( ※ サッカーの雑談です。)
ACミランのインザーギ監督は、FW 3人を並べた 3トップというシステムを用いている。(4-3-3)
これは、FW 3人とも言えるが、FW ゼロで、攻撃的 MF が3人いる 0トップとも見なせる。(三人とも、純然たる FW ではなく、MF 兼 FW のタイプ。)
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0トップの特徴は、ゴール前が空いているので、他の三人が「相手DF の裏を突く」という形で、多彩な攻めができることだ。
これとは正反対のタイプが1トップ。たとえば マンチェスター・Uでは、ゴール前にファン・ペルシーがいつも貼りついていて、場所を譲らない。他の選手が来ると、「ここはオレの場所だから、おまえは来るな」と言って、突き飛ばす。
ところが、香川という選手は、ゴール前に飛び込んでゴールを決めるタイプの選手だから、ファン・ペルシーみたいな選手がいると、とても活躍できない。また、ファン・ペルシーはちっとも守備をしないで、ゴール前で居座っていることが多いから、他の選手の守備の負担が増えるし、パス回しもうまく行かなくなる。
要するに、1トップというのは昔のタイプの配備であり、0トップというのは近代的なタイプの配備である。
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これで思ったのだが、日本代表も、ザックみたいな1トップ戦術はやめて、0トップ( or 3トップ)にした方がいいだろう。
具体的に言うと、……
現状の FW をなくす。(大久保と柿谷は消えてもらう。どっちみち世界レベルではない。)
2列目は、現状では
香川 本田 岡崎
となるが、これを替えて、
岡崎 香川 本田
としたい。本田と香川は、クラブチームにおける位置にする。岡崎は、飛び込むタイプであって、どこにいてもいいから、左に行ってもらう。(ヘディングすることが多いがあ、ヘディングだったら利き足は関係ない。)
3列目は、現状では2人いるボランチを3人に増やす。
4列目は、現状通り。
この案だと、日本の弱点である守備陣(ボランチ2人と CB2人)の箇所で、ボランチが一人増える分、守備力が向上する。弱点の箇所を、数の増加で補うわけだ。
まとめて言えば、役立たずの FW をなくして、世界でもトップレベルの「岡崎・香川・本田」という三人組の攻撃に任せる。そのために、邪魔にならないように、ゴール前は原則として空けておく。(あとは三人が勝手に飛び込めばいい。)
その一方で、弱点の守備には、選手を一人増やして、質の悪さを数で補う。
ふむ。なかなか良いアイデアですな。そう思わない?
【 追記 】
あとで調べたら、次の記事があった。
アギーレ監督はシステム(フォーメーション)に関して「基本は4-3-3を考えている」と語った。
( → フットボールチャンネル )