。アジア初日本初のグランドスラマー。マイケルの愛弟子が同じローランギャロスで大仕事をやってのけた!見出しはこれで決まり!なんて妄想をしています(笑
http://www.tennis-navi.jp/tour/info/atp_ranking.php
4 マリー
5 錦織
6 ラオニッチ
……
9 ワウリンカ
ワウリンカは、全豪であんなに頑張ったのに、大幅に低下。ちょっと可哀想だ。
その他は、順当ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150203-00000011-ykf-spo
ジョコビッチ断言「我々ビッグ4と錦織には差がある」
「トップ4と、錦織、ラオニッチ(カナダ)らニューウエーブとの差は縮まってきたが、我々を凌駕するにはまだ長い道のりだ」
「彼らは我々に近づいている。挑戦し、ドアを叩いている。それでも四大大会を制するのは我々トップ4のうちの誰かだ」
管理人様からこのような言葉が飛び出すとはちょっと意外ですね〜。
このような失効点があるからこそディフェンディングチャンピオンというので^^;
ちなみにナダルがこのまま調子が上がらなければ、6月にスタンと同じようになります。
ランキングですが、86位と88位の選手も気にかけてくださいね。
今はトップ100に3人もいる男子テニス界の黄金期なので!
>ジョコビッチ断言「我々ビッグ4と錦織には差がある」
この言葉は実に有難いですね。まだまだ挑戦者のつもりで来ていいよというジョコからのお墨付きです(笑)
今季の錦織陣営の目標は、マスターズ優勝とグランドスラムベスト4ですし、まずはインディアンウェルズ、マイアミのアメリカツアーで狙ってもらいましょう!
失効はわかっているんだけど、現時点《 だけ 》における強さを純粋に比べると、
ジョコビッチとワウリンカが傑出していて、
マリーがちょっと落ちて、
他はすべて大きく劣って第2グループ
という感じ。
この評価で言うと、ワウリンカが9位というのは実態から離れているので可哀想、という感想です。
ただ、それというのも、昨年のなかばが不調だったからで、仕方ないんですけどね。それはわかっているんだけど。あくまで現時点での実力ということで。
これは、チリッチのランキングが低いのとは違う。チリッチの優勝は、あれは、まぐれだと思う。
今年2015年、錦織は昨年以上に飛躍できるか? 期待を込めて想像してみると、
もし、次の2条件をクリアすれば、(優勝可能ラインまで)飛躍できると予想します。
1)新ラケットに馴染む
厳しいコースへ、ミスなく思った通りに速いショットが打てるようになること。そのために反復練習。
相手を右へ左へ思い切り走らせ続けることも戦略。相手が全力でコートカバーに走りまわるために、
なかなか決められないときも、焦る必要は全くない。あとの展開に有利だ。準ポイントだと思えばいい。
「思いきり疲れてもらいましょう」とどんどん走らせればいい。
ドロップショットに相手が追いついて返球してきたとき、現状の錦織は動揺しているが、達観する
といい。後方へロブを送り、全力で走ってもらうのがいい。相手の疲労度は満点で、後への仕込み。
2)サービスリターンの工夫
錦織は、ビッグサーバーのセンターへサーブを捨てているが、あれは戦略的に不利。
サッカーアジア杯のUAEとのPK戦で、GKの川島は、ほとんど動かなかった。どうせ取れないから同じだ?
ではない。PKは右、中央、左なので、相手が蹴る直前に左へ動くフェイントをかけ右に思い切り飛ぶ。
予想が外れてもいい。相手は厳しいコースを狙わなければ止められるという恐怖感を抱くようになる。
その結果、ミスしやすくなる。GKの川島は、やるべき仕事をしなかった。
錦織は、寧ろ、サイドラインギリギリに入り外へ逃げていくエースの方を捨てる。仮に返せたとしても、
体制は崩れ、コートの外へ出されているので、勝機はない。
センターへのサービスを両手でブロックリターンする方が得策。野球で言えばピッチャー返しにあたる。
振る必要はない、両手でグリップを強く握りライジングに合わせれば、反発力で凄いリターンになる。
相手はサービスを打ち終わった体制なので、短時間でリターンされると、ミスをするか、隙のある打球
しか打てない。そこから先手攻撃を始められる。サービスブレークの機会が増加する。
錦織は、ビッグサーバーのセンターへサーブを想定した、反復練習をすればいい。
210km/hを打てる選手か機械を使って徹底した反復練習をする。どの位置におれば、どの辺りのサービス
までならブロックリターンできるか? どのようなブロックリターンが効果的か?体に覚えさせる。
相手は、楽勝であったセンターへのサービスを、甘いコースだと鋭く返球されれば、不安になってくる。
より速く、より厳しくと力む。ミスが多くなる。さらに不安が膨れる。
もし、相手が外へ逃げるサービスを多用してきたら、山を張って動き、強打すればいい。入らなくても
不安感を抱くようになる。