2014年08月30日

◆ サッカーのゼロトップ

 サッカーでは FW の数を何人にするかで、1トップとか2トップとかがあるが、0トップというのもある。 ──

 ( ※ サッカーの雑談です。)

 ACミランのインザーギ監督は、FW 3人を並べた 3トップというシステムを用いている。(4-3-3)
 これは、FW 3人とも言えるが、FW ゼロで、攻撃的 MF が3人いる 0トップとも見なせる。(三人とも、純然たる FW ではなく、MF 兼 FW のタイプ。)

 ──

 0トップの特徴は、ゴール前が空いているので、他の三人が「相手DF の裏を突く」という形で、多彩な攻めができることだ。
 これとは正反対のタイプが1トップ。たとえば マンチェスター・Uでは、ゴール前にファン・ペルシーがいつも貼りついていて、場所を譲らない。他の選手が来ると、「ここはオレの場所だから、おまえは来るな」と言って、突き飛ばす。
 ところが、香川という選手は、ゴール前に飛び込んでゴールを決めるタイプの選手だから、ファン・ペルシーみたいな選手がいると、とても活躍できない。また、ファン・ペルシーはちっとも守備をしないで、ゴール前で居座っていることが多いから、他の選手の守備の負担が増えるし、パス回しもうまく行かなくなる。

 要するに、1トップというのは昔のタイプの配備であり、0トップというのは近代的なタイプの配備である。

 ──

 これで思ったのだが、日本代表も、ザックみたいな1トップ戦術はやめて、0トップ( or 3トップ)にした方がいいだろう。
 具体的に言うと、……

 現状の FW をなくす。(大久保と柿谷は消えてもらう。どっちみち世界レベルではない。)

 2列目は、現状では
     香川  本田  岡崎
 となるが、これを替えて、
     岡崎  香川  本田
 としたい。本田と香川は、クラブチームにおける位置にする。岡崎は、飛び込むタイプであって、どこにいてもいいから、左に行ってもらう。(ヘディングすることが多いがあ、ヘディングだったら利き足は関係ない。)

 3列目は、現状では2人いるボランチを3人に増やす。
 4列目は、現状通り。
 
 この案だと、日本の弱点である守備陣(ボランチ2人と CB2人)の箇所で、ボランチが一人増える分、守備力が向上する。弱点の箇所を、数の増加で補うわけだ。
 
 まとめて言えば、役立たずの FW をなくして、世界でもトップレベルの「岡崎・香川・本田」という三人組の攻撃に任せる。そのために、邪魔にならないように、ゴール前は原則として空けておく。(あとは三人が勝手に飛び込めばいい。)
 その一方で、弱点の守備には、選手を一人増やして、質の悪さを数で補う。

 ふむ。なかなか良いアイデアですな。そう思わない?

 


 【 追記 】
 あとで調べたら、次の記事があった。
 アギーレ監督はシステム(フォーメーション)に関して「基本は4-3-3を考えている」と語った。
( → フットボールチャンネル
posted by 管理人 at 23:41 | Comment(0) | 一般(雑学)2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