2014年10月21日

◆ F-35 を導入するべきか?

 F-35 を導入するべきかどうかについて、新たな見解をまとめる。ごく簡単に結論を言えば、「却下」かつ「保留」である。 ──

 F-35 を導入するべきかどうかについては、前項でも述べたが、前半については間違いが含まれていたので、「信頼性が低い」というふうに修正した。かくて前項は、なかば取り消しの扱いになった。
 そこで、この問題について、新たに考えをまとめる。

 ──

 いきなり結論を言えば、こうだ。
  ・ F-35 は失敗作なので、導入しない。つまり、「却下」。
  ・ F-35 の代替策については、「保留」とする。


 このうち、後者は、従来の方針とは異なる。従来は、
 「タイフーンを魔改造する」
 という案だった。しかし、この案は取り下げることとしたい。

 ──

 なぜ取り下げるか? その案がダメだからか? そうではない。時間がたちすぎて、時代遅れになったからだ。
 そもそも私が「タイフーンを魔改造する」という案を提案したのは、5年前だった。このときにタイフーンの導入を決めていれば、今ごろはとっくにライセンス生産が始まっていただろうし、タイフーンを魔改造したネオ心神みたいな提案もできていただろうし、それは数年後に飛行できていただろう。
 しかし5年間は無駄にすぎてしまった。今になってタイフーンを魔改造したとしても、すでに時代遅れになりそうだ。中国やロシアだって結構技術開発しているのに、5年間も無駄にしたのは痛すぎる。そこで、この案は却下する。

 では、かわりに何を選ぶか? 対抗となる案は? それは、ない。あるならば、とっくに提案されて決まっているはずだが、ないのだ。唯一、あるのは、F-35 だけだが、これは前述の通り「却下」である。(理由は前項で述べたとおり。とんでもない失敗作だから。)

 ──

 以上のことから、論理的に得られる策は、次のことしかないだろう。
  ・ 次期戦闘機については、当面、保留とする。
  ・ なすべきことは、配備ではなく、貯金だけだ。
  ・ 貯金したあとで、5〜10年後ぐらいに、次期戦闘機を決める。
  ・ そのときは、まともなステルス戦闘機を配備する。
   ( F-22 の再生産となる可能性が最も高い。)
  ・ そのときまでは、「つなぎ」の戦闘機のみを配備する。

 ここで、「つなぎ」とは何か? 「主力戦闘機」としての位置は不要で、「 F-4 のかわり」という機能があればいい。
 具体的には、次のものが候補となる。
  ・ タイフーン
  ・ ラファール
  ・ FA-18
  ・ F-16 (最新型)
  ・ F-2 (増産)

 これらが候補だ。だいたい、この順で可能性が高い。(上のものほど有力。) ただ、いずれも決定的ではないから、どれに決まっても構わない。
 「つなぎ」という意味に特化するのであれば、私のお薦めは、「 F-16 の輸入」である。(ライセンス生産はしない。)
 だいたい、ライセンス生産は無意味だ。すでに F-2 で技術を取得しているので、ライセンス生産する意味はほとんどない。その一方で、ライセンス生産は(大量生産できないので)やたらと高コストになる。だったら、大量生産されている F-16 を安価に大量に購入する方がいい。そのことで、貯金もいっぱいできる。
 そして、貯金したあとで、5〜10年後に、とても優秀なステルス機を導入すればいい。

 なお、現段階で F-35 を導入した場合には、それで打ち止めとなる。つまり、5〜10年後に、とても優秀なステルス機を購入可能となっても、それを購入できない。(金がないからだ。)
 最悪のシナリオでは、次のようになる。
  ・ 現段階で F-35 を大量購入すると決める。ライセンス生産で 1機 200億円。
  ・ 10年後に韓国が F-22 を輸入する。1機 150億円。

 この場合、韓国と日本は、どちらも同程度の機数を配備することになるが、日本は F-35 で、韓国は F-22 である。戦えば、日本は完敗する。日本としては、F-22 を購入したくて仕方ないのだが、すでに F-35 の予約を大量に入れているので、今さら予約を取り消すこともできず、泣く泣く失敗作の F-35 を大量購入するハメになる。
 「馬鹿な日本人たち!」
 と韓国に嘲笑されて、歯ぎしりする。

 そこへ登場したのが、スカイマークだ。
 「まあ、いいじゃないですか。私たちだって、エアバスをキャンセルして、キャンセル料を 200億円を取られたんです。それと同じですよ.馬鹿な真似をしたのは、お互い様ですよ」
 こうして同病相憐れむ形で、馬鹿者どもは慰め合うのである。
 高笑いするのは、日本を馬鹿にできる韓国だけだ。
 「これでとうとう韓国は日本を軍事的に圧倒できるようになった! もはや極東の制空権は韓国が手に入れた! 日本は軍事的に出る幕はない! 悔しかったら、独島(竹島)を攻撃してみろ! 日本の F-35 を、韓国の F-22 がすべて撃墜してやる!」
 日本は「ぐぬぬ」と言うことしかできない。



