( ※ 本項の実際の掲載日は 2014-10-13 です。)
青色 LED 論文(赤崎・天野・中村)
通常は有料であるが、このたび年内限定で、無償公開されている。
詳しくは下記ページで。
→ 応用物理学会
→ ワイリー・サイエンスカフェ
いずれも、特設ページで、「年内無料」と記してある。
前者は論文 10本。
後者は論文 5本。
重複は、無いようだ。
論文を探るときには、年代がヒントになる。(年代については、前項も参照。)
なお、ノーベル賞の受賞の時に紹介された論文は 16本であるそうだ。とすると、あと1本、どこかにあるのだろう。
[ 参考 ]
もう一つ、論文ではないが、中村修二のインタビュー記事がある。これも応用物理学会。
→ GaN 青色 LED,LD 実現への歩み - 応用物理学会 [PDF]
ここでは次の発言が興味深い。
藤田: TF-MOCVDのことを伺ってきましたが,思い出されて何か失敗談はありますか.
中村: 失敗と言ったら,純粋な日本の研究者で,会社のために尽くせというのを信じてきたのが,大いなる失敗ですよ.米国の教育を受けていたらこんなことはなかったと思います.青色 LEDのホモ接合ができたら,会社を辞めてベンチャーをやっていたと思います.
藤田: ホモ接合ができたとたんに,これは儲かるという感覚だったのでしょうか.
中村: いやそうは思いませんでしたが,辞める時期としてはそのころがベストだったのではということです.感覚的には,ダブルへテロができた 1992年の最初ですよ.部下の一人から「中村さん,辞めて会社興しませんか」と誘われましたが,典型的な日本人ですから.会社のためが主で,自分の給料,出世は二の次と考えていたわけです.日本の洗脳教育というか,これは日本の大きな問題です.
タイムスタンプは 下記 ↓