太陽光パネルには、鳥の糞が付着する。傾斜があればまだしも、傾斜がないと悲惨だ。 ──
太陽光パネルには、鳥の糞が付着しがちだ。特に海際や山間で、鳥の多い地域は問題だ。この件は、前に述べた。
→ 太陽光発電の問題
現実にはどうか? ちょっと調べてみた。
まず、現実に鳥の糞が付着する例は、たくさんある。
→ 太陽光発電における最重要課題はパネルの“汚れ”
→ 屋上に上った時にこんなものを見つけてしまいました
ただし、通常は雨によって流されるので、特に問題がないという。普通の屋根でも鳥の糞は付くが、雨によって流される。それと同様だという。
→ 太陽光発電ソーラーパネルに鳥の糞が付着してます 故障の原因になりますか? 知恵袋
では、本当に安心か? よく考えると、雨で流されるためには、傾斜が必要だ。しかるに、(個人宅の屋根でなく)ビルの広い屋上に設置タイプは、平面設置だ。たとえば、これ。
→ 大阪府吹田市アパート屋上設置の太陽光発電システム
→ JA山形市本店ビル
→ 太陽光発電パネル:屋上平面設置
こういうのは、いっぱい例がある。
そのなかでも、特に気になる例があった。シャープと関電だ。これは、冒頭のリンク項目で懸念したとおり。現状はどうであるか、調べてみた。
→ シャープ亀山工場の屋上 画像
→ 関西電力堺港発電所と堺太陽光発電所 画像
画像を見ればわかるとおり、ほとんど平坦であり、傾斜はとても小さい。これでは、雨水で汚れを落とす機能は小さい、と思える。鳥の糞はいつまでも残っていそうだ。
ちなみに、シャープ亀山工場は郊外にあり、隣は山になっている。これでは鳥がたくさん飛来するだろう。
→ http://goo.gl/maps/3AQHA
関電の堺太陽光発電所は、もっと条件が悪くて、港湾部の海辺だ。これでは海鳥の糞が山のように降ってきそうだ。
→ http://goo.gl/maps/PPu4a
[ 付記 ]
ここで一句。
夏草や 兵どもが 夢のあと
をもじって、
太陽光 平面パネルは 糞のあと
【 関連サイト 】
→ 太陽光パネルについた鳥の糞( Google検索 画像一覧)
→ 漫画(太陽光パネルと鳥の糞)
2014年06月29日
過去ログ
きれいには落ちないが、大きい奴の9割ぐらいは落ちる、ということかもね。私はよく知らないが。
あと、薬剤を使うと、付着しにくくなるそうです。でも薬剤は高額だから、利益が減る。
あと、普通に考えたら表面ガラスは酸化チタン仕上げか、フッ素コートでしょうね。
自然の摂理だと思えば、物理化学的な対応策で、手間をかけず鳥糞を流し去るのが合理的ですね。
太陽光発電パネルの表面の白板強化ガラスに、光触媒製剤を塗布し、自己洗浄機能で10年以上の期間、
太陽光パネルを自動的に洗浄、帯電防止機能が働くようにすれば、太陽光パネル表面に汚れが付着しにくく
なり、綺麗な状態が保たれる。理にかなっていますね。例えば、
http://www.nanophos.jp/shield_g/
省エネ住宅(高断熱・高気密)に太陽光発電パネルを載せると、消費エネルギー=発電エネルギーとなる
「ゼロエネルギー住宅」が販売されるようになったのは、技術の進歩ですね。
省エネ住宅といえば、スウェーデンハウスや一条工務店が突出していたが、パナソニックなども基礎的な
研究を重ねて、ゼロエネルギー住宅を販売するようになったのは頼もしい。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/03/jn140331-1/jn140331-1.html
エネルギー資源の輸入は日本国にとって大きな負担になっているし、今後、その高騰は日本経済に深刻な
ダメージを与えることを考えれば。環境技術を推し進める企業には、ますます頑張ってもらいたいです。