 [ 付記 ]
 ということは、今、日本で「 F-35 を導入しよう」と言っている人々は、韓国のスパイ(工作員)なのかもね。韓国が軍事的に対日優位に立てるように、日本の貯金をすべて F-35 で使い果たしてしまうように、仕向けているのだろう。
 これが韓国の陰謀だ。この陰謀を暴露した私は、韓国の工作員に暗殺されるかも。 (^^);
 しかし、ともあれ、現実的には、日本は F-35 を配備して、韓国の後塵を拝するようになるのだろう。かわいそうに。
( ※ 安倍首相の決断だな。韓国の敵であるフリをして、韓国のために日本を軍事的弱体化するわけだ。さすが。史上最高のスパイ。)

 この件(安倍首相がスパイである件)については、下記項目でも論じた。
  → 秘密保護法案で日本は弱体化する
posted by 管理人 at 23:24| Comment(6) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>極東の制空権
プラストンヘ(東海)の領海権もですかね?(笑)
Posted by 先生 at 2014年10月22日 07:14
韓国もF-35導入するんだが。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/18558.html

タイフーンに不具合が見つかったんだが。

http://flyteam.jp/news/article/41362
Posted by 巫女の竜 at 2014年10月22日 21:37
まずコストについて誤解があるようですけど、
当時の防衛省の選定資料では、燃料費はタイフーンが一番安いが、機体価格は候補機の中で一番高いとされております。
(機体価格と燃料費を勘案すると、F-35が一番安い)
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/12/20a.pdf

さて管理人様イチオシのF-16の価格ですが、
エジプトが24機購入(スペアパーツなど含む)の契約を2009年にしておりますが、その時の金額は32億ドルとなります。F-35よりいくらか安いですぐらいです。しかし、このF-16は最新型のBlock60ではなく、少しばかり型が古いBlock52となります。
当然最新型のF-16Block60はもっと価格が高いので、F-35と比して特段に安くならないですよ。

>>5〜10年後に、とても優秀なステルス機を導入すればいい。
とありますが、現在のところそういった機体は開発されていなので、不可能ですね。
(まさかロシアのPAK-FAや、中国のJ-20を導入しろとかおっしゃらないですよね)


F-22は既に生産ラインが閉じて、生産停止になっておりますが・・・
再生産の予定も無いですし、韓国どころかアメリカでさえ追加調達できませんよ。
Posted by ななさき at 2014年10月22日 23:37
> 当時の防衛省の選定資料では、燃料費はタイフーンが一番安いが、機体価格は候補機の中で一番高いとされております。
> (機体価格と燃料費を勘案すると、F-35が一番安い)

 情報ありがとうございました。
 どうして F35 に決まったのか不思議に思えていましたが、なるほど、こうやってインチキをやったのか! さすがに官僚というのは悪賢いという見本ですね。

 常識的には:
 F35 は 1億4800万ドル (予想) → http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20140807-00038085/
 タイフーンは 8000〜8500万ドル (ほぼ確定)  → http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1376695496/l50 (孫引き)

 この差を埋めるために、防衛省は「空中給油装置の改造のために、1機あたり7000万ドルもかかる」という珍説を繰り出した。タイフーンの本体価格と空中給油装置がほぼ同程度、というわけ。呆れる。
 ここまでひどいペテンを見たのは初めてだ。みんなあっさりだまされたんですね。

 ※ 実際には、タイフーンの空中給油装置の改造費用は、ゼロで済む。当り前だ。こんなものを改造する阿呆はいない。逆に、空中給油機の規格を変えるのだ。それが当然。これなら、変更は空中給油機の数だけだから、総額で何兆円もかかるはずがない。
 ※ なのに防衛省は、7000万ドルの140機で、合計して 10兆円もの改造費用がかかると見込んでいる。デタラメも極まる。……こういうデタラメによって、F35 に決定されたわけだ。
Posted by 管理人 at 2014年10月22日 23:55
管理人さん、こんにちは。
燃料費に対する具体的記載はリンクの資料の中には一切ないですが、不思議ですね。航空力学は全く解りませんが、タイフーンの推力はF35の半分しかないのに最大速度は高いですね。最大速度重視の空力で巡行燃費が悪いんでしょうか。
いつもミリタリー推力で飛ぶ訳ではないでしょうが、燃費で価格差を解消(縮小?)出来る程、タイフーンの燃費が悪いんでしょう(もともと戦闘機は大食いですが・・・18Lをミリタリー推力で11秒で消費とかありました)。
給油ノズルの件は、数で比較するに、限りなく少数の空中給油機のノズルを改造するのではなく、数が多い戦闘機側の受け口を変更する経費を考慮していたら憎いですね。給油機と戦闘機どちらを改造するかちゃんと書いてませんが、wikiによると自衛隊の空中給油機の機数は5機の模様です。どちらにしろ大した数ではない様に思います(2種の機を同時運用する問題はあるが)。
Posted by sara at 2014年10月23日 19:31
> 2種の機を同時運用する問題はあるが

一つの給油機に、二種類のノズルを付ければ済むので、問題は特にありません。給油機の機数も、特に増やす必要はないでしょう。

そもそも、給油機なんて、ボーイング767 に給油装置を付けただけなんだから、簡単にできちゃうんですけどね。
Posted by 管理人 at 2014年10月23日 20:28
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